日本たばこ産業(JT)に転職すべき?口コミでわかる特徴と転職成功のポイント集

「中途採用で、JTに転職しようかな」と考えていませんか?

いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。

加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、JTへの転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。

このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、JTへの転職についてご紹介します。

  1. まとめ|JTの特徴と転職のポイント
  2. JTの企業情報
  3. JTの採用情報
  4. JTの求人情報
  5. JTに関する口コミまとめ
  6. JTへの転職を成功に導くたった1つのコツ
  7. JT転職で必ず登録すべき転職サイト4選
  8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

すべて読んでいただければ、あなたがJTへ転職すべきか判断できるとともに、JTへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。

1. まとめ|JTの特徴と転職のポイント

次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「JTに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。

JTの特徴

  • 国内最大のたばこメーカーで、たばこ事業では国内シェア60%を誇る
  • 海外事業売上が全体約60%を占め、たばこ事業世界第3位のシェア
  • 平均年収800万円台と超高待遇ではないが、福利厚生が充実し、WLBもとりやすい
  • 企業風土は日系企業らしさとグローバル企業らしい先進性とが混在

JTへの転職のポイント

  • 事務系・技術系ともに、専門職ポジションでの採用がほとんど
  • 専門職は非公開求人も多く、転職エージェントを使って転職活動を進めよう

2. JTの企業情報

 社名  日本たばこ産業株式会社
 本社所在地 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号
 代表者 代表取締役社長 小泉光臣
 設立 1985年4月1日
 資本金 1000億円
 売上 連結:2兆2,528億84百万円(2015年12月期)
 従業員 連結 57,963人(2017年12月31日現在)
 事業内容 たばこ・医薬品・食品

2-1. 事業内容

1985年に設立されたJTは、たばこ、医薬品、また食品、飲料等を取り扱う国内大手メーカーです。

日本専売公社からの民営化により、日本で唯一たばこ製造が認められている会社で、日本国内でのたばこシェアは約60%になります。また、海外戦略にも積極的で、同社売上収益の約6割は海外たばこ事業によるものです。

たばこ事業の他、医薬品、加工食品事業にも参入しています。

2-2. トップメッセージと事業計画

引用:JT企業HP

JTは、同社を取り巻く厳しい事業環境が継続する中でも、これまで積極的にグローバル化や事業構造改革を行ってきたように、引き続き事業構造の変化にスピード感を持って取り組みたいとメッセージしています。

主力のたばこ事業では、国内では紙巻たばこの需要減少に変わって加熱式などのRPP(リスク低減製品)のシェア拡大を進めるとともに、海外事業では新興国など地理的な事業拡大も進める方針です。

2-3. グローバル展開

JTは、たばこ市場で世界第3位のシェアを誇り、同社売上収益の約60%を海外事業が占めるグローバル企業です。

参入する多くの市場でシェア1位を獲得しており、今後も各市場でのポートフォリオ拡大を進めるとともに、新興国など需要拡大の見込まれる地域を中心に地理的拡大も進め、世界第1位を目指す方針です。

JT企業HP:https://www.jti.co.jp/

  見るべきポイント
事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。
採用情報 「求める人物像」をチェックして、あなたに合うかを考えましょう。
会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。

3. JTの採用情報

業界最大手のたばこメーカーなのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?

3章では、JTの採用情報についてお伝えします。

3-1. JTの採用職種

JT採用HPでは現在、医薬事業部での総合職、研究開発職で中途採用を募集しています。

高い専門スキルが必要とされる職種ですが、募集要項等の詳細は採用HPから確認出来るので、一度参照すると良いでしょう。

3-2. 平均年収

転職時の平均年収 : 390万~1000万円(採用HP募集要項より)

社員の平均年収 : 857万円(平均年齢42.4歳)

会社四季報より

JTの給与は、同じく日系グローバルメーカーの味の素やサントリーと比較すると、やや低い水準となっています。

ただし、基本給はさほど高くないものの福利厚生は元国営企業らしく非常に充実しており、待遇面全体への満足度は高いようです。

3-3. 労働環境

平均残業時間 月:10〜20時間

JTの平均残業時間は【10〜20時間程度】です。大手メーカーの味の素やサントリー等と比較しても労働時間は短い方だと言えるでしょう。

テレワーク等も推進されており、非常にワークライフバランスの取りやすい企業だという意見が多く見られます。

3-4. 採用メッセージ

新卒採用HPの情報になりますが、JTグループ人材の要素として、「好奇心、高潔性、謙虚さ、自立と自律」といったキーワードがあげられています。

抽象的で分かりずらい、という印象かもしれませんが、事業分野は広くないものの、人材としては個性の強い多様な人材がおり、異なる価値観の考え方も受容出来る人が向いているとメッセージしています。

現時点での中途採用での募集職種は、非常に専門性の高い職種が多く、まずは即戦力となる高いスキルと経験を持っていることが大前提ですが、ご自身のネットワークや転職エージェントも活用した上で、企業風土など広く企業分析をしておくことが、転職成功には不可欠です。

※JTの採用情報をもっと知りたい人は…

下記サイトを参考にして下さい。

4. JTの求人情報

JTへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?

