元社員が語る転職エージェントの全裏事情と賢い活用方法

転職エージェント 裏事情

転職エージェントは無料で使えるので「何か裏があるのでは?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。

普段関わることのない業種なので、なかなか裏側を知ることは難しく、利用をためらうこともありますよね。

実は転職エージェントには、一般利用者のほとんどが知らない裏事情があります。これを知っておけば裏側を理解した上で、安心してエージェントに登録できます。

この記事では、転職のプロとして多くの転職希望者をサポートしてきた経験から、転職エージェントの全裏事情を下記の流れで説明します。

  1. 登録時の裏事情:担当者は「自社の利益になりそうか」を見ている
  2. 求人紹介の裏事情:転職者の「理想」よりも「現実」を優先して提案する
  3. 選考対策の裏事情:優先度が高い人を積極的にサポートする
  4. 内定後の裏事情:自社売り上げの最大値を狙う
  5. 悪質な転職エージェントを見分ける方法
  6. 裏事情を知った上でおすすめしたい転職エージェント
  7. 転職エージェントの仕事がきついと言われる理由
  8. 転職エージェントあるあるとその裏事情

全て読めば、転職エージェントの都合に惑わされず、上手く活用していくことができるようになるでしょう。

1. 登録時の裏事情:担当者は「自社の利益になりそうか」を見ている

実は、転職エージェントはあなたが登録してきたタイミングで、こんなことを考えています。

口コミ・評判

転職エージェント
(登録者の経歴などを見て)この人を企業に紹介すると、どのくらいの売り上げになるだろうか。

担当者は登録の段階で、「自社の利益になりそうか」を判断しているのです。そして、利益になりそうと判断した人を優先的にサポートします。

ここだけ見ると、「登録者のことは二の次に考えているのでは…?」と思えますが、これには転職エージェントの仕組み(ビジネスモデル)が関係しています。

転職エージェントを無料で利用できる理由

前提として、あなたが転職エージェントを利用する際、費用は一切かかりません。では転職エージェントのビジネスがどう成り立っているかというと、「人材を紹介した企業から仲介手数料を受け取る」ことで、収益を上げています。

転職エージェントの仕組み

転職エージェントは企業からの仲介手数料で収益を上げる仕組み

転職エージェントが収益を上げるまでの流れ

  1. 人材を求めている企業Xが、「こういう人材が欲しい」と転職エージェントに依頼する
  2. エージェントは、自社サービスの登録者一覧を見て「この人(登録者Aさん)に合いそうだ」と考える
  3. 登録者Aさんに「企業Xの選考を受けてみませんか?」と提案する
  4. エージェントは、登録者Aさんの選考サポートをする
  5. 内定決定!!
  6. 転職エージェントは企業Xから仲介手数料を受け取る

上記のような流れで、転職エージェントのビジネスは成り立っています。

もっと詳しく言うと、登録者の内定が決まり、その会社で1~3ヶ月ほど働き続けると、企業側からAさんの年収の約30%にあたる金額が、仲介手数料として転職エージェントに支払われます。

要するに、転職エージェントにとってお客様は登録者ではなく、企業なのです。

登録時点でサポートの優先順位は決められている

先ほど、「登録者の内定が決まると、年収の約30%が仲介手数料として支払われる」と説明しましたが、これは「より高い年収で内定が出るほど、転職エージェントの利益が上がる」ことを意味します。

高年収人材ほど売り上げになる

  • 年収300万円の人の仲介手数料→100万円
  • 年収900万円の人の仲介手数料→300万円

転職エージェントもイチ企業ですから、利益を最大化するために尽力します。このため、登録の段階で「高年収が見込めないそうな人→積極的にサポートしよう」「キャリアが浅くて転職意欲も低そう→サポートは後回しにしよう」と、優先度が決められるのです。

求職者の優先順位

優先順位が高い転職者の特徴は、「高年収で転職できる人」「早く転職してくれる人」です。

高年収で転職できる人は、紹介料を多く得られますし、早く転職してくれる人もすぐ売り上げにつながるからです。

反対に、「転職意欲が高くない人」「転職しても高年収が期待できない人」は、売り上げに貢献しにくいので後回しにされます。

補足:登録後に行う面談の最新事情

登録後に行う面談は、「エージェントの面談オフィス」「カフェなどの店舗」「電話・WEB」の3パターンありますが、現在(2021年時点)は電話・WEBでの面談が主流です。

