「中途採用で、日本電産に転職しようかな…?」と考えていませんか?
いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。
加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、日本電産への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。
このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、日本電産への転職についてご紹介します。
- まとめ|日本電産の特徴と転職のポイント
- 日本電産の企業情報
- 日本電産の採用情報
- 日本電産の求人情報
- 日本電産に関する口コミまとめ
- 日本電産への転職を成功に導くたった1つのコツ
- 日本電産転職で必ず登録すべき転職サイト5選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたが日本電産へ転職すべきか判断できるとともに、日本電産への転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
目次
1. まとめ|日本電産の特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「日本電産に転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
日本電産の特徴
- 京都を拠点とする総合モーターメーカーで、小型精密モーターの世界シェアNo.1
- 高い技術力を持つ他、若手のうちから挑戦する機会も多いため、自己成長を実感している人も多数
- カリスマ創業者を筆頭にトップダウンの会社で、全体として上下関係に厳しい体育会系の雰囲気
- 平均年収は663万円と同業大手の中では低めだが、課長クラス以上からグッと伸びるという声も
- 残業は月平均30~45時間で、ワークライフバランスのとりやすさは部署によって大きく異なる
- 男女関係なく活躍でき女性もキャリアを目指せるが、結婚・出産を機に退職する女性も多い
日本電産への転職のポイント
- 中途採用は随時行なっている
- 「技術系」「事務系」ともに専門職ポジションでの採用がほとんど
- 非公開求人も紹介してもらえるように、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ
2. 日本電産の企業情報
概要 | |
本社所在地 | 京都府京都市南区久世殿城町338 |
代表者 | 代表取締役会長CEO 永守重信 代表取締役社長 吉本浩之 |
設立 | 1973年 |
資本金 | 877億円(2018年3月期) |
売上 | 連結1兆4,881億円 (2018年3月期) |
従業員 | 連結107,554名(2018年3月) |
事業内容 | 精密小型モーター、電子・光学部品製造 |
2-1. 事業内容
日本電産は、京都を拠点とする世界シェアNo.1の総合モーターメーカーです。
1073年の設立以来、世界初・世界最小の製品を生み出し続け、以下の通り、パソコンやスマホ、家電・産業機器まで幅広い分野で欠かせない存在となっています。
日本電産は以下の通り、「モータ事業」を中核として、「機器装置事業」「電子・光学部品事業」などを展開しています。
2-2. トップメッセージと事業計画
日本電産は、「『世界No.1 の総合モーターメーカー』として世界各地からのご期待にお応えし、世の中になくてはならないソリューションを提供する『総合電機メーカー』を目指して参ります。」と掲げています。
世界シェアNo.1であり続ける背景には、「世界一になる!」と掲げて創業したことに加えて、以下の通り、『一番にこだわり、何事においても世界トップを目指す』という経営理念が社員に浸透していることも挙げられるでしょう。
売上は海外事業の拡大などにより8年以上連続の増収で、中期経営計画では「2020年度の売上2兆円」(2017年度: 1.5兆円)を目標に掲げています。
さらに、事業内容も精密小型モータ中心から、以下の通り、「精密小型モータ」「車載」「家電・商業・産業用」「その他の製品」の4本柱のポートフォリオへのシフトを目指しています。
2-3. グローバル展開
日本電産は、33の国・地域にグループ企業約300社、全世界に10万人以上の社員を抱える巨大グローバル企業です。
2010年以降は海外企業のM&Aにも積極的で、海外事業も加速しています。それに伴い、技術系・事務系ともに英語を使う機会が増えてきています。
海外とのノウハウの共有はもちろん、グローバル人材の育成にも積極的である他、海外の生産拠点・販売拠点への出張・駐在などのチャンスもあります。
そのため、海外志向の人も、他社と比較しながら前向きに検討することをおすすめします。
日本電産企業HP:https://www.nidec.com
見るべきポイント 事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。 採用情報 「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。 会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。
3. 日本電産の採用情報
世界シェアNo.1の総合モーターメーカーなのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、日本電産の採用情報についてお伝えします。
3-1. 日本電産の採用職種
現在、日本電産の採用HPでは以下の通り、様々な職種で中途の募集があります。
職種 | 主なポイント |
生産技術 |
|
エンジニア |
|
品質保証 |
|
購買 |
|
(※希望の職種が見当たらない場合は、採用HPで「キャリア登録」しておけば希望条件に合う求人が出た時に連絡を受けることができるため便利です。)
その他の職種でも今後募集される可能性は十分にあるため、転職を検討している人は採用HPや大手転職エージェント等から随時情報収集しておくことをおすすめします。
ちなみに、主な職種をまとめると以下の通りです。
技術系 | 研究、開発、生産技術、品質管理・品質保証、生産管理、情報システム、知的財産、購買 |
事務系 | 営業(国内、海外)、経理・財務、法務、広報、総務、人事、経営企画 |
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 : 550~650万円
社員の平均年収 : 663万円(平均年齢39.5歳)
日本電産の平均年収は663万円で世間一般のメーカーと比べると決して低くはないですが、以下の通り、同業大手の中では低めです。
社名 | 平均年収 | 平均年齢 |
オムロン | 804万円 | 44.1歳 |
