薬事申請とは?必要なスキルや業務内容・手続きの流れをまとめてご紹介

薬事申請という仕事が気になっている方の中には、

  • 「そもそも薬事申請とはどのような仕事なのだろう」
  • 「業務の具体的なイメージが掴みづらい」

という方も多いでしょう。

薬事申請とは、企業が開発した薬事申請とは医薬品・医療機器の承認申請を行う仕事です。

新たな商品を世に送り出す重要な役割を担います。

この記事では、薬剤師転職のプロとして業界に携わってきた私が、「薬事申請の具体的な仕事内容」「必要なスキル」について解説していきます。

  1. 薬事申請とは?
  2. 薬事申請の流れ
  3. 薬事申請に必要な3つのスキル
  4. 薬事申請職に向いている人の特徴
  5. 薬剤師が薬事申請の仕事を探すときにおすすめの薬剤師向け転職サイト3選
  6. 薬剤師資格なしや未経験で薬事申請へ転職したい人におすすめの転職エージェント3選
  7. 【FAQ】薬事申請に関するよくある質問

すべて読めば、薬事申請とはどんな仕事なのか、明確にイメージできるようになるでしょう。

1.薬事申請とは?

薬事申請とは、医薬品や医療機器の承認申請を行う仕事を指します。

世の中に提供される医薬品・医療機器は、厚生労働大臣から承認、あるいは都道府県知事からの製造販売の許可・認定等が必要です。

この承認を得るために、必要な情報をまとめた書類を提出したり、調査を受けたりといった手続きを行うのが、薬事申請の主な業務です。

薬事申請の対象製品

  • 医療用医薬品
  • 医療機器
  • 一般医薬品(OTC)
  • コスメ、化粧品

医薬品メーカーや医療機器メーカーで、薬事申請業務を行う担当者は、しばしば「薬事担当」や「RA(Regulatory Affairs)」と称されます。

1-1.薬事申請の方法

専用のソフトウェアを用いてオンラインで手続きを行います。

その後、厚生労働省管轄機関である独立行政法人医薬品医療機器総合機構「PMDA」にて、審査や調査が実施されます。

それらの過程を通過して、ようやく製品の販売が可能となるのです。

薬事申請担当者は、専用のソフトウェアに関する知識はもちろん、医薬品や・医療機器など製品に関する深い知識や、法律・省令など、幅広い分野の知識が欠かせません。

1-2.各チーム間の連携が必要な仕事

薬事申請は、薬事法で定められた規定に従い、製品に関する様々な情報を詳細に記載しなければなりません。

記載する情報の具体例

  • 製品の種類
  • 開発の経緯、目的
  • 製造方法
  • 品質、安全性、有効性
  • 臨床試験・治験データ

これらの情報を、科学的根拠に則って、客観的なデータとして提示する必要があります。

このために、製品の開発を行うチームや治験・臨床を行うチームと連携して、徹底的に情報を収集し、的確にまとめていく作業を行います。

薬事申請は製品のアピールを担う仕事

薬事申請は、製品データを単にまとめて提出するだけの仕事ではありません。

「いかに品質が保証された安全性の高い製品であるか」「世の中にどのような価値をもたらすのか」といった製品を販売する意義をアピールする役割も担います。

新たな商品を世に送り出すための重要な存在であると言えるでしょう。

1-3.薬事申請のやりがい

医療機器や化粧品など、生活に欠かせない製品を世に送り出せる点が主に挙げられます。
薬事申請で製品に注目が集まることで、製品を必要としている患者さんや多くの人の健康の支えになる点は薬事申請の魅力と言えます。

