転職サービスdodaの適職診断を受けようとしても、
「無料だけど本当に当たるの?」
「そもそも何がわかるの?」
と感じる人は多いでしょう。
実際に、他社の無料適職診断を利用した方の口コミを確認すると、詳しい分析結果が得られなかったという声も見られます。
しかし、dodaの適職診断の「特徴」と「活用方法」をあらかじめ理解しておけば、自分にあった仕事をしっかり見つけることができるでしょう。
そこで、この記事では転職のプロとしてこれまでに数多くの人をサポートしてきた私が、dodaの適職診断の各機能や活用方法について解説していきます。
(目次)
この記事を読み終えた頃には、dodaの適職診断を上手く使いこなし、自分にあった職業を見つけることができるようになるでしょう。
1.dodaの適職診断とは?
dodaの適職診断とは、日本最大級の転職サービスであるdoda(デューダ)が提供している4つの適職診断を指します。
提供されている4つの診断ツールは下記の通りです。
なお各診断ツールについては、3章以降でそれぞれ詳しく説明していきます。
次章では、doda適職診断は当たるかどうかについて詳しく見ていきましょう。
2.dodaの適職診断は当たるのか?
結論から言うと、dodaの適職診断は当たっていると言えます。
というのも、dodaが提供する適職診断には約200万人の会員データを元にした診断ツールも用意されているため、正確な結果が期待できるからです。
参考までに、実際にdodaの適職診断を使用した人の口コミ・評判をご覧ください。
妥当な金額でした
出典:Twitter
150万円落ちると査定されました
①新卒で入った職場にずっと勤めてた場合
②転職した現在の会社で新卒からずっと働いてる場合
で調べたら実際の年収より
①50万高い
②80万低い
という結果に。確かに前職は有名だし潰れることが絶対にない団体だけどさ
出典:Twitter
次の章からは、doda適職診断の4つの診断ツールについて詳しく解説していきます。
3.ICQキャリアタイプ診断
ICQキャリアタイプ診断では、あなたの「強み・弱み」「どんな仕事がしたい」のかを正確に把握することができます。
また、下記の5分野の診断を受けた結果から、あなたに最適な職場・仕事を選ぶことができるでしょう。
- 性格・気質傾向
- 能力傾向
- 行動基準
- あなたに向いている仕事スタイル
- あなやに向いている企業風土
本章では、キャリアタイプ診断について以下の順番に解説していきます。
それでは順番に見ていきましょう。
3-1.ICQキャリアタイプ診断を受けるには
ICQキャリアタイプ診断を受けるには、まずdodaへの会員登録をする必要があります。
- 会員登録がまだの方 → 会員登録をしてログイン
- 会員登録済みの方 → そのままログイン
登録は無料で、3分ほどで行うことができます。
dodaのICQキャリアタイプ診断を受けたい方へ
3-2.ICQキャリアタイプ診断の質問数と所要時間
質問数は120問(全て選択式)で所要時間は10分〜12分ほどです。
他の診断ツールよりも質問数は多めですが、全て選択式なのですぐに終わらせることができるでしょう。
3-3.ICQキャリアタイプ診断で分かる内容
診断で分かる内容は下記の通りになります。
性格・気質傾向 | 積極性、外向性、柔軟性、配慮・サービス性、機敏性、緻密性の6つの観点から評価。あなたの性格・気質の上での強み・弱みが分かる |
能力傾向 | 問題解決、学習、行動・実行、処理・対応、状況判断、コミュニケーションの6つの観点から評価。現在のあなたの能力の強み・弱みが分かる |
行動基準 | 「自身の考え」「他者のニーズ」「組織の目標達成」など普段のあなたが何を基準に行動をしているかが分かる |
あなたに向いている仕事のスタイル | 「集団 or 個人」「スペシャリスト or ジェネラリスト」などあなたに向いている仕事のスタイルが分かる |
あなたに向いている企業風土 | 「上昇志向 or 安定志向」「実力主義 or 年功序列」などあなたに向いている企業・組織の風土が分かる |
