「転職会議の口コミは本当のことが書いてあるの?」「転職会議に書いてある情報はどこまで信じればいい?」などと、お悩みではないですか?
結論から言うと、転職会議には嘘の情報も混ざっていますが、他のインターネット上の情報よりは信憑性が高いと言えます。
今回は転職のプロとして多くの悩みを解決してきた筆者が、転職会議の評判から有効な活用方法まで以下の流れで説明します。
<目次>
このページを全て読めば、転職会議の口コミの信憑性と有効な活用方法を知ることができます。
目次
1. 転職会議の信憑性に疑問の声もある
転職会議は口コミサイトとして様々な信憑性向上の施策を講じてはいるものの、運営側は情報の正しさを判別することができません。
ですので、情報の質はインターネット上の情報レベルに留まり、100%事実だけが載っている保証はありませんでした。
本章では、以下の流れで転職会議の情報の信頼性を、他のインターネット上の情報サイトと比較しながら解説します。
1-1. 調査から分かった評判
調査によると、転職会議には「本当のことが書いていた」という意見と「嘘の情報が載っている」とのネガティブな意見が同じ割合で見受けられました。
HPを調べてみると、転職会議は寄せられた口コミの事実確認を逐一行っているとは記載しておりませんでした。
ですので、ユーザーが上手く嘘の口コミを投稿することも可能ですし、その情報が事実かどうかは転職会議側も分かっていません。
以下で、口コミが本当だった例と、口コミが嘘だった例を順にご紹介していきます。
まず、「口コミが本当だった」という意見をご紹介します。
実体験したことと同じことが書かれていた
出典:Twitter
書かれていた会社の口コミがまさにそうだった
出典:Twitter
次に、「口コミが嘘だった」という意見をご紹介します。
高評価に騙されて失敗
出典:アンケート
口コミが少なくてヤバさが見抜けず
出典:アンケート
自社の口コミを見ると嘘だらけ
私の会社、良く書かれすぎ
私の会社、よく書かれすぎ。
こんなの信じてはいけないなあ。
以上の意見から、嘘の情報も少なからず混ざっているという事実が分かりました。
しかし、次に説明するように、転職会議側も情報の信頼性を高めるために様々な対策を行っています。
1-2. 転職会議側の対策
転職会議は掲載する口コミの信憑性を高めるために、以下の2つの対策を講じています。
- 『口コミ投稿ガイドライン』を作成している
- 口コミ投稿後の削除は受け付けない
転職会議は『口コミ投稿ガイドライン』を制定し、口コミの質を向上させる取り組みをしています。
具体的には、投稿する口コミに関して以下の5つに当てはまる投稿は削除されるというルールです。
- 個人を特定できる・役員の私生活に関する投稿
- 誹謗中傷を意図した言葉遣い・内容の投稿
- 憶測や伝聞など、事実確認が困難な投稿
- 誇張した表現・断定的な批判をする投稿
- ビジネスマナーに反する表現等の閲覧者が不快に思う投稿
また、転職会議では、口コミ投稿後の削除は受け付けていません。
退会した後も口コミはサイト上にのこるので、ユーザーが安易に誹謗中傷や嘘の口コミをしないような仕組みです。
以上のような対策を取っているので、全く身元の分からないインターネット上の情報よりは質の良いものを掲載していると言えます。
1-3. 口コミサイトと「知恵袋」「2ch」の比較
結論から申し上げると、転職会議のような口コミサイトは他のインターネットの情報より信憑性が高いと言えます。
なぜなら、サイトの特性上ユーザーが事実に基づいた正しい情報を投稿しようと思う仕組みが整っているからです。
以下、各サイトの仕組みをもとにメリット・デメリットを表にしました。
メリット | デメリット | |
転職会議 |
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Yahoo知恵袋 |
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2ch |
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他のサイトより詳細なプロフィール登録が必須な転職会議のユーザーは、自身の体験を元にした口コミを投稿します。
しかし、Yahoo知恵袋や2chは匿名性が高く、簡単に投稿の削除が可能なので、安易に誹謗中傷や嘘の情報も投稿しやすいです。
また、企業の評判に特化した転職会議のような口コミサイトの方が企業に関する情報量も多いので、企業の内情を知るには専門の口コミサイトの利用をおすすめします。
2. インターネット上の情報を見極めるポイント
