ドラッグストアでの薬剤師の仕事に関心を持っている人の中には、
- 「仕事内容を詳しく知りたい」
- 「年収は高いの?」
という疑問があるでしょう。
結論として、ドラッグストア薬剤師の仕事内容は調剤以外にも特有の業務があり、平均年収は600万円程度と高い水準にあります。
この記事では、転職のプロとして多くの転職者をサポートしてきた私が、ドラッグストア薬剤師の仕事内容や、年収・福利厚生、その転職方法について紹介します。
- ドラッグストア薬剤師の仕事内容
- ドラッグストア薬剤師の年収事情
- ドラッグストア薬剤師の大変なポイント
- ドラッグストア薬剤師に転職するメリット
- ドラッグストア薬剤師に転職するデメリット
- 転職経験のある薬剤師が選ぶ薬剤師転職サイト満足度ベスト3
- 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職サイト利用の流れ
この記事を読めば、ドラッグストア薬剤師に関する様々な疑問が解決するでしょう。
編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。
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目次
1.ドラッグストア薬剤師の仕事内容
ドラッグストア薬剤師のおもな業務内容は、調剤業務や薬に関する情報提供・販売を行うことです。
この章ではドラッグストア薬剤師の仕事内容について、以下の順番で詳しく見ていきます。
それでは早速見ていきましょう。
1-1.OTC医薬品の販売や調剤を行う
ドラッグストア薬剤師の仕事は一般的な薬剤師と同様に調剤をメインにしています。
一般的な調剤薬局と同様に、医療機関で付与される処方箋を元に薬を調剤し、お客様に服薬方法を指導します。
病院で勤務する薬剤師と異なる点は、OTC医薬品を取り扱う点です。
OTC医薬品とは、「Over The Counter」の略で、「カウンター越しにアドバイスを受けた上で購入できる医薬品」という意味です。
ドラッグストアなど身近な場所で、医療機関が開いていない時間帯でも医薬品を購入することができることや病院に行く時間や費用を抑えることができるという手軽さから多くの需要があります。
OTC医薬品は、処方箋を必要としない医薬品ではありますが、もちろん副作用などのリスクも考慮する必要があるため、責任感とお客様と円滑に情報共有できるコミュニケーション能力が求められます。
1-2.レジ打ちや接客を行う
ドラッグストアで働く薬剤師はOTC医薬品の販売や調剤の他に、販売スタッフの一員としてレジ打ちや接客を行います。
レジ打ちや接客は、ドラッグストア自体の評判に大きく関わります。
販売スタッフの一員であることを自覚し、他のスタッフと良好なチームワークを築きながら仕事を行うことが求められます。
また、日用品や健康食品など多くの商品を販売しているため、医薬品以外の商品情報や在庫を把握する必要があります。
1-3. POPの制作や発注・在庫管理を行う
ドラッグストアの薬剤師は、調剤や接客など表でお客様と関わる業務の他に、POPの制作や商品の発注、在庫の管理を行なっています。
POPは、その商品を知らなかったお客様にもパッケージだけでは伝わらない魅力を伝えることができるため多くのドラックストアで活用されています。
薬剤師とはいえ、ドラッグストアで働くスタッフとして売り上げに貢献するため、このような販売促進に関する業務も行います。
また、商品の発注や在庫の管理などお客様には見えないところでも、販売スタッフとしての業務を行っています。
2.ドラッグストア薬剤師の年収事情
この章では、ドラッグストア薬剤師の年収について詳しく見て行きます。
それでは、見ていきましょう。
2-1.ドラッグストア薬剤師の年収は病院や調剤薬局より高い
ドラッグストアは私たちの生活に身近な存在であるため、年収が高いというイメージをお持ちの方は少ないのではないでしょうか?