▼ICQキャリアタイプ診断結果の結果と評価コメントの例
嬉しいことに、このICQキャリアタイプ診断では診断後に500文字以上の総合的な評価コメントも受け取ることができます。
仮に転職を考えていない場合でもICQキャリアタイプ診断の結果は、現在の企業や職場を見直すための判断材料となるでしょう。
4.エゴグラム診断
エゴグラム診断では、あなたの行動パターンから性格診断を行い、自分に合った職業を見つけることができます。
現在、適職診断のサービスは数多く存在しますが、dodaはエゴグラム診断を受けることができる数少ないサービスと言っても過言ではないでしょう。
本章では、エゴグラム診断について以下の順に解説していきます。
4-1.エゴグラム診断を受けるには
エゴグラム診断は会員登録をせずに診断が可能です。
下記のリンクからトップ画面に進み、左中央部の「さっそく始めてみる」からアクセスすると受けることができます。
dodaのエゴグラム診断を受けたい方へ
4-2.エゴグラム診断の質問数と所要時間
質問数は50問(簡単な選択式)で所要時間は3分〜5分ほどです。
他の診断ツールよりも質問数が少ないのですぐに終わらせることができるでしょう。
4-3.エゴグラム診断で分かる内容
厳しさ(CP)、優しさ(NP)、論理性(A)、自由奔放さ(FC)、協調性(AC)の5つの要素を点数化し、点数のパターンから「あなたの特徴と適職」が分かります。
1. CP:厳しさ | 正義感が強く理想に燃える心 |
2. NP:優しさ | 優しく保護する心 |
3. A:論理性 | 冷静に分析する理知的な心 |
4. FC:奔放性 | 天真爛漫で無邪気な心 |
5. AC:順性 | いい子を演じようとする心 |
▼エゴグラム診断結果とキャプチャの例
上記の画像のように、診断結果からおすすめの求人を紹介してもらうこともできます。
「自分に合った仕事を効率的に見つけたい」という方は是非利用してみましょう。
5.年収査定
dodaの年収査定では、doda会員186万人の膨大なデータからあなたの適正年収を算出してくれます。
「今の年収が適正かどうかを確認したい」 「将来の年収推移を確認したい」 「自分の市場価値を知りたい」という方にはおすすめです。
本章では、年数査定について以下の順に解説していきます。
なお、dodaの年収査定については、「dodaの年収査定で正確な適正年収は分からない!評判から信憑性を調査」でも詳しく説明しているので、こちらも合わせてお読みください。
5-1.年収査定を受けるには
年収査定を受けるためには、必要な情報をdodaに提供する必要があります。
必要項目としては、名前、生年月日、現在の職種・業種の3点です。
そして記入に間違いがないかを確認したあと、「年収を査定する」をクリックすれば結果を確認できるでしょう。
dodaの年収査定を受けたい方へ
5-2.年収査定の質問数と所要時間
年収査定では他の診断ツールとは異なり、年齢やあなたの経歴を入力するだけで診断が可能です。
質問数はたったの10問なので、スムーズにいけば3分ほどで終わります。
5-3.年収査定で分かる内容
診断で分かる内容は下記の通りになります。
適正年収 | これまでの経験から、適正年収を算出 |
年収推移 | 今後30年間の年収推移をグラフとして表示 |
キャリアの可能性 | あなたに近いキャリアを持つ人の転職事例紹介 |
適正年収から求人検索 | dodaの莫大な求人情報の中から、適正年収に合う求人情報 |
▼年収査定結果と転職事例
このように年収査定では、適性年収だけではなく過去の転職事例も詳しく紹介してくれるため、様々なキャリアの可能性を見出すことができるでしょう。
今の職業に疑問を感じてる方にも最適なので、是非一度利用してみることをおすすめします。
6.転職タイプ診断 (バーチャルカウンセリング)
dodaの転職タイプ診断では、あなたの「仕事探しの軸」と「今の仕事の満足度」を知ることができます。
こちらは他の診断ツールとは異なり、転職希望者向けのものです。
以降は、下記の3点から転職タイプ診断について解説していきます。
