JR西日本に転職すべき?口コミでわかる特徴と転職成功のポイント集

「中途採用で、JR西日本に転職しようかな…?」と考えていませんか?

いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。

加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、西日本旅客鉄道(JR西日本)への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します

このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、JR西日本への転職についてご紹介します。

  1. まとめ|JR西日本の特徴と転職のポイント
  2. JR西日本の企業情報
  3. JR西日本の採用情報
  4. JR西日本の求人情報
  5. JR西日本に関する口コミまとめ
  6. JR西日本への転職を成功に導くたった1つのコツ
  7. JR西日本転職で必ず登録すべき転職サイト5選
  8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

すべて読んでいただければ、あなたがJR西日本へ転職すべきか判断できるとともに、JR西日本への転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。

1. まとめ|JR西日本の特徴と転職のポイント

次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「JR西日本に転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。

JR西日本の特徴

  • 業界大手の鉄道会社の1つで、特に京阪神では並走する私鉄との競争が激しい
  • 主力の鉄道事業が売上の約6割を占め、直近では過去最高益を更新するなど業績好調
  • 縦割り組織の大企業で、固い保守的な風土があり、風通しはよくない
  • 平均年収は673万円で、業務の割に高給という声は多いため、安定を求める人におすすめ
  • 平均残業時間は15〜20時間だが、部署によっては月40時間を超えることも
  • 産休育休もとれるが、転勤や泊まり勤務もあるため結婚・出産を機に退職する女性は多い

JR西日本への転職のポイント

  • 中途採用は「経験者採用」と「第二新卒」に大別され、ともに専門ポジションでの募集がほとんど
  • 随時募集しているが、現在募集があるのは「経験者採用」のみ
  • 非公開求人も紹介してもらえるように、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ

2. JR西日本の企業情報

  概要
 本社所在地 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号
 代表者 代表取締役社長 来島達夫
 設立 1987年4月1日
 資本金 1000億円
 売上 1兆4414億円(2017年3月期)
 従業員 45,326人
 事業内容 旅客鉄道事業、貨物鉄道事業など

2-1. 事業内容

JR西日本は1987年に設立された鉄道大手の1社で、近畿、北陸、中国地方を基盤として新幹線と在来線を運営しています。

収益基盤である鉄道事業が売上の6割で、残り4割を占める非鉄道事業の拡大に取り組んでいます。具体的には下記4つを非鉄道事業の中の主要事業として注力しています。

主要事業 その他の事業
  • 不動産賃貸・販売
  • ホテル
  • 物販・飲食
  • ショッピングセンター
  • 百貨店
  • 地域ビジネス(介護など)
  • IT活用(ICOCA電子マネーなど)

ちなみに、鉄道事業は特に京阪神で並走する私鉄各社との競争が激しいですが、直近の業績は過去最高益を更新しており好調です。鉄道はもちろん、その他の主要事業も積極的に推進しているため、中長期的にも堅調な推移が見込まれます

主な鉄道会社の比較

主な鉄道会社の直近の業績(2017年3月期)と平均年収をまとめたのが次の表です。

社名 売上 純利益 平均年収
JR東日本 2兆8808億円 2433億円 710万円
JR東海 1兆7569億円 3929億円 733万円
JR西日本 1兆4414億円 912億円 673万円
JR九州 3829億円 447億円 564万円

上のようにJR西日本は、JR東海と比べて売上は大きく見劣りしませんが、特にJR東海は東海道新幹線の利益率が高いことから純利益ベースでは大きく引き離されています。

2-2. トップメッセージと事業計画

JR西日本企業HPより

JR西日本のトップメッセージでは、特に2005年の福知山線列車事故、2017年に名古屋駅でJR西日本所有ののぞみの台車に亀裂が発見されたことを踏まえ、改めて、安全第一で取り組む決意を表明しています。

また、中期経営計画のスローガンとして、人々が出会い、笑顔が生まれる、安全で豊かな社会づくりに貢献することを掲げています。特に「グループ共通戦略」として重視しているのは以下3つです。

