「中途採用で、武田薬品工業に転職しようかな」と考えていませんか?
いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。
加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、武田薬品工業への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。
このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、武田薬品工業への転職についてご紹介します。
- まとめ|武田薬品工業の特徴と転職のポイント
- 武田薬品工業の企業情報
- 武田薬品工業の採用情報
- 武田薬品工業の求人情報
- 武田薬品工業に関する口コミまとめ
- 武田薬品工業への転職を成功に導くたった1つのコツ
- 武田薬品工業転職で必ず登録すべき転職サイト5選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたが武田薬品工業へ転職すべきか判断できるとともに、武田薬品工業への転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
目次
1. まとめ|武田薬品工業の特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「武田薬品工業に転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
武田薬品工業の特徴
- 日本の大手製薬メーカーで、売上高では日本で第一位を誇る規模
- 以前は幅広く事業展開していたが、現在はほぼ製薬部門に集中している
- オンコロジー(がん)・消化器系疾患・中枢神経系疾患に注力している
- 給与は製薬メーカーでは高めの900万円台。マネージャークラスでは1000万円台の求人あり
- 残業時間は30~40時間と同規模の同業他社と比較して平均的
- 企業のグローバル化が急速に進み、外資系企業のような風土に変わりつつある
武田薬品工業への転職のポイント
- 事務系・技術系ともに、専門職ポジションでの採用がほとんど
- 専門職は非公開求人も多く、転職エージェントを使って転職活動を進めよう
2. 武田薬品工業の企業情報
社名 | 武田薬品工業株式会社 |
本社所在地 | 大阪府大阪市中央道修町4丁目1番1号 |
代表者 | 代表取締役社長 クリストフ・ウェバー |
設立 | 1925年1月29日 |
資本金 | 636億円 |
売上 | 連結:1兆8,074億円(2016年3月期) |
従業員 | 連結:31,168人(2016年3月31日時点) |
事業内容 | 医薬品等の研究開発・製造・販売・輸出入 |
2-1. 事業内容
1925年に大阪で設立された武田薬品工業株式会社は、日本の医薬品企業では売上高1位を誇る大手医薬品メーカーです。
売上の9割を医療用医薬品が占め、制癌剤、糖尿病治療薬、高血圧症治療薬、消化性潰瘍治療薬等を主力製品としています。以前は農薬、調味料、活性炭、また食料品といった医薬品以外の事業も手掛けていましたが、多くは他企業との合弁会社に従業員の転籍も含め移管し、現在は合弁相手企業の子会社となっています。
2-2. トップメッセージと事業計画
武田薬品工業では、世界トップクラスの製薬メーカーを目指して、中長期ビジョンである『ビジョン2025』を策定し、達成するための戦略を打ち出しています。戦略の中でも、「研究開発への挑戦」と「事業の持続的成長」の分野においては、それぞれ以下の戦略に注力するとしています。
『研究開発への挑戦』:オンコロジー(がん)、消化器系疾患領域、中枢神経系疾患領域に注力し、イノベーションの最先端で研究開発に取り組みます。
『事業の持続的成長』:消化器系疾患領域とオンコロジーにおけるグローバルなポートフォリオや新興国におけるビジネスを通じて、持続的な事業の成長を実現します。
重要度の高い領域の研究開発に注力すると同時に、グローバル展開も進めていく方針であることが分かります。
引用:武田薬品工業企業HP
2-3. グローバル展開
武田薬品工業は世界70カ国以上に事業展開するグローバル企業です。新興国と先進国の市場特性に合わせた製品ポートフォリオを構築していて、売上高の6割以上が海外となっており、研究開発拠点も世界中に設けています。
引用:武田薬品工業企業HP
武田薬品工業企業HP:https://www.takeda.co.jp/
見るべきポイント 事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。 採用情報 「求める人物像」をチェックして、あなたに合うかを考えましょう。 会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。
3. 武田薬品工業の採用情報
業界大手の医薬品メーカーなのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、武田薬品工業の採用情報についてお伝えします。
3-1. 武田薬品工業の採用職種
武田薬品工業では、事務系、技術系とも多くの職種で中途採用の募集を行っています。中途採用については、国内勤務だけでなくグローバル採用を行っており、採用HPでは各国の求人を検索することが出来ます。
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 :400万~800万円(一部1000万円台の求人あり)
社員の平均年収 : 959万円(平均年齢40.0歳)
武田薬品工業の給与は、製薬メーカー全体と比較しても、高めの年収といえます。アステラス製薬や第一三共、エーザイといった同規模の大手製薬メーカー内では平均的年収です。
近年は企業グローバル化に伴い、評価基準や人事制度もグローバル水準に近づいているようです。ほぼ年功序列の給与体制から、実力主義の査定に変化しつつあるという社員の声も聞かれます。
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:30〜40時間