本章では、転職タイプ診断について以下の順に解説していきます。
6-1.転職タイプ診断を受けるには
転職タイプ診断は会員登録なしで受けることができる診断ツールです。
下記のリンクからトップ画面に進み、中央部の「START」ボタンを押すと受けることができます。
dodaの転職タイプ診断を受けたい方へ
6-2.転職タイプ診断の質問数と所要時間
質問数は60問(全て選択式)で、時間は5分ほどです。
質問は下記の4項目に対して、「重要・気にしない」の2択で答える方式になります。
- 年収
- 仕事内容
- 人間関係
- 待遇や業務内容
6-3.転職タイプ診断で分かる内容
診断で分かる内容は下記の通りになります。
転職タイプ | どんな切り口で仕事を探せばいいのかなど適職探しのヒントを診断 |
現在の満足度 | あなたが今の職場で感じている不満や、満足度の高いポイントを診断 |
▼転職タイプ診断結果の例
上記の診断結果だと、満足度は「労働時間」に対して最も高く、「労働環境」に対してやや低いと分かります。
このように転職タイプ診断は現在の仕事に対する満足度を診断するものなので、あくまで仕事を探す上での切り口として活用すると良いでしょう。
7.適職診断の活用方法
dodaが提供している診断サービスの結果は、転職や就職活動における自己分析に役立てることが可能です。
そこで本章では、以下の3点を中心に適職診断の活用方法を紹介します。
7-1.結果を総合的に分析する
dodaの4つの適職診断ではそれぞれの質問数や分析内容が異なっています。
例えば、「キャリアタイプ診断」は質問数が他の3つの診断ツールと比べ非常に多いため、結果の信憑性が高いと言えるでしょう。
一方で、診断方法が簡単で、質問数も少ない「エゴグラム診断」などでは十分な結果が得られないかもしれません。
「キャリアタイプ診断」の結果と他の3つの診断ツールの結果を総合的に分析することで、より精度の高い自己分析が可能でしょう。
7-2.転職・就職活動に役立てる
適職診断による結果は、転職・就職活動に大いに役立てることができます。
例えば、転職を考えている方は、キャリアタイプ診断で把握したあなたの強みや弱みをもとに、今後の人生の歩み方を考える契機になるでしょう。
一方で、就職活動を控えている方は面接やエントリーシートに向けた自己PRを考える良い機会になるため、利用することをおすすめします。
7-3.転職エージェントサービスを併用する
転職を本気で考えている方は「転職エージェント」に相談することもおすすめします。
というのも、自分自身を客観視したり、診断ツールを用いて自分を把握することには限界があるからです。
dodaは転職エージェントサービスとしてかなりの実績があります。
dodaの転職エージェントに登録したい方は、下記公式サイトから登録してください。
公式サイト:
https://doda.jp
なお、doda以外のおすすめの転職エージェントは以下のとおりです。
【doda以外におすすめの転職エージェント】
- マイナビエージェント|初めての転職に強く20代実績No.1
- リクルートエージェント|求人数豊富。地方にも強い
- リクルートダイレクトスカウト|リクルート運営のヘッドハンティング型サイト
- パソナキャリア(ハイクラス)|年収500万円から高年収を目指すなら
- type転職エージェント|首都圏とIT職種に強い
まとめ
ここまでdodaの適職診断について詳しく話してきましたが、いかがでしたか?
繰り返しますが、自分にあった適職を見つける手段としてdodaの適職診断を一度受けてみることを強くおすすめします。
適職診断の中には、doda(デューダ)への無料会員登録が必要なものもありますが、それほど負担はかからないのでこの機会に登録しておくのも良いでしょう。
dodaでは、適職診断以外にも応募書類の添削や面接サポートなども行っているので、下記リンクから登録してみることをおすすめします。
公式サイト:
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。