  • 地域価値の向上:瀬戸内や北陸エリアなど、集客力のあるコンテンツを積極的に発信
  • 線区価値の向上:主要駅の大規模開発(大阪、三ノ宮、広島)など
  • 事業価値の向上:既存事業の向上と、新たな市場への進出(沿線の域外、海外など)

上記により、特に非鉄道事業の拡大により、2022年までに売上を現在の約1.5兆円から2兆円に拡大するチャレンジングな計画に取り組んでいます。

2-3. グローバル展開

JR西日本は少子高齢化で人口減少が見込まれる中で、人口増を背景に需要が伸びている海外市場への展開を加速しています。

事業 主なポイント
鉄道
  • ブラジルの都市旅客鉄道に出資参画し、鉄道の整備や人材育成を担う(2015年)
  • 海外向けHPをより分かりやすくリニューアル完了(2016年)
ホテル・観光
  • 訪日外国人を誘致するため、初の海外拠点をシンガポールに開設(2017年)
その他
  • 通販大手フェリシモと提携して海外向けインターネット販売サイトを開始(2017年)

JR西日本は、2015年以降、鉄道やホテルなど海外事業を本格的に推進しているため、海外志向の人にもおすすめします

特に中途採用においては、海外のM&Aや法務経験者、海外での実務経験者などは即戦力として特に歓迎されると言えます。

JR西日本企業HP:www.westjr.co.jp

見るべきポイント
事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。
採用情報 「求める人物像、業務内容」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。
会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。

3. JR西日本の採用情報

業界大手の鉄道事業者なのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?

3章では、JR西日本の採用情報についてお伝えします。

3-1. JR西日本の採用職種

JR西日本の採用HPでは、以下の通り、第二新卒の募集はありませんが、経験者採用として下記の職種で募集がありました。

JR西日本企業HPより

経験者採用は、一度に応募できるのは「車両系統・施設系統・電気系統」のうち1つだけで、複数同時に応募することはできません。勤務地はJR西日本全域になります。

なお、第二新卒についても随時募集されるため、採用HPや大手転職エージェント等から情報収集しておくことをおすすめします。

参考:契約社員の募集もあります

JR西日本では、契約社員として、本社・各支社などで事務スタッフ、駅スタッフ、客室乗務員なども随時募集しています

現在、契約社員の募集があるのは、「大阪支社(※本社ではありません)、京都支社、大阪支社、神戸支社、広島支社、新幹線管理本部」となっています。

3-2. 平均年収

転職時の平均年収 : 400〜500万円

社員の平均年収 : 673万円(平均年齢40.3歳)

会社四季報より

JR西日本の平均年収は673万円で、同業の他JRと比べてほぼ標準的と言えます。

給与の他に、残業手当・夜勤手当などがあって、賞与も5〜6ヶ月程度で安定しています。残業代はしっかり支給され、福利厚生は非常に手厚く完備されています。

3-3. 労働環境

平均残業時間 月:15〜20時間

JR西日本の平均残業時間は【15~20時間程度】です。同業のJR東海などと比べると、残業時間は少ないと言えます。

ただし、部署によっては残業が月40時間以上のこともあるなど、現場やオフィス勤務など職種によって大きく異なるため、転職を検討する際は大手転職エージェントに確認することをおすすめします。

3-4. 中途採用メッセージ

JR西日本採用HPより

JR西日本の採用HPでは、中途向けのメッセージは見当たりませんでした。しかし、新卒向け採用HPでは「一人ひとりが主役 『次の一歩』を共に」とメッセージしています。

求める人材像としては「主導性、しなやかさ、挑戦」の3つを挙げています。JR西日本は海外事業などを推進する計画であるため、特に新しいフィールドで主体的に挑戦したい人材が求められています。

そのため、特に中途採用においては、前職でのスキル・経験を活かして、鉄道やその周辺事業においてどのような新しいサービスや付加価値を実現していきたいのか具体的にアピールすることが重要です。

※JR西日本の採用情報をもっと知りたい人は…

下記サイトを参考にして下さい。

4. JR西日本の求人情報

JR西日本への転職を検討しています。どんな求人がありますか?