ちなみに2019年以前は、「担当者の本気度(高年収が見込めると判断)」次第で面談場所が決められていました。

転職エージェントとして、是が非でも会いたいと思われる時は、担当コンサルが出向いてホテルや喫茶店での面談を促す傾向にありました。なぜなら、エージェントも競合企業に顧客を取られたくないため、紹介先が複数ある方には早めに会いたいと思っているからです。

内定が出そうな企業に先に応募されてしまっては、いくら面談をしても売り上げにはつながりません。最速で会うためには、自分から積極的に早く会おうとしていたのです。

特に年収の高いエグゼクティブな方に対しては、雰囲気を演出するために、敢えて自社ではなく外で会おうとすることも多くありました。

また、一番多いのは自社での面談ブースでの面談でした。キャリアアドバイザーは、一日に複数の人と会うため、なるべく時間を節約したいと考えます。そのため、自社に来社頂くのが一番効率が高く助かります。

なお、キャリアアドバイザーにとって優先順位が低いと電話での面談を促されることが一般的でしたが、前述のとおり、今は原則として電話・WEB面談が行われています。

2. 求人紹介の裏事情:転職者の「理想」よりも「現実」を優先して提案する

転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーはあなたの「希望条件・理想の職場」をヒアリングした上で「この企業はどうですか?」と提案してくれますが、その際「現実的に考えて採用されやすい企業」を積極的に提案してきます。

口コミ・評判

転職希望者Bさん(社会人経験2年目 / 事務職 /現在の年収300万円)
企画開発の仕事(未経験)で、残業ゼロで、年収600万円以上の大企業に転職したいです!

かなり極端な例ですが、こういった登録者がいて、エージェントが仮に全部の条件に合致する求人を保有していたとしても、その企業を提案することはありません。

その代わりにBさんのキャリアで現実的に転職できそうな企業(ex.事務職 / 年収350万円)の求人を提案します。

ケーススタディ:総合商社の例

総合商社は様々な業界の人が行きたがる企業です。

私も面談をした際は、何度となく「総合商社の案件はありませんか?」と聞かれました。

しかし、この総合商社は人材紹介泣かせの求人でもあります。

書類選考の間口は広く、実際に書類を通過する場合も多いのですが、内定を勝ち取るのは100人受けて1人いるかいないかという難関企業です。

面接も最終で落とされることが多く、しかも選考スピードが遅いので、総合商社を受けている間は、他を受けないという方も多いのです。

大抵の場合、2ヶ月くらい選考に時間がかかるものの落ちてしまい、もう一度振り出しに戻ってしまいます。

その時には候補者自信が選考に疲れてしまい、現職に残る方も少なくありませんでした。

経験豊富なアドバイザーほど、上記のような経験を何度もしているため、初めから受かる企業を進めたがる傾向にあります。

転職エージェントは採用代行の役割がある

先ほども説明した通り、転職エージェントの顧客は転職者ではなく企業側です。

そして転職エージェントには、企業が欲しいと考える人材を探して、企業に紹介する「採用代行」の役割があります。

そのため、「企業のニーズに合わない人材」をエントリーさせるわけにはいかないのです。

また、エージェントは企業から「良い人材を紹介してくれる」という信頼を得るためにも、できるだけレベルの高い求職者を紹介したいと考えます。

なので、特に「キャリアの浅い人」「未経験職種に挑戦したい人」は、希望・理想の企業ではなく、現実的に考えて採用されやすい企業の求人を提案されます。

補足:求人票に隠された裏スペック

ちなみに求人票には、応募者の属性について記載できない決まりがあります。

求人票に記載してはいけない内容

  • 年齢制限
  • 性別の限定
  • 国籍の限定
  • 地域の限定

法律上は、募集の段階で限定してはいけないことになっていますが、企業側のニーズで「未経験採用なら30歳まで」「力仕事なので男性しか採用しない」といったニーズがあります。