2.薬事申請の流れ

薬事申請は、以下の流れで進められます。

  1. 申請書(申請資料)提出
  2. 信頼性調査
  3. 審査専門員との面談・承認審査
  4. 製造所の調査
  5. 厚生労働大臣の承認取得

それぞれ詳しく見てみましょう。

2-1.申請書(申請資料)提出

まずは医薬品・医療機器の承認を求めるための申請書を作成し、提出します。

薬事申請には、主にメーカー、独立行政法人医薬品医療機器総合機構「PMDA」、外部の専門家の3セクションによって進められていきます。

2-2.信頼性調査

続いて、申請内容に基づいて、製品が科学的・倫理的に信頼できるかを確認するための信頼性調査が行われます。

例えば、臨床試験のデータなどは、

  • 厚生労働省令(GCP省令、GLP省令、GPSP省令)で定められた基準を遵守しているか
  • 周到に用意された治験実施計画書に 沿って行われたものであるか

といった観点から、厳しく精査されます。

また申請書自体が薬事法の基準に従って作成されたものかどうかという点も、信頼性調査の観点の一つです。

薬事申請担当者の作成する書類は、医薬品・医療機器開発において、製品の信頼性を上手く伝えられるかどうかを左右する重要な要素と言えるでしょう。

2-3.審査専門員との面談・承認審査

審査の過程では、PMDAや専門家チーム、第三者認証機関との面談・審査が行われます。

外部の専門家からの提言や、申請者・PMDA・専門家を交えた協議が行われることも多々あります。

このように、様々な立場から多角的に協議検討し、信頼性を調査し評価を下していくのです。

なお、審査内容は医薬製品・医療機器・化粧品によって異なります。

2-4.製造所の調査

信頼性が高いと判断されたのち、製造所の調査が実施されます。

これは、製造の供給能力があるかどうか、品質管理が適切に行われるかどうかを見極めることを目的としたものです。

要するに、安定して製品を製造・供給し続けられるかを確認するプロセスです。

製造所の調査でも、信頼性調査と同様、適宜外部の専門家との協議が行われ、問題箇所などがあればその都度まとめられます。

2-5.厚生労働大臣の承認取得

上記のような厳正な審査・調査を通過したのち、厚生労働大臣と薬事・食品衛生審議会による諮問を経て、承認されます。

ここまでが薬事申請の一連の流れです。

申請から承認まで、短くても半年程度かかります。

長ければ1年以上に渡ることもあるでしょう。

なお、申請の内容に不備があったり、適切でないと判断されたりした場合は、再審査の対象となりますので、さらに期間を要することとなります。

3.薬事申請に必要な3つのスキル

薬事申請には、以下のスキルが求められます。

  1. 英語力
  2. PCスキル
  3. コミュニケーション能力

それぞれ詳しく見てみましょう。

3-1.英語力

薬事申請の業務を行ううえで、英語力は必須です。

書類作成を行う中で、英語の文献を参照したり、海外拠点とのやりとりが発生したりすることがあるからです。

このため、薬剤に関する難解な専門用語の知識や、文章を読み解く力、高いレベルのコミュニケーションを英語で取るスキルが求められます。

3-2.PCスキル

薬事申請はオンラインで行うため、基本的なPC操作のスキルは必須となります。

また、的確に伝わりやすい資料を作成するための資料作成ソフトや、プレゼンテーションソフトの操作にも熟知していなければなりません。

3-3.コミュニケーション能力

薬事申請において、他者とのコミュニケーションを取る能力は何より重要となります。

一見、膨大なデータや書類と向き合い続ける仕事のように見えますが、正確な書類を作成し承認を得るためには、以下のような過不足ないコミュニケーションが必須です。

  • 社内の人と密接なやり取りを経て情報を集めること
  • 行政機関や専門家に対して、自社の製品の有用性を的確に伝えること

このようなコミュニケーション能力を発揮し、全ての関係者と柔軟にやり取りをしながら業務を進めていきます。

それに伴い、「スケジュールを管理・調整すること」「一つひとつの行動に責任を持つこと」も欠かせない要素であると言えるでしょう。

補足:薬剤師資格は不要

薬事申請業務を行ううえで、薬剤師の資格は必ずしも必須ではなく、加えて、必要な資格も特に定められていません。

とはいえ、薬剤師資格の保有者の方が、スムーズに業務を遂行できます。

また、前提として高度な薬剤の知識が求められる仕事であるため、以下のような条件が設けられていることが一般的です。

応募条件の例

  • 研究所にて分析・製造・製剤に関わる業務経験のある方
  • 薬事における分析・製造・製剤の資料作成等に関われた方
  • 物理学や化学、薬学、医学、歯学などの専門課程を修了した方