現状、おすすめ大手転職サイトの公開求人はなく、ここではJR西日本の採用HPで募集されている「経験者採用」として、以下4つの職種をご紹介します。

  • 鉄道車両技術者
  • 鉄道施設技術者
  • 鉄道電気技術者
  • 産業医

ただし、いずれの職種も入社時は「契約社員」で、採用後約1年を目処に正社員登用制度があるとされていますが、実際に正社員登用される可能性については、事前に確認することをおすすめします

数少ない求人を得るために

JR西日本は中途採用を積極的には行なっていない印象でしたが、実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします

もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため、数少ないJR西日本の求人を得られる可能性が増えます。

さらに、JR西日本の他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。

4-1. 経験者採用:鉄道関連の「車両、施設、電気」の技術者の募集あり

JR西日本HPでは、経験者採用として「車両・施設・電気の技術者」の募集がありました。

想定月給は15万円強で、時間外・扶養・職務手当などが支給されます。それぞれ主な業務は以下の通りで、いずれも必要要件はありませんが、各分野の実務経験者や資格保有者は特に歓迎されます。

職種 主な業務
車両 車両などのメンテナンス業務
施設
  • 保線:線路の工事・メンテナンス
  • 土木:トンネル、架橋などの工事・メンテナンス
  • 建築:駅や業務用施設などの設計・検査・工事管理
  • 機械:自動改札機、空調設備などの工事・メンテナンス
電気 信号や通信設備などの工事・メンテナンス

もし転職を検討する際には大手転職エージェントを活用して、想定年収や正社員登用の可能性などを確認しておくことをおすすめします

4-2. 経験者採用:産業医の募集もあり

JR西日本では、産業医の有資格者を対象として若干名の募集があり、勤務先は西日本旅客鉄道 健康増進センター(大阪市北区)です。

年収は経験などを考慮して算出するとされていますが、JR西日本は大手企業なので、世間一般の大企業並みの待遇は十分期待できると言えます。

参考. グループ会社では、施工管理士、建築設備、営業などの募集もあり

doda』で検索すると、グループ会社では上記のように施工管理士、建築設備、営業などの職種で募集がありました。

グループ会社からJR西日本への異動はほぼありませんが、JR西日本グループ会社としての安定性や専門スキルを活かして働きたい人は検討してみてもよいでしょう。

年収は、JR西日本商事(270〜300万円)を除けば、400〜750万円と幅があるため、大手転職エージェントも活用して第三者的な立場からもアピールしてもらえば、給与交渉次第では給与アップでの転職も十分可能と言えるでしょう。

ただし、グループ会社の求人が非常に多いため、あなたに合った転職先を効率的に見つけるためには大手転職エージェントに登録することをおすすめします。また、登録しておけば、条件にあった求人があれば連絡してもらうことができます。

5. JR西日本に関する口コミまとめ

内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、JR西日本の口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。

JR西日本に関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。

コメント
給与・福利厚生(待遇)
  • 年収は年功序列で、同業の中では標準的
  • 給与は低いが、賞与や様々な手当が手厚いのが特徴
  • 福利厚生は大企業並みに完備されており好評
仕事のやりがい・成長
  • 毎日安全運転で、日本経済を支えているというやりがいがある
  • 決められたルールを遵守して働くのが得意な人にはおすすめ
  • 研修は鉄道の専門的な内容も多いため、異業種で通用する専門スキルを身につけるのは難しい
人間関係・社員の雰囲気
  • 社会インフラ系の大企業で、非常に保守的で固い風土
  • ミスをしないことが求めらえる仕事なので、真面目な人が多い
  • 縦割り組織で風通しはよくないが、部署間の関わりは薄いため大きな支障はない
その他
  • 大企業なので産休育休などの制度は整っている
  • しかし、転勤や泊まり勤務もあるため結婚や出産を機に退職する女性も多い

5-1.  給与・福利厚生(待遇)