以上で説明してきたように信頼性の高い情報を掲載してはいますが、インターネットの特性上、嘘が混ざっている可能性もあり、利用者が信頼できる情報を見極める必要もります。
ですので、以下のポイントを踏まえて情報を見極めるようにしましょう。
情報を見極める3つのポイント
1.主観的な意見と客観的な事実を見分ける
転職会議には、投稿の信頼性を確保するためのガイドラインがありますが、投稿内容には制限がありません。
つまり、実際は事実と異なっていても、個人的に感じた感想等も投稿が可能なのです。
そこで、口コミサイトの投稿全般に言えることですが、主観的な意見と客観的な事実を見分けることが重要になります。
主観的な口コミの例 |
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客観的な口コミの例 |
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以上のように、具体性をもって書かれていると判断できる情報は信頼性も高いです。
2. ネガティブな意見が多いと理解する
転職会議に口コミを投稿する人は、転職を考えている人や転職済みの人がほとんどです。
キャリアアップの為だけでなく、前職に不満をもって転職する方も多いので、どうしてもネガティブな意見が多くなります。
ですので、ネガティブなことが書かれているのが普通、と考えておくといいでしょう
3. 複数の情報と見比べる
いくら信頼性が高く客観的な意見であっても、すべて鵜呑みにして転職活動をすすめるのは危険です。
なぜなら、あなたの目で確かめた事実ではないからです。
企業の実情を知るには、実際に面接に行って企業の雰囲気を確かめることが確実です。
実際に面接に行けない場合は、偏った意見に惑わされないためにも、他の口コミサイトの投稿も参考にすると良いでしょう。
5章『他口コミサイトとの比較して』に、転職会議と併用すべき企業口コミサイトを紹介しているので、気になる方は利用して見てください。
3. 転職会議を利用するときの注意点
比較的情報の信頼性が高く、多くの転職者に利用されている転職会議ですが、利用に際して注意すべき点があります。
転職会議を利用する際の注意点
口コミ閲覧期限が決まっている
無料会員登録の場合は、登録後48時間で限られた件数の投稿しか見ることができません。
全ての口コミを見るための方法に口コミパス購入と口コミ投稿の2つがありますが、どちらも39日間という制限があります。
詳しい利用方法については、4章『4-2. 利用方法』で解説しています。
スカウトやオファーが大量に届く場合がある
転職会議に登録すると、たくさんの転職オファーが来る場合があります。
メール多くてだるい
設定いじるのもだるい…転職会議の方は転職せんしなぁ…笑
レビュー見たいだけやねん…笑
企業紹介してこんで欲しい笑
出典:Twitter
転職会議は転職エージェントサービスを行って利益を出しているため、より多くの利用者にサービスを利用して転職して欲しいからです。
口コミだけを見たい方は、メールでスカウトを受け取らないように設定しておきましょう。
4. 転職会議の仕組みと利用方法
では、転職会議とはそもそもどんなサイトなのでしょうか。
本章では、転職会議のサービス内容と利用方法をご紹介します。
4-1. 転職会議でできること
転職会議登録後に利用できるサービスには、大きく以下の4つがあります。
では、それぞれ説明していきます。
約300万社の企業口コミ情報の閲覧ができる
転職会議は約300万社の口コミを利用できるほか、「2chまとめ」「評価」「社風」「ホワイト/ブラック診断」と言った情報もチェックすることができます。
約22万件の求人を検索できる
登録時に記載したプロフィール情報を基に、自分に適した求人を検索することもできます。
さらに、企業から直接オファーが来る「スカウトサービス」もあり、他転職エージェントに引けを取らないサービスです。
また、求人数は約22万件で、他口コミサイトの求人数と比べると比較的多い方と言えます。
このように、転職会議は求人の掲載や提供を行う転職サイトのような側面を持ちます。
ですので、より多くのユーザーに転職会議を通じて就労してもらうために、2章で紹介したようなオファーが大量にくる事例が発生しているのです。
実際に働く人の年収をチェックできる
転職会議の「年収まとめ」というサービスでは、転職会議に投稿された社員・元社員の年収データを集計して公開しています。
転職活動中に最も気になる情報の1つである年収を知ることができるため、とても人気のサービスです。
年齢ごとの平均年収の推移や、会社ごとの年収など細かなデータも確認可能となっています。
