35歳の平均年収は?中央値や男女別・学歴別の収入の違いを徹底解説

  • 35歳の平均年収はどのくらいだろう
  • 周囲と比べて自分の年収は低いのだろうか

と考えていませんか?

結論からいうと、35歳の平均年収は442万円と言われています(doda:年齢・年代別に見る日本の平均年収,2022.)。ただ、平均年収は性別や企業規模によって異なります。

条件 平均年収
35歳男女計 442万円
35歳男性

35歳女性

483万円

381万円

大学院卒

大学卒

高専・短大卒

専門学校卒

高校卒

573万円

478万円

398万円

398万円

381万円

正規雇用

非正規雇用

442万円

313万円

大企業

中企業

小企業

469万円

416万円

396万円

※学歴・雇用形態・企業規模は30代後半(35~39歳)の金額、(平均年収=項目別平均月収×12+平均賞与[令和3年度平均年末賞与+令和4年度平均夏季賞与]、千の位以下は四捨五入)
〔出典〕厚生労働省:令和三年賃金構造基本統計調査,2022.
厚生労働省:毎月勤労統計調査,2月速報・9月速報,2022.

この記事では、人材会社や公的機関の調査をもとに、35歳の平均年収を詳しく解説します。

すべて読めば、同年代との収入比較ができます。

(目次)

1.35歳の平均年収は442万円
1-1.35歳の年収の「中央値」は380万円前後
2.【条件別】 30代後半の平均年収
2-1.男女別
2-2.学歴別
2-3.雇用形態別
2-4.企業規模別
2-5.産業別
3.35歳平均の生活費目安【年収442万円の場合】
4.年収をアップさせる3つの方法
5.【総合】30代におすすめの転職エージェントランキング
6.平均年収に関するFAQ
7.さいごに

1. 35歳の平均年収は442万円

35歳の平均年収は、442万円です。

〔出典〕doda:年齢・年代別に見る日本の平均年収,2022.

男女別にみると、

  • 男性:483万円
  • 女性:381万円

と、約100万円の差が生じていることがわかります。

なお、上記は転職エージェント利用者を対象にした調査によるデータです(doda:年齢・年代別に見る日本の平均年収,2022.)。

平均年収は調査によって若干の変動があるものの、35歳の平均年収は381〜483万円というのが一般的のようです。

国税庁が実施する「民間給与実態統計調査」によると、30代の平均年収は以下の通りとなっています。

年代 平均年収
30代前半
(30~34歳)
413万円
30代後半
(35~39歳)
449万円

〔出典〕国税庁:令和3年分民間給与実態統計調査,2022.

こちらは、35歳だけを対象にしたものではありませんが、上記の表をみる限り、30代中盤である35歳の平均年収は「430万円前半」程度だと判断できます。

35歳の年収の「中央値」は380万円前後

35歳男女総合の年収中央値は、380万円前後と考えられます。

厚生労働省の調査をもとにした、30代の年収中央値の推定金額は以下の通りです。

年代 男性 女性
30代前半
(30~34歳)
393万円 346万円
30代後半
(35~39歳)
430万円 352万円

※[平均年収=月収中央値 × 12 + 令和3年度給与階級別平均賞与]で算出
〔出典〕厚生労働省:令和元元年賃金構造基本統計調査,2019.
厚生労働省:毎月勤労統計調査,2月速報・9月速報,2022.

年代よって異なりますが、35歳の場合概ね女性は350万円、男性は410万円程度であると判断できます。

補足:平均年収と年収中央値の違い

  • 平均値
    …対象者の年収を足し、対象者の数で割った値
  • 中央値
    …対象者の年収を上から順に並べ、ちょうど真ん中に位置する値

平均値は一部の極端な値が全体に大きな影響を及ぼします。

一方で中央値は、極端な値が含まれていたとしても、その影響はほとんどなく、よりリアルな結果が導き出されます。

※参考記事:『年収の中央値はいくら?年代別・男女別・雇用形態別に解説』

ここまでは35歳の平均年収を紹介しました。

次の章からは、同年代の年収をより詳しく把握するために、30代後半(35歳~39歳)の「条件別の平均年収の違い」を解説していきます。

2. 【条件別】 30代後半の平均年収

30代後半(35歳~39歳)の平均年収を、以下の区分で解説します。

2-1.【男女別】30代後半の平均年収
2-2.【学歴別】30代後半の平均年収
2-3.【雇用形態別】30代後半の平均年収
2-4.【企業規模別】:30代後半の平均年収
2-5.【産業別】30代後半の平均年収 

それぞれの違いを把握しておきましょう。
35歳周辺の30歳前半(30~34歳)のデータも載せているので、そちらも参考にしてみて下さい。

2-1.【男女別】30代後半の平均年収

年代 男性 女性
30代前半
(30~34歳)
472万円 322万円
30代後半
(35~39歳)
533万円 321万円

〔出典〕国税庁:令和3年分民間給与実態統計調査,2022.

