「徳島のおすすめ転職エージェントを知りたい」とお考えですね。
転職エージェントに登録すれば、県内の好条件求人を提案してもらえますが、サービスの種類が多く「どれを選べば良いか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、まず転職エージェントの選び方を解説し、その後エージェント利用者500人を対象にしたアンケート結果から厳選した「徳島のおすすめ転職エージェント」を紹介していきます。
- 徳島県の転職エージェントの選び方
- 徳島県でおすすめの大手転職エージェント5選
- 徳島県でおすすめの地域密着型転職エージェント6選
- 徳島県の求人探しにおすすめの転職サイト(求人広告サイト)4選
- 転職エージェント利用のポイント
- 転職エージェント利用の流れ
- 信頼できるエージェントかどうか見分ける方法
- 徳島の地域転職・就職情報
- 徳島の転職エージェント選びでよくある質問
全て読み進めてもらうと、徳島の転職であなたが本当に使うべき転職エージェントがわかり、転職活動を一歩前に進めることができるでしょう。
目次
1.徳島県の転職エージェントの選び方
転職エージェントには、(1)全国的にサービスを展開する大手エージェントと、(2)地域に根差したサービスを提供する地域密着型エージェントの2種類が存在します。
大手エージェント | 地域密着型エージェント | |
保有求人数 | ◎ | △ |
転職ノウハウ | ◎ | ○ |
地域情報の質 | ○ | ◎ |
運営企業 | 大手人材会社 | 徳島の中小企業 |
結論からいうと、徳島の転職では大手エージェント+徳島エリア密着型エージェントの併用がベストです。
手順としては、
- まずは大手転職エージェントを1~2社選ぶ
- 地域密着型のエージェント1社を選ぶ
の流れで選んでいただくと、間違いのないサービス選びができます。
まずは大手転職エージェントの登録がおすすめな理由
まず大手転職エージェントに登録すべき理由は、転職先の選択肢をグッと増やせるからです。
全国規模で事業展開をしている大手エージェントは、営業力が強く、非常に多くの企業求人を保有しています。
例えば、人材業界大手の『dodaエージェント』(徳島の総求人数:約2,386件)と、地域密着型エージェント『いつか徳島』(徳島の総求人数:約375件)では、選択肢に6倍以上の差が生じます(2023年10月10日時点)。
地方の転職で選択を増やすなら、総求人数の多い大手エージェントの活用は欠かせません。
また、転職支援実績が豊富な大手は、選考通過に関する実用的なノウハウが蓄積されており、役に立つアドバイスを受けられます。
このことから、まずは大手転職エージェントに登録することをおすすめしています。
地域密着型のエージェントを併用すべき理由
大手転職エージェントに加えて、地域密着型の転職エージェントも併用しましょう。
地域密着型のエージェントは、エリアの詳細な転職事情や地元の優良企業情報など、大手ではカバーしきれない情報を熟知しているからです。
地域密着型エージェントの特徴
エリアに拠点のある地域密着型エージェントは、企業を直接訪問して、企業担当者と密にやり取りをしています。そのため、企業の雰囲気や面接担当者・社長の人柄などのリアルな情報を把握していることが多いです。
大手エージェントはエリアに拠点がないことがほとんどなので、このような情報に疎いのがデメリットと言えます。
また、地方の企業の中には「日頃から付き合いのある地域密着型エージェントにだけ求人を出す」という企業もあります。
大手エージェントしか使わないと、有益な情報を取りこぼしてしまいやすいので、極力「大手+地域密着型」の併用がおすすめです。
なお、大手エージェントは面談場所が主要都市にしかないケースがほとんどなので、「直接担当者と会って転職相談したい」という方は、居住エリアに拠点のある地域密着型エージェントが適しています。
徳島の転職エージェント選びのポイントまとめ
- 選択肢を増やすために、まずは大手エージェント1~2社に登録
- 地域密着型のエージェントにも登録して情報収集
→それぞれのエージェントから求人を提案してもらい、気になる企業があれば応募
ではまず次章から、徳島でおすすめの大手転職エージェントを紹介します。
2.徳島県でおすすめの大手転職エージェント5選
本章では、大手転職エージェントの中から徳島県求人を多く扱うサービスを5つ厳選しました。
転職エージェント比較基準
- 求人の数・質(重要!!)
