三菱食品に転職すべき？口コミでわかる特徴と転職成功のポイント集

「中途採用で、三菱食品に転職しようかな…？」と考えていませんか？

いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。

加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、三菱食品への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。

このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、三菱食品への転職についてご紹介します。

まとめ｜三菱食品の特徴と転職のポイント
三菱食品の企業情報
三菱食品の採用情報
三菱食品の求人情報
三菱食品に関する口コミまとめ
三菱食品への転職を成功に導くたった1つのコツ
三菱食品転職で必ず登録すべき転職エージェント5選
転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント

すべて読んでいただければ、あなたが三菱食品へ転職すべきか判断できるとともに、三菱食品への転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。

1. まとめ｜三菱食品の特徴と転職のポイント
2. 三菱食品の企業情報
3. 三菱食品の採用情報
4. 三菱食品の求人情報
5. 三菱食品に関する口コミまとめ
6. 三菱食品への転職を成功に導くたった1つのコツ
7. 三菱食品転職で必ず登録すべき転職エージェント5選
さいごに

1. まとめ｜三菱食品の特徴と転職のポイント

次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「三菱食品に転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。

三菱食品の特徴

食品卸の国内最大手で加工食品メイン(東証一部上場企業)
2011年に複数社が合併して誕生／部署によっても雰囲気は大きく異なる
全体として保守的な風土で前例を踏襲する傾向もあり
平均年収は648万円／食品卸業界ではトップクラス
近年は働き方改革も積極的に推進中(残業は月平均33時間)
男女関係なく活躍できる環境で、産休育休をとって続ける女性も多数

三菱食品への転職のポイント

中途採用で募集中の職種は、採用担当宛にメールで直接問い合わせる必要あり
おすすめ大手転職サイト(=公開求人)でも求人は非常に限られる
非公開求人も紹介してもらえるように、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ

2. 三菱食品の企業情報

	概要
本社所在地	東京都大田区平和島6-1-1
代表者	代表取締役社長　森山透
設立	1925年（2011年に株式会社菱が食品4社と経営統合）
資本金	約106億円
売上	連結2兆6,203億円（2019年3月期）
従業員	連結5,031名、単体4,328名（平均年齢43.5歳／2019年4月）
事業内容	国内外の加工食品、低温食品、酒類及び菓子の卸売など

なお、本社を2020年に移転予定（文京区小石川1-100の再開発ビル11~17階）で、東京都大田区と江東区に分散する本社機能が集約されます。

2-1. 事業内容

三菱食品は食品卸会社の最大手で、三菱グループの中核企業でもあります。売上規模は約2兆5,000億円と圧倒的で、業界No.2(加藤産業)の約2倍を誇ります。

同社の主力ビジネスである「加工食品事業」「低温食品事業」で全社売上の約7割を占める他、以下の通りアルコール類・菓子も展開しています。

三菱食品は、2011年に食品卸大手の菱食(1925年設立)が三菱商事グループ傘下の3社(明治屋商事、サンエス、フードサービスネットワーク)と経営統合して誕生しました。

2-2. トップメッセージと事業計画

三菱食品企業HPより

三菱食品は企業ミッションとして「『中間』から『中核』へ。食と暮らしの明日を創造する」と掲げています。具体的には、従来の中間流通業の枠を超え、食のバリューチェーン全体で事業展開する『中核企業』を目指しています。

また、足元の中期経営計画では、「全社施策 / 卸売 / 新たな事業領域」の3分野に分けて、以下を基本方針として事業を推進中です。

2-3. グローバル展開

三菱食品企業HPより

三菱食品は2015年に同社初の海外拠点を中国に新設(=現地法人)するなど、近年海外事業にも注力しています。（現在ではタイにも関連会社を有しています）

具体的には中国・ASEANをメインターゲット市場として、現地の需要に応じた日本食の食材販売や日本企業の中国進出支援を行なっています。

同社はあくまで国内事業メインですが、今後海外事業の拡大を計画しているため、前向きに検討してみるのも良さそうです。

三菱食品企業HP：https://www.mitsubishi-shokuhin.com
見るべきポイント
事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。
採用情報 「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。
会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。