しかし、ドラッグストアで働く薬剤師の年収は病院や調剤薬局より高い傾向にあることがわかりました。
Career Theory編集部が薬剤師71人に行ったアンケートを元にまとめた就業先別の平均年収は、以下の通りです。
順位 | 就業先 | 年収 |
1位 | 製薬企業 | 500~1,200万円 |
2位 | ドラッグストア | 450~700万円 |
3位 | 調剤薬局 | 450~650万円 |
4位 | 病院 | 350~600万円 |
〔出典〕Career Theory編集部 アンケート
薬剤師の主要な就業先のうち、ドラッグストアは、製薬企業に次いで2番目に年収が高いという結果になりました。
製薬企業は、独自に開発した医薬品を販売し、競合が少ない中で利益を得ることができるため、給与が高くなっていると考えられます。
しかし、新しい治療法や薬理・生理に関する最新の研究成果など、医学・薬理薬理についてのより高度な専門性が求められるため、製薬会社への転職のハードルは高いといえます。
2-2.ドラッグストア薬剤師の年収が高い理由
それではなぜドラッグストア薬剤師の年収は、病院や調剤薬局より高いのでしょうか?それには以下の理由があります。
詳しく見ていきましょう。
(1)ドラッグストアでの薬剤師需要が伸びてきているから
現在、大手ドラッグストアチェーンの市場争いが行われており、競争激化の要因は数多く考えられます。
要因の一つとして、対面販売が必要だった薬がインターネット販売も可能となるなど、医薬品の販売規制が緩和されたことにより競合が増えてしまったことが挙げられます。そのため競争力の向上を目的として、大手が地方の中小薬局などを買収する再編を行い店舗数を増やしています。
店舗数の増加に伴い、OTC医薬品を扱うことのできる薬剤師も必要とされるため、ドラッグストアで働く薬剤師の年収が高い傾向にあることが予想されます。
(2)マネージャーなど管理職クラスに昇進できる場合もあるから
大手チェーンのドラックストアでは、調剤や接客などその店舗内での業務に限らず、成果をあげることでエリアマネージャーなど経営に携わる道もあります。
薬剤師全体の平均年収は565万円とされていますが(厚生労働省:令和2年賃金構造基本統計調査 ,2021.)、ドラッグストア薬剤師の場合、エリアマネージャーなど責任が伴う管理職につくことで、企業によっては年収1,000万円程度になることもあります。
薬剤師としての知識を活用するというよりは、経営に関する知識や判断力も求められるため、大変忙しい業務になりますがその分やりがいを持って働くことができます。
(3)「24時間営業」などを行っている場合もあるから
ドラッグストアは、長時間の営業や深夜に営業を行っていることも珍しくありません。
対する調剤薬局は、一般的に9:00〜18:00など医療機関が診察を行っている時間に営業を行っています。
そのため、必然的にドラッグストアの薬剤師にはシフトによって深夜手当がつきます。この営業時間の違いもドラックストア薬剤師の年収が高い理由の一つです。
そもそも深夜間の勤務には法定の割増賃金(2割5分以上)が付加され、その上さらに追加の手当を設けている職場もあります。
医療従事者においては夜勤がある/多い職種か夜勤がない/少ない職種かで職種ごとに平均年収の差が現れます。
たとえば医療従事者の平均年収を職種別にまとめた下記の表では、夜間勤務を多く行い得る職種のほうが、夜勤人口の多くない職種よりも平均年収が高い傾向にあることがわかります。
順位 | 職業 | 年収 |
1位 | 助産師 | 569万円 |
2位 | 薬剤師 | 565万円 |
3位 | 臨床検査技師 | 492万円 |
3位 | 看護師 | 492万円 |
5位 | 保健師 | 475万円 |
6位 | PT、OT、ST | 418万円 |
7位 | 准看護師 | 413万円 |
8位 | 栄養士 | 373万円 |
9位 | 歯科衛生士 | 356万円 |
10位 | 看護助手 | 312万円 |
〔出典〕厚生労働省:令和2年賃金構造基本統計調査,2020.
こうしたことを考えると、夜間勤務は収入アップに直結する要因と言って良いでしょう。
特に病院勤務の薬剤師以外では、深夜勤務が可能であることが多いという点で、ドラッグストア薬剤師のほうが一般的な調剤薬局勤務の薬剤師よりも稼ぎやすいと考えられるのです。
次の章では、ドラッグストア薬剤師の大変なポイントをお伝えしていきます。
3.ドラッグストア薬剤師の大変なポイント
ここまで、ドラッグストア薬剤師の待遇の良さを紹介してきましたが、働く上で大変なこともあります。
この章では、以下の順番で、ドラッグストア薬剤師の大変なポイントを見て行きます。
それでは、見て行きましょう。
3-1.調剤以外にも多くの業務がある
先ほどもお伝えしたように、ドラッグストア薬剤師には調剤以外にも多くの業務があります。
特に、お客様への対応などは徹底されている職場が多いため、求められる質も上がってきます。
このため、調剤業務に集中したい人にとっては、不向きである職場かもしれません。
3-2.営業時間が長い店舗もある
ドラッグストア薬剤師は、営業時間が長いため勤務時間も長くなることがあります。
利益を主な目的として運営している企業は、営業時間で差別化を図るケースがあるためです。
当然その場合は薬剤師の方も遅くまで勤務する場合も多いため、家庭とのバランスが難しくなることもあるでしょう。
営業時間は店舗ごとに異なるため、配属先にもよりますが、転職の際は可能な限りチェックをしておくことがおすすめです。
3-3.臨機応変な対応が必要
また、ドラッグストア薬剤師は状況に応じて臨機応変な対応が求められます。
