「中途採用で、シマノに転職しようかな…?」と考えていませんか?
いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。
加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、シマノへの転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。
このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、シマノへの転職についてご紹介します。
- まとめ|シマノの特徴と転職のポイント
- シマノの企業情報
- シマノの採用情報
- シマノの求人情報
- シマノに関する口コミまとめ
- シマノへの転職を成功に導くたった1つのコツ
- シマノ転職で必ず登録すべき転職サイト5選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたがシマノへ転職すべきか判断できるとともに、シマノへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
目次
1. まとめ|シマノの特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「シマノに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
シマノの特徴
- 自転車部品や釣具などの世界的な大手メーカーで、自転車部品が売上の約8割を占める
- 海外事業が売上全体の約9割を占め、海外派遣のチャンスも多いため、海外志向の人にもおすすめ
- 社員の仲が良いという声や、自転車や釣りが好きな人はやりがいを実感しやすいという声も目立つ
- 平均年収は826万円で、同業の中では高めで、給与に満足している人は多い
- 平均残業時間は20〜30時間で、全体としてワークライフバランスはとりやすい印象
- 男女関係なく活躍できる環境で、産休育休をとって長く続ける女性も多い
シマノへの転職のポイント
- 中途採用は随時行なっている
- 「事務系」「技術系」ともに専門職ポジションでの採用がほとんど
- 非公開求人も紹介してもらえるように、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ
2. シマノの企業情報
概要 | |
本社所在地 | 大阪府堺市堺区老松町3丁77番地 |
代表者 | 代表取締役社長 島野容三 代表取締役副社長 角谷景司 |
設立 | 1940年1月29日(1921年創業 島野鐡工所) |
資本金 | 356億円 |
売上 | 1911億円(2017年12月期) |
従業員 | 1299名(2017年12月) |
事業内容 | 自転車部品、釣具、冷間鍛造品、ロウイング関連用品等の製造販売 |
2-1. 事業内容
シマノは、1921年に創立された自転車部品や釣具の世界的な大手メーカーです。
競技用から生活用まで自転車部品(変速ギアなど)において世界シェア8割以上を占めている他、世界有数の自転車レース「ツール・ド・フランス」の出場者にも愛用者が多いです。
シマノは「バイシクルコンポーネンツ(自転車部品)事業」を主力として、「釣具事業」など以下4つの事業を展開しています。
ちなみに、主力の「バイシクルコンポーネンツ事業」は売上の約8割を占め、足元の業績は堅調です。海外売上比率は約9割で、海外市場がメインです。(欧州が約4割、アジアが3割強、北米・日本がそれぞれ約10%)
2-2. トップメッセージと事業計画
シマノのトップメッセージでは『価値創造企業を目指して』と掲げているように、同社のミッションは『人と自然のふれあいの中で、新しい価値を創造し、健康とよろこびに貢献する』です。
シマノには「チームシマノ」という言葉があり、文化や言語の違いを超えて全員一丸となって、最高品質を追求する精神があります。
また、自転車の世界的大会である「ツール・ド・フランス」のサポートをはじめ、国内でも自転車レースなどを主催しています。その他にも、サイクリングや釣りなども文化の1つと捉え、ウェア・シューズ・バッグなどのアウトドア関連商品も広く扱っています。
2-3. グローバル展開
シマノは、アジアや欧米を中心に50の拠点を持ち、海外売上は会社全体の約9割を占めています。
もともと1973年に海外に生産拠点を構えるなど、海外事業を積極的に展開してきました。さらに、販売拠点も着実に広げてきているため、事務系・技術系を問わず海外派遣のチャンスは多いです。
以上のように、海外メインの会社で、海外派遣のチャンスも多いため、海外志向の人にもおすすめします。
シマノ企業HP:https://fishing.shimano.co.jp
見るべきポイント 事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。 採用情報 「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。 会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。
3. シマノの採用情報
世界シェアNo.1の自転車部品メーカーなのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、シマノの採用情報についてお伝えします。
3-1. シマノの採用職種
現在、シマノの採用HPでは以下の通り、「事務系」「技術系」ともに中途の募集があります。
区分 | 職種 | |
事務系 | 管理部門 | 知財業務、人材開発、総合職 |
技術系 | 開発設計 | ファームウェア、アプリケーション企画・マネジメント |
生産技術 | 電気、機械 | |
ダイキャスト (金型鋳造) |
生産業務、金型業務 | |
管理部門 | 社内SE業務 |
上記のように様々なの求人がありますが、その他の職種でも今後募集される可能性は十分にあります。
そのため、転職を検討している人は採用HPや大手転職エージェント等から随時情報収集しておくことをおすすめします。
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 : 600〜700万円
社員の平均年収 : 826万円(平均年齢39.8歳)
シマノの平均年収は826万円で、業界の中ではかなり高めと言えます。給与は年功序列で、給与に満足している人が多数でした。
また、残業代はしっかり支給され、福利厚生も一般の大企業並みに完備されています。
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:20〜30時間
シマノの平均残業時間は【20~30時間程度】で、競合などと比較してもほぼ同程度と言えます。
全体としては、有給も取りやすく、ワークライフバランスをとりやすいという声が多数でした。
ただし、自転車の開発・購買など、部署によっては残業が多い部署もあるようです。そのため、もし転職を検討する際は大手転職エージェントに確認することをおすすめします。
3-4. 中途採用メッセージ
採用HPでは中途向けメッセージは見当たりませんでしたが、「求める人物像」として『好奇心を持ち、視野を広げ、高い目標に挑戦していく人を』と挙げています。
シマノは自転車部品で世界シェアNo.1メーカーで、ものづくりにこだわり抜いている会社です。中途採用者を育成する雰囲気はなく、「即戦力」として期待されている声も目立ちました。
そのため、中途採用においては、自転車、釣りなどに関心があることはもちろん、世界トップクラスの製品にどのような新しい付加価値を創造できるのか、前職までの実績やスキルをもとにしっかりアピールすることも重要と言えます。
※シマノの採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
- 企業採用HP:シマノ、職種一覧
- グループ会社:採用情報(海外拠点)
4. シマノの求人情報
シマノへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?
