「履歴書の日付って、いつにすればいいの?」と考えていませんか。
結論からいうと、郵送の場合は「投函日」、面接に持参する場合は「面接日」の日付を書きます。
履歴書を提出する日(手元から離れる日)と理解しておくと良いでしょう。
履歴書の日付を書く際は、これ以外にも注意点がいくつかありますので、この記事では元人事担当者の視点で履歴書の日付の書き方をまとめて解説します。
すべて読めば、履歴書の日付に関する疑問が解消するでしょう。
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1.履歴書の日付は「提出する日」を記載する
履歴書の日付は、提出する日を記載します。
提出方法 | 日付 |
郵送 | ポストに投函する日 |
面接に持参 | 面接日 |
メールで送信 | 送信する日 |
「手元を離れる日を書く」と覚えておくと良いでしょう。
履歴書を書いた日ではないので注意してください。
2.履歴書の日付を書く際の注意点
履歴書の日付を書く際は、以下の点に注意してください。
それぞれ詳しく解説します。
2-1.西暦・和暦は他の項目と統一する
西暦・和暦の表記は、他の項目と統一しましょう。
たとえば学歴の欄を「平成」と和暦で書いているならば、日付も「令和○年」と同じ形式で書きます。
同一の書類で表記がちぐはぐになっている場合、面接官にマイナスの印象を与えかねないので注意してください。
なお、表記自体は、西暦・和暦どちらでも構いません。
また、日付は「1、2、3」など算用数字で記入するのがマナーです。
2-2.日付は、添え状などの他の書類と同じにする
添え状などの他の書類と、同じ日付になるように揃えて書きましょう。
書類ごとに日付が異なっていると、「使いまわしているのではないか」と面接官に懸念されることがあります。
なお、日付が古すぎるのも同様の懸念を与えてしまいます。
履歴書を事前にまとめて作っている方などは、まれに作成日を書いたまま提出してしまうこともあるので気をつけてください。
パソコンで履歴書を作る際の注意点
パソコンで履歴書を作る際は、フォント(書体)と文字サイズの統一を意識しましょう。
フォントや文字サイズが少し異なるだけでも、全体バランスが悪くなります。
2-3.封筒の裏にも同じ日付を書いておく
履歴書を郵送する際は、封筒の裏にも同じ日付を書いておきましょう。
いつ作成された書類なのかを伝えるだけでなく、配送側のミスで到着が遅れるなどのトラブルが起きた際も、封筒に投函日が記載されていることにより、応募者のミスではないことが分かるようにするという目的があります。
日付は、封筒の左上に縦書きで書くのが一般的です。縦書きなので、和暦・漢数字で表記しましょう。
3.履歴書の日付を間違えた場合は書き直す
履歴書の日付を間違えた場合は、書き直すことをおすすめします。
履歴書は、選考時に使われるだけでなく、選考後も人事資料として企業に保管される重要な書類だからです。
二重線で訂正したり、修正テープなどを使って書き直すのはNGです。
訂正印を使うのも悪くはありませんが、粗雑な印象を与えかねないので、極力避けた方が良いでしょう。
面接官は履歴書を通して、「様式通りに書類を作ることができるか」「丁寧・慎重な性格か、あるいは雑な性格か」といった部分も見極めている可能性があるからです。
4.履歴書作成の重要な2つの視点
履歴書作成の重要な視点は、「読みやすさ」と「管理のしやすさ」です。
重要な視点1.読みやすさ
履歴書の日付の書き方に厳格なルールはなく、たとえば、日付は和暦・西暦どちらでも構いません。
ですが、同一の書類で表記が異なっていると、履歴書は一気に読みにくくなります。
そのこと自体が選考に致命的な影響を与えることはそれほどありませんが、「ビジネスパーソンとしての細かい配慮がないのではないか」のような印象につながることはあります。
できるだけマイナス要素をなくすという意味でも、書類の読みやすさは意識しておきましょう。
重要な視点2.管理のしやすさ
履歴書は選考時の参考書類となるのはもちろん、採用後の人事資料として、退職まで保管され続けます。
そのため、「管理がしやすい資料を作る」という意識もあるとなお良いでしょう。
たとえば、日付の数字は算用(1、2、3)を使うというのも、マナーに合わせて書くことで他の社員の履歴書との余計な差異がなくなり、管理がしやすくなるという意味があります。
さいごに
履歴書の日付の書き方を解説しました。
日付は、提出日を記載するのが基本です。昔の日付を書いていたり、他の書類と異なっていたりすると、「使いまわしているのではないか」のような印象を与えかねないので気を付けましょう。
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