「中途採用で、テルモに転職しようかな…?」と考えていませんか?
いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。
加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、テルモへの転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。
このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、テルモへの転職についてご紹介します。
- まとめ|テルモの特徴と転職のポイント
- テルモの企業情報
- テルモの採用情報
- テルモの求人情報
- テルモに関する口コミまとめ
- テルモへの転職を成功に導くたった1つのコツ
- テルモ転職で必ず登録すべき転職サイト4選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたがテルモへ転職すべきか判断できるとともに、テルモへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
目次
1. まとめ|テルモの特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「テルモに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
テルモの特徴
- 医療機器の大手総合メーカーで、体温計から人工心肺装置を扱っている
- 近年業績は好調で、特に海外事業が伸びており、引き続き注力する方針
- 会社の雰囲気は典型的な日本企業という声も目立ち、近年では中途採用者が増えている
- 平均年収は741万円で、給与はほぼ年功序列で、賞与は業績連動(近年は約5ヶ月)
- 平均残業時間は25〜35時間だが、部署によっては残業は少なくワークバランスもとりやすい
- 女性も働きやすいという声は多く、産休育休を取得して続ける女性も多い
テルモへの転職のポイント
- 中途採用は随時行なっている
- 「開発技術職」「企画営業職」ともに専門職ポジションでの採用がほとんど
- 非公開求人も紹介してもらえるように、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ
2. テルモの企業情報
概要 | |
本社所在地 | 東京都渋谷区幡ヶ谷二丁目44番1号 |
代表者 | 代表取締役会長 三村 孝仁 代表取締役社長CEO 佐藤 慎次郎 |
設立 | 1921年9月(赤線検温器株式会社) |
資本金 | 387億円 |
売上 | 5142億円(2017年3月期) |
従業員 | 連結21,390名、単体4,788名(2016年9月) |
事業内容 | 医療用器具などの製造・販売 |
2-1. 事業内容
テルモは1921年に創業された医療機器の大手総合メーカーで、身近な商品としては体温計や血圧計で広く知られています。
※もともと北里柴三郎博士などの医学者らが発起人となり、優れた体温計の国産化を目指して設立されました。
日本初の使い捨て注射器も開発した他、「人工心肺装置」や痛みの少ない「カテーテル(医療用の管)」を主力商品として世界的にも広く知られています。
以下の通り、テルモは「心臓血管、ホスピタル、血液システム」の3カンパニーに、それぞれ権限を委譲して迅速な意思決定を図っています。
2-2. トップメッセージと事業計画
テルモは、トップメッセージとして「日本発のグローバル企業として、世界の医療現場から信頼されるトップブランドへ」と掲げています。
上記メッセージの通り、直近10年間で売上や純利益は約2倍に伸びている他、海外事業は売上に占める比率が約4割から6割強を占めるまでに成長しました。
さらなる成長戦略として以下に取り組んでおり、引き続き堅調な業績が見込まれます。
成長戦略 | 主なポイント |
グローバル経営体制への移行 |
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グローバル収益管理の確立 |
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イノベーションの拠点整備 |
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2-3. グローバル展開
テルモは160以上の国・地域に製品を供給しており、海外事業が売上の6割以上、海外従業員がグループ全体の7割以上を占めています。
グローバル経営を深化させるために事業部によってはアメリカなどに本部を置いていますが、あくまで東京がグローバル本社としてグループの中心となっています。
そのため、若手のうちから海外派遣のチャンスの多い会社なので、海外志向の人にもおすすめします。
テルモ企業HP:https://www.terumo.co.jp