IT・web業界に特化した転職エージェントサービス
レジュメ添削、面接対策の実施、年収交渉、すべて専任のコンサルタントが担当してくれる無料サービスも実施しています。
【補足】転職会議を運用する株式会社リブセンス
この口コミサイトを運用するのは、複数の転職メディアを運用する「株式会社リブセンス」。
代表的な人材領域サービスは以下の3つです。
- 転職会議同様口コミによる企業情報の透明化とマッチング率向上を図る「就活会議」
- ITエンジニア向けの競争入札型転職メディア「転職ドラフト」
- 成功報酬型でより多くの案件から職を探せる「マッハバイト」「転職ナビ」
4-2. 利用方法
転職会議の利用方法には以下の3つがあります。
それぞれ口コミ閲覧可能期間や利用料金が違うので、自分に合った方法で利用しましょう。
無料会員登録
無料会員登録のステップは以下の通りです。
- メールアドレスを登録
- アンケートを記入
- メールに送られてきたURLをクリックして承認
転職会議のホームページから登録フォームに飛ぶと、以下のような画面になります。
まずは、この画面でメールアドレスとパスワードを登録します。
次に以下のように、職歴・学歴・希望年収や希望職種などのアンケート項目に答えます。
全て回答が終わると、メールアドレスの認証画面に飛びます。
メールアドレス認証後、自身のアドレス宛にURLが届きますのでクリックして、登録を完了させて下さい。
以上で無料会員登録は完了です。
メール認証後48時間は、企業ページにある「評判」の項目から上10件のみ口コミを閲覧することができます。
有料会員登録
ここからはサイト内の全ての口コミを閲覧できる利用方法をご紹介します。
有料会員登録といっても、改めてアンケートフォームを埋める必要はありません。
全ての口コミを閲覧するためには「口コミパス」を有料で購入することが必要なのです。
購入後は980円で39日間、口コミ見放題になります。
購入方法はクレジットカード決済のみで、キャンセル・返金はできませんのでご注意下さい。
口コミ投稿
口コミを見る為だけにお金を払うことに抵抗がある方におすすめなのは、自身で口コミを投稿するという方法です。
1つの口コミを投稿すると、パスが発行され「39日間」口コミが無料で見放題になります。
正社員だけでなく「契約社員やアルバイト、インターンシップ」などで働いていた場合も投稿が可能です。
4-3. 口コミ投稿の注意点
口コミを投稿することで、利用の幅が大きくなる転職会議ですが、投稿の際にも以下の注意点があります。
口コミ投稿の注意点
投稿内容の修正・削除は自分でできない
1章で説明したように、転職会議のガイドラインによると、現在は口コミの削除依頼を受け付けていません。
一方修正は、問い合わせフォームから依頼することになります。
しかし、必ず応じてもらえるとは限らないので、慎重に投稿しましょう。
身元がバレる可能性がある
投稿した場合に個人情報がバレることはありませんが、あまりに具体的な内容を書き込むと、個人を特定される可能性があります。
情報の信頼性を確保するためにも、口コミはある程度具体的に書く必要がありますが、注意は必要です。
特に、部署や勤務地、業務内容に関しては、十分に吟味してからの投稿をおすすめします。
訴訟に発展するケースがある
過去には転職会議に投稿された企業に対する悪評価の口コミをめぐって、民事訴訟にまで発展したケースもあったそう。実際にその後、当該投稿者の口コミは削除されました。
この噂から、事実であっても企業にとって不利益な内容であれば投稿が消されてしまう、という懸念があるようです。
口コミを投稿する際は、事実に反しない内容を表現に気を付けて書くようにしましょう。
5. 他口コミサイトとの比較
転職会議のほかに、企業口コミを閲覧できるサイトは沢山あります。
多くのサイトは口コミ閲覧サービスと同時に、求人紹介サービスも行う形をとっています。
以下に紹介する他サイトと比較する際は、求人の多さや登録企業の傾向などを総合的に判断しましょう。
転職会議 | open work | カイシャの評判 | キャリコネ | |
登録企業数 | 17万社 | 15万件 | 71万件 | 62万社 |
口コミ数 | 300万件 | 不明 | 320万件 | 不明 |
求人数 | 22万件 | 9万件 | なし | 23万件 |
料金 | 一部有料 | 一部有料 | 完全無料 | 完全無料 |
以上の表からも分かるように、口コミ数や求人数は各サイト毎にばらつきがあります。
サイトによっては、「外資や日系大手が多い」「中小企業の口コミが多い」などの特徴があるので、自身のキャリア志向に合わせて各口コミサイトを活用しましょう。