…十分な数・質の求人を保有しているか - 総合満足度
転職者500人を対象にしたアンケートから導き出した利用満足度
求人数順にランキング形式で紹介します。
転職エージェント | 徳島県の公開求人数 | 利用満足度 |
1位. dodaエージェント |
2,386件|★★★★★4.3 求人の量・質が国内最大級で地方の転職に強い |
2位. リクルートエージェント |
1,623件|★★★★★4.4 業界No.1の転職支援実績と求人数。徳島の非公開求人は593件 |
3位. パソナキャリア |
676件|★★★★☆4.0 親身なサポート体制に高評価!利用者の3人に2人が年収アップを実現。年収400万円以上の方におすすめ |
4位. マイナビエージェント |
201件|★★★★☆4.0 選考アドバイスが的確。はじめての転職におすすめ |
5位. ワークポート |
239件|★★★★☆3.8 IT職種や営業職に強く、未経験歓迎求人も多い |
※求人数は2023年10月10日現在
それぞれ詳しく紹介します。
1位. dodaエージェント|求人数が多く、地方の転職にも強い
『dodaエージェント』は、転職支援実績が豊富な大手転職エージェントです。
保有求人数も業界トップの『リクルートエージェント』を超える、約2,386件の徳島の求人情報を得ることができます。
また、地方での転職に強いため、なかなか良い求人が見つからないという方に適しています。
20代30代だけでなく、中高年の転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられており、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えるでしょう。
公式サイトを見る▼
http://doda.jp/
【徳島県の拠点】
なし(電話・WEBでのやり取り)
2位. リクルートエージェント|業界No.1の転職支援実績と求人数
『リクルートエージェント』は、求人数が業界No.1の総合転職エージェントです。
公開求人は12万件以上、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると20万以上の求人を扱っています。
業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。
ただ、コンサルタントに一部ネガティブな口コミもありましたので(※大手なので担当差が大きい)、不安な場合は求人数No.1の『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。
公式サイトを見る▼
https://r-agent.com/
【徳島県の拠点】
なし(電話・WEBでのやり取り)
3位. パソナキャリア|初めての転職やサポート重視ならおすすめ
『パソナキャリア』は、徳島で年収アップを目的とした転職をするなら、登録しておくべき転職エージェントです。
実際に、パソナキャリアを利用して転職した人のうち、3人に2人が年収アップを実現しています。
求人数はそれほど多いわけではありませんが、求人の質が良いため、高年収・高待遇の仕事も見つけやすいでしょう。
また利用者満足度も高く、オリコン顧客満足度調査では、転職エージェント部門第1位を獲得しています。
『パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に年収400万円以上の人であれば豊富な選択肢と有用な提案を受けることができるでしょう。
公式サイトを見る▼
https://pasonacareer.jp
※年収700万円以上を目指すという方には、さらにハイキャリア転職に強みのある『パソナキャリア(ハイクラス転職支援サービス)』がおすすめです。
【徳島県の拠点】
なし(電話・WEBでのやり取り)
4位. マイナビエージェント|サポート充実!20~30代に強い
『マイナビエージェント』は、はじめての転職に最適のエージェントです。
業界・エリアの転職事情に熟知したキャリアアドバイザーが、転職活動を全面的にサポートしてくれます。
公開求人数はそれほど多くありませんが、保有求人の8割が非公開求人となっているため、登録後に多くの求人情報を得ることができます。
「徳島ではじめて転職をするが、転職活動をどのように進めれば良いのか分からない」という方におすすめです。
公式サイトを見る▼