年収は同業の中で標準的ですが、給与は低めで、賞与や手当が手厚いのが特徴です。

給与は昇級試験に合格していくと徐々に上がり、20代で約400万円、30歳前後で約600万円が目安です。その後は出世するかで差がつき、35歳前後(係長)で約800万円、40歳前後(課長)約1000万円となります。

賞与は5〜6ヶ月分で安定しており、夜勤手当などの他に乗務員手当(月7万円程度)、エリア手当として京阪神地区は基本給の10%が加算されます。

また、福利厚生は非常に充実していると好評で、社員寮、社宅、扶養手当に加えて、在来線のフリーパスや新幹線の割引制度もあります。

5-2. 仕事のやりがい・成長

公共交通機関を担う会社として、毎日多くの人の日常生活を支えているというやりがいを実感している人が多数でした。

業務自体は安全第一でルールを遵守することが大事なので、人によっては単調と感じることもありますが、決められたルールを遵守して働くのが得意な人には向いています

また、社内研修は充実していますがが、専門性の高い鉄道関連がメインなので、異業種で通用する専門スキルは身につかないという声が多いです

5-3. 人間関係・社員の雰囲気

会社の雰囲気は、大企業かつ社会インフラ系の業界ということもあり、非常に保守的で固い風土という意見が多くありました。

社員については、全体としては真面目な人が多いという意見が多いですが、現場に近いほど上下関係に厳しく飲み会も多いといった体育会系の雰囲気があるようです。

また、縦割り組織なので部署間の風通しはあまり良くないですが、部署内で完結する仕事も多いため、業務には特に支障はないようでした。

※JR西日本を志望する人におすすめな他の企業は?

JR西日本が気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。

  • 東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
  • 名古屋鉄道株式会社(名鉄)
  • 大阪ガス株式会社
  • 関西電力株式会社
  • 中部電力株式会社

6. JR西日本への転職を成功に導くたった1つのコツ

JR西日本に転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。

JR西日本への転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。

  • 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
  • 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
  • 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある

転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。

非公開求人とは

事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。

大手の転職エージェントであれば、JR西日本の非公開求人を保有している可能性があります。

さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。

公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。

理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能

転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。

具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。

そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。

転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です

※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる

転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。

あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。

正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。

逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。

理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。

転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。

少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。

7. JR西日本転職で必ず登録すべき転職エージェント5選

JR西日本への転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!

JR西日本志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。

  • JR西日本に関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
  • JR西日本以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
  • 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか

具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)

  登録必須度 特徴
リクルートエージェント 全員必須◎ 業界最大手で求人数No1。大企業への転職実績多数。
doda 全員必須◎ 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。
マイナビエージェント 20,30代なら◎ 業界最大手で親身なサポートから満足度が高い
パソナキャリア 初めて転職は◎ サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。
リクルートダイレクトスカウト 外資・技術系は◎ ハイクラス求人数No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。

上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。

  • 親身なサポートを得たい方は『マイナビエージェント』も合わせて登録
  • 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
  • ハイクラス求人をお探しの方は、『リクルートダイレクトスカウト』をプラスして登録

それでは、各社の特徴をご紹介します。

※注意事項

求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。

そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう

7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

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7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判

2024年版dudaトップ画像

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

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7-3. マイナビエージェント|都心で人気

※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

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7-4. パソナキャリア|最高評価のサポート体制

パソナキャリア_新キャプチャ画像

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです

運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。

Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。

親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプラン女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。

パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢有用な提案を受けることができるでしょう。

さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。

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現年収600万円以上なら『パソナキャリア』のハイクラス向けサポートがおすすめ

パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)があります。

取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。

パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。

既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう

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7-5. リクルートダイレクトスカウト|ハイクラス求人No.1

リクルートダイレクトスカウト トップ画面

リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです

ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。

レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。

また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます

レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。

8転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

9【図解】転職エージェント利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

さいごに

JR西日本での働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

JR西日本への転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。

ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知るJR西日本転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。

JR西日本転職に強く、必ず登録すべき転職サイト5選

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。