村田製作所 | 744万円 | 40.1歳 |
マブチモーター | 740万円 | 43.7歳 |
京セラ | 720万円 | 41.6歳 |
日本電産 | 663万円 | 39.5歳 |
また、残業代はしっかり支給され、福利厚生は一般の日系企業並みには完備されています。
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:30~45時間
日本電産の平均残業時間は【30~45時間程度】で、同業の京セラなどと比べて同程度です。
フレックス制や在宅勤務などを利用している社員も多いようで、子供の送り迎えなどライフスタイルに合わせて調整もしやすいようです。
ただし、ワークライフバランスのとりやすさは部署・職種などによって大きく異なるという声も目立つため、もし転職を検討する際には大手転職エージェントにしっかり確認することをおすすめします。
3-4. 中途採用メッセージ
中途採用ページでは、日本電産が創業以来大切にしている「三大精神」に触れた上で、『今後も持続的な成長を遂げていくためにこのような資質を持った人材を求めています』とメッセージしています。
口コミを見ると、上のうち特に『すぐやる、必ずやる、出来るまでやる』という精神は社内にも浸透していることがよくわかります。
中途採用では、高い専門性を持つ即戦力であることはもちろん、三大精神に共感し、その資質も十分に兼ね備えた人材であることもしっかりアピールするのが良さそうです。
※日本電産の採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
- 企業採用HP:中途採用、職種一覧、採用メッセージ&求める人物像
- グループ会社:採用情報
4. 日本電産の求人情報
日本電産への転職を検討しています。どんな求人がありますか?
ここから、日本電産の求人情報をご紹介します。おすすめ大手転職サイト『doda』の公開求人では「技術系」「事務系」ともに様々な職種で求人がありましたのでこの後すぐ紹介します。
世の中に公開されていない求人を得るために
実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします。
もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため便利です。
さらに、日本電産の他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。
4-1. 生産技術では「モーター設計エンジニア、機械系エンジニア、部品生産技術」などの職種で中途の求人あり
『doda』では、上記はほんの一例ですが、生産技術では「モーター設計エンジニア、機械系エンジニア(トランスミッション関連製品)、部品生産技術(加工)」など様々な職種で中途の募集がありました。
日本電産の中核である生産技術を支える非常にやりがいのあるポジションで、仕事を通じた自己成長も十分期待できます。必須要件は「英語力(職種によってTOEIC400~600点程度)」「応募職種に関する知見や経験」です。
年収は450万円以上と他の職種の求人と比べると条件も良く、精密小型モータ世界シェアNo.1という高い技術を習得できるチャンスなので、ぜひ一度検討してみることをおすすめします。
(※その他には、部品生産技術(樹脂成形、プレス成形)、生産技術(組立)などの職種もある他、中には管理職候補の求人もあります。)
4-2. 品質保証では「バイク用モーターに関する品質保証」の職種で中途の求人あり
『doda』では、品質保証では「バイク用モーターに関する品質保証」の職種で中途の募集がありました。
開発段階から設計・生産チームなどと密接に関わり、バイク用モーター全般に関する書類作成、コンプライアンスなどを担当する重要なポジションです。
必須要件は「車載用品に関する知見と実務経験」(※品質マネジメントシステムや自動車機能安全規格の概要を理解し、これに基づくモノづくり経験、製品評価経験、品質管理経験を有する人)で、年収は375万円以上です。
前職までの経験を活かして活躍したい人におすすめで、ぜひ一度検討してみても良いでしょう。
4-3. 生産管理では「グローバル生産管理」の職種で中途の求人あり
『doda』では、生産管理では「グローバル生産管理」の職種で中途の募集がありました。
近年は海外事業が急速に拡大する中で、グローバルベースで生産管理、営業管理、購買調達業務まで幅広く経験を積むことができるポジションです。
必須要件として英語力TOEIC650点以上(700点以上が望ましい)に加えて、折衝・調整業務経験です。
年収は450万円以上で、業務を通じて事業計画、投資判断、プロジェクトマネージメントなどのスキルも身につけることができるため、条件に合う人はぜひ一度検討してみることをおすすめします。
4-4. 購買では「電子部品などの購買業務」の職種で中途の求人あり(営業経験者も応募可能)
『doda』では、購買では「電子部品・原材料などの購買業務」の職種で中途の募集がありました。
配属はグローバル購買部で、担当品目について事業本部やグループ会社の購買担当者などと連携して原価低減を目指します。
同社が2020年に営業利益15%以上を目指す中で、非常に重要なポジションと言えます。
必須条件は「電子部品、原材料(鉄、アルミ、銅等)及びその加工品、間接材、設備購買の経験」または「それらの営業経験」です。(年収は375万円以上)
4-5. 人事では「中途採用(グローバル人事)、新卒採用(課長クラス)」の職種で中途の求人あり
『doda』では、人事では「中途採用(グローバル人事)」「新卒採用(課長クラス)」の職種で中途の募集がありました。
「中途採用」は、海外事業が加速する中でグローバルベースで優秀な人材確保を担う重要なポジションです。ビジネスレベルの英語力に加えて、「マーケティング、PM経験等自ら企画、立案、実行ができる方」または「メーカーでの採用業務経験」のいずれかが必須です。
また、「新卒採用」は課長クラスとしてチームを率いるやりがいのあるポジションです。新卒採用経験に加えて、マネジメント経験も必須です。
どちらの職種も年収375万円以上で、前職までの経験やスキルなどを活かしたい人におすすめします。
5. 日本電産に関する口コミまとめ
内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、日本電産の口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。
日本電産に関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
コメント | |
給与・福利厚生(待遇) |
|
仕事のやりがい・成長 |
|
人間関係・社員の雰囲気 |
|
その他 |
|