https://mynavi-agent.jp/
【徳島県の拠点】
なし(電話・WEBでのやり取り)
5位. ワークポート|IT求人&未経験歓迎求人が多い
『ワークポート』は、未経験者の転職支援を得意とする転職エージェントです。
特にIT職種と営業職の求人は、量・質ともに十分で、徳島の転職の選択肢を増やせます。
若年層のキャリア形成にかかわる事業(プログラミングスクールなど)も行っているため、未経験者採用を行う企業からも厚い信頼を得ており、他社にはない独自のネットワークとノウハウを駆使し、難易度の高い未経験転職を実現に導きます。
業界のスペシャリストであるコンシェルジュによる充実のサポートも魅力的です。17年の実績に裏打ちされた、きめ細やかな対応が、利用者から好評でした。
公式サイトを見る▼
https://www.workport.co.jp/
【徳島県の拠点】
なし(電話・WEBでのやり取り)
3.徳島県でおすすめの地域密着型転職エージェント6選
徳島の地域密着型転職エージェントを、公開求人数の多い順にランキング形式でご紹介します。
大手転職エージェントと併用することで、転職成功確率がグッと高まるので、ぜひ気になったエージェントに登録してみてください。
転職エージェント | 公開求人数 | 特徴 |
1位. いつか徳島 |
281件|徳島県での紹介実績No.1 |
2位. クリエアナブキ |
255件|中国・四国地方で働きたい人向けの転職エージェント |
3位. リージョナルキャリア徳島 |
219件|独占求人案件が多数 |
4位. 四国転職ネット |
134件|徳島県の正社員求人を扱うエージェント |
5位. じょぶる徳島 |
53件|約2,200件の非公開求人を保有し、求職者からの口コミ評価が高い |
6位. Turn Up 徳島 |
非公開|IT業界の正社員転職に特化 |
※求人数は2021年12月現在
順番に見ていきましょう。
1位.いつか徳島
『いつか徳島』は、徳島に限定した、正社員のみの求⼈を取り扱っている転職エージェントです。
Uターン転職に詳しく、その注意点や都⼼の企業との違い、徳島の給与の相場観など、転職に関わることはもちろん、家賃や⽣活のイメージ、地域の現状や主要企業の動向など、あらゆる⾯における情報提供を受けられます。
また、利⽤者の年代は20代〜60代と幅広く、転職回数が多くても転職成功の実績があるため、他のエージェントでうまくいかなかった人でも、納得感のある転職活動につながるでしょう。
公式サイトを見る
https://itsuka-tokushima.co.jp/
【拠点】
2位.クリエアナブキ
『クリエアナブキ』は本社を香川県に持ち、中国・四国地方で働きたい人向けの転職エージェントです。
35年以上に渡って中国・四国の企業との信頼関係を築いており、未公開求人はもちろん、企業風土や仕事内容、職場環境、人間関係など地元ならではの細やかな情報を得ることができます。
また、東京・名古屋・大阪にキャリアコンサルタント常駐オフィスがあるため、現在首都圏で勤務していて、将来香川で働きたい人も直接相談がしやすいでしょう。
公式サイトを見る
https://www.crie.co.jp/
【拠点】
3位.リージョナルキャリア徳島
『リージョナルキャリア徳島』は、本社を香川県に持ち、徳島県の求人に特化した転職エージェントです。
掲載求人の90%以上が地元企業の求人で、ほとんどが経営者から直接オーダーされたものだからこそ扱うことのできる独占求人が最大の魅力です。
また、年間50時間に及ぶ研修を積んだコンサルタントから、香川エリアならではの転職事情やノウハウを得られる点も大きなメリットでしょう。
「信頼と実績のあるエージェントに相談したい」という方におすすめです。
公式サイトを見る
https://rs-tokushima.net/
【拠点】
徳島県の拠点なし(電話・WEBでのやり取り)
4位.四国転職ネット
『四国転職ネット』は、香川県、愛媛県、高知県、徳島県の正社員の求人を扱う転職エージェントです。
地元に密着したキャリアパートナーから、転職成功まで手厚いフォローを受けられます。
UIJターンの情報を積極的に発信していることや、リモートを活用した転職相談会を実施するなど、遠方からの転職活動にも活用しやすい転職エージェントです。
公式サイトを見る
https://tenshoku.abi.co.jp/
【拠点】
5位.じょぶる徳島