特に、業務未経験から薬事申請の仕事に転職する場合は、薬剤師資格がないと不利になる可能性があると考えておきましょう。

ここまでは、薬事申請の仕事について紹介しました。

高度な業務内容であるため、就業のハードルが高いという側面があります。

上記のような応募条件が設けられていることも多いため、もし薬事申請の仕事に就きたいと考えている方は、いかに応募可能な求人を見つけ出すかが鍵となります。

そこで次の章では、薬事申請の仕事を探す方におすすめの転職サイトを、厳選して紹介します。

4.薬事申請職に向いている人の特徴

薬事申請で求められるスキルより、薬事申請に向いている方の特徴は主に以下の3つが考えられます。

ここからはそれぞれについて詳しく解説していきます。

4-1.薬事申請の勉強に熱心に取り組める

薬事申請には、薬機法や薬学に関する知識や書類を正確に作成するスキルが必要です。

専門知識を多く必要とすることから、それぞれの勉強に対して熱心に取り組める方は薬事申請に向いていると言えるでしょう。

4-2.修正業務が多くても耐えられる忍耐力がある

薬事申請では、専門知識の学習に加えて書類の手直しが求められたりと忍耐力が求められる場面が多々あります。

再審査や修正業務を少しでも少なくする、誠実さ、正確さも必要とされるでしょう。

4-3.薬事申請の翻訳業務なども行える英語力がある

外資系の製薬メーカーとのやり取りも多く、その場合は翻訳業務が必要になります。

それに伴い、採用条件の1つに読み書きの英語力が求められる企業もあります。

目安としてはTOEIC600〜800点代と考えていいでしょう。

5.薬剤師が薬事申請の仕事を探すときにおすすめの薬剤師向け転職サイト3選

数ある転職サイトの中から、以下の3点を基準に、「総合評価の高い薬剤師転職サイト」をピックアップしました。

※薬剤師資格をお持ちでない方や、業界未経験の方は『5.未経験・資格未取得の方におすすめの大手総合転職エージェント』をご覧ください。

理想の転職を叶えたいなら、求人数が豊富でかつサポート力(アドバイス、選考対策等)が好評の薬剤師専門の転職エージェント(薬剤師転職サイト)を選ぶことが重要です。

転職サイトを評価する3つの基準

  1. 総合力:求人×サポートの最終的な総合力
  2. 求人の質・量:紹介された求人の量やその内容は良かったか
  3. サポート力:必要な時に必要なサポートを受けられたか、親切だったか

さらに、当サイトが薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果を加味し、利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

薬剤師転職サイトおすすめポイント

薬キャリエージェント
1位:薬キャリエージェント
(薬キャリエージェント)

  • 利用者満足度No. 1(※エムスリーキャリア調べ)
  • 丁寧・親身なサポートが大好評
  • 病院・企業との強固なコネクションで力強いアシスト

ファルマスタッフ2位:ファルマスタッフ

  • 豊富な公開求人数を誇る大手サイト
  • 20-30代薬剤師のキャリアアップ転職におすすめ
  • 正社員だけでなくパート・派遣求人も豊富

マイナビ薬剤師3位:マイナビ薬剤師

  • 全国に拠点があり地方にも強
  • ドラッグストア・企業の求人は特に豊富
  • 求人検索システムが超使いやすいのも魅力

まずは、総合満足度が最も高かった『薬キャリエージェント』から試してみるのがおすすめです。

医療機関や製薬企業からの高い信頼を得ているエムスリー社が運営する人気の転職サイトで、豊富な求人数に加えてキャリアアドバイザーから有用なアドバイスを貰えたと好評です。

また、転職サイトは担当するキャリアアドバイザーの質彼らとの相性が重要です。

いかに評判の高いサービスであっても、転職・キャリアの考え方やちょっとしたコミュニケーションの取り方について、あなたとそりが合わないアドバイザーにあたることもあります。

