55歳の平均年収は?中央値や男女別・学歴別の収入の違いを徹底解説

  • 55歳の平均年収はどのくらいだろう
  • 周囲と比べて自分の年収は低いのだろうか

と考えていませんか?

結論からいうと、55歳の平均年収は646万円と言われています。

ただ、平均年収は性別や企業規模によって異なります。

そこでこの記事では、55歳の年収事情をより詳しく知りたいと考えるあなたに向けて、「55歳の平均年収」について、転職サイトや公的機関調査をもとに分かりやすく解説します。

(目次)

すべて読めば、55歳の平均年収を詳しく把握でき、周囲と比べてあなたの年収は高いのかが分かるでしょう。

1. 55歳の平均年収は646万円

55歳の平均年収は、646万円です。

参考:doda『年代別・年齢別 平均年収情報』

男女別にみると、

  • 男性:694万円
  • 女性:430万円

と、約264万円の差が生じていることがわかります。

なお、上記は転職エージェント利用者を対象にした調査です。

2018年9月~2019年8月の1年間にdodaエージェントサービスに登録した人の平均年収データを20歳から65歳までの年齢別に集計しました。

参考:doda『年代別・年齢別 平均年収情報』

平均年収は調査によって若干の変動があるものの、55歳の平均年収は430~690万円というのが一般的のようです。

国税庁が実施する「民間給与実態統計調査」によると、50代の平均年収は以下の通りとなっています。

年代全体男性女性
50代前半
(50~54歳)
529万円682万円322万円
50代後半
(55~59歳)
520万円686万円298万円

参考:平成30年度『民間給与実態統計調査』

こちらは、55歳だけを対象にしたものではありませんが、上記の表をみる限り、50代後半である55歳の平均年収は「646万円」辺りが妥当であると判断できます。

55歳の年収の「中央値」は480万円前後

55歳男女総合の年収中央値は、480万円前後と考えられます。

厚生労働省の調査をもとにした、50代の年収中央値の推定金額は以下の通りです。

年代男性女性
50代前半
(50~54歳)
561万円334万円
50代後半
(55~59歳)
552万円328万円

※「月収中央値 × 12 + 平均賞与」で算出
参考:平成30年年賃金構造基本統計調査

年代や男女によって異なりますが、概ね480万円前後であると判断できます。

補足:平均年収と年収中央値の違い

  • 平均値
    …対象者の年収を足し、対象者の数で割った値
  • 中央値
    …対象者の年収を上から順に並べ、ちょうど真ん中に位置する値

平均値は一部の極端な値が全体に大きな影響を及ぼします。

一方で中央値は、極端な値が含まれていたとしても、その影響はほとんどなく、よりリアルな結果が導き出されます。

※参考記事:『年収の中央値はいくら?年代別・男女別・雇用形態別に解説』

ここまでは55歳の平均年収を紹介しました。

次の章からは、同年代の年収をより詳しく把握するために、50代後半(55歳~59歳)の「条件別の平均年収の違い」を解説していきます。

2. 【条件別】 50代後半の平均年収

50代後半(55歳~59歳)の平均年収を、以下の区分で解説します。

  1. 【男女別】50代後半の平均年収
  2. 【学歴別】50代後半の平均年収
  3. 【雇用形態別】50代後半の平均年収
  4. 【企業規模別】:50代後半の平均年収
  5. 【産業別】50代後半の平均年収 