『じょぶる徳島』は、親身なサポートが評判の転職エージェントです。
求職者からの高い口コミ評価を得ており、転職活動中のサポートに加え、就業後のフォローを含めた手厚いサポートを受けることができます。
また、公開求人数53件に対し、約2,200件の豊富な非公開求人を取り扱っているため、多くの求人を見たい方はまず会員登録することがおすすめです。
公式サイトを見る
https://be-win.co.jp/tokushima
【拠点】
6位.Turn Up 徳島
『Turn Up 徳島』は、徳島県でIT転職をしたい人向けの転職エージェントです。
移住による転職にも力を入れていることや、求人紹介以外にも、企業の紹介ページがあるなど、地元のIT企業の理解を深めやすい点もポイントです。
徳島県での暮らし、補助金などや徳島のイベントについてなどの情報発信も行っているため、興味のある方はまず登録するとよいでしょう。
公式サイトを見る
https://turnup.tokushima.jp/
【拠点】
4.徳島県の求人探しにおすすめの転職サイト(求人広告サイト)4選
専任の担当者は不要で、「まずは自分で求人探しだけしたい」という方向けに、徳島でおすすめの転職サイトを厳選して紹介します。
転職エージェントとは異なり担当者がつかない分、自分のペースで進められる点が大きなメリットです。
リクナビNEXT
『リクナビNEXT』は、大手人材企業リクルートが運営する、業界最大規模の転職サイトです。
転職をするならまずは登録すべきサイトの一つで、実際に転職者の8割が登録していると言われています(会員数は916万人以上)。
「地方在住で求人が少ない」「他のサイトは若者向けのものばかり」という方でも、リクナビNEXTであれば、希望条件に合うする求人が見つかるでしょう。
公式サイト:
https://next.rikunabi.com
ジョブナビとくしま
『ジョブナビとくしま』は、徳島県で働きたい人、移住して仕事をしたい人向けの転職サイトです。
徳島県内の企業や求人を検索できることはもちろん、イベントやセミナーも多数開催しています。このため、情報を得ながら自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめです。
また、UIJターン情報も豊富であり、将来的に徳島県で働きたいと考えている人は、目を通しておくべきサイトと言えるでしょう。
公式サイト:
https://jobnavi-tokushima.jp/
てんまが
『てんまが』は、徳島県の求人情報誌を発行する会社が運営する転職サイトです。
地元に密着した求人が多数掲載されており、大手求人サイトでは見つけられないような地元求人を見つけやすいでしょう。
約500件の徳島県求人が掲載されているため、チェックする求人の量を増やしたい人は登録することがおすすめです。
公式サイト:
https://tenmaga.co.jp/
BeCAL徳島
『BeCAL徳島』は、徳島県の求人情報・UIJターン転職情報を展開している転職サイトです。
地域活性化をゴールに、経営者・従業員双方の視点から企業の魅力を十分に伝え、「この企業で働きたい」「世の中を元気にしたい」方に企業と個人の橋渡しをすることをコンセプトとしています。
このため、注目の企業一覧のコーナーも掲載されており、大手求人サイトでは見つけられないような仕事を見つけやすいと言えます。
公式サイト:
https://tokushima.becal.jp/
5.転職エージェント利用のポイント
転職エージェントは、以下のポイントを押さえておくことで、より効果的に利用できます。
どのサービスを選ぶかと同じくらい、どうやって活用するかも重要です。利用前にそれぞれのポイントを押さえておきましょう。
point-1.登録前に「担当者との連絡方法」を確認する
転職エージェントに登録する前に、担当者(キャリアコンサルタント)との連絡方法を確認しておきましょう。
連絡方法は主にメール・電話・LINE・ビデオ通話などのツールが用いられます。どのツールをメインで使うかはサイトによって異なります。「自分が連絡を取りやすい形でやり取りできるか」という視点は、スムーズに転職活動を進める上で大切です。
転職経験者の話では、「メールやLINEなどテキストでのやり取りが楽で良い」という意見が多数派でした。「電話で話をするのが苦手」「休みの日に連絡してほしくない」という方は、メールやLINEでのやり取りが可能なエージェントを選びましょう。