見るべきポイント 事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。 採用情報 「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。 会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。
3. テルモの採用情報
業界大手の医療機器メーカーなのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、テルモの採用情報についてお伝えします。
3-1. テルモの採用職種
現在、テルモの採用HPでは以下の通り、「開発技術職」「企画営業職」ともに中途採用の募集を行なっています。
職種 | 主な業務内容 | |
開発技術職 | 開発技術職 | カテーテルなど関する医療機器の「製品設計」など |
生産技術職 | カテーテルなど関する医療機器の「生産工程設計、生産設備の導入」など | |
設備技術職 | 〔電気系・機械系〕生産設備の導入、立ち上げ、保守など | |
品質保証職 | 医療機器の品質工程の維持・向上、品質業務に関する試験・評価など | |
医薬品技術職 | 医薬品製造などの工程設計、品質管理、設営、保守など | |
企画営業職 | 心臓血管外科を中心とした医療機器に関する営業など |
求人は技術系がメインで、上記以外の職種でも随時求人が出る可能性は十分にあります。
そのため、転職を検討している人は採用HPや大手転職エージェント等から随時情報収集しておくことをおすすめします。
参考:「開発技術職」と「企画営業職」の主な職種
テルモにはどのような職種があるのか、「開発技術職」と「企画営業職」で大別すると以下の通りです。
開発技術職 | 研究、製品開発、製造技術、設備技術、金型成形技術、評価、品質保証、臨床開発、薬事など |
企画営業職 | MR(医薬情報担当者)、マーケティング、人事、総務、経理、法務、物流、広報など |
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 : 550〜650万円
社員の平均年収 : 741万円(平均年齢41.5歳)
テルモの平均年収は741万円で、同業のオリンパスなどと比べると業界の中では低いと言えます。
基本的に年功序列ですが、徐々に能力主義にシフトしつつあるという声もありました。
残業代はしっかり支給され、福利厚生も十分に完備されているホワイト企業です。
参考:医療機器メーカーの平均年収ランキング
他の医療機器メーカーも検討している人のために、大手メーカーの平均年収をランキング形式でまとめると以下の通りでした。
社名 | 平均年収 | 平均年齢 |
オリンパス | 847万円 | 41.8歳 |
日本光電工業 | 840万円 | 40.3歳 |
オムロン | 804万円 | 44.1歳 |
フクダ電子 | 777万円 | 43.1歳 |
テルモ | 741万円 | 41.5歳 |
ニプロ | 601万円 | 38.2歳 |
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:25〜35時間
テルモの平均残業時間は【25~35時間程度】です。競合のオリンパスなどと比べても同程度と言えます。
残業削減に取り組んでおり、部署によっても異なりますが、全体としては残業も少なくワークライフバランスは取りやすいという声が目立ちました。
ただし、営業など部署によっては慢性的に残業の多い部署もあるため、もし転職を検討する際には大手転職エージェントにしっかり確認することをおすすめします。
3-4. 中途採用メッセージ
テルモの採用HPでは中途向けには上記のように「イノベーションの主役は、あなたです」とメッセージしています。
また新卒向けになりますが、具体的な求める人物像として、以下4つを挙げています。
- 「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念に共感できる人
- 失敗を恐れず挑戦、自ら成長し続ける人
- 目標高く、周りを巻き込む行動を起こす人
- 柔軟な発想で、新たな価値を生み出す人
近年テルモは研究拠点を強化していることも踏まえると、上記の求める人物像に当てはまることを前提に、国内外のリソースを活用してイノベーションを具体化できる即戦力が求められていると言えます。
そのため、前職までの経験やスキルを踏まえて、どのように新しい付加価値を創造できるのか具体的にアピールすることが重要となります。
※テルモの採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
4. テルモの求人情報
テルモへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?