以下に、各サイトの詳しい情報をまとめました。
1. Open Work (旧:Vorkers)
転職会議と並ぶ大手口コミサイトで、現・元社員の口コミ閲覧から求人サービスまで手がけています。
転職会議と比べて外資や日系大手企業の口コミが多いのが特徴で、「風通しの良さ」「待遇面の満足度」など8つのオリジナル指標で、評価を図式化しています。
また、すべての社員の口コミを閲覧するには、自身も口コミを投稿することが必要になります。(※アルバイト・派遣社員を除く)
公式サイト:
https://www.vorkers.com/
2. カイシャの評判
カイシャの評判は日本最大級の会社口コミサイトで、大手人材会社「エン・ジャパン」によって運営されています。
比較機能があり、気になる企業同士の比較・分析レポートを見ることができるのも魅力です。
投稿された口コミはすべて事務局がチェックしているため、比較的信頼性が保証された口コミサイトと言えそうです。
公式サイト:
https://en-hyouban.com/
3. キャリコネ
キャリコネは他転職口コミサイト同様、現・元社員による口コミを閲覧できるサイトです。
求人サービスのほか、転職に役立つ記事なども閲覧できるようになっています。
過去の面接で聞かれた質問内容を閲覧できるようになっているため、転職活動の対策にとても有益です。
公式サイト:
https://careerconnection.jp/
6. 転職を成功させるおすすめエージェント7選
ここまでお伝えしてきた情報を踏まえると口コミサイトはあくまで主観的な評価に留まるため、慎重に判断するための材料として利用することが賢いと言えそうです。
また、転職会議は口コミサイトであるため転職活動サポートは受けられません。
転職をお考えの際には、以下で紹介する転職エージェントとの併用をお勧めします。
このページでは、様々なニーズに応えられるように異なる強みを持つエージェントを幅広く選定しました。
- マイナビエージェント|転職に慣れない20代におすすめ
- パソナキャリア|サポート充実で満足度No.1
- doda|業界最大級の転職エージェント
- type転職エージェント|首都圏に強い
- リクルートダイレクトスカウト|ハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイト
- ハタラクティブ|既卒・フリーターの転職実績No.1
- DYM就職|全国相談可能。取引実績も多数。
マイナビエージェント|転職に慣れない20代におすすめ
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
パソナキャリア|サポート充実で満足度No.1
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
doda|業界最大級の転職エージェント
7.そもそも転職エージェントを使うべきたった1つの理由
転職エージェントを使うべきたった1つの理由は、『転職の成功確率がずっと高いため』です。
実際、転職エージェントへ登録することによって以下2点の恩恵を受けることができます。
- メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
- メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる
では、順にご説明します。
メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
転職エージェントを利用することで、様々な求人を見ることが可能になります。
例を挙げると、リクルート社が運営する『リクナビNEXT(転職サイト)』と『リクルートエージェント(転職エージェント)』では求人数を比較すると、転職エージェントの方がより多くの求人を保有していることがわかります。
さらに、転職エージェントで一般公開している「公開求人」のみならず、「非公開求人」まで見ることができるので、幅広い求人を見たいのであれば、必ず登録すべきだといえるでしょう。
事業戦略上、表立って募集はできないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する内容のもので、給与やポジションなどがハイグレードであるという特徴があります。
非公開求人も見ることで、ご自身の希望する労働条件や職場を見つけられる可能性がグッと上がります。
メリット(2) 転職のプロからサポートを受けることができる
この章では、転職エージェントがしてくれる『4つのサポート』について紹介をしていきます。