武田薬品工業の平均残業時間は【30〜40時間程度】です。同業界日系企業の第一三共等、エーザイ等と比較しても同程度の残業時間といえます。
近年は残業時間の削減や有給休暇の取得推進、またフレックス制度や在宅勤務の導入を進めており、特に研究職等では残業時間が短くなっているようです。
ただし部署によって大きく残業時間等は異なるので、転職を検討する際には事前にコンサルタント等へ確認しておくことをおすすめします。
3-4. 中途採用メッセージ
現在武田薬品工業では、オンコロジー(がん)事業に注力しており、特にMR職の中途採用を積極的に行っています。
中途採用において求められていることは『Patient-Centricityの考え方ができるのか』つまり、ただ商品の販売目標を達成するのではなく、患者、医療関係者のニーズを第一優先出来ているかという点です。
これは武田薬品工業が経営方針において、最優先事項を『常に患者さんを優先に考えます』としていることからも社員全員に求められている要素だと分かります。
※武田薬品工業の採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
4. 武田薬品工業の求人情報
武田薬品工業への転職を検討しています。どんな求人がありますか?
ここから、武田薬品工業の求人情報をご紹介します。大手転職エージェントである『doda』と『JACリクルートメント』を使って求人を調べると、以下の特徴がわかりました。
4-1. 事務系職種はMR職、管理部門ともに求人あり
doda・JACリクルートメントで検索すると、事務系職種については注力事業であるオンコロジー事業部MR職やグローバルビジネスに携わる貿易部門など、キャリアアップにつながる業務での募集が見つかりました。
3章でも紹介しましたが、オンコロジー部門は現在武田薬品が最も注力している事業であり、事業拡大の要となるMR職は採用後も充実した研修体制も整えられており、専門性を高める上でも魅力的な求人です。
また、貿易部門については、医薬品輸出業に携わる業務になります。doda・JACリクルートメント両方で求人が出ていますが、想定年収が異なります。中途採用では、同ポジションであっても前職のスキル等で年収が異なり、交渉次第になります。ぜひ複数のコンサルタントを比較した上で、自身に最も有利な条件で転職をサポートしてくれるエージェントを選びましょう。
4-2.技術職では、次世代技術に携われるエンジニア職の求人が多数あり
doda・JACリクルートメントで検索すると、技術職では開発業務、マネジメント業務、品質管理業務と様々な業務で求人が見つかりました。
いずれの業務も国内研究所勤務ですが、任意で英語力は求められており、特にプロジェクトマネージャーについてはグローバル案件に携わる機会もあるため、TOEIC730点レベルの英語力が必要です。他職種においても、グローバル企業で対海外業務に携わる機会も多いため、前職よりさらにグローバルに活躍したいと考える方にもおすすめの求人が多くあります。
年収は業務によって大きくばらつきがありますが、紹介している求人以外にも1000万円台の求人が複数件見つかりました。
5. 武田薬品工業に関する口コミまとめ
内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、武田薬品工業の口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。
武田薬品工業に関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
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給与・福利厚生(待遇) |
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仕事のやりがい・成長 |
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人間関係・社員の雰囲気 |
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その他 |
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5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与への満足度は、他製薬メーカーと比較しても高評価です。
給与水準は同業他社よりも高め、ボーナスも年2回安定して支給、福利厚生面でも住宅手当その他充実しており、金銭面での待遇は申し分ないという意見が多くみられました。現状ではほぼ年功序列の体系で昇給していき、安定性も高いようです。
ただし、企業の本格的なグローバル化にともなって、給与制度も実力主義へ徐々にシフトされているという声が近年の口コミで多くみられました。残業代別途支給から裁量労働制への変更、ボーナスの個人業績による評価割合の変更など、今後は安定した環境でなんとなく働くという雰囲気はなくなっていくと感じる社員が多くいるようです。
5-2. 仕事のやりがい・成長
仕事のやりがい・成長についてもまずまずの高評価です。
研究職では、現在研究業務をグローバルに移行している最中でもあり、グローバル案件に携わる機会が増えたことはやりがいにつながっているようです。ただし、国内研究施設はかなり縮小されており、先行きの不安や現場の志気低下にもつながっているという意見がありました。事務職については、業界トップ企業として得意先からの期待も大きく、前向きに提案を聞いてもらえる点がやりがいだという意見が多数でした。
各種制度についても、専門分野の研修、語学研修等非常に充実しているという意見が多くあります。全体研修から選択式のものまでありますが、研修の機会は社内で優秀と評価されている人がかなり優遇される傾向にあり、一旦そのレールに乗れなければチャンスを得ることが難しいようです。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
