キャリアカーバー3つの特徴と最大限活用するための全知識

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転職を検討しているけど、リクルートが運営する『キャリアカーバー』(Career Carver)って他の転職エージェントと何が違うの?と思っていませんか。

『キャリアカーバー』は既存の転職エージェントとは全く異なる性質を持っており、登録されている約600名のコンサルタントのデータベースから担当者を指名することができるサービスです。

他社で起きがちな、担当コンサルタントとの性格的なミスマッチや転職希望業界に詳しくなかったりといったトラブルを避けることができ、転職活動をより効率的に進めることができます。

活用できれば非常に強いのですが、ハイキャリア層の転職は1度転職に失敗すると積み上げてきたものが崩れるリスクが高いですから慎重に使うべきです。

このページでは、『キャリアカーバー』を最大限活用するために、現役人事コンサルタントの経験と、現職社員・利用者へのヒアリングから下記4点をお伝えします。

  1. 『キャリアカーバー』3つの特徴
  2. 失敗しないために把握しておくべきデメリット
  3. 絶対にやってはならない3つの行動
  4. 最も効果的な登録の方法

全て読めば、『キャリアカーバー』をあなたが使うべきかどうかがわかり、また利用する場合は最善の手段をお伝えしますので、転職の成功に一歩近づくことでしょう!

『キャリアカーバー』において、2015年12月4日に約3.7万人分の個人情報が誤送信される騒動がありました。『株式会社リクルートキャリアのプレス・リリース』によると第3者への漏洩の事実はないとのことでしたが、取引企業への影響は少なからず有ることでしょう。現状はハイキャリア向け転職に強い大手エージェントの『JACリクルートメント』や、同様のヘッドハンティングサービス最大手の『ビズリーチ』を活用することを推奨します。

1. 『キャリアカーバー』3つの特徴

『キャリアカーバー』は転職業界最大手のリクルートキャリアが運営する転職支援サービスです。

  • 担当コンサルタントを自分で選んで相談することができる
  • 好条件案件のヘッドハンティングを受け身で待つことができる
  • 4000 件以上のハイキャリア案件のデータベースから求人検索できる

1-1. 担当コンサルタントを自分で選んで相談することができる

一方的に担当コンサルタントをつけられるのでなく、所属する約600名の中から、経歴や実績などのプロフィールをみて相談するコンサルタントを指名することができます。

キャリアカーバー

指名制の転職エージェントはコストが莫大にかかるため今まで存在しませんでしたが、リクルートがJACやBizreachを意識して、赤字覚悟でハイキャリア層向けの転職シェアを拡大しています。

いざ担当がついたものの、話が通じない、性格が合わない、明らかに新人・・・そういったケースが他エージェントだと起こりがちですが、『キャリアカーバー』であれば起き得ません。

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検索条件は「担当業種」「担当職種」「業界経験年数」「勤務地」「フリーワード」で絞ります。

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雰囲気や年次、概要から、気になる人がいれば経歴や実績の詳細を見ることができます。

初めて会う前からコンサルタントの詳細情報があるのは、話題にも困らずに安心できますね。

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検索以外にも、レジュメを登録しておくと各コンサルタントからメッセージがきますので、連絡がきた中から気になった方に相談してみるのも良いでしょう。

もちろん相談は無料ですので、数人と接触してみて、一番しっくり来る方とお付き合いするのがおすすめです。

1-2. 好条件案件のヘッドハンティングを受け身で待つことができる

すぐに転職をする気はないから・・・という方も、登録時に希望業界や条件を書いていれば、マッチする案件を各コンサルタントが送ってきてくれます。

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思いっきりハードルの高い要望を書いてとりあえず登録しておけば、長いスパンになりますが望みの案件のメッセージが届く可能性も十分にあります。

1-3. 4000 件以上のハイキャリア案件のデータベースから求人検索、応募できる

通常の転職エージェントのような検索機能ももちろん使うことができます。

各コンサルタント(ヘッドハンター)が保有しているハイキャリア案件のみ掲載のため、通常の転職エージェントと違いポジション指定型の案件がほとんどで、掲載期間が非常に短いです。