2-2.【学歴別】30代後半の平均年収

学歴 全体 男性 女性
大学院卒 573万円 580万円 537万円
高専・短大卒 398万円 443万円 369万円
専門学校卒 398万円 415万円 374万円
高校卒 381万円 404万円 322万円

(平均年収=学歴別平均月収×12+平均賞与[令和3年度平均年末賞与+令和4年度平均夏季賞与]、千の位以下は四捨五入で計算)
〔出典〕厚生労働省:令和三年賃金構造基本統計調査,2022.
厚生労働省:毎月勤労統計調査,2月速報・9月速報,2022.

2-3.【雇用形態別】30代後半の平均年収

雇用形態 全体 男性 女性
正規雇用 442万円 463万円 392万円
非正規雇用 313万円 333万円 230万円

(平均年収=雇用形態別平均月収×12+平均賞与[令和3年度平均年末賞与+令和4年度平均夏季賞与]、千の位以下四捨五入で計算)
〔出典〕厚生労働省:令和三年賃金構造基本統計調査,2022.
厚生労働省:毎月勤労統計調査,2月速報・9月速報,2022.

2-4.【企業規模別】:30代後半の平均年収

企業規模 全体 男性 女性
大企業 469万円 450万円 401万円
中企業 416万円 440万円 370万円
小企業 396万円 419万円 403万円

(平均年収=企業規模別別平均月収×12+平均賞与[令和3年度平均年末賞与+令和4年度平均夏季賞与]、千の位以下四捨五入で計算)
〔出典〕厚生労働省:令和三年賃金構造基本統計調査,2022.
厚生労働省:毎月勤労統計調査,2月速報・9月速報,2022.

2-5.【産業別】30代後半の平均年収

30代後半の平均年収を産業別にまとめると、業界別の年収ランキングはいかのようになりました。

(平均年収=産業別平均月収×12+平均賞与[令和3年度平均年末賞与+令和4年度平均夏季賞与])
〔出典〕厚生労働省:令和三年賃金構造基本統計調査,2022.厚生労働省:毎月勤労統計調査,2月速報・9月速報,2022.

 

1位.金融・保険業:537万円
2位.電気・ガス・熱供給・水道(インフラ)業:532万円
3位.学術研究、専門・技術サービス業:508万円
4位.情報通信業:500万円
5位.教育、学習支援業業:480万円

それぞれ簡単に説明します。

1位.金融・保険業:537万円

業種別にみると、もっとも年収が高いのは金融・保険業界で、年収は537万円です。
金融・保険業界は、証券会社や投資銀行など、高収入の職種が多いのも特徴です。

2位.電気・ガス・熱供給・水道(インフラ)業:532万円

ついで電気・ガス・熱供給業で、年収は532万円です。でした。
電気・ガス・水道などを供給し、私達の生活を支える仕事です。

インフラ系企業は、安定性も高く、他の業種と比較して給与も高くなる傾向にあります。

3位.学術研究、専門・技術サービス業:508万円

3位は学術研究、専門・技術サービス業で、年収は508万円です。

学術研究・専門業は、主に学術的研究などを行う事業所、個人または事業所に対して専門的な知識・技術を提供する事業所で、他に分類されないサービスを提供する企業や人を指します。

具体的には、弁護士や税理士も学術研究・専門業に分類されるので、平均年収は高くなる傾向にあります。

4位.情報通信業:500万円

4位は情報通信業で、年収は500万円です。

IT技術の進展などにより、業界全体が拡大傾向であり、かつ人材不足が顕著なため、他の業種と比べて高い給与が得られやすい特徴があります。

5位.教育・学習支援業:480万円

5位は教育・学習支援業で、年収は480万円でした。

少子化の影響下にもかかわらず、業績を伸ばしている企業も多数見つけられ、平均より給与が高いのが特徴です。

3. 35歳平均の生活費目安【年収442万円の場合】

年収442万円で単純に12ヶ月で割った場合、月々に使用できる金額はおよそ29.4万円です。(※手取り額は平均年収の80%として計算)