大切なのは、転職活動の初動段階では複数の転職サイト・転職エージェントに登録を行い、自分に一番フィットするサービスがどれかを実地で確かめることです。

はじめは複数登録して面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用することをおすすめします。

面談を受けて、最終的に転職をしないことに決めても全く問題ないので、まずは気軽な気持ちで一歩を踏み出してみましょう。

それでは、各サービスについてひとつずつご紹介します。

(1)薬キャリエージェント|求人数が多く、交渉力が強い転職エージェント

薬キャリエージェント_LP

総合評価

4.3

 全指標で高評価。求人の幅も広く、若手〜ベテランまで全ての層におすすめ

求人の数・質

4.3

質の高い求人が魅力的

サポート力

4.0

キャリア相談から面接対策まで手厚いサポート

『薬キャリエージェント』のおすすめポイント

  • 病院・企業薬剤師の求人も多い
  • 丁寧かつ親身なサポートが提供される
  • 電話・メールのレスポンスが速い

薬キャリエージェント』は、総合満足度No. 1の薬剤師転職サイトです。
※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、薬剤師転職のノウハウサポート力レスポンスの早さには信頼と実績があります。

転職サイトの役割は求職者の希望条件に合った求人の紹介ですが、『薬キャリエージェント』では高品質なサポートを提供していることも強みです。
たとえば、求職者が求人を絞り込みやすいように自宅から職場までのルートも併せて紹介してくれるなど、利用者に寄り添ったワンランク上のサポートが期待できます。

また、スムーズな転職活動に欠かせない、レスポンスの早さも魅力です。

いくら希望条件に合った求人が多くある転職サイトでも、応募や選考準備がなかなか進まないと転職活動は難航してしまいます。

レスポンスが遅く、段取りの悪い担当者に当たってしまうと、至急、応募書類を作成しなければならないなどの帳尻合わせが必要になるかもしれません。
特に在職中に転職活動をする場合、急な履歴書作成や、仕事後の面談などは大きな負担になります。

ストレスや負担の少ない転職活動をしたい場合、サポート力やレスポンス速度に定評のある『薬キャリエージェント』は非常におすすめです。

 

『薬キャリエージェント』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種調剤薬局、病院、調剤薬局・OTC販売、OTC販売、企業、その他
対応雇用形態正社員、契約社員、派遣、パート
対応地域全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員約24,000件パート約7,700件
契約社員約700件派遣約40件
業種別
調剤薬局約23,000件調剤薬局・OTC販売約3,400件
病院約2,900件OTC販売約450件
企業約100件
都道府県別
北海道約1,600件
青森県約400件岩手県約400件
宮城県約400件秋田県約300件
山形県約500件福島県約600件
茨城県約800件栃木県約300件
群馬県約500件埼玉県約800件
千葉県約900件東京都約2,000件
神奈川県約1,400件  
新潟県約700件富山県約600件
石川県約400件福井県約300件
山梨県約300件長野県約600件
岐阜県約600件静岡県約1,600件
愛知県約2,200件三重県約600件
滋賀県約200件京都府約900件
大阪府約1,600件兵庫県約700件
奈良県約300件和歌山県約200件
鳥取県約190件島根県約300件
岡山県約600件広島県約600件
山口県約500件徳島県約180件
香川県約200件愛媛県約500件
高知県約200件  
福岡県約1,100件佐賀県約200件
長崎県約400件熊本県約300件
大分県約300件宮崎県約200件
鹿児島県約200件沖縄県約300件

〔出典〕薬キャリエージェント求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2023年10月20日時点のものです。

(2)ファルマスタッフ|正社員にも非常勤にも強い、初転職でも安心の転職サイト

ファルマスタッフ

総合力

4.1

20年以上にわたる転職支援実績を活かしたサポートに定評がある

求人の量・質

4.3

求人数は4万件以上。調剤薬局と派遣求人に強み

サポート力

4.0

20年以上にわたる転職支援実績も魅力

『ファルマスタッフ』のおすすめポイント

  • 20代~30代積極採用の求人を多数保有
  • 派遣求人が業界最多クラス
  • スキルアップ研修が受けられる

ファルマスタッフは、「はじめての転職で使いたい薬剤師転職サイトNo. 1」の転職サイトです(日本マーケティングリサーチ機構調べ,2021年11月期)