	見るべきポイント
事業概要	自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。
採用情報	「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。
会社理念・社長メッセージ	会社がどこへ向かっているのかをチェックします。会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。

3. 三菱食品の採用情報

食品卸売業界の最大手なのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか？

3章では、三菱食品の採用情報についてお伝えします。

3-1. 三菱食品の採用職種

採用HPによれば中途採用は必要に応じて実施しており、募集の有無は「採用担当宛てに直接メールで問い合わせ」することとされています。

ちなみに、組織図によると主な部署は以下の通りです。

主な部署

営業本部、加食事業本部、低温事業本部、酒類事業本部、菓子事業本部
マーケティング本部、ロジスティクス本部、情報システム本部
コーポレート部門、財務サポート本部、経営企画本部

3-2. 平均年収

転職時の平均年収　：　400~500万円
社員の平均年収　：　648万円（平均年齢43.5歳）

会社四季報より

三菱食品の平均年収は648万円と業界トップクラスで、以下の通り同業大手と比べて同程度です。

社名	平均年収	平均年齢
伊藤忠食品	649万円	41.8歳
三菱食品	648万円	43.5歳
加藤産業	643万円	39.9歳

給与は年功序列で、昇給のチャンスは年1回(4月)、賞与は年2回(6月, 12月)支給される他、残業代もしっかり支給されるようです。

また、福利厚生も一般の大企業並みに完備されています。

3-3. 労働環境

平均残業時間　月：33時間

三菱食品の平均残業時間は【月33時間程度】で、競合の三井食品などと比べても同程度です。

近年は働き方改革も積極的に推進中で、例えば残業も一定時間内(月45時間以下など)に抑えることが求められる他、有給も比較的とりやすく、夏季休暇(連続5営業日)も推奨されています。

ただし労働環境(残業時間など)は部署・職種によっても大きく異なるため、事前に大手転職エージェントにもしっかり確認しておくことをおすすめします。

3-4. 中途採用メッセージ

採用HPでは中途向けメッセージは見当たりませんが、新卒向けには『その情熱が、食の未来を切り拓く』とメッセージしています。

また、三菱食品の社風などをより知るためには、同社の企業ミッションはもちろん、三菱グループの「三綱領」も参考になるでしょう。

中途採用でもこれらも踏まえつつ、「食と暮らしのバリューチェーンの中核を担う」という企業ミッションの実現に向けて、新しい価値をどのように提供できるかもしっかりアピールするのも良さそうです。

※三菱食品の採用情報をもっと知りたい人は…

下記サイトを参考にして下さい。

企業採用HP：採用トップ、企業ミッション&三綱領
グループ会社：グループ会社一覧

4. 三菱食品の求人情報

三菱食品への転職を検討しています。どんな求人がありますか？

おすすめ大手転職サイト『doda』の公開求人では、「物流企画・管理」の職種で求人がありましたのでこの後すぐ紹介します。

数少ない求人を得るためには・・

三菱食品は中途採用を積極的には行なっていない印象でしたが、実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします。

もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため、数少ない三菱食品の求人を得られる可能性が増えます。

さらに、三菱食品の他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。

4-1.「物流企画・管理」の職種で中途の求人あり

dodaでは、自社物流センターの業務全般を担当する「物流企画・管理」の職種で中途の募集があります。

具体的には、物流センター運営における各種業務(在庫管理、商品管理等)、物流改善(業務の効率化、コスト削減等)など、同社の生産性を大きく左右する重要な仕事です。

必須要件は「物流関連業務の経験(業種や経験年数は不問)」で、年収は350~600万円です。競合と比べて三菱食品の中途の募集は限られるため、ぜひ一度検討してみることをおすすめします。

5. 三菱食品に関する口コミまとめ

内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、三菱食品の口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。