手取り29.4万円の生活費の目安を、以下にまとめました。※夫婦2人暮らしの場合

割合 金額
食費
15%
4.4万円
住居費
25%
7.3万円
水道光熱費
5%
1.4万円
通信費
6%
1.7万円
保険料
4%
1.1万円
趣味・娯楽費
3%
0.8万円
こづかい
12%
3.5万円
日用雑貨・被服費
5%
1.4万円
交際費
2%
0.5万円
貯蓄
20%
5.8万円
その他
3%
0.8万円

〔出典〕ほけんROOM:家計における理想の支出の割合は?家計の支出割合の見直しをしよう
(百の位以下切り捨てで計算)

3-1.  家賃は手取りの25%を目安に

家賃は、手取りの25%を目安にすると考えておきましょう。

手取りが29.4万円の場合は、7.3万円ほどです。

これを大幅に上回ってしまうと、食費や娯楽費を削る必要があります。

3-2.  食費は手取りの15%を目安に

食費は手取りの15%を目安にしましょう。

手取りが29.4万円の場合は、4.4万円ほどです。

3-3. 貯金は手取りの20%できるのが理想

貯金は、月の流動費によって変動はありますが手取りの20%できるのが理想です。

手取りが29.4万円の場合は、5.8万円ほどです。

年代別:貯蓄額の平均

年代別の貯蓄額の平均は以下の通りです。

  • 全世代平均:1880万円
  • 40歳未満:726万円
  • 40代:1134万円
  • 50代:1846万円

〔出典〕総務省統計局:家計調査年報(貯蓄・負債編)2021年(令和3年)貯蓄・負債の概要,2021.

4. 年収をアップさせる3つの方法

収入を増やす具体的な方法は、以下の通りです。

  1. 昇進や昇格などによる給与アップを目指す
  2. 空いた時間で副業する
  3. 給料の高い職場に転職する

それぞれ具体的に見ていきましょう。

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4-1.  昇進や昇格などによる給与アップを目指す

もっとも堅実に収入を上げる方法は、昇進昇格によって給与をベースアップさせることです。

成果を上げることを常に意識し、日々の業務に取り組みましょう。

この際、企業の評価基準を把握しておくことも大切です。

資格を取得するのも有効

資格手当などの制度が職場にある場合は、資格を取得すること給与アップが見込めます。

資格勉強はスキルとして身に付きますので、仕事に活かせる場面も多いでしょう。昇給昇格への足掛かりとなることもあるため、長期的に学習する意欲があるのであれば、現職に活かせる資格の勉強をしてみるのもおすすめです。

ただし、同じ職場でのキャリアアップを目指す場合は、長期的な視点を持っておく必要があります
昇進
昇格の機会は多くても年に数回程度ですし、必ずしも結果が評価されるとは限りません。

いますぐ収入を増やしたいという方は、次に紹介する二点に取り組むことをおすすめにします。

4-2.  空いた時間で副業する

本業とは別に副業を行うことで、収入を増やすことも可能です。

ダブルワークをしたり、クラウドソーシングを通して仕事を請け負ったりすることで、空いた時間を活かして効率的に稼ぐことができます。

ただ、本業に加えて仕事をすることになるため、体力的・精神的な負担が大きくなるという懸念は拭えません。
本業に支障が出てしまっては本末転倒です。また、企業によっては副業を容認していないこともあります。

副業については十分に検討してから始めることをおすすめします。

4-3.給料の高い職場に転職する

誰にでも実現可能かつ最も確実な収入アップの方法は、転職です。

職種や仕事内容は同じでも、職場を変えるだけで月々数万円ほど給与が上がるケースも珍しくありません。

月給にそれほど違いがなくても、ボーナスのある職場に転職するだけで、年収が数十万円アップすることもあるでしょう。

「昇格や昇進が見込めない」「業績がかんばしくなく、ボーナスや手当も支給されない」という場合は、現職よりも条件の良い企業への転職を検討してみることをおすすめします。

転職を検討する方は、まずは転職エージェントに相談してみてみるのはいかがでしょうか。

転職エージェントに登録すると、あなたの希望に合った転職先を紹介してもらえます。

また、プロの視点から様々なアドバイスをもらうことができるため現職を続けながらも転職活動を進めることが可能になるでしょう。

5. 【総合】30代におすすめの転職エージェントランキング

まずは、すべての30代に共通しておすすめできる転職エージェントを、ランキング形式で詳しく紹介していきます。

転職エージェント 公開求人数|利用満足度
リクルートエージェント1位:リクルートエージェント
公式サイトを見る
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約34.4万件|4.3
非公開求人含めて約50万件の驚異的求人数!
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doda2位:dodaエージェント
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約18.4万件|4.1
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ワークポート3位:ワークポート公式サイトを見る
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約6.5万件|4.0
未経験からの異業種転職に強い転職エージェント
特に営業職やIT系の転職支援に強み!