それぞれの違いを把握しておきましょう。

2-1.【男女別】50代後半の平均年収

年代全体男性女性
50代前半
(50~54歳)
529万円682万円322万円
50代後半
(55~59歳)
520万円686万円298万円

参考:平成30年度『民間給与実態統計調査』

2-2.【学歴別】50代後半の平均年収

学歴全体男性女性
大学・大学院卒720万円752万円534万円
高専・短大卒464万円571万円402万円
高校卒443万円506万円322万円

※「平均月収 × 12 + 平均賞与」で算出
参考:平成30年年賃金構造基本統計調査

2-3.【雇用形態別】50代後半の平均年収

雇用形態全体男性女性
正規雇用571万円629万円419万円
非正規雇用294万円345万円257万円

※「平均月収 × 12 + 平均賞与」で算出
参考:平成30年年賃金構造基本統計調査

2-4.【企業規模別】:50代後半の平均年収

企業規模全体男性女性
大企業 681万円716万円424万円
中企業499万円577万円304万円
小企業426万円475万円322万円

  ※「平均月収 × 12 + 平均賞与」で算出
参考:平成30年年賃金構造基本統計調査

2-5.【産業別】50代後半の平均年収

50代後半の平均年収を、産業別にまとめました。

業界別の年収ランキングは以下の通りとなりました。

それぞれ簡単に説明します。

1位.電気ガス水道(インフラ)業:799万円

業種別にみると、もっとも年収が高いのはインフラ業界で、年収は799万円でした。

電気・ガス・水道などを供給し、私達の生活を支える仕事です。

インフラ系企業は、安定性も高く、他の業種と比較して給与も高くなる傾向にあります。

2位.情報通信業:735万円

2位は情報通信業で、年収は735万円でした。

IT技術の進展などにより、業界全体が拡大傾向であり、かつ人材不足が顕著なため、他の業種と比べて高い給与が得られやすい特徴があります。

また、スマートフォンの普及により情報通信業も私達の生活を支える仕事と言えるでしょう。

3位.学術研究・専門業:729万円

3位は学術研究・専門業で、年収は729万円でした。

学術研究・専門業は、主に学術的研究などを行う事業所,個人又は事業所に対して専門的な知識・技術を提供する事業所で、他に分類されないサービスを提供する企業や人を指します。

具体的には、弁護士や税理士も学術研究・専門業に分類されるので、平均年収は高くなる特徴があります。

4位.教育・学習支援業:713万円

4位は教育・学習支援業で、年収は713万円でした。

教育・学習支援業は、学校教育を除く組織的な教育活動を行う事業所を指します。

具体的には、予備校や通信学習がこれらの部類に含まれます。

5位.金融・保険業:602万円

5位は金融・保険業で、年収は602万円でした。

金融・保険業界は、証券会社や投資銀行など、高収入の職種が多いのも特徴です。

ここまでは、50代後半の年収について、いくつかの区分で詳しく解説しました。

次の章では、55歳の平均年収から、生活費の目安を紹介します。

3. 55歳平均の生活費目安【年収646万円の場合】

646万円の場合、月収はおよそ53万8,000円、手取り換算するとおよそ43万4千円となります。

手取り43万4千円で、夫婦+子供二人の4人暮らしを想定すると生活費目安は以下の通りです。

家賃(ローン)14万円
食費 7万円
水道光熱費2万円
通信費2.4万円
交通費1万円
雑費(日用品・消耗品)1万円
保険料・医療費2万円
教育費4万円
娯楽費・交際費(自由に使えるお金)2万円
貯蓄・投資8万円

※暮らしの生活スタイルや居住地によって変動します。

家賃や生活費について、以下の流れで解説します。

  1. 家賃は手取りの3分の1を目安に
  2. 食費は6~7万円前後を目安に
  3. 貯金可能額は月々5万円ほど

それぞれ詳しく見ていきましょう。

3-1.  家賃は手取りの3分の1を目安に

家賃は、手取りの3分の1を目安にすると考えておきましょう。

手取りが43万4千円の場合は、13~4万円ほどとなります。

これを大幅に上回ってしまうと、食費や娯楽費を削らなければなりません。

3-2.  食費は6~7万円前後を目安に

食費は6~7万円前後を基準に考えておきたいところです。

また、子供が中学生以上になると大人一人分の食費が必要になります。

ですので、「自炊をする」「弁当を作る」など、食費をできるだけ抑える意識が必要となってきます。

基本的に食事は外食が多いという方は、その分他の生活費を削減する工夫が欠かせません。

食費を抑えるコツ

  • タイムセールなどを狙い食費を節約する
  • 外食や飲み会は控える
  • 自販機やコンビニは極力利用しない
  • 昼食は弁当を作る

3-3. 貯金可能額は月々8万円ほど

手取りが43万4千円の場合、毎月貯金に回せるのは8万円ほどになります。

年間換算すると96万円程となります。

50代全体の平均貯蓄額は1075万円

二人以上の世帯の50代の貯蓄額(株式や生命保険など金融資産含む)の平均額は約1194万円と言われています。
参考:家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)

ただし、50代の貯蓄額中央値は600万円であると判明しています。

50代の貯金額には、かなり差があると言えるでしょう。

4. 年収をアップさせる3つの方法

収入を増やす具体的な方法は、以下の通りです。

  1. 昇進や昇格などによる給与アップを目指す
  2. 空いた時間で副業する
  3. 給料の高い職場に転職する

それぞれ具体的に見ていきましょう。

今の年収が適正か、一度確かめてみませんか?