point-2.希望条件をしっかりと伝える
担当者との面談の際は、時間をかけて、希望条件をしっかりと伝えましょう。
前述しましたが、面談でキャリアアドバイザーとの認識を合わせていないと、その後の転職活動の方向性がぶれてしまい、「相談しなければよかった」と後悔してしまう可能性もあります。
希望の働き方や条件を具体的に伝えるのはもちろん、「転職に対する想い」「将来的なキャリアビジョン」などもしっかりと伝えておいてください。
point-3.転職時期は最短可能な日程を伝える
転職エージェントに登録すると、「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と質問されます。特に決まった時期がなければ、「できるだけすぐに転職したい」と伝えておきましょう。
直近で転職を考えている人ほど、積極的にサポートしてもらえるからです。転職エージェントは、転職希望者を企業に紹介し、その仲介料で収益を上げるビジネスモデルなので、転職意欲が高い人を優先する傾向があります。
ただし、働きながら転職活動をする場合は、現実的に退職が可能な時期(引継ぎが終わるタイミング)も併せて伝えておいてください。
point-4.経歴やスキルは正確に伝える
経歴やスキルは正確に伝えるようにしてください。曖昧にしたままでは、適切な提案を受けられません。具体的な担当業務は誤解のないよう伝えておきましょう。
内容に偽りがあった場合は、担当者からの信用を失うリスクもあります。
point-5.紹介された企業の口コミをチェックする
転職後に後悔しないためにも、紹介された企業の口コミを事前にチェックしておくのも大切です。
もちろん、企業の良い面・悪い面、リアルな内部情報は、転職エージェント経由であらかじめ把握できます。ですが場合によっては、担当者が企業の悪い面を正しく把握していないケースもあるのです。
口コミサイトはいくつかありますが、その中でも特におすすめなのが、『OpenWork』です。
いずれも口コミを投稿することで閲覧ポイントを獲得できるものなので、やや労力はかかるものの、事前にリアルな口コミを知ることで、ブラックな職場を避けられます。
point-6.複数の転職エージェントを併用する
複数の転職エージェントを併用することで、スムーズな転職が可能になります。あまり多すぎると連絡がわずらわしくなるので、利用サイトは2~3つがベストです。
複数併用すると、以下のようなメリットがあります。
複数利用のメリット
- 各エージェントの非公開・独占求人にアクセスできる
- 応募先の選択肢が増える
- 担当者を比較し、最も相性の良い人にサポートしてもらえる
- 異なる視点のアドバイスをもらえる
特に各エージェントの非公開・独占求人にアクセスできるのは、かなり魅力です。
複数のエージェントを利用すると、条件の良い求人情報を得られ、より理想に近い職場を見つけやすくなります。
6.転職エージェント利用の流れ
(1)公式サイトから登録
まずは、転職エージェントの公式サイトから利用登録をします。
登録時は主に以下の情報を入力するだけで、3分程度で終了します。
入力項目
- 名前・生年月日・現住所
- 転職希望時期
- 希望勤務地
- 現在の仕事
- 現在の年収
- 連絡先(メールアドレス・電話番号)
登録後は転職エージェントの受付担当者から折り返し連絡があり、次ステップ「面談(キャリアヒアリング)」の予約を行います。
(2)電話・WEB面談(キャリアヒアリング)
担当のキャリアアドバイザーと面談(キャリアヒアリング)を行います。
もともと対面での実施が主流でしたが、近年は電話・オンライン面談を取り入れているサービスがほとんどのようです。面談の手段は、予約時に指定しておきます。
面談では、以下のようなやり取りを通して、あなたの希望条件や理想のキャリア像をキャリアアドバイザーに伝えます。
面談で話すこと
- 希望条件(年収、勤務地など)
- 希望職種、業界
- これまでの経歴
- どのような働き方をしたいか
- 転職を決めた理由
- そもそも今転職すべきかどうか
- 今回の転職で何を一番実現したいか
- 気になっている企業はあるか
- 現在の転職市場の動向
面談時間は30分~1時間ほどかかります。「意外と時間がかかって面倒」と思われがちですが、転職エージェントを活用する上で、この面談が一番重要なポイントです。