20代~30代向けの求人を多く保有し、はじめて転職する方や若年層からの評判が良い一方で、「薬剤師のハイクラス転職に強い転職サイトNo. 1」も獲得しています(日本マーケティングリサーチ機構調べ,2021年11月期)
22年にわたる転職支援で構築してきた企業との強いパイプがあるからこそ、両極端の実績を上げられていると言えるでしょう。

また、大手調剤薬局チェーンである日本調剤グループの強みを活かし、蓄積された転職・就業ノウハウを惜しみなく伝えてくれます。
登録者や『ファルマスタッフ』経由の派遣就業者向けにさまざまな教育サービスを提供しているため、スキルアップ意識の高い薬剤師の方には利用価値が高いです。

そのほか、「給与交渉を積極的にしてくれる」という口コミも見られます。

これから働く会社と給与や年収の交渉をするのは、悪印象を与えないか不安で難しいものです。
キャリアアドバイザーが積極的に待遇交渉をしてくれる転職サイトを選べば、円満な給料アップを目指せます。

ファルマスタッフ』は、転職に不慣れな方から、キャリアアップを目指す方まで、まさに万人におすすめできる転職サイトです。

『ファルマスタッフ』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種調剤薬局、病院、ドラッグストア、企業、その他
対応雇用形態正社員、派遣、パート、紹介予定派遣
対応地域全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員約26,000件パート約14,000件
派遣・紹介予定派遣約1,200件
業種別
調剤薬局約32,000件ドラッグストア約5,100件
病院・クリニック約2,900件企業約500件
都道府県別
北海道約1,200件
青森県約300件岩手県約400件
宮城県約600件秋田県約200件
山形県約400件福島県約500件
茨城県約1,100件栃木県約700件
群馬県約600件埼玉県約2,200件
千葉県約2,200件東京都約5,600件
神奈川県約4,000件  
新潟県約800件富山県約600件
石川県約600件福井県約300件
山梨県約300件長野県約600件
岐阜県約800件静岡県約1,300件
愛知県約2,500件三重県約700件
滋賀県約600件京都府約1,000件
大阪府約4,000件兵庫県約1,800件
奈良県約300件和歌山県約300件
鳥取県約140件島根県約200件
岡山県約400件広島県約400件
山口県約300件徳島県約140件
香川県約160件愛媛県約300件
高知県約160件  
福岡県約800件佐賀県約100件
長崎県約200件熊本県約200件
大分県約200件宮崎県約80件
鹿児島県約140件沖縄県約130件

〔出典〕『ファルマスタッフ』求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2023年10月20日時点のものです。

(3)マイナビ薬剤師|地方求人や企業求人にも強い大型転職サイト

マイナビ薬剤師

総合力

4.0

マイナビグループの知名度と営業力を活かしたサポート

求人の量・質

4.2

マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数

サポート力

3.9

全国15拠点でサービスを展開。アフターフォローも充実

『マイナビ薬剤師』のおすすめポイント

  • ドラッグストアや企業をはじめ求人数が圧倒的に多い
  • 薬局の内部事情にも詳しい
  • 全国の主要都市に支店を持っている
※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ薬剤師は、圧倒的求人数を誇る転職サイトです。

転職業界大手のマイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の多様な求人を保有しています。

病院、調剤薬局、ドラッグストア、企業など、幅広い施設の求人が業界最多クラスです。
特にドラッグストアと企業の求人数は圧倒的と言えるでしょう。

雇用形態別に見ても、正社員の公開求人数No. 1(薬剤師の人材紹介サービス15ブランドにおける調査。2021年3月時点マイナビ薬剤師調べ)だけではなく、パート・アルバイトの求人も非常に多く取り扱っています。

