
派遣で介護業界への仕事に転職したものの、
「派遣の介護辞めたいな」
「今すぐ辞めたいけど、契約期間の途中だから辞められない……」
と悩んでいませんか?
結論からいうと、あなたが抱えている悩みは、派遣先の施設や派遣会社を変えてみるだけで、簡単に解決できる可能性が高いです。
この記事では、介護業界への派遣転職をサポートしてきた私が、以下について詳しく解説していきます。
- 派遣の介護職で働く人に多い悩み
- 派遣先や派遣元を変えることで解決できる悩み
- 悩みを解決するためにやるべきこと
この記事を最後まで読めば、派遣の介護職が悩みを解決するためにはどうすればいいか、辞めて転職する場合どうすればいいのかが分かります。
- 介護の派遣を辞めたくなる理由
- 派遣介護の「辞めたい」悩みを解決する方法
- 派遣介護職のサポートに定評のある派遣会社3選
- 正社員になりたいなら、転職エージェントに相談するのがおすすめ
- 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
- 【図解】転職エージェント利用の流れ
目次
1.介護の派遣を辞めたくなる理由
介護業界に派遣として転職したものの、職場の人間関係や雰囲気の悪さ、スキルが身につかず将来に不安があるといった悩みから、早期離職してしまう派遣介護士も多いです。
私は過去に派遣会社を通じて介護士になった転職希望者の相談に乗った経験がありますが、「辞めたい」という気持ちの原因は、大まかに次の4つに分けられる傾向があります。
1-1.人間関係が悪い
正社員・正規雇用で働いている人と比較して職場の人間関係に縛られにくいのは派遣のメリットといえますが、人間関係はどの雇用形態であっても問題になります。
実際に、私が相談に乗ったAさんは、次のような悩みを抱えていました。
派遣はあくまで「外部の人間」という扱いをされがちで、深い人間関係を築きにくい傾向があります。
もともと人間関係がギスギスしている職場に派遣されてしまうと、うまく馴染めず非常に働きづらいです。
人間関係に縛られにくく気楽という派遣社員のメリットが、かえってデメリットとなってしまうこともあるでしょう。
1-2.残業時間が多い
「残業がない」と告知を受けていたはずなのに、実際は毎日残業が発生する職場のため定時で帰ることができず、負担が大きいので辞めたいというケースがあります。
2週間前から派遣として施設介護の職員をしています。給料や労働時間など事前に説明を受け、納得した上での就業でしたが、実際には毎日1時間前後の残業があるため定時には帰れない状況です。
「残業はないってお話でしたよね?」と派遣元の上司に確認を取ったところ、「残業代は出すからいいでしょ」「そっちの能力不足じゃないの?」といった態度でまともに取り合ってくれませんでした。
派遣元の営業担当にも相談しましたが、なあなあで済ませられている感じです。
また、育児や家族の介護などやむを得ない事情があるために定時で帰ろうとしても派遣先の職場からの理解が得られない、嫌味を言われるなど、人間関係の悪さにつながる問題もあります。
1-3.資格が取れない、スキルが身につかない
業界未経験者がやるような仕事ばかりをやらされるため、「今の職場で通用するスキルしか身につかない」「資格を取るための勉強に使う余裕がない」という悩みから退職を考える派遣社員もいます。
妊娠をきっかけに正規雇用で入った介護施設を退職しましたが、育児が落ち着いてきたため派遣社員として業界に復帰しました。しかし、そこで入った職場ではアルバイトや職場体験レベルの仕事しか任せてもらえず、物足りなさを感じています。
自分の前職の経験は顔合わせのときに伝えたはずなのですが、問い合わせたところ人事の都合とのことです。
ここで働いている間は楽ができていいかもしれませんが、派遣社員は期間が満了したら職場を去ります。このまま緩い環境に身を置いていたら、次の職場での契約が長続きしないのではないかと不安です。
体力的・精神的に負担が大きい仕事を派遣社員に任せる職場もありますが、その一方で派遣社員を「よそ者」と考えて、責任や負担が大きな仕事がしたい派遣社員の希望を無視する職場も少なくないようです。
一定の職場に縛られずに働くことが多い派遣社員の場合、他の介護現場でも通用するスキルが得られないことを死活問題と捉える方も多いです。
1-4.悩みを派遣元会社に伝えても改善されない
派遣先の施設と意見の食い違いや衝突があったとしても、必ずしも派遣先との交渉をサポートしてくれる派遣会社ばかりではありません。
雇用条件や仕事内容が就業前に聞いてた話と違い、危険を伴う仕事をすることになったので、派遣会社の営業担当を通して見直しをお願いしたんです。ところが、派遣元からは何も言われず、クレームを伝える前と仕事内容は何も変わりませんでした。
営業担当に確認をとっても、「追って連絡します」としか伝えられなかったので、個々の派遣会社はだめだと思って契約を打ち切ってもらいました。
派遣先の施設に言いにくいことや、要求しづらいことを代わりに伝えてもらえることは、派遣会社を使う大きなメリットです。
しかし、営業担当に不満を伝えても、必ずしも派遣先施設の労働条件が見直されるとは限りません。このデメリットに嫌気がさして退職を考える派遣社員もいます。
ここまで、介護派遣によくある、仕事をやめたくなる理由を解説しました。
次の章では、これらの悩みを解決する具体的な方法を紹介します。
2.派遣介護の「辞めたい」悩みを解決する方法
辞めたい理由の大半は、派遣先や派遣会社を変えれば解決することが多いです。
それでは、派遣先と派遣会社を変えることでどのように悩みが解決するのかを詳しく見ていきます。
2-1.就業先の施設を変える
介護派遣の悩みを解決する方法として最もハードルが低いのが、就業先の施設を変えることでしょう。
就業先を変えることで解決する悩みは、主に人間関係と残業時間の2種類です。
就業先を変えれば、人間関係の悩みが解消できる
派遣会社に相談すれば、次の契約を更新しないことで、人間関係の良い新しい就業施設で働けるように協力してくれるでしょう。
基本的にどのような職場にも人間関係の不満や問題はあります。しかし同時に、新しい環境に身を置くことで、良好な人間関係を築くということも期待できるでしょう。
人間関係を原因に退職を考えるレベルなのであれば、遠慮せず派遣会社の担当者に悩みを打ち明けてみてください。
就業先を変えれば、残業時間の多さから解放される
次の契約期間満了をもって退職し、派遣会社に残業時間の少ない派遣先を希望しましょう。
残業がある派遣先の場合は就業前に月あたりの残業時間を知らされると思います。派遣先紹介の前に自分がどのくらいの残業なら対応できるかを派遣会社の営業担当に伝えるのもおすすめです。
育児や介護などで残業することが難しい場合、派遣会社にそのことを伝えることはもちろんですが、育児休暇や介護休暇などの理解がある派遣先かどうかもに確認しておきましょう。
派遣介護で働いている方の中には、「契約期間だから辞められないけど、もう精神的に限界だ」という方もいるかもしれません。結論からいうと、「やむを得ない事情がある場合」と認められた場合は、契約期間内でも仕事を辞めることができます。詳しくは今すぐ派遣を辞めたい!契約期間中に退職する具体的な方法の記事で解説していますので参考にしてください。
2-2.派遣会社を変える
就業する派遣先の職場ではなく、所属する派遣会社を変えなければ解決が難しい場合もあります。