「この企業が気になっています」と言っても、「30歳以上の人は採用しない方針」など企業側の裏事情があるケースも少なくありません。

担当者都合で「受かりやすい企業」への応募を急かされることがある

エージェント側の都合で「受かりやすい企業」を紹介することが分かりましたが、そこからも更にエージェントの都合で、「応募を急かされる」ことがあります。

現実的に受かりやすい企業の求人を提案された際、「人気企業なので、今動かないと他で採用が決まってしまう可能性があります。早めに活動を開始しましょう」と促されるのです。

なぜこのようなことを言われるかというと、転職エージェントの担当者には売上ノルマが課せられているからです。

端的に言うと、「自分が担当している人の転職が決まらないと、成績に響く」というわけです。

エージェントの評価指標

  • 期間:1か月/3か月/半期

それぞれで目標が決まっています。

  • 指標
    • 決定人数売上額
    • 応募数
    • 書類・面接通過率

指標の売上=転職候補者数×転職確率×転職者の年収×手数料(30%)

その他、プロセスを細かく見られているため、応募数や稼働人数、書類・面接通過率が低いと上司から詰められることもあります。

人材紹介は人材派遣とは異なり、フロー型のビジネスモデルのため、常に新しい売上のタネを作っていかなければなりません。人のためになる仕事をしたいと思い、この業界に足を踏み入れた方も、このノルマのために仕事が嫌になってしまうことも少なくありません。

ただ、良識あるエージェントであれば、本当に行くべきでないと思った企業は内定がでやすいとしても紹介はせず、強引な手法も使いません。会社というよりは、担当者のスタンスに寄るところが大きいです(とにかく成績上げて昇進したい!!と考えている人などは強引な手法になりがち)。

紹介できる求人がない場合はフォローしない

希望条件が高望みすぎたり、キャリアが浅く紹介できる求人が少なかったりする場合、サポートを後回しにされます。紹介可能な求人が全くないときは、フォローを行うことすらありません。

転職先は決まる見込みがない人は、サポートしてもエージェントに一切利益がないからです。エージェント側もビジネスとして行っているので、売り上げにつながらない人材まで手厚くサポートしてくれません。

面談の際には、「今後も求人を紹介しますね」ということを告げられたものの、一切音沙汰がないこともよくあることです。

面談後にフォローされない3つの理由

  • 単純に担当コンサルの時間が取れない(優先順位が下がった)
  • 経歴と異なる希望を持っており、紹介できる求人がない
  • 何らかの理由で紹介が難しいと判断

担当アドバイザーは数百人の担当を持っていることもあり、すべての人を平等に扱うことは難しい状況です。

先ほども書きましたが、どうしても優先順位としては、すぐに活動を開始してくれそうな人、受かりそうな人が優先度は高くなります。

また、紹介先はあっても、経歴との差がある場合には紹介が難しい場合があります。

例えば、「営業経験しかないが、経営企画へいきたい」などです。

難しい理由を説明しても、アドバイザーの力量不足で理解してもらえなかった場合などは、放置になってしまう可能性が高いです。

最後に、何らかの事情で紹介が難しいと判断した場合は紹介ができない時があります。

例えば鬱病が明らかに治ってない状態で相談に来られた場合などです。

「紹介できる求人がない」と言われた場合は、「後日、時間を空けて連絡を入れてみる」「希望条件を妥協できないか検討する」などの対策が必要です。

補足:粘り強く求人を探してくれる担当者に出会うには

転職エージェントといっても十人十色で、担当者によっては条件に合う求人がなくても、粘り強く親身にサポートしてくれる人もいます。

そういった担当者に出会うには、転職エージェントを複数利用するのがおすすめです。複数のエージェントに登録して、担当者を比較し、一番親身になってくれる人にサポートを選べば、サポートを後回しにされて嫌な思いをすることもありません。

関連記事
≫転職エージェントに複数登録すべき理由と4つの注意点

3. 選考対策の裏事情:優先度が高い人を積極的にサポートする

転職エージェントでは、履歴書の添削や面接対策などを行ってくれることが強みですが、担当者はこの選考対策においても優先度が高い人を積極的にサポートします。

好条件で転職できそうな人を積極的にサポートする

先ほども説明しましたが、担当者は高年収で転職できる人・採用されたらすぐに入社してくれそうな人を積極的にサポートします。特に採用に直結する選考対策は入念に行ってくれます。