加えて、全国14拠点を基盤に、地方での転職サポートにも定評があります。
地方在住の方はもちろん、パートナーの急な転勤により引っ越し先で転職先を探す必要がある方にとっても、拠点ごとの薬剤師専任アドバイザーがサポートしてくれる点は大きな魅力でしょう。

また、『マイナビ薬剤師』に登録すると、マイナビが運営する『薬読』の会員限定コンテンツも閲覧できます(2023年10月10日時点)
転職ノウハウだけでなく、薬剤師の知識やスキルを高める記事や動画、医薬品の添付文書を検索できるコンテンツなど、隙間時間の読み物として秀逸です。

とにかく多くの求人情報を収集して比較したい方や、大手の安定したサポートを受けながら転職活動を行いたい方には、『マイナビ薬剤師』の登録をおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』サービス概要

対応している求人の要件(求人検索で絞り込める項目)
対応業種調剤薬局、病院、ドラッグストア、一般企業(管理薬剤師)、企業、その他
対応雇用形態正社員、契約社員、派遣、パート
対応地域全国
対応求人数(公開)
雇用形態別
正社員約46,000件パート約21,000件
契約社員約2,400件その他約10件
業種別
調剤薬局約32,000件ドラッグストア約14,000件
病院約3,200件企業約270件
都道府県別
北海道約2,200件
青森県約400件岩手県約500件
宮城県約1,000件秋田県約300件
山形県約400件福島県約700件
茨城県約1,100件栃木県約800件
群馬県約700件埼玉県約2,200件
千葉県約2,400件東京都約6,300件
神奈川県約3,300件  
新潟県約900件富山県約600件
石川県約700件福井県約400件
山梨県約400件長野県約600件
岐阜県約1,000件静岡県約1,100件
愛知県約3,500件三重県約800件
滋賀県約500件京都府約1,100件
大阪府約5,600件兵庫県約2,700件
奈良県約700件和歌山県約300件
鳥取県約180件島根県約200件
岡山県約900件広島県約1,500件
山口県約600件徳島県約380件
香川県約500件愛媛県約800件
高知県約300件  
福岡県約1,800件佐賀県約200件
長崎県約300件熊本県約600件
大分県約300件宮崎県約300件
鹿児島県約600件沖縄県約300件

〔出典〕マイナビ薬剤師求人検索システムによるCareer Theory調べ
※ 対応要件および求人数は、すべて2023年10月20日時点のものです。

※マイナビのプロモーションを含みます。

関連記事:薬剤師500人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング

6. 薬剤師資格なしや未経験で薬事申請へ転職したい人におすすめの転職エージェント3選

薬剤師資格をお持ちでない方や、職種未経験の方は、大手総合転職サイトも併用することで、求人の選択肢を増やすことができます。

Career Theory編集部では転職エージェント利用者500人へのアンケートを通して取得したデータを、以下の基準で評価しました。

転職エージェント比較基準

  • 求人の数・質
    …コロナの影響で求人が減っている今、十分な数・質の求人を保有しているか
  • 提案力
    …キャリアプランに合った求人を提案してくれるか
  • サポート力
    …徹底した選考対策やサポートをしてもらえるか

※当サイトでは「提案力」と「サポート力」をもとに利用者満足度を算出し、ランキング選定基準としています。

転職エージェント公開求人数|利用満足度

リクルートエージェント ロゴ1位:リクルートエージェント

約31.5万件|★★★★☆4.3
非公開求人含めて約50万件の驚異的求人数!
転職を考えたらまず登録すべき人気の転職エージェント

doda ロゴ2位:dodaエージェント

約17.2万件|★★★★☆4.1
業界大手パーソルグループ運営の転職エージェント
書類添削などサポート力も高い

answers(アンサーズ) ロゴ3位:Answers

約2,100件|★★★★☆4.0
製薬企業・製薬業界専門の転職エージェント!
製薬業求人数なら全業界対応の大手エージェントにも引けを取らない

〔求人数〕2023年10月6日時点

どれか1つに絞りたいならば、まずは『リクルートエージェント』から試してみるのが良いでしょう。

製薬業界を含む全業界・職種に対応する大手の転職エージェントで、求人の数とサポート力の両方で利用者からの評価が高いサービスです。

 