これは、多様なお客様への対応や、品出し業務など、そのとき必要とされている業務に当たる必要があるからです。
ドラッグストア業務における臨機応変な対応力は、その店舗の売上に直結する重要なポイントです。
このため、ドラッグストア薬剤師として働く場合は、状況に合わせた柔軟な対応力をつけることが必要となるでしょう。
さて、ここまではドラッグストア薬剤師の大変なポイントをお伝えしてきましたが、次の章ではメリットに焦点を当てて説明して行きます。
4.ドラッグストア薬剤師に転職するメリット
ドラッグストア薬剤師には大変な部分もありますが、メリットも豊富にあります。
この章では、ドラッグストア薬剤師に転職するメリットを以下の順番で説明して行きます。
それでは、順番に見て行きましょう。
4-1.処方が多岐に渡ることで、薬剤師のキャリアアップに役立つ
ドラッグストアでの処方は多岐に渡るため、今後のキャリアに役立つでしょう。
これは、ドラッグストア薬剤師として多くの病院や診療所からの処方箋を受け付けるためです。
また、ドラッグストアではOTC(一般用医薬品)に加えて様々な科の処方箋を受け付けるため知識が深まる上、患者の年齢層も広いため、コミュニケーション力を含む様々な対応力がつくでしょう。
自分の対応でお客さんが喜んでいる姿を見た時には、大きなやりがいも得られるでしょう。
4-2.充実した人間関係を築ける
ドラッグストア薬剤師は良好な人間関係を築くことが出来ます。
同じ薬剤師だけでなく、売り場の職員とも交流があること、若い人が多く活気があることが理由です。
このため、お互いに譲り合って希望日を休日にして、プライベートとのバランスを取ることが出来ることが多いでしょう。
人間関係が良好であるのは、勤務環境として非常に重要と言えます。
4-3.待遇や福利厚生が充実している
待遇や福利厚生が充実していることも大きなメリットです。
その理由は、ドラッグストアの運営元に関係しています。
ドラッグストアの運営元は大企業であることが多いです。
そのため、人材確保のために社員割引や介護休暇など福利厚生を手厚くしています。
また、ワークライフバランスに取り組んでいる企業も多く、パートなど正社員であるないに関わらず働き方に考慮し、自由に休日の希望を提出することのできる職場が多いです。
また、薬剤師がドラッグストアへ転職する際には、薬剤師転職サイトを使うことをおすすめします。
薬剤師転職サイトを利用することで、人気が高い非公開求人の紹介を受けられたり、面接対策や、希望する就職先の職場環境を知ることができたりするというメリットがあります。
5.ドラッグストア薬剤師に転職するデメリット
ドラッグストア薬剤師は年収も高水準であり福利厚生も充実しているメリットの多い職種ですが、もちろんデメリットもあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
5-1.調剤スキルアップにつながらない場合がある
ドラッグストアに調剤が併設されていない場合、スキルアップにつながらないことがあります。
また調剤併設のドラッグストアであったとしても、薬剤師求人の背景としてOTC医薬品の販売をメインとするための募集であることも少なくありません。
OTC医薬品の手軽さ・便利さは人びとの健康福祉を図る上で不可欠の薬品である一方、たとえば医薬品のスイッチOTC化におけるスイッチラグの問題(医療用医薬品としての承認からOTC化に至るまでの期間が長いこと)に見られるように、最新の医療・処方からはやや距離があるものであるという側面もあります。
もしあなたが中長期的に薬剤師として調剤スキル向上や医療・薬学のエキスパートを目指すならば、OTC医薬品の販売のみに従事することになった場合はキャリア上どのような影響やメリットがあるかをよく検討する必要があるでしょう。
薬剤師としての資格を生かし、調剤業務を行いたいとお考えの方や調剤業務のブランクを空けたくないとお考えの方は募集要項に注意する必要があります。
5-2.医学や薬学の知識をアップデートしづらい
ドラッグストア薬剤師は、病院で勤務する薬剤師に比べて、医学や薬学に関する知識をアップデートする機会が少なくなります。
たとえば病院薬剤師ならば、各領域のスペシャリストから知識を得られる勉強会の開催などもあるため、最新の情報を手に入れやすい環境と言えます。
また一定規模以上の医療機関の門前薬局に勤めていれば、処方箋や主治医とのコミュニケーションなどを通して、やはり新しい治療・処方に触れる機会に恵まれやすいでしょう。
加えて、近年は「かかりつけ薬剤師」という概念が広まりつつあり、調剤薬局薬剤師の提供し得る医療の射程は患者さんの健康・QOL向上の全般にまで拡がっていく最中です。
より高度で専門的な医療・薬理への造詣とスキルが求められることになるでしょう。
こうしたことを考慮すると、専門知識を深めたいという方や最新の情報を手に入れやすい環境で働きたいという方には、病院薬剤師や調剤薬局薬剤師としてのキャリアを選んだほうが、中長期的なキャリアにつながる可能性が高いとも考えられます。
6.転職経験のある薬剤師が選ぶ薬剤師転職サイト満足度ベスト3
Career Theory編集部が薬剤師500人に対するアンケート調査に基づき作成した、薬剤師転職サイト満足度ランキングのベスト3を紹介します。
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『薬キャリエージェント』サービス概要
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対応求人数(公開) | ||||
雇用形態別 | ||||