もし気になる案件があれば、すぐに連絡するのが良いでしょう。

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ちなみに、「年収1000万以上」という検索をかけると3000件以上の案件があります。

2. 失敗しないために把握しておくべきデメリット

  • 急ぎの転職には向かない
  • 情報収集がコンサルタント依存になりがち

2-1. 急ぎの転職には向かない

今すぐに転職したい方には不向きのサービスです。

そもそも希少なハイキャリア案件を扱っているサービスなので、どちらかというと「キャリア面談を通じて希望を伝えて、合致した案件を待つ」というスタイルが想定されています。

母体がリクルートなので、既存の案件を探してきてもらおうと思えばすぐできますが、それならば『キャリアカーバー』を使う意味が薄いです。

短期的に具体的に転職を検討している方は、『ビズリーチ』を使って何人ものヘッドハンターと会ったり指名を待つよりも、ハイキャリア転職に強い『JACリクルートメント』を使った方が成功する可能性は高いでしょう。

JACリクルートメントについて登録するべきかどうかは『JACリクルートメントに登録すべき人と効果的に使う全手順』をご参考下さい。

2-2. 情報収集がコンサルタント依存になりがち

クローズドな求人が多いため、情報収集がヘッドハンター頼みになってしまいますので、内部情報を知ることができる転職情報サービスを使い内情をしっかり把握しましょう。

もちろん優秀なへッドハンターが多いのですが、彼らも売上がかかっていますから、不都合な真実を単刀直入に伝えてくれない場合も考えなければなりません。

情報収集の方法としておすすめなのは、下記2つのサービスです。

  • 社員による会社評価サービスの『Vokers』を使う(月額1500円)
  • 内部事情専門の口コミサービスの『キャリコネ』を使う(無料だが登録がやや面倒)

Vokers』を使う

有料(月額1500円)のサービスですが、非常に利用価値の高いサービスでおすすめです。

このサイトは、社員が内部情報を書き込んでいるサイトで、担当コンサルタントが不都合な真実を隠していないか実態を知るには最適のサービスです。

例えば、「女性活躍」というテーマは、企業人事や転職エージェントがうまいように表現だけして実態と離れているケースが多く、『 Vokers』を使えば実態を知れる良い例です。

「女性活躍」を掲げる多くの企業で「女性の役員を○○人登用する」「女性の正社員を○○人登用する」といった目標が設定されており、紹介料が高いなどのケースが存在します。

こういう場合、「この企業は女性活躍を推進しておりあなたにおすすめです!」とコンサルタント(ヘッドハンター)に言われても鵜呑みにせずに『Vokers』で調べましょう。

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例:総合電機メーカー「女性の働きやすさ」

「ばりばり働いて出世したい女性にはこの会社はお勧めしません。」

「ハードな仕事、プロジェクトは基本的には女性はやらされません」

中途入社者は出世できない、入社後の昇給はほとんどない、海外赴任を前提として採用しても実際は赴任できない、といったような、リアルな事情を把握することができます。

キャリコネ』を使う

『Vokers』と限りなく近いサービスです。

無料で使えますが、利用のためには「今いる会社の口コミを書き込む」か、「履歴書を登録し転職支援サービスを利用する」ということをしなければなりません。

面倒でなければ、使うと良いでしょう。

3. 絶対にやってはならない3つの行動

『キャリアカーバー』に限ったことではないですが、転職エージェントを利用する上で絶対にやってはならないことがありますので、こちらは必ず覚えておきましょう。

  • 経歴やスキルに嘘をつかない
  • 同じ案件に複数のコンサルタントから応募しない
  • 推薦文は任せっきりにしない

3-1. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。コンサルタントでよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。

3-2. 同じ案件に複数のコンサルタントから応募しない

数社の転職サイトを使っている場合、同じ案件には複数のコンサルタントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となります。

3-3. 推薦文は任せっきりにしない

多くの場合、担当コンサルタントはあなたを100字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)