主な選考対策

  • 履歴書・職務経歴書の添削
  • 面接企業の情報(面接で評価されるポイント・よく聞かれる質問)の提供
  • 志望動機や転職理由など、どの企業でも聞かれる内容の整理
  • 一般的な面接マナー・タブーの確認

これらの選考対策は優先順位が低い人の場合、メールでの簡単なやり取りだけで済まされてしまうこともあります。

面接で評価されるポイントや企業情報を知っておくと、他の人と大きく差をつけることができるので、選考対策は自分からお願いしましょう。

面接後のフィードバックで転職者の意欲を探る

選考対策後に企業に応募し、書類選考に通過したら面接に臨みますが、面接後は転職エージェントの担当者から面接で感じたことや疑問点などの確認が入ることが多いです。

面接フィードバックを求める理由としては、以下の3つが挙げられます。

  • 面接を受けた企業が実際にマッチしているか確認するため
  • 次の企業を提案するため
  • 転職全体の進捗を確認するため

面接の感想を聞くことで、本人の入社意欲を確認し、企業に対してもフィードバックを行います。(転職者と企業の中間に位置して、双方に話を聞くイメージ)

入社意欲が高い場合、エージェントは自社で転職してもらうために、その企業への転職を勧めて、企業とも入社の方向で話を進めていく場合が多いです。

一方で懸念点がある場合や、面接を受けた企業が合わなかった場合は、フィードバックを元に次に紹介する企業を探します。

また、転職全体の進捗を確認するのは、他社エージェントで進めている転職の状況を知るためです。

他社で応募している企業の志望度や進捗を確認し、自社で転職を進める方法を探ります。ただし、強引に自社での転職を勧めてくる担当者は、あまり信頼しない方が良いでしょう。

4. 内定後の裏事情:自社売り上げの最大値を狙う

転職エージェント経由で内定が決まったら、エージェント側は「自社売り上げを伸ばすため」に、色々と行動に出ます。

企業側に配慮しつつ、年収交渉を狙う

転職エージェントは、転職者本人に代わって企業と年収交渉を行います。

本人の希望を叶えるというのはもちろん、最終的な年収が高くなるほど、エージェント側の収益も上がるからです。

ただ一方で、高年収を希望しすぎると企業との関係性が悪くなることも考えられるので、企業側の印象を悪くしないように心がけながらの交渉となります。

年収交渉時のエージェントの心理

  • なるべく高い年収を出したい(候補者のためにも、自分の売上のためにも)
  • しかし、それによって企業側の印象を悪くしては意味がない(内定が出ない可能性も出てくる)
  • 候補者が辞退しないラインは最低限確保しつつ、企業側の印象を悪くしないギリギリのラインで高く調整しよう

このことから、転職者が「もっと年収アップできるよう交渉してほしい」と言っても、実現しないことも多いです。

正直な所、面接での評価が低いと企業との年収交渉はほぼ不可能です。そのため、面接後に企業側からも印象を聞くことで、年収をどこまで交渉できそうか探っています。

転職者が辞退しないラインを把握する

転職エージェントは、転職者に希望年収を聞く際、「希望年収」と「最低希望年収」の2パターンを聞くことが多いです。

これは、転職者が年収を理由に辞退しないラインを把握しておくためです。

内定が出てから、年収のことを検討する人も多いですが、内定後は1週間程度しか検討する時間は与えられないため、事前に「いくらであれば入社する」「いくら以下は入社しない」というラインを決めておきましょう。

補足:同じ内定でも「高評価」「低評価」がある

内定が出た際の温度感は、入社後の期待にも直結するので確認すべきポイントです。

私もエージェントとして、数多くの内定を見てきました。

内定後の評価によって対応の差に歴然と違いがありました。

例えば、同じ企業でも、どうしても入社して欲しい方には、年収の確認や意欲の確認、内定後の面談や場合によっては会食の設定などを依頼してくる一方で、評価がギリギリの方は、この条件で来てくれるなら取りますというだけで、特にあとは何もしてくれないという違いがありました。