年収・手取り額に悩みを抱えている方は、dodaが提供する「年収査定」の利用をおすすめします。これはあなたの適正年収を、AI技術によって導き出すツールです。

能力・経歴に見合った給料を得られているかどうか、一度チェックしてみましょう。

dodaに登録して適正年収をチェックする:
https://doda.jp

4-1.  昇進や昇格などによる給与アップを目指す

もっとも堅実に収入を上げる方法は、昇進や昇格によって給与をベースアップさせることです。

成果を上げることを常に意識し、日々の業務に取り組みましょう。

この際、企業の評価基準を把握しておくことも大切です。

資格を取得するのも有効

資格手当などの制度が職場にある場合は、資格を取得することで月々数千~数万円の給与アップが見込めます。

資格勉強はスキルとして身に付きますので、仕事に活かせる場面も多いでしょう。

昇給や昇格への足掛かりとなることもあります。

4-2.  空いた時間で副業する

本業とは別に副業を行うことで、収入を増やすことも可能です。

ダブルワークをしたり、クラウドソーシングを通して仕事を請け負ったりすることで、空いた時間を活かして効率的に稼ぐことができます。

ただ、本業に加えて仕事をすることになるため、体力的・精神的な負担が大きくなるという懸念は拭えません。

本業に支障が出てしまっては本末転倒ですし、またそもそも企業によっては副業を容認していないこともあります。

4-3.給料の高い職場に転職する

誰にでも実現可能かつ最も確実な収入アップの方法は、転職です。

職種や仕事内容は同じでも、職場を変えるだけで、月々数万円ほど給与が上がるケースも珍しくありません。

月給にそれほど違いがなくても、ボーナスのある職場に転職するだけで、年収が数十万円アップすることもあるでしょう。

また、「昇格や昇進が見込めない」「業績がかんばしくなく、ボーナスや手当も支給されない」という場合は、現職よりも条件の良い企業への転職を検討してみることをおすすめします。

まずは転職エージェントに相談してみるのもおすすめ

転職を検討している方は、『キャリアカーバー』や『ランスタッド』などの、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

また、『転職エージェントおすすめランキング』では、当サイトが独自に取得したアンケートから、利用者満足度の高い転職エージェントを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

5. 平均年収に関するFAQ

平均年収に関するよくある質問をまとめました。

気になることがあればここで解消しておきましょう。

Q-1.50代の平均年収はいくらですか?

同調査で明らかになっている「50代の平均年収」は637万円です(男性688万円、女性432万円)。

50代の平均年収を年齢ごとに区分したものを以下にまとめました。

平均年収
全体男性女性
50歳 569万円631万円427万円
 51歳 586万円 655万円 419万円
 52歳 603万円 676万円 425万円
 53歳 603万円 663万円 423万円
54歳 621万円 679万円 434万円
55歳646万円694万円430万円
 56歳 661万円 704万円 442万円
 57歳 660万円 695万円 414万円
 58歳 685万円 714万円 475万円
 59歳 738万円 769万円 435万円
50代全体637万円688万円432万円

出典:doda

年齢が上がるに連れて、平均年収も数十万円ずつ上昇していることがわかります。

Q2. 55歳で年収1000万円以上の人の割合を教えてください

dodaの調査によると、50代で年収1000万円以上を稼ぐ人の割合はわずか13.5%程度であると判明しています。

年収は年齢が上がるにつれて増えていくことから考えると、55歳で年収1000万円を超えている人は、全体の10%を下回ると判断できるでしょう。

そもそも年収1000万円以上を稼ぐ人は、すべての年代を含む労働者のうち、およそ30%ほどです。(参考:平成30年分民間給与実態統計調査

55歳で年収1000万円を超えるためには、以下のような戦略を立てて、行動していく必要があります。

年収1000万円を稼ぐ戦略

  • 金融、不動産、商社など、高収入を見込める分野へ転職する
  • マネジメントスキルなどの管理職に必要なスキルを身に着け、出世する
  • 自身のスキルや経験を最大限に活かして、他企業で今よりも高い役職へ転職する

年収1000万円を目指すのであれば、上記のような戦略を試してみましょう。

さいごに

55歳の年収事情を紹介しました。

現時点で年収が600万円を超えているのであれば、周囲よりも高収入であると考えて問題ないでしょう。

しかし、年収600万円を下回っている場合、周囲にやや遅れをとっていると言えます。

副業をはじめたり、転職をしたりするなど何かしらの行動に踏み切ってみることをおすすめします。

もしも転職を検討しているのであれば、以下の転職エージェントにまずは相談してみるとよいでしょう。

あなたの暮らしが、より良いものになるよう願っています。