ここから、テルモの求人情報をご紹介します。大手転職エージェントである『パソナキャリア』『doda』を使って求人を調べると、多数の求人がありましたので、この後すぐご説明します。
ただし、現状、大手転職エージェントでは「営業」の求人は見当たりませんでした。
世の中に公開されていない求人を得るために
実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします。
もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため便利です。
さらに、テルモの他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。
4-1. 「研究、製品開発、信頼性保証」などの職種で多数の求人あり
『doda』『パソナキャリア』で検索すると、上記はほんの一例ですが、開発研究職として「研究、製品開発、信頼性保証」など多数の中途の求人がありました。
いずれの職種でも前職までの経験や資格などが求められます。待遇は400〜800万円が多いですが、求人の中には以下のように、最大1000万円の待遇で転職できる可能性のある職種もあります。
- 研究開発(薬事推進):450〜1000万円
- 医薬品・医療機器工場計画のプロジェクトマネジメント:600〜1000万円
ただし、求人数が多く随時更新もされるため、求人をチェックする手間や時間を節約したい人は、大手転職エージェントを起用することをおすすめします。
4-2. IT系では「グローバルITインフラ、会計システム構築」の求人あり
『doda』で検索すると、IT系の開発技術職としては「グローバルITインフラ」「会計システム構築」の中途の募集がありました。
どちらも必須条件は「ITシステム関連スキル/海外との3年以上の経験/TOEIC650点以上の英語力など」とかなり厳しいですが、経歴に自信のある人は試してみてもよいでしょう。
職種 | 主な業務 | 年収 |
グローバルITインフラ | 国内外のITインフラ環境の整備・強化 | 400〜800万円 |
会計システム構築 | SAPなどの導入や導入後のサポート業務 | 400〜1000万円 |
4-3. 営業企画職では「経理」の求人あり
『doda』で検索すると、企画営業職として、「経理」の職種で中途の募集がありました。
必須条件が「公認会計士の資格、中級レベルの英語力」と厳しいですが、海外関連の経理全般(管理会計、決算、税務、財務など)が担当で、年収450〜700万円です。
ちなみに、その他に管理部門スタッフとしては、テルモの子会社「テルモヒューマンクリエイト株式会社」で管理系担当者(人事、総務、経理)の募集がありました。
5. テルモに関する口コミまとめ
内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、テルモの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。
テルモに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
コメント | |
給与・福利厚生(待遇) |
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仕事のやりがい・成長 |
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人間関係・社員の雰囲気 |
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その他 |
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5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与については業界の中ではやや低めで、部署によっては仕事量が多く残業や土日勤務もあるため給与に見合わないという声も一部ありました。
給与はほぼ年功序列で、20代で約500万円、30代で約600万円、が目安です。30代半ばから昇進するかによって差が出てきて40代(課長)で約1000万円です。
また、福利厚生は一般の大手企業並には完備されており、寮・住宅手当・扶養手当などがあります。
5-2. 仕事のやりがい・成長
全体としては、仕事のやりがいや個人的な成長を実感している人が多数でした。
年功序列的な空気はあるものの、能力主義にシフトしてきており、若手でも手を上げればチャレンジしやすいという声が目立ちました。
また、近年は転職者が増えてきており、特に役職が上がるほど外資医療機器メーカー、コンサル、金融出身者が多いなど、より上のポジションで難易度の高い仕事にチャレンジしたい人に向いています。
また、研修制度は充実していると好評で、外部研修やMBA取得などの補助制度もあります。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
会社の雰囲気は典型的な日系企業という声は多いですが、フラットで風通しのよい組織を目指しているという声も目立ちました。
例えば、役職に関係なく”さん”付けで呼んだり、特に若手中心に事業部をまたいだ異動など、様々な取り組みを行なっています
「医療を通じて社会に貢献する」という経営理念は社員にも浸透しており、基本的に国内では社員を解雇しない方針なので、中長期的に腰を据えて取り組みたい人に向いていると言えます。
※テルモを志望する人におすすめな他の企業は?
テルモが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- オリンパス株式会社
- オムロン株式会社
- フジフィルム株式会社
- ニプロ株式会社
- 日本光電工業株式会社
- 株式会社島津製作所
6. テルモへの転職を成功に導くたった1つのコツ
テルモに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
テルモへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
- 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
- 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、テルモの非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. テルモ転職で必ず登録すべき転職エージェント4選
テルモへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
テルモ志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- テルモに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- テルモ以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
登録必須度 | 特徴 | |
リクルートエージェント | すべての方に◎ | 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。 |
doda | すべての方に◎ | 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。 |
パソナキャリア | 初めて転職は◎ | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
JACリクルートメント | 外資・技術系は◎ | スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。
業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。
- 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
- 信頼による非公開求人の獲得
テルモへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。
リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。
doda公式サイト:https://doda.jp/
※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。
実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。
具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。
- 親身に転職相談にのってくれる
- 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
- 電話・メールのレスポンスが速く安心できる
求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェント・dodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。
パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。
アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。
JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。
8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。
8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
8-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。
8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。
8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。
感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。
さいごに
テルモでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
テルモへの転職はやりがい・働きやすさの面でメリットが大きいですが、多様なビジネスを行なっているため職場によって雰囲気や労働環境が大きく異なる点に留意しましょう。
ポイントはテルモの社風や求める人物像を理解する・テルモ転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
テルモ転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。