エージェント側は企業側の温度感を確認しているので、この内定がギリギリ出た内定なのか、ぜひ入社して欲しいと思っての内定なのかは把握しています。

しかし、転職エージェントは、企業側と交渉をして企業があまり高い評価をしていないと分かった場合でも、転職者に伝えようとはしません。

入社がほとんど決まっている状態で、余計な情報を伝えて入社を見送られては困るからです。

なので、企業からどのような評価を受けて内定が決まったのか知りたい方は、自ら確かめることをおすすめします。

内定後に自身の評価を正確に知る方法

オファーの「職位/年収」が、内定企業内の在籍者の「年齢」と比較して高いか低いのか、同等なのかを確認してみてください。(大まかであればエージェントに聞けば教えてくれます)

低いようでしたら、それは期待値も低く、ギリギリの内定と思って頂いて構いません。

一般的に高く出ることは稀ですが、著しく低いようでしたら現職に残ることも考えられた方がいいかもしれません。

実力主義の会社では、入社後の結果次第で年収が変わってくるため、評価よりも若干低めにオファーを出すことが一般的ですが、年功序列の会社では年収目安と比較してみることをおすすめします。

5. 悪質な転職エージェントを見分ける方法

転職エージェントの質の違いは、会社ではなく担当者によるものが最も大きいです。

担当者の質を見分けるためには、2つの方法があります。

5-1. 労働者の法律に詳しいか確かめる

まず、「労働法」や「雇用保険法」など、労働者に関する法律に詳しいか確かめましょう。

長年転職エージェントで働いていた人間であれば、これらの法律の知識は必ず持っています。

失業手当の支給方法や雇用保険について聞いてみると、知識が豊富な人であるか見極めることができます。

あまり知らない場合は、転職エージェント経験が浅い可能性があるので注意が必要です。

5-2. 紹介してきた企業の詳細情報について聞いてみる

紹介された企業の内情や市場規模など詳細情報も知っているか聞いてみましょう。

良質な担当者であれば、企業の内情や将来性などを調べた上で求人を紹介してくれます。

反対に、詳しい情報を知らないまま求人を勧めてくる担当者は、早く転職させて紹介料を受け取ることしか考えていないので、信頼しない方が良いでしょう。

補足:担当者が合わないと感じたらすぐに変更する

担当者が知識不足、自分とは合わないと感じた場合は遠慮せずにすぐに変更しましょう。

転職活動がスムーズにいくかどうかは、担当者によるものが大きいからです。

多くの転職エージェントでは相談窓口を設けており、担当変更の旨を伝えると柔軟に対応してくれます。

6. 裏事情を知った上でおすすめしたい転職エージェント

ここまで様々な転職エージェントの裏事情についてご説明しました。

この章では転職のプロである私が、裏事情も理解した上で自信を持っておすすめする転職エージェントを下記の3つに分けてご紹介します。

順に見ていきましょう。

6-1. 全ての方におすすめできる転職エージェント4選

全ての方におすすめできる転職エージェントを下記の4社厳選してご紹介します。

順に見ていきましょう。

リクルートエージェント | 求人数豊富。地方にも強い

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、求人数No.1の総合転職エージェントです。

公開求人は12万件以上、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると20万以上の求人を扱っています。

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

ただ、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は求人数No.2の『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

公式サイト:
https://r-agent.com/

<補足:リクルートが運営している関連サービス>

doda | 求人数No.2・転職サポートが評判

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

dodaエージェント公式サイト:
http://doda.jp/

マイナビエージェント | 初めての転職に強い20代実績No.1

スクリーンショット 2016-04-09 18.14.54

丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手(例えば、リクルートエージェントdodaエージェントなど)と併用することをおすすめします。

公式サイト:
https://mynavi-agent.jp/

パソナキャリア | サポート充実で満足度No.1

『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。

運営元のパソナは人材派遣領域で業界最大手の企業であり、16,000社以上と取引実績があるため、求人数も充実しています。また、年収700万円以上の非公開求人を多く取り扱う『ハイクラス向けサービス』など、サービス内容も多岐にわたります。

そしてなにより、パソナの社風自体が「利益よりも社会貢献」を重要視しているため、「親身な転職者サポート」を実現しているようで、その結果として「アンケート満足度No.2」とリクルートエージェントに次ぐ実績を誇っています。