※求人数:各サービスサイト求人検索システムによる編集日調べ,2023年10月2日時点

ランキングは、当サイト記事『転職エージェント利用者500人へのアンケート』を通して取得したデータをもとに、以下の基準で評価してまとめています。

転職エージェント比較基準

  • 求人の質・量【最重要】
    …コロナの影響で求人が減っている今、十分な50代向けの求人を保有しているか
  • 提案力
    …キャリアプランに合った求人を提案してもらえるか
  • サポート力
    …徹底した選考対策やサポートをしてもらえるか

※当サイトでは「提案力」と「サポート力」をもとに利用者満足度を算出し、ランキング選定基準としています。

1位:リクルートエージェント

リクルートエージェント

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そうした転職エージェントのなかでも有名なサービスである『リクルートエージェント』は、公開求人だけでも30万件以上、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人まで含めれば約60万件の求人情報を保有しています。
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6. 平均年収に関するFAQ

平均年収に関するよくある質問をまとめました。

Q1.30代の平均年収はいくらですか?
Q2.35歳で年収500万円以上の人の割合を教えてください
Q3.35歳で年収1000万円稼ぐことは可能ですか?

気になることがあればここで解消しておきましょう。

Q1.30代の平均年収はいくらですか?

同調査で明らかになっている「30代の平均年収」435万円です(男性474万円女性377万円)。

30代の平均年収を年齢ごとに区分したものを以下にまとめました。

平均年収
全体 男性 女性
30歳 407万円 436万円 368万円
31歳 416万円 449万円 369万円
32歳 427万円 463万円 373万円
33歳 431万円 468万円 376万円
34歳 434万円 472万円 375万円
35歳 442万円 483万円 381万円
36歳 454万円 500万円 382万円
37歳 462万円 511万円 390万円
38歳 472万円 523万円 393万円
39歳 471万円 523万円 393万円
30代全体 435万円 474万円 377万円

〔出典〕doda:年齢・年代別に見る日本の平均年収,2022.

年齢が上がるに連れて、平均年収が数万円~十数万円ずつ上昇していることがわかります。

Q2. 35歳で年収500万円以上の人の割合を教えてください

dodaの調査によると、30代で年収500万円以上を稼ぐ人の割合は約30%であると判明しています。

よって、35歳の段階で年収500万円を超えている人は、全体の約30%程度だと判断できるでしょう。

ちなみに、年収500万円以上を稼ぐ人は、すべての年代を含む労働者のうち、およそ30%ほどです(国税庁:民間給与実態統計調査,2022.)。

35歳の段階で年収500万円を超えるためには、以下のような戦略を立てて、行動していく必要があります。

年収500万円を稼ぐ戦略

  • 金融、不動産、商社など、高収入を見込める分野へ転職する
  • IT業界など大幅な成長が見込める業界で働く
  • 専門的なスキルを身につけるなど、希少価値の高い人材を目指す
  • 自分のスキルや経験を最大限活かせる企業へ転職する

Q3. 35歳で年収1,000万円稼ぐことは可能ですか?

35歳で年収1,000万円稼ぐことは不可能ではありません。

ただし、dodaの調査では、30代のうちに年収1,000万円を超えている人は全体のわずか1.22%でした。

このことから、非常に難度の高いものであることを理解しておく必要があると言えるでしょう。

35歳で年収1,000万円を達成する方法のひとつとして挙げられるのが「起業」です。

自ら事業を興し軌道に乗せることができれば、会社員では得られないほどの収入を手にできるでしょう。

また、以下は特に高収入を得られやすい業種・企業となります。

  • 金融、不動産、総合商社
  • 外資系企業
  • 営業成績がインセンティブに反映される企業

年収1,000万円を目指すのであれば、上記のような業種・企業を選ぶことが必須です。

さいごに

35歳の年収事情を紹介しました。

現時点で年収が442万円を超えているのであれば、周囲よりも高収入であると考えて問題ないでしょう。

しかし、年収442万円を下回っている場合、転職などを通して年収を上げることができる可能性が高いです。

副業をはじめたり、転職をしたりするなど何かしらの行動に踏み切ってみることをおすすめします。

もし転職を検討しているのであれば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』などの転職エージェントにまずは相談してみるとよいでしょう(転職エージェントについて、本記事では【総合】30歳におすすめの転職エージェントランキングで詳しく紹介しています)。

あなたの暮らしが、より良いものになるよう願っています。