会社の雰囲気については、全体平均でも、製薬メーカーの中でも低評価となっています。
不満要素として最も多いのは、近年のグローバル化により、企業風土や各種制度が外資系企業のように変化している点です。トップも外国人なので英語力が必須となっている他、年功序列・終身雇用の安定性が薄れ、特に開発部門は国内業務縮小から部門全体の志気が低下しているようです。
こういった変化を歓迎する若手社員等の意見もありますが、日本の大企業としての安定性を経験している職歴の長い社員は特に不満と感じるようです。
※武田薬品工業を志望する人におすすめな他の企業は?
武田薬品工業が気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- アステラス製薬株式会社
- ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
- ファイザー株式会社
- 中外製薬株式会社
6. 武田薬品工業への転職を成功に導くたった1つのコツ
武田薬品工業に転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
武田薬品工業への転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
- 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
- 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、武田薬品工業の非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. 武田薬品工業転職で必ず登録すべき転職エージェント5選
武田薬品工業への転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
武田薬品工業志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- 武田薬品工業に関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- 武田薬品工業以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
登録必須度 | 特徴 | |
リクルートエージェント | 全員必須◎ | 業界最大手で求人数No1。大企業への転職実績多数。 |
doda | 全員必須◎ | 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。 |
マイナビエージェント | 20,30代なら◎ | 業界最大手で親身なサポートから満足度が高い |
パソナキャリア | 初めて転職は◎ | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
リクルートダイレクトスカウト | 外資・技術系は◎ | ハイクラス求人数No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 親身なサポートを得たい方は『マイナビエージェント』も合わせて登録
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- ハイクラス求人をお探しの方は、『リクルートダイレクトスカウト』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
◆補足:リクルートが運営している関連サービス
- リクルートダイレクトスカウト(年収700万円ある人向け)
- リクルートエージェントIT(エンジニア向け)
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
7-3. マイナビエージェント|都心で人気
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
7-4. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
7-5. リクルートダイレクトスカウト|ハイクラス求人No.1
『リクルートダイレクトスカウト』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サイトです。
ハイクラス求人の検索はもちろん、レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を選んで相談をすることもできます。
レジュメを登録しておけば、それを見たヘッドハンターから好条件のスカウトをもらうことも可能です。
また、総求人は118,653件と選択肢も多いので、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスといえます。
レジュメ登録後はスカウトを待つだけで良いので、「時間をかけて高年収の仕事を見つけたい」という方におすすめです。
8転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
9【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
さいごに
武田薬品工業での働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
武田薬品工業への転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。
ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知る・武田薬品工業転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
武田薬品工業転職に強く、必ず登録すべき転職サイト5選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。