そのため、転職活動をするのであれば、まず登録すべき転職エージェントの1社です。

公式サイト:
https://pasonacareer.jp

6-2. キャリアに自信のある方におすすめできる転職エージェント4選

キャリアに自信があり、ハイクラスの転職を希望する方におすすめできる転職エージェントを下記の4社厳選してご紹介します。

順に見ていきましょう。

キャリアカーバー | リクルート運営のヘッドハンティング型サイト

キャリアカーバー(by リクルート)』は国内最大手のリクルートが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ向けの転職支援サービスです

レベルの高いコンサルタント(ヘッドハンター)を自ら選んで相談をすることもできれば、レジュメを登録して好条件のスカウトも待つこともできます。

また、全求人は約70,000件と、高年収を狙う方であればすべての方におすすめできる転職サービスです。

気になる方は、ぜひ一度登録してみることをおすすめします。

公式サイト:
https://careercarver.jp/

ランスタッド | 年収800万円以上の外資求人

ランスタッド』は、オランダに本社を置き、世界39カ国で人材ビジネスを展開する世界最大級の外資系転職エージェントです。

保有求人全体の約半数が「年収800万円以上」の求人で、中には年収2000万円以上のハイクラスな求人も見つけることができます。S&P500企業からスタートアップまで、求人の幅が広いことも特徴的です。

またランスタッドでしか募集をしていない「独占求人」も多く、特にグローバル企業や外資系企業のハイクラスポジションの仕事を見つけられます。

公式サイト:
https://randstad.co.jp

※ランスタッドでは、IT企業の転職に特化したエージェントサービスも行っています。IT業界志望者はこちらを利用してみてください。

ビズリーチ | CMで話題のヘッドハンティング型サイト

ビズリーチ』は、管理職・専門職などのハイクラス向け求人に特化したヘッドハンティングサービスです。

約4,700名のヘッドハンターが登録しており、数では約2,500名のキャリアカーバーを圧倒しており、ヘッドハンティングサービスでは圧倒的首位となっています。

最近では年収500万円前後のミドル層への求人も豊富で、高年収を目指す全ての人におすすめできる転職サイトです。

公式サイト:
https://bizreach.jp/

パソナキャリア(ハイクラス) | 年収500万円から高年収を目指すなら

パソナキャリア』は、大手の中でも特にキャリアコンサルタントが親身だと評判の良いエージェントです。

年収帯を問わず、充実したサポートを行っており、当サイトが実施したアンケートでも利用者満足度No.1の結果でした。

また、首都圏(東京、名古屋、大阪)を中心に求人数も豊富で、年収600万円以上のハイクラスを目指す全ての方におすすめできます。

パソナキャリア公式サイト:
https://pasonacareer.jp

6-3. IT/WEB業界の転職を考える全ての方におすすめできる転職エージェント2選

IT/WEB業界への転職を考える全ての方におすすめできる転職エージェントを2社厳選してご紹介します。

順に見ていきましょう。

レバテックキャリア | ITエンジニア・クリエイター実績No.1

レバテックキャリア』は、エンジニア・クリエイターに特化した転職エージェントです。

1位のリクルートエージェントはすべての業界を網羅的に扱うサービスであるのに対し、レバテックキャリアはIT・WEB業界を専門に転職支援を行っています。

そのため、担当者は業界情報に詳しく、IT・WEB業界ならではのサポートを受けられます。

「WEBエンジニアとしてさらなるキャリアアップを目指している」という方におすすめです。

レバテックキャリア公式サイト:
https://career.levtech.jp/

ワークポート | 第二新卒や未経験からIT転職を目指すなら

ワークポート』は、異業種からの未経験転職に強いエージェントです。

営業や事務、とくにIT業界の未経験歓迎求人が豊富である点が優位ポイントといえます。

また、利用者からは「キャリアコンサルタント(通称:コンシェルジュ)の対応が非常に丁寧で、履歴書対策から面接対策まで徹底的につきあってくれた」との声が寄せられています。