5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与は役職に応じて決まり、同業大手の中では給与は低めという声が目立ちました。
担当者レベルだと約600万円が頭打ちで、課長クラス以上に昇格すると年収もグッと伸びるという声もあります。(役職は「担当者→主任→課長代理→課長→次長→部長」で、昇格試験(適正検査、英語能力審査)もあります。)
例えば主任(30歳前後)で約500万円、課長代理で約600万円、課長で約800万円、部長で約1100万円が目安です。
(ちなみに、中途の場合は、前職の給与に基づいて入社後の役職が決まるという声もあり、仮に前職で担当者クラスでも給与が高い場合には課長代理からスタートすることもあるようです。)
また、福利厚生は一般の日系企業並には完備されており、寮・借上社宅に加えて、財形貯蓄、社員持株会などもあります。ただし、住宅手当や家族手当がないこともあり、全体的に福利厚生の評価は低めでした。
5-2. 仕事のやりがい・成長
世界シェアNo.1を支える高い技術力を持ち、製品開発の独自性も高い他、若手のうちから挑戦する機会を与えられる風土もあり、やりがいや自己成長を実感している人も多数です。
“不要なものには1円も出さない”という方針もあるなど、コスト削減の意識は徹底されており、明確で説得力のある説明が都度求められます。そのため、現場では必要と考えている経費でもなかな承認されないケースもよくあるようです。
経営理念からもわかる通り、仕事最優先でバリバリ働きたい人には向いている環境ですが、口コミでは「”休みは悪、やりとげることが命”というような雰囲気もある」という声もあるため、人によって向き不向きがあると言えそうです。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
カリスマ創業者を筆頭とするトップダウンの会社で、上下関係に厳しい体育会系の雰囲気という声が目立ちます。
良くも悪くも意思決定が早いため、経営のスピードは早くダイナミックさを実感できる一方、上司から指示がおりてくるため受身的な働き方になっている人も目立つようです。
ちなみに、毎朝社是を唱和したり掃除をするなど独特の企業文化もある他、経費削減への取り組みも徹底(例えばエアコンの温度設定は高め、エレベーターホールの電気はつけないなど)されているため、人によって合う合わないが分かれる可能性もあります。
※日本電産を志望する人におすすめな他の企業は?
日本電産が気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- 株式会社村田製作所
- 京セラ株式会社
- ダイキン工業株式会社
- オムロン株式会社
- 三菱電機株式会社
6. 日本電産への転職を成功に導くたった1つのコツ
日本電産に転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
日本電産への転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
- 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
- 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、日本電産の非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. 日本電産転職で必ず登録すべき転職エージェント5選
日本電産への転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
日本電産志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- 日本電産に関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- 日本電産以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
登録必須度 | 特徴 | |
リクルートエージェント | 全員必須◎ | 業界最大手で求人数No1。大企業への転職実績多数。 |
doda | 全員必須◎ | 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。 |
マイナビエージェント | 20,30代なら◎ | 業界最大手で親身なサポートから満足度が高い |
パソナキャリア | 初めて転職は◎ | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
リクルートダイレクトスカウト | 外資・技術系は◎ | ハイクラス求人数No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 親身なサポートを得たい方は『マイナビエージェント』も合わせて登録
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- ハイクラス求人をお探しの方は、『リクルートダイレクトスカウト』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
7-3. マイナビエージェント|都心で人気
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
7-4. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
7-5. リクルートダイレクトスカウト|ハイクラス求人No.1
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。
レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
8転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
9【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
さいごに
日本電産での働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
日本電産への転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。
ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知る・日本電産転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
日本電産転職に強く、必ず登録すべき転職サイト5選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。