選考前から入職後まで、とにかく手厚いサポートを無料で行ってくれます。
反対に転職エージェントを使わずに転職をすると各ステップで非常に苦労するので、そこも合わせて説明していきます。
STEP1. 面談(希望条件などのすり合わせ)
転職エージェントに登録をすると、担当者が連絡をしてくれます。
そして、その後時間を合わせて、対面もしくは電話で面談を行い、「転職しようか迷っている」レベルの相談から「こんな職場に転職したい」などのヒアリングまでを行ってくれます。
また、あなたの希望に応じて、その後求人をガンガン紹介してくれるようになるので、以下のような譲れない条件があれば,ここでぶつけておきましょう。
- 希望の給料やボーナスの水準
- 夜勤なし、休みやすいなどの働き方の要望
- 希望の勤務場所(立地や交通の便)
- 「介護施設がいい」などの転職先の希望
STEP2. 求人の紹介
面談の後は、あなたの要望に合わせて求人を紹介してくれます。
要望に合った求人の中から、興味があるものがあれば、転職エージェントが応募手続きを代行して行ってくれます。
この時、転職エージェントだからこそ知っている職場の実情なども踏まえながら提案をしてもらえます。
また、転職エージェントの場合、ネット上などに公開されている公開求人の他に、ネット上には公開されない「非公開求人」も存在します。
非公開求人は何がいいの?
転職エージェントを使っている方にとって、非公開求人は「好条件の求人が多い」というメリットがあります。
実際にネット上に公開されたら応募者が殺到してしまう、今働いている方よりいい条件になってしまうなど、非公開求人は「非公開にすべき理由」のあるいい求人が非常に多いです。
STEP3. 選考のサポート
履歴書や面接対策などの「受かるためのサポート」も転職エージェントは行ってくれます。
転職エージェントはあなたが転職に成功し、入職して初めて「紹介料」をもらえるからです。
そのため、紹介して終わりではなく、受かるためのサポートも徹底的に行ってくれます。
また、あなた自身ではなかなかしづらい、条件面の交渉も担当者が行ってくれますので、希望の条件をしっかりと伝えておきましょう。
STEP4. 内定後のサポート
内定した後もサポートは以下の面で、手厚く実施してくれます。
- 職場側との条件などの調整
- 入職手続きの代行
- 現職の退職交渉のアドバイス
以上のように、内定が決まった後も入職するまでサポートしてくれ、面倒な手続きなどもほとんど代行してくれます。
~ここまでのまとめ~
転職エージェントに登録するべき理由について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
登録することで、非常に大きな恩恵を受けられるので、とりあえず相談ベースでも登録することをおすすめします。※しかも登録は無料です。
- メリット(1) 非公開求人など、求人の幅が大きく広がる
- メリット(2) 転職のプロから丁寧なサポートが受けられる
次の章では、転職エージェントをより効果的に活用するポイントについてご紹介していきます。
8転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
9【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
10. おわりに
ここまで、転職会議の評判について説明してきましたがいかがでしたか?
転職会議に掲載されている情報は、インターネット上の情報とは言えど、ある程度信頼のおけるものが多いです。
かといって全ての情報を鵜呑みにするのではなく、他の口コミサイトや転職エージェントを利用して情報収集することが転職成功の鍵となります。
以下は、このページで紹介した口コミサイトと転職エージェントです。
他口コミサイト3社
おすすめ転職エージェント7選
- パソナキャリア|サポート充実で満足度No.1
- マイナビエージェント|転職に慣れない20代におすすめ
- doda|業界最大級の転職エージェント
- リクルートダイレクトスカウト|ハイクラス・エグゼクティブ限定の会員制転職サイト
- ハタラクティブ|既卒・フリーターの転職実績No.1
- type転職エージェント|首都圏に強い
- DYM就職|全国相談可能。取引実績も多数。
少しでも気になった方は、登録をおすすめします。
あなたの転職活動が上手くいくことを心から祈っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
心が壊れかけた職場を無理矢理辞めた後に転職会議のサイトでチェックしたら、実体験したこととほぼ同じことが書かれてた