選考対策に優れているだけでなく、求人数が常時4万件以上と豊富な点も魅力ですので、転職に不安を抱えている場合は、是非一度利用を検討してみましょう。

ワークポート公式サイト:
https://www.workport.co.jp/

7. 転職エージェントの仕事がきついと言われる理由

転職エージェントは厳しい売上ノルマがあり、離職率も高い仕事です。

転職エージェントの仕事について知っておくと、裏事情がより理解できるようになるでしょう。

7-1. 転職エージェントの仕事内容

転職エージェントの仕事は、大きく分けて法人向けと個人向けの2つに分かれます。

  • RA:リクルートアドバイザー
    • 企業と商談を行い、求人票を作成する。
    • 企業の採用を代行して、社内選考を行う。
    • 応募者を集め、選考日程を調整する。
    • 企業の採用課題の相談にのる。

 

  • CA:キャリアアドバイザー
    • 希望条件に合う求人を紹介する
    • 履歴書の添削や面接対策などの選考対策を行う。
    • 年収交渉を代行する。
    • 退職準備をサポートする。

業務内容は非常に幅広く、企業・個人どちらとも並行してやり取りを勧めていく必要があります。

7-2. ノルマがキツく離職者が多い

転職エージェントは採用決定人数や売上などにノルマが課されており、精神的にハードな仕事です。

「明日までに内定を受諾してもらわないとノルマが達成できない」「また求人を断られた」など、ノルマ達成のプレッシャーを常に感じながら業務を行う必要があります。

また、仕事を続けながら転職する人が多く、夜遅い時間に連絡をとるので残業が多くなりやすいです。

こうしたプレッシャーや残業の多さから、体力的・精神的に負担を感じる人が多く、人の入れ替わりが激しい仕事と言えます。

入れ替わりの激しさから、経験が浅い人が担当者につくこともあるので、注意が必要です。

8. 転職エージェントあるあるとその裏事情

転職エージェントを利用していると、以下のような事例や質問をよく聞きます。

順番に解決策をご説明します。

8-1. 転職エージェントの担当者を突然変更された

「こちらが希望したわけでもないのに担当者を変更された」という事例をよく聞きます。

転職活動が難航している人に多く、会社側は担当者を変更してみることで、転職活動をスムーズに進めようとしているのです。

より希望業界に詳しい担当者や、経験の長い担当者に変更するなど、多くの場合は前向きな理由での変更なので、あまり気にする必要はありません。

担当者の変更は「転職活動の流れを変えるきっかけ」と前向きに考えましょう。

8-2. 転職エージェントに見捨てられることはある?

市場価値の低い人や転職意欲の低い人など、転職エージェントの優先順位が低い人はほとんどフォローされない場合があります。

しかし、担当変更や連絡頻度が減った場合などは、あまり気にしすぎる必要はありません。

連絡が一切来なくなった場合は、紹介できる求人がなく見捨てられていることが考えられるので、自分から積極的に連絡をして転職意欲をアピールしましょう。

担当者の意欲が感じられない場合は、その旨を伝え担当者を変更してもらいましょう。

8-3. 転職エージェントが面接対策をしてくれない

優先度が低い人の場合、転職エージェントは積極的に面接対策をしてくれない場合があります。

また約束の時間を守れない、担当者への態度が悪いなど、一般的なマナーが守れない人も親身なサポートは受けられないでしょう。

面接対策は自分からお願いすれば、基本的に対応してくれますが、手厚いサポートを受けるためにも、転職意欲をアピールすることや一般的なマナーを守ることを意識しましょう。

9. まとめ

転職エージェントの裏事情についてご説明しました。

転職エージェントが利益を出す仕組みや、それぞれの場面での裏事情を知る前と比べて、転職エージェントを有利に利用できるようになったはずです。

この記事で紹介したものの他にどんなエージェントがあるのか知りたいという方は、『転職エージェントおすすめランキング|500人の評判比較!』をご覧ください。利用者500人を対象にしたアンケートに基づくおすすめサービスをランキングで紹介しています。

それでは、あなたの未来が明るくなることを祈っております。

あなたの転職エージェントの感想を教えてください

当サイトでは、皆さんの転職エージェントの評価・感想を募集しております。

下記のリンク先のページから、感想をご入力いただければ幸いです。ご協力お願いいたします。

評判を投稿する