正社員 | 約37,000件 | パート | 約8,000件 | |
契約社員 | 約900件 | 派遣 | 約600件 | |
業種別 | ||||
調剤薬局 | 約35,000件 | 調剤薬局・OTC販売 | 約3,700件 | |
病院 | 約3,900件 | OTC販売 | 約600件 | |
企業 | 約300件 |
〔出典〕『薬キャリエージェント』求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2023年10月14日時点のものです。
2位.ファルマスタッフ | 調剤薬局と派遣の求人が豊富
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私自身、少し病んでいた時期だったのか、正社員というこだわりをもって転職活動をしていたのだが、「逆に、正社員でこだわる理由はなんですか?」と聞かれて、ああ別に正社員にこだわる必要はないのだな、と肩の力を抜いて転職活動をすることができた。
転職活動をしている人の多くは、前職に不満があり大きなストレスを抱えています。早く今の職場から退職したいあまり、冷静な判断が出来なくなっていることもあります。
そのような時に、転職サイトの担当者アドバイザーが相談に乗ってくれ冷静なアドバイスが貰えると、精神的に楽になり、落ち着いた判断が出来ます。
『ファルマスタッフ』サービス概要
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対応業種 | 調剤薬局、病院、ドラッグストア、企業、その他 | |||
対応雇用形態 | 正社員、派遣、パート、紹介予定派遣 | |||
対応地域 | 全国 | |||
対応求人数(公開) | ||||
雇用形態別 | ||||
正社員 | 約27,000件 | パート | 約14,000件 | |
派遣 | 約1,300件 | |||
業種別 | ||||
調剤薬局 | 約33,000件 | ドラッグストア | 約6,300件 | |
病院 | 約3,000件 | 企業 | 約500件 |
〔出典〕『ファルマスタッフ』求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2023年10月14日時点のものです。
3位.マイナビ薬剤師 | 親身なサポート体制に高評価
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提案力が優れている転職サイトは、登録者の希望する職場だけでなく、理想の働き方やキャリアを元に、本当に合った職場を提案してくれます。特に、若いうちは他の職場が自分に向いているのか判断しにくいものです。
上記の薬剤師も、前職と同じ調剤薬局勤務が合っていると思っていましたが、転職サイトの担当者に提案され、ドラッグストアに転職したことで、仕事への満足度が上がった様子です。
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『マイナビ薬剤師』サービス概要
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対応業種 | 調剤薬局、病院、ドラッグストア、一般企業(管理薬剤師)、企業、その他 | |||
対応雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣、パート | |||
対応地域 | 全国 | |||
対応求人数(公開) | ||||
雇用形態別 | ||||
正社員 | 約46,000件 | パート | 約20,000件 | |
契約社員 | 約2,400件 | |||
業種別 | ||||
調剤薬局 | 約32,000件 | ドラッグストア | 約14,000件 | |
病院 | 約3,200件 | 企業 | 約5,000件 |
〔出典〕『マイナビ薬剤師』求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2023年10月14日時点のものです。
7転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
8【図解】転職サイト利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
まとめ
今回はドラッグストア薬剤師の仕事内容や年収、働くメリットなどをご紹介しました。
薬剤師としてドラッグストアで働くことは、大きなやりがいを得られると同時に高年収であり、キャリアアップの観点からもおすすめの仕事であると言えます。
先ずは一人で抱え込まず、初めの一歩を踏み出すことが大切です。
今回ご紹介したおすすめした薬剤師転職サイト3社からまずは話を聞いてみてください。
薬剤師転職サイトランキング | ||
1位.薬キャリエージェント公式サイトを見る 詳細を見る |
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2位.ファルマスタッフ | 公開求人数 約4.2万件 |
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3位.マイナビ薬剤師 | 公開求人数 約5.5万件 |
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より良いキャリアを築くために、今回の記事を是非参考にしてください。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。