中高年でも転職成功!転職サイトおすすめ10選と活用法

中高年 転職サイト

中高年向き求人がたくさんあり、利用しやすいおすすめの転職サイトを教えてほしいと思っていませんか?

結論から言ってしまうと、中高年の転職では求人数がもともと非常に少ないので、できるだけ数多くの良質な転職サイトと人材紹介会社に登録し、応募も同時に増やすことが成功するための重要事項です。

このページでは、私が転職エージェントとして、競争が厳しい中高年の転職でも成功させてきた経験から、以下の3つのことをご紹介します。

  1. 中高年のための転職サイトの選び方
  2. おすすめ転職サイト12選
  3. 転職を成功させる5つの転職サイト活用術

このページを読めば、転職サイトで中高年の自分でも働けそうな求人を見つけ、採用を勝ち取ることができるでしょう。

1. 中高年のための転職サイトの選び方

中高年の方が転職で成功するためには、「できるだけ多く求人を見つけるため、複数の転職サイトに登録する」ということが最重要ポイントです。

1-1. 複数サイト利用すべき理由は「中高年の求人が少ないから」

中高年のための求人は、想像している以上にとても少ないです。その理由は以下の2つです。

(1)中高年への求人は管理職や管理能力を期待した求人になる

企業から見て、40代以上の中高年の方を採用するのはその管理能力を期待してということが大半です。

しかし、多くの会社はピラミッド型の組織構造であるため、管理職などのポジションというのは非常に少ないのが現状です。

したがって、求人需要も一般社員レベルに比べれば絶対数が極めて少なくなってしまいます。

(2)中高年への待遇として給与が相応に高くなることが多い

転職は前職の給与やその人の状況を総合して給与を決めるため、中高年ともなると給与も相応に高く支払う必要が求人企業としてはあります。

そのため、提示する条件に見合うだけの人材であるのかということを求人企業はしっかりと見極めようとします。

さらに、そもそも企業はこのリスクに対して、採用する代わりにマネージメントを含めて外注した方がいいのかを天秤にかけることが多く、中高年の転職求人を出すことに消極的な企業が多いのです。

1-2. 成功のためには10サイト以上は登録する

とにかく求人数を集めて、数多く応募していくことが中高年が転職で成功するためのコツです。

具体的に、私が中高年の方の転職をお手伝いしてきた経験からしても、転職で成功する人は10サイト以上は登録していることが多いです。

例えば、「リクナビ」「マイナビ」の両方に登録しても似たような求人しかないのではと思うかもしれませんが、「リクナビにしかない求人」なども当然あるので、少しでも多く求人を探すためには両方登録すべきなのです。

2. 中高年が登録必須の転職サイト10選

転職サイトには「求人型サイト」「転職エージェント型サイト」の2つがあります。中高年での転職を成功させるためには、両タイプとも信用できて求人数の多いサイトに登録することが重要です。

注:薬剤師、看護師は専門サイトを!
薬剤師や看護師の転職はかなり専門性が高く、その分野に特化している求人を探すのがセオリーです。なので、それらを詳しくまとめた「薬剤師が使うべき転職サイト6選」「看護師が使うべき転職サイト8選」をご覧ください。

2-1. 求人型サイトおすすめ5選

求人媒体型は、サイト内に求人が一覧で表示されており、気に入った案件に対して自分で応募する形式です。転職エージェントとのやり取りがないので気楽ですが、転職へのアドバイスや面接対策は一切もらえないので、後述の「転職エージェント型サイト」も併せて登録しましょう。

必ず登録すべきは下記の5つです。求人数も多く、転職成功者の多くが利用する信用できるサイトだけをご紹介します。

(1)リクナビNEXT

リクナビネクスト

リクナビNEXT』は、転職業界最大手のリクルートが運営する求人型サイトです。

求人件数も首位で(具体的な数値は非公開)、会員数については約1,200万人、2番手が800万前後と言われていますから、国内での優位性は圧倒的No.1です。

年収600万円を超えるようなハイクラス人材であれば、『リクルートダイレクトスカウト』がおすすめですが、年収600万円に満たない方であれば、すべての人におすすめできる転職サイトです。

公式サイトから登録する:
https://next.rikunabi.com/

(2)doda

doda(デューダ)|求人情報・転職サイト

doda』はパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する、顧客満足度No.1(2023年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職サイトです。