また、既に大手の転職エージェントを利用している人でアドバイスやサポートに満足できていない場合には、製薬業界特化の転職エージェントである『Answers』がおすすめです。

薬事を含む製薬業のさまざまな職種に対応しており求人数も豊富なので、製薬業の転職に特化した実践的なアドバイスに期待できます。

 

以下、それぞれのサービスについて解説します。

(1)リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、Career Theory編集部が行った500人の転職経験者を対象とした調査で、総合評価第1位に輝いた、30代に最もおすすめのエージェント型転職サイトです。

エージェント型転職サイト(転職エージェント)とは、1人ひとりの利用者(求職者)に対して専任の担当者(キャリアアドバイザー/エージェント)がつきます。

その担当者から応募先の選定・紹介(求人紹介)書類添削・選考対策、さらには応募の仲介や選考日程調整・条件交渉の代行などといったサポートを受けながら転職活動を進められるサービスです。

キャリアアドバイザーは転職のプロフェッショナルであり、自己分析などを手伝ってあなたの強みを明確化してくれます。
さらに、各求人企業の募集背景や選考通過の傾向などを熟知しているため、独力よりも効率的に転職活動を進めることが可能です。

そうした転職エージェントのなかでも有名なサービスである『リクルートエージェント』は、公開求人だけでも30万件以上、登録者のみが閲覧・応募できる非公開求人まで含めれば約50万件の求人情報を保有しています。
主要な転職エージェントのなかでは求人数No. 1を誇るでしょう(2023年10月時点,編集部調べ)。

多種多様な業種・職種に対応しており、キャリアが浅めの若手から中堅層ハイクラスの人にいたるまで、すべての30代転職志望者におすすめの転職エージェントです。

エージェント選びに悩んでいる30代の方は、まず1番に『リクルートエージェント』へ登録することをおすすめします。

(2)dodaエージェント

dodaTOP画像

dodaエージェント』は、人材業界大手企業のパーソルグループが運営する転職支援実績が豊富な転職エージェントです。

保有求人数も非常に豊富で、非公開求人を含めると約20万件(2023年10月時点)の求人情報を得ることができます。

また、大手人材紹介会社の営業ネットワークを活かして地方での求人紹介・転職にも力を発揮
地方在住でなかなか良い求人が見つからないという人にもおすすめです。

書類添削などの選考対策も充実しているので、選択肢の多さと選考サポートの両方を重視したい30代の方は『dodaエージェント』を選ぶと良いでしょう。

(3)Answers(アンサーズ)

Answers

Answers』は製薬業界に特化した専門の転職エージェントです。

日経・外資系の大手製薬企業をはじめCSO・CROなど製薬業各社の求人を豊富に保有しており、薬事・DIをはじめ多くの職種に対応しています。

ビジネスパーソン一般に向けた総合型の転職サービスに比べて、特化型のサービスは担当コンサルタント(キャリアアドバイザー)が業界通であることが多い傾向にあり、最新の業界動向から求人各社の内部事情まで詳しく教えてもらうことができます。

またAnswers』は医療産業・医療施設との取引実績豊富な大手人材会社クイックが運営するサービスであり、同社は製薬企業各社との強固なコネクションを持つ企業です。

クイック社提供の転職サイトはどれも求人企業の情報についてかなり詳しいと評判が高く、サポートの丁寧さと相まって人気のサービスであることがほとんどです。

求人数の多さに加えて業界ならではの情報提供や選考対策を受けたいという人は、Answers』を選ぶと良いでしょう。

 

7.【FAQ】薬事申請に関するよくある質問

薬事申請に関するよくある質問をまとめました。

  1. Q1. 薬事申請とは何ですか?
  2. Q2. 薬事申請はどんな流れで行われますか?
  3. Q3. 薬事申請の年収相場を教えてください
  4. Q4. 薬事申請に向いているのはどんな人ですか?
  5. Q5. 取得しておくと薬事申請転職に有利になる資格を教えて下さい
  6. Q6. 未経験でも薬事申請の仕事に就けますか
  7. Q7.薬事申請に英語力は必須ですか?