派遣会社を変えることで解決できるメリットは、資格支援などの福利厚生がつくことと、相性の良い担当者に出会えることの2種類です。
資格支援などの福利厚生がつく
資格取得やキャリアアップのためのバックアップが欲しい場合、そのような支援制度が充実している派遣会社に変えるのがおすすめです。
派遣会社は、自社の登録スタッフに向けて資格取得支援を実施していることが一般的です。しかし、取得できる資格の内容やプログラムの充実度は、派遣会社によって違いがあります。
積極的なキャリアアップを望んでいるのであれば、資格取得支援に力を入れている派遣会社に登録するべきでしょう。
キャリアアップを応援してくれる風潮が派遣先にあることも重要ですが、派遣会社に派遣社員が使える福利厚生があるかどうかはさらに重要です。
相性の良い担当者に出会える
派遣社員として働くうえでは、職場の人間関係とは別に、担当者との相性も意識する必要があります。悩みや不安がある場合、スピード感をもって対応してもらえる担当者選びが重要です。
派遣会社の営業担当やコーディネーターとは、求人の紹介や就業前後のアドバイスなど、長期的なコミュニケーションが発生します。
そのため、派遣先の施設に不満はないけど、派遣会社の人との相性が良くないな……という場合も、派遣会社を変えてみるのがおすすめです。
3.派遣介護職のサポートに定評のある派遣会社3選
悩みを解決するために派遣会社を変えたい場合、介護の仕事特有の悩みについて相談しやすいように、介護業界に強い派遣会社を利用することをおすすめします。
業界の事情に精通しており、介護職のサポートが得意な派遣会社は、以下の3社です。
3-1.きらケア派遣
『きらケア介護派遣』は、レバレジーズキャリアが運営する派遣サイトです。
最大の魅力は、大元のレバレジーズ株式会社の正社員同等の福利厚生を受けられることで、要件を満たすと有給も付与されます。
さらに、数多くの職種、就業形態、そして提供サービスのなかから最適な求人情報を、介護業界に特化したアドバイザーからスピーディーに紹介してもらえるのが嬉しいサービスです。
面接の予定調整や、労働条件交渉のサポートも受けられるので、場所は良いのに賃金が…といった不満点も解消してから就業することが可能です。
公式サイト:
https://job.kiracare.jp/
かいご畑
『かいご畑』は介護向けの人材紹介サービスから、資格講座まで、介護業界で幅広い事業を行うニッソーネットの転職支援サービスです。
総求人数は1万件と、多くの求人数を保有し、悩みをしっかりと聞いてくれた上で求人を紹介してくださると多くの方から好評でした。
また、正社員の求人紹介の他に、派遣としての紹介も行なっていますが、派遣スタッフとして勤務する場合は、介護職員初任者研修などの資格講座を無料で受けられます。
そのため、資格を取ってキャリアアップしたい!という方がステップアップとして使うのもおすすめです。
公式サイト
https://kaigobatake.jp
マイナビ介護
『マイナビ介護』は運営が大手企業で実績のある転職エージェントです。
オススメの求人特集欄には、新しい施設で働きたいオープニングスタッフのみをまとめた求人や、年間休日が110日以上確約されている求人のみなど、希望する条件で求人を探すことができます。
登録すると、元介護士を始め介護の業界に詳しいプロのキャリアアドバイザーから連絡をもらえ、悩みを相談しながら転職について一緒に考えられます。
求人がとにかく多いので、選択肢を増や
すためにも上記2社と合わせて登録することをおすすめします。
マイナビ介護公式:
https://kaigoshoku.mynavi.jp/
4-2.介護業界を辞めたい場合に相談するべき転職エージェント3選
介護の仕事自体を辞めたい場合は、次の転職エージェント3社に相談するのがおすすめです。
マイナビエージェント
『マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。
求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。
そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。
パソナキャリア
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです。
運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。
Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。
親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプランや女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。
『パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)』があります。
取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。
『パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。
既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう。
doda
『dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2023年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。
提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。
5. 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。
- スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 転職時期は最短可能日程で答える
- 担当コンサルタントをシビアな目でみる
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 推薦文は必ず確認する
- 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
- 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。
Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える
キャリアコンサルタントも売上目標があり、日々追われています。
コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。
Point-3. 担当コンサルタントをシビアな目でみる
担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。
担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば遠慮なく変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、