三菱食品に関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。

	コメント
給与・福利厚生（待遇）	給与は年功序列で、満足している人も目立つ仕事内容も考慮すると給与は高めという声もあり福利厚生は一般の大企業と比べても手厚いと好評
仕事のやりがい・成長	三菱グループらしくしっかりした組織体制管理職クラス以上は親会社からの出向者も多数
人間関係・社員の雰囲気	上位者を立てることが求められるような年功序列の風土企業の安定性を求めて入社した人も目立つ
その他	男女関係なく活躍できる環境産休育休から復職して続ける女性も多数営業職の場合は、家庭との両立は難しいという声も目立つ

5-1. 給与・福利厚生（待遇）

給与は年功序列で、「給与はそこまで高くないが、賞与が手厚い」「仕事内容も考慮すると高め」という声もあります。

例えば年収は30代(主任クラス)で500万円前後が目安です。賞与(年2回)は比較的安定しており年間約5ヵ月分が支給されるようです。

また、福利厚生は一般の大企業と比べても手厚いと好評で、社宅・独身寮・住宅手当に加えて、財形貯蓄、社員持株会、大手福利厚生会社のプラン(宿泊費・レジャー費の補助等)などもあります。

5-2. 仕事のやりがい・成長

三菱グループらしく組織体制はしっかりしており、コンプライアンスにも厳しいようです。前例を踏襲する保守的な風土のため、新しいことに積極的に挑戦したい人には向かない可能性もあります。

また、管理職クラス以上は三菱商事からの出向者も多いため、プロパー社員にとっては一定の役職以上は昇格しづらいようです。

ちなみに、人事評価は目標管理とコンピテンシー評価(職務ごとに定義された行動特性をもとに行う人事評価)を採用しており、一定の納得感は得られているようでした。

5-3. 人間関係・社員の雰囲気

三菱食品は比較的業歴は浅く、複数社が合併して誕生(2011年)したため、部署によっても雰囲気は大きく異なるようです。

例えば上位者を立てることが求められるような年功序列の風土もある他、業界トップクラスという企業の安定性を求めて転職した人も目立つようです。

ちなみに、男女関係なく活躍できる環境で、食品業界ということもあり女性の感性を活かして活躍しやすいという声もあります。

※三菱食品を志望する人におすすめな他の企業は？

三菱食品が気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
三井食品株式会社
伊藤忠食品株式会社
日清食品株式会社
雪印メグミルク株式会社
三菱倉庫株式会社

6. 三菱食品への転職を成功に導くたった1つのコツ

三菱食品に転職することを決めました！転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。

三菱食品への転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。

独自の非公開求人をもらえる可能性がある
業界/企業に特化した対策（職務経歴書・面接など）が可能
年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある

転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。

非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。

大手の転職エージェントであれば、三菱食品の非公開求人を保有している可能性があります。

さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか？」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。

公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。

理由2. 業界/企業に特化した対策（職務経歴書・面接など）が可能

転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。

具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。

そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。

転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。

※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。

理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…？」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。

転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。

少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。

7. 三菱食品転職で必ず登録すべき転職エージェント5選

三菱食品への転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい！

三菱食品志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。

三菱食品に関する求人（非公開を含む）を保持する可能性が高いか
三菱食品以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
転職をサポートできるノウハウが社内にあるか

具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。（登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません）

	登録必須度	特徴
リクルートエージェント	全員必須◎	業界最大手で求人数No1。大企業への転職実績多数。
doda	全員必須◎	業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。
マイナビエージェント	20,30代なら◎	業界最大手で親身なサポートから満足度が高い
パソナキャリア	初めて転職は◎	サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。
リクルートダイレクトスカウト	外資・技術系は◎	ハイクラス求人数No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。

上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。

親身なサポートを得たい方は『マイナビエージェント』も合わせて登録
転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
ハイクラス求人をお探しの方は、『リクルートダイレクトスカウト』をプラスして登録

それでは、各社の特徴をご紹介します。

※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。