現状、大手転職サイトでは中途採用の募集は見当たらないため、シマノの企業HPの求人をこの後すぐ紹介します。
数少ない求人を得るためには・・
シマノは中途採用を積極的には行なっていない印象でしたが、実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします。
もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため、数少ないシマノの求人を得られる可能性が増えます。
さらに、シマノの他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。
4-1. 技術系は「知財業務、人材開発など」の求人あり
中途採用ページでは、事務系としては『知財業務、人材開発、総合職』の職種で募集がありました。主なポイントをまとめると以下の通りです。
職種 | 主な業務内容 | 必須条件 |
知財業務 | 自転車部品の特許出願・権利化など | 同業務の経験3年以上、TOEIC600点以上 |
人材開発 | 人事企画・制度設計・導入・運用まで幅広い業務 | 人事業務を5~10年程度経験 |
総合職 | 本人のキャリアを考慮して、職種が打診される | (なし) |
いずれも年収は、経験や能力に応じて決定されます。具体的な希望職種が見当たらない場合でも、”総合職”として応募することができます。
4-2. 技術系は「開発設計、生産技術、金型業務、社内SEなど」の求人あり
中途採用ページでは、技術系としては『開発設計、生産技術、金型業務、社内SEなど』の職種で募集がありました。
上の職種のポイントをまとめると、以下の通りです
職種 | 主な業務内容 | 必須条件 |
開発設計 | 自転車関連のサービスやアプリケーションの企画・マネジメント | 同業務の経験 |
生産技術 (機械) |
自動化設備の立ち上げや、機械部品の設計など | 同業務の経験 |
金型業務 | 金型のメンテナンス(交換、組付け、摺動部の可動確認作業など) | 金型メンテナンスの業務経験 |
社内SE | システム導入、社内ネットワークの設計、構築、運用 | 同業務の2〜3年の経験 |
いずれも年収は、経験や能力に応じて決定されます。上の職種以外にも、「生産技術(電気)、生産業務」などの職種で中途の募集があります。
5. シマノに関する口コミまとめ
内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、シマノの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。
シマノに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
コメント | |
給与・福利厚生(待遇) |
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仕事のやりがい・成長 |
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人間関係・社員の雰囲気 |
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その他 |
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5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与は年功序列で同業の中では高めという声も多く、満足している人が多数でした。
年収の目安は30歳前後で約700万円、40代で1000万円程度です。また、賞与は業績連動で、年収に占める割合が大きいという声も目立ちました。
また、福利厚生については一般の大企業並には完備されており、独身寮・社宅がある他、自転車通勤者のためのシャワー室もあります。
5-2. 仕事のやりがい・成長
自転車や釣りが好きな人であれば、やりがいを実感しやすいという声が目立ちました。
また、若手のうちから一定の裁量を与えて任せる風土があるため、成長を実感している人も多い印象でした。
ちなみに、「中途採用者が活躍している」という声も多いため、新卒・中途関係なく上司や同僚からサポートも得られやすいと言えます。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
もともと自転車や釣りが好きな人も多いこともあり、穏やかな人が多く、社員同士の仲も良いと印象でした。
また、技術系の会社なので、ユーザー目線でよいものをつくりたい人が多いという声ありました。
ただし、人事制度がやや曖昧で上司によって大きく左右されるという声も目立ちました。そのため、上のポジションを目指したい人は、上司と良い関係をつくることが重要と言えます。
※シマノを志望する人におすすめな他の企業は?
シマノが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- グローブライド株式会社
- 株式会社がまかつ
- 株式会社クボタ
- 株式会社島津製作所
- ダイキン工業株式会社
- オムロン株式会社
6. シマノへの転職を成功に導くたった1つのコツ
シマノに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
シマノへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
- 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
- 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、シマノの非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. シマノ転職で必ず登録すべき転職エージェント5選
シマノへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
シマノ志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- シマノに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- シマノ以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
登録必須度 | 特徴 | |
リクルートエージェント | 全員必須◎ | 業界最大手で求人数No1。大企業への転職実績多数。 |
doda | 全員必須◎ | 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。 |
マイナビエージェント | 20,30代なら◎ | 業界最大手で親身なサポートから満足度が高い |
パソナキャリア | 初めて転職は◎ | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
リクルートダイレクトスカウト | 外資・技術系は◎ | ハイクラス求人数No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 親身なサポートを得たい方は『マイナビエージェント』も合わせて登録
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- ハイクラス求人をお探しの方は、『リクルートダイレクトスカウト』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
7-3. マイナビエージェント|都心で人気
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
7-4. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
7-5. リクルートダイレクトスカウト|ハイクラス求人No.1
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。
レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
8転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
9【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
さいごに
シマノでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
シマノへの転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。
ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知る・シマノ転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
シマノ転職に強く、必ず登録すべき転職サイト5選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。