気になる点は解消しておきましょう。

Q1. 薬事申請とは何ですか?

薬事申請とは、医薬品や医療機器の承認申請を行う仕事をしています。世の中に提供される医薬品・医療機器は、厚生労働大臣から承認、あるいは都道府県知事からの製造販売の許可・認定等が必要です。

この承認を得るために、必要な情報をまとめた書類を提出したり、調査を受けたりといった手続きを行うのが、薬事申請の主な業務です。

Q2. 薬事申請はどんな流れで行われますか?

薬事申請は、以下の流れで進められます。

  1. 申請書(申請資料)提出
  2. 信頼性調査
  3. 審査専門員との面談・承認審査
  4. 製造所の調査
  5. 厚生労働大臣の承認取得

それぞれの流れについての説明は「2. 薬事申請の流れ」で行っていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

Q3.薬事申請の年収相場を教えてください

転職サイトに掲載されている薬事申請の求人をみると、おおよそ400~600万円前後が年収相場であると考えられます。中には、年収1,000万円近くの給与を提示している求人もあるようです。

高年収の求人例(参考:doda

ただし、年収が高くなる企業ほど、高いレベルの業務経験が求められたり、いくつもの応募条件が設けられたりしているため、就業のハードルは格段に高くなるでしょう。

Q4.薬事申請に向いているのはどんな人ですか?

薬事申請に向いている人の性格的な特徴は以下の通りです。

  • 緻密で繊細な感覚を持っている人
  • 忍耐力のある人
  • 責任感の強い人

薬事申請においては、正確な書類を作成することが何より重要です。

したがって、細かい部分にまで意識を注ぐことのできる緻密で繊細な感覚を持っていることが大切と言えます。

また申請内容によっては、再調査などが頻繁に行われることもあります。

忍耐力や打たれ強さなども求められると言えるでしょう。

また薬・医療に携わる役割として、社会に対する責任感の強さも欠かせません。

Q5.取得しておくと薬事申請転職に有利になる資格を教えて下さい

薬事申請に必須資格はありませんが、以下の資格は業務内容と関わりが大きいため、保有しておくと有利になるでしょう

  • 総括製造販売責任者
  • 医療機器の販売管理者または修理業の責任技術者

もちろん、薬剤師資格があれば応募可能な求人の幅は広がります。

また語学力が求められる業務であるため、TOEICの点数を条件としている求人も多々あります。

目安としては、750~800点以上です。

Q6.未経験でも薬事申請の仕事に就けますか

未経験で薬事申請の仕事に就くのは、不可能ではありません。とはいえ、ほとんどの企業では「薬事申請経験者」に限っての募集を行っているため、就業のハードルは非常に高いと言えるでしょう。またそもそも強みとなる資格や業務経験がない状態では、応募要件に合致しないケースも考えられます。

そのため、未経験から薬事申請に転職するならば、まず「薬剤師」や「総括製造販売責任者」の資格を取得したり、TOEICで高得点を目指したりする必要があるでしょう。

Q7.薬事申請に英語力は必須ですか?

薬事申請業務を行ううえで、英語力は必須です。理由としては、書類作成を行う中で、英語の文献を参照したり、海外拠点とのやりとりが発生したりすることがあるからです。

このため、薬剤に関する難解な専門用語の知識や、文章を読み解く力、高いレベルのコミュニケーションを英語で取るスキルが求められます。

8. さいごに

薬事申請の業務内容や流れ、仕事の見つけ方について解説しました。

難度の高い業務ではありますが、社会的意義の大きい仕事であり、高年収も見込めます。

薬事申請への転職を考えている方は、まずは転職サイト・エージェントを利用して、応募可能な求人の選択肢を増やすことが重要です。

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以上、末筆ですがあなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。