転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。
大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。
コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。
Point-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。
Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査
転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。
優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWork』を利用して裏をとるようにしましょう。
以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。
上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。
6. 【図解】転職エージェント利用の流れ
ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう。
Step 1. まずは公式ページから登録する
それぞれの公式ページから登録を行います。
登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください。
例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。
正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。
Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る
登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。
事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。
- 転職希望時期は?
- 希望する職種や業界は?
- 希望年収は?
10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。
※最初からアポイント調整に入る場合もあります。
Step 3. キャリアカウンセリング
あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)
初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。
- あなたのキャリアの棚卸
- PRポイントの整理
- 転職するべきかどうか
- 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
- どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
- 転職についての要望の深堀
キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。
担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。
Step 4. 求人紹介を受ける
あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。
思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します。
Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削
応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。
場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。
最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。
Step 6. 紹介された求人に応募する
選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。
Step 7. 面接対策を受ける
応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。
あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。
Step 8. 企業との面接を行う
面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。
対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。
面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。
Step 9. 内定と退職サポート
内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。
また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!
Step 10.退会手続きをする
転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。
万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。
転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。
転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。
7.終わりに
ここまで、派遣の介護士に多い悩みと、悩みを解決する方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?
「介護の派遣を辞めたい!」と思ったときは、派遣先の施設や派遣会社を変えることを考えましょう。また、悩みの原因が派遣という雇用形態にある場合は、正社員の採用に強い転職エージェントに相談してみてください。
まずは、今回紹介した下記の派遣会社に相談してみることをおすすめします。
あなたの悩みが、この記事をきっかけに解決できれば幸いです。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
3か月前から派遣社員で有料老人ホームの介護士をしています。職場の人間関係がギスギスしているようで困っています。ミスをしたときや仕事のやり方が分からないとき、派遣先の先輩社員に質問するのですが、必要以上に威圧的な言い方をされて委縮してしまっています。最初は私が嫌われているのかと思いましたが、誰に対してもそんな態度のようです。
また、同じ仕事内容なのに派遣の方が時給が良くて稼げるということが不満のようで、たまに嫌味を言われます。