ここから、JTの求人情報をご紹介します。現時点ではおすすめ大手転職エージェント各社でJTの公開求人は出ていないため、企業採用HPからの情報をご紹介します。

4-1. 事務系職種は医薬事業総合職で求人あり

JT企業採用HPで調べると、事務系職種では医薬事業での求人が複数見つかりました。

総合職として募集されていますが、データ解析業務や品質保証業務、医薬関連文書作成業務など、いずれも高い専門スキルや資格を必要とします。また、英語力が求められている職種が大半です。

年収は390万円~1000万円と非常に幅広く提示されています。中途採用の場合、入社時の交渉次第で年収アップする可能性も十分にあるため、ぜひ有利に交渉出来るよう事前準備しておきましょう。

4-2.技術系職種では医薬事業研究開発職での求人あり

JT企業採用HPで調べると、技術系職種では医薬事業研究開発職での求人が見つかりました。

各専門分野ごとの研究員の募集が複数掲載されていますが、5~10年の実務経験者が応募要件となっており、これまでのキャリアを存分に活かして転職したい方におすすめの求人です。また、語学力も必須ではありませんが、歓迎要件として出ています。

想定年収は事務系職種と同様広く設定されているため、自身のスキルをしっかりとアピールして少しでも好条件で転職出来るよう交渉しましょう。

5. JTに関する口コミまとめ

内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、JTの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。

JTに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。

  コメント
給与・福利厚生(待遇)
  • メーカーとしてはかなりの高待遇
  • 福利厚生がとにかく充実している
  • 残業も少なく、時給換算しても高水準
仕事のやりがい・成長
  • バリバリ働きたい若手には向かない
  • 人事評価は不透明
  • 研修等は充実しているが、形骸化している
人間関係・社員の雰囲気
  • 典型的な日本企業らしさと先進性の両面がある
  • 本社と各支社で大きく風土が異なる
  • 社員同士の風通しは良い
その他
  •  テレワーク、男性の育休取得等、働きやすさは抜群

5-1.  給与・福利厚生(待遇)

給与への満足度は、企業全体、また業界内で見てもトップクラスの高評価です。

メーカーの給与としては高待遇という意見が多く、給与水準に満足している社員が大半のようです。特に福利厚生が充実しているという意見が多く、住宅手当やカフェテリア制度など、可処分所得の増加につながる制度が多く、所得全体ではかなりの額になるでしょう。

また、残業も規制が厳しいため少ないという意見が多く、サービス残業等もないため、給与と労働時間のバランスで見ても高待遇だと言えるでしょう。

5-2. 仕事のやりがい・成長

仕事のやりがい・成長については、可もなく不可もなくというところで、メーカー内でも平均的な評価です。

やりがいについては、あまり肯定的な意見は見られず、待遇は良いので長くゆったりと働きたい人にはおすすめのようです。一方、例えば同社のグローバル事業等に魅力を感じ、若いうちからバリバリ働きたいという人には物足りない面も多く、評価も不透明なためモチベーション低下となっているという意見も多くありました。

研修等についても、大手らしくビジネススキル面の研修も含め一通りそろってはいるようですが、社内で希望通りのキャリアパスを描くことが極めて難しいため、研修と実務の結びつきも少なく、キャリア開発への意識を高く持てないという意見が複数ありました。

5-3. 人間関係・社員の雰囲気

会社の雰囲気についても平均的な評価ですが、日系メーカーとしてはまずまずの評価です。

もと専売公社ということもあり、典型的な日系企業の面と、一方でグローバル化も進み先進的な面の両面を持ち合わせているという意見が大半でした。また、本社と支社では雰囲気が大きく異なり、支社ではより日系企業らしさを感じるという意見が多くありました。

社員の雰囲気としては、風通しもよく、互いに競い合うようなギスギスした関係もあまりないためのんびりとした風土で働きたい人にはおすすめのようですが、馴れ合いだと感じている社員もいるようです。

※JTを志望する人におすすめな他の企業は?

JTが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。

  • 味の素株式会社
  • アサヒビール株式会社
  • フィリップモリスジャパン合同会社
  • サントリーホールディングス株式会社

6. JTへの転職を成功に導くたった1つのコツ

JTに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。

JTへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。

  • 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
  • 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
  • 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある

転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。

非公開求人とは

事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。

大手の転職エージェントであれば、JTの非公開求人を保有している可能性があります。

さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。

公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。

理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能

転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。

具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。

そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。

転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です

※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる

転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。

あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。

正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。

逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。

理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。

転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。

少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。

7. JT転職で必ず登録すべき転職エージェント4選

JTへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!

JT志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。

  • JTに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
  • JT以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
  • 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか

具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)

  登録必須度 特徴
パソナキャリア 初めて転職は◎ サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。
JACリクルートメント 外資・技術系は◎ スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。
リクルートエージェント すべての方に◎ 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。
doda すべての方に◎ 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。

上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。

  • 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
  • グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録

それでは、各社の特徴をご紹介します。

※注意事項

求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。

そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう

7-1. パソナキャリア|最高評価のサポート体制

パソナキャリア

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。

実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。

具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。

  • 親身に転職相談にのってくれる
  • 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
  • 電話・メールのレスポンスが速く安心できる

求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェントdodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。

パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-2. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1

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JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。

特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。

アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。

JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/

7-3. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀

リクルートエージェント-トップ画面

リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。

担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。

業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。

  • 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
  • 信頼による非公開求人の獲得

キユーピーへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

7-4. doda|求人数No.2・転職サポートが評判

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doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。

リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。

doda公式サイト:https://doda.jp/

※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。

8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります
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例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。

8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく

キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する

担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。

現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。

この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。

8-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)

「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」

書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。

8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない

数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。

8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる

内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。

そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。

この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。

内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。

8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する

時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。

大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。

感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。

さいごに

JTでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

JTへの転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。

ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知るJT転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。

JT転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。