案件の質ではリクナビNEXTに劣りますが、求人の幅広さや、面接対策・職務経歴書の実践的なアドバイスの評判は非常に高く、20代から非常に高い評価を受けています。

登録後に連絡が来るので、『転職するかどうか迷っているので、アドバイスを頂けないでしょうか』と伝えて、気軽に一歩を踏み出してみましょう。

doda公式ページ:
https://doda.jp

(3)マイナビ転職

マイナビ転職

『マイナビ転職』は、転職業界でリクルートと並ぶ最大手であるマイナビが運営する求人型サイトです。

近年は特にリクナビに負けじと営業力を拡大して求人を増やしているので、こちらも登録しておきましょう。

マイナビ転職公式ページ:
https://tenshoku.mynavi.jp/

(4)Type

Type
『Type』は、東証一部上場の株式会社キャリアデザインセンターサイトが運営する求人型サイトです。

求人数はもちろん、サイトの操作性が非常に高くリクナビNEXTと同様の人気度です。

@type公式ページ:
https://type.jp/

(5)日経転職版

日経転職版

『日経転職版』は、日経新聞社グループの日経HRが運営する求人型サイトです。

日経新聞という大きなブランドがあるため企業側からの信頼度がとても高く、幅広い業界の大手企業・有名企業の求人が多いです。

日経転職版公式ページ:
https://career.nikkei.co.jp/

2-2. 転職エージェント型サイトおすすめ5選

転職エージェント型は、担当のコンサルタントから面接対策などアドバイスをもらいながら転職活動ができる形式です。

特筆すべきは、転職エージェント型では転職サイトの求人にはない非公開求人を紹介してくれることです。

必ず登録すべきは下記の5つです。求人数も多く、転職成功者の多くが利用する信用できるサイトだけをご紹介します。

(1)リクルートエージェント

リクルートエージェント

『リクルートエージェント』は、転職型エージェントの中で取り扱っている「求人数」も「転職決定実績」も日本一で、名実共に長年トップに君臨しています。

転職エージェントの中でも一番最初に登録しましょう。

注:
現在管理職以上の地位についている、あるいは専門知識や技術を要する高収入の仕事をしており、その上でさらにキャリアアップを目指しているなら、同じくリクルートが運営する「リクルートダイレクトスカウト」へのご登録もおすすめです。
こちらは、「年収800万円以上の挑戦するエクゼクティブ限定」で超収入な案件を取り揃えているので、さらなるキャリアアップにはこちらを選択するのがいいでしょう。

(2)パソナキャリア

パソナキャリア_新キャプチャ画像

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです

運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。

Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。

親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプラン女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。

パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢有用な提案を受けることができるでしょう。

さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。

現年収600万円以上なら『パソナキャリア』のハイクラス向けサポートがおすすめ

パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)があります。

取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。

パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。

既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう

(3)doda

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

特に、幅広い属性から利用されており、求人数も豊富なので、40代以上の方であってもおすすめできます。

地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

dodaエージェント公式サイト:
http://doda.jp/

(4)type転職エージェント

type転職エージェント

type転職エージェント』は、20代後半~30代前半を中心に実績が豊富な総合転職エージェントです。

サポート範囲は、一都三県のみですが、未経験OKの案件を多く保有しているため、職歴に自信がない方も気軽に相談してみましょう。

また、女性の求職者に特化した『type女性の転職エージェント』を運営しており、20代30代を中心に高い満足度評価を得ているので、女性にもおすすめです。

公式サイト:
https://type.career-agent.jp

3. 求人型サイトを使いこなすための3つの秘訣

中高年での転職は過酷ですが、下記の3つの秘訣を実践することで高確率で難関の書類選考を通過することができるでしょう。

3-1. 毎週20社以上に応募する

20社以上応募というとそんなに出さないといけないのかと思うかもしれませんが、それくらい書類選考が厳しいので手数を多く出さないといけないのです。

なぜそんなに書類選考が、中高年の求人は数が少ないわりに、求人に対して応募者が殺到するので非常に高いレベルでの競争になりやすいからです。

なので、2章で登録をおすすめしたサイトを活用して、20社以上の応募をがんばりましょう。

3-2. いい案件はすぐに応募する

ネット上に公開されている件数が少ない上に、掲載期間が短いです。

これは、中高年の求人が非常に人気のあるものだからです。

案件により異なりますが、求人をオープンしたその日に200〜300人は応募がある場合があります。

少しでも良いと思ったら、まずは応募しましょう。

3-3. 求人を探すときは「中高年」ではなく「40代」「50代」と検索する

求人型サイトで中高年の求人を探すときには、必ず「中高年」ではなく「40代」「50代」などのキーワードで検索しましょう。

なぜなら、下図のように「中高年」というキーワードで検索して、該当する求人数はとても少ないからです。

一方、「40代」「50代」で検索すると「中高年」で検索するよりも10〜20倍の該当求人を見つけることができます。

中高年転職サイトのコツ

4. 転職エージェント型サイトを使いこなすための2つの秘訣

転職エージェント型サイトを使いこなすための秘訣は、次の2つです。

4-1. 転職エージェント型サイトへの登録では2つの極意を実践する

(1)登録情報はこまめに更新する

登録情報の一部でも更新すると、紹介会社の登録者管理画面でリストの上位に表示されるケースが多いです。

転職エージェント型の会社は、登録者管理画面から情報を収集しているため、この作業が非常に大事になるのです。細かいですが、マメに行いましょう。

(2)キーワードを散りばめる

登録情報に「キーワード」を散りばめることで、紹介会社のコンサルタントの目にとまる確率が高くなるのでおすすめです。

具体的に例をあげると、営業に携わっていた人なら「法人営業」「営業戦略」「XX業界」など営業に関係するキーワードを登録情報に入れておきましょう。

4-2. 10社のコンサルタントと関係を築く

転職エージェントを利用する最大の目的は、求人サイトにはない非公開求人を入手することなので、10社程度の多くのコンサルタントと良好な関係を築きましょう。

そのためには、3つのステップがあります。

Step1. 登録後すぐに紹介会社に電話をする

登録して待っていても電話がこないケースもありますので、登録したら紹介会社に電話をしましょう。

会話例:
「先ほど登録した◯◯と申します。ぜひ直接ご相談したいので、お時間をいただけないでしょうか?」

なぜかというと、転職エージェントは意欲が高い人には親身に対応してくれます。

登録者が本気で転職活動をして早く採用が決まった方が、採用時に紹介料を受け取る彼らの利益にもなるからです。

Step2. コンサルタントと顔なじみになる

会ってくれるコンサルタントが見つかったら、さっそく訪問しましょう。

そのときに重要なのは、コンサルタントと「顔なじみ」になることです。基本的には転職への熱意を伝えつつ、あまり飾らずに自分の気持ちを素直に伝えて知ってもらいましょう。

Step3. 連絡がなくても週1度は連絡をとる

継続的に連絡を取り続けることがなによりも重要です。

なぜなら、連絡を取り続けないと順番が回ってこない仕組みになっているからです。

どういうことかというと、新しい求人の案件が人材紹介会社に舞い込むと、多くのコンサルタントは登録者リストを直近の順にたどり候補者を探します。しかし、登録から数週間と経ってしまえばどんどんリストの下方に追いやられてしまいます。

更新日

コンサルタントは業務量も多く、1つの案件に対して100人の応募などはざらにあります。その中でも直接話したことのある登録者は印象も違うので、声がかかりやすくなります。

4. 転職サイト以外の選択肢も組み合わせると◎

中高年の転職では、とにかく応募する求人数が重要なので、転職サイトの活用以外にもできるだけ案件に触れることが転職成功のためには重要です。

具体的には、以下のような選択肢も同時に取り入れるとよいでしょう。

  • 求人誌の活用(『TOWN WORK社員』など)
  • 公的機関からの情報収集(ハローワーク、人材銀行など)
  • 人脈を活かした求人探し

これらを転職サイト以外にも同時進行で活用することで、多くの案件に応募することができ、結果転職の成功率も上がることでしょう。

5. まとめ

中高年の転職はまさに熾烈な争いです。その過酷だということを理解し、本気で取り組むだけでも周りを一歩リードすることができます。

そして、まずはご紹介した10の転職サイトに登録し、コンサルタントとの関係を築きましょう。

・登録すべき求人媒体型サイト

『リクナビNEXT』『マイナビ転職』『Type』『日経転職版』『イーキャリアJobsearch』

・登録すべきエージェント型サイト

『リクルートエージェント』、『パソナキャリア』、『doda』『マイナビエージェント』、『type転職エージェント

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。