「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」

※この推薦文は『キャリアカーバー』ではない他社の例です。

言ってることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。

4. 最も効果的な登録の仕方から、退会の方法まで

各コンサルタント(ヘッドハンター)があなたのことを判断する材料は登録情報しかないため、言うまでもなく登録情報は極めて重要です。

内容が薄ければメッセージも届かないでしょうし、あなたが相談を希望しても断られてしまう可能性が高くなってしまいます。

どのように書けばヘッドハンターに目をつけてもらえるか、という観点で書き方を解説します。

登録は『キャリアカーバー』公式ページから行ってください。もちろん登録・利用は完全無料で、かつ登録の内容修正も可能です。

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上記、最初のページでは特に注意はありませんが、現在(直近)の年収については、手取額ではなく、源泉徴収票にある総支給額(税引き前の額面)をお書きください。

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注意点としては下記1点です。

  • 多少でも英語を使えるなら「ビジネス会話レベル」と書く

どこまでが「ビジネス会話レベル」なの?と自信がなく「日常会話レベル」にしてしまう方が多いですが、最終的にその企業で通じる英語力かどうかはコンサルタントが判断してくれます。

「ビジネス会話レベル」という条件で応募者検索をかけるコンサルタントもいますので、ぜひこちらは多少の後ろめたさがあっても高いレベルで記入しましょう。

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上記ページでの注意点は2点です。

  • 直近の業種・職種は出来る限り5つ記入する
  • 職務内容はしっかりと書く

まず業種と職種内容ですが、出来る限り最大の5つ書いてください。

基本的にハイキャリア向け案件は、今までの経験を活かすことが前提で、未経験者については取り扱いはされないケースが多いのです。

なので、ヘッドハンターは応募者検索をする際に、職種・業界で検索をかけますので、ここで少しでも検索に乗っかるように、出来うる限り経験した業種・職種は5つ書きましょう。

次に職務内容ですが、企業に提出するものではないものの、ヘッドハンターにあなたの経歴や魅力が伝わるように書きましょう。イメージとしては下記です。

■19**年**月~20**年**月
●●事務機販売株式会社 入社、埼玉営業部 浦和支店に配属
担当商品:コピー用紙、FAX用紙など
担当地域:浦和市全般と埼玉県近隣の一部
営業先:中小企業を対象
営業手法:新規開拓100%(全て飛び込み営業)

■19**年**月~20**年**月
埼玉営業部 大宮支店に転属
担当商品:コピー機、FAXおよび消耗品
担当地域:大宮市および近隣
営業先:中小企業を対象
営業手法:新規開拓60%、既存顧客40%

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過去の職務経歴ですが、同じ企業に長年勤めている場合、部署の異動単位で細かく記入しましょう。

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希望条件については、なるべく多く書けば紹介数はそれだけ広がりますが、特に転職を急いでる訳ではなく、厳選した案件だけ紹介して欲しい方は強気に入力しても良いでしょう。

「その他」について何を書けばいいの?と聞かれることも多いですが、ここには転職希望時期を入力しておきましょう。

「良い案件があればすぐにでもキャリアアップをしたいと考えております」と入力すれば、ヘッドハンターも気合をいれて案件を紹介してくれるのでおすすめです。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。

あなたが今転職を検討しており、常にある程度のキャリアを築いていてキャリアアップを望んでいるのであれば、『キャリアカーバー』は時間に余裕があれば是非使いたいサービスです。

利用するのは完全無料ですから、とりあえず相談してみるのも有りでしょう。

その際は、上記の注意点や利用上でのコツを実行してみてくださいね。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

『キャリアカーバー』において、2015年12月4日に約3.7万人分の個人情報が誤送信される騒動がありました。『株式会社リクルートキャリアのプレス・リリース』によると第3者への漏洩の事実はないとのことでしたが、企業との取引への影響は少なからず有ることでしょう。現状はハイキャリア向け転職に強い大手エージェントの『JACリクルートメント』や、同様のヘッドハンティングサービス最大手の『ビズリーチ』を活用することを推奨します。

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