キャリアアドバイザーは、二人三脚で転職活動を進めるパートナーのような存在です。そのため、両者が同じゴールを見据えていることが何より重要です。
「転職に対する想い」「将来的なキャリアビジョン」がしっかり伝わっていれば、担当者は希望条件の背景まで先読みして、本当に知りたかった情報を教えてくれたり、キャリアの可能性を広げるような提案をしてくれたりします。
一方で、双方の認識がズレていると、自分の求める病院と提案される病院の方向性が一致せず、時間と手間だけがかかってしまうのです。
希望の働き方や条件を具体的に伝えるのはもちろん、「転職に対する想い」「将来的なキャリアビジョン(5年後、10年後はこうありたい)」などもしっかりと伝えておいてください。
自身の考えを整理できる良い機会なので、じっくり時間をかけて行いましょう。
その後は、転職支援のプロから客観的な意見をもらいながら、転職活動の方向性を定めていきます。
(3)求人紹介
面談の内容に合わせて、キャリアアドバイザーが職場を厳選して紹介してくれます。
紹介求人はエージェントによって異なりますが、5~20件ほどが多いようです。
自分で探す手間が省けるので、転職活動を効率的に進められます。
非公開求人・独占求人の中からニーズに合ったものを提案してもらえるのも、転職エージェントならではの利点です。
(4)応募書類の添削
応募先の企業が決まれば、書類(履歴書と職務経歴書)の作成を行いますが、この際キャリアアドバイザーに内容の添削をしてもらえます。
はじめて転職する方で書き方が分からない場合は、積極的に添削してもらうようにしましょう。
(5)企業にエントリー
選考書類が完成したら、キャリアアドバイザーが最後に推薦文を添えて企業に応募します。
推薦文では、自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を代わりに企業に伝えてくれます。
求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は有利です。
書類選考に通過したら、次は面接へと進みます。書類選考期間は企業次第ですが、目安として1~2週間程度と想定しておきましょう。
(6)面接対策
面接日が決まれば、それに合わせて面接対策を受けます。
特に、転職エージェントと企業がもともと深い関係を築いている場合は、「面接官はどんな人なのか」「どのような質問をされるのか」などを事前に把握できます。これも、転職エージェントを利用するメリットの一つです。
なお、面接日の調整なども転職サイトが代行してくれます。
(7)内定から入社までのサポート
無事面接が終わり、採用が決まった後も転職エージェントは入社までのサポートをしてくれます。
内定後のサポート
- 入社日の調整
- 年収(条件)の最終交渉
また、退職手続きについて不安な場合は、「上司にどのように報告するか」などの相談もできます。
7.信頼できるエージェントかどうか見分ける方法
本章では、キャリアアドバイザーの比較手順・観点を解説します。このポイントを押さえて比較すれば、登録したエージェントの担当者が信頼できる人かどうかが分かります。いずれも重要なので、要点だけでも押さえておきましょう。
ポイント①必ずキャリア面談を実施して比較する
担当者の比較は、必ずキャリア面談を実施した上で行います。
キャリア面談とは
求人紹介前に、キャリアアドバイザーと行う面談のこと。「転職を考えるに至ったきっかけ」や「どのようなキャリア観を持っているか」など多角的な質問を通して、転職者と企業の本質的なマッチング実現を目指す。
注意点として、転職エージェントは登録後に「キャリアヒアリング日程予約」の電話がかかってきますが、この時の電話口で話している人は、キャリアアドバイザーではなく、事務担当者であることがほとんどです。
なので、その段階で判断してしまわないように気を付けてください。
ポイント②キャリア面談での比較観点
キャリア面談では、以下の観点を意識して比較してください。
チェック観点
- キャリア面談を時間をかけて丁寧に行ってくれるか(最低30分以上)
- 業界の転職トレンドを詳細に把握しているか
- 面談の内容を踏まえた内容の求人提案をしてくれるか
- エージェントの利益にならないアドバイスもくれるか(今は転職しない方が良いなど)
ヒアリング能力が高く優秀なキャリアアドバイザーほど、じっくりと時間をかけて面談を実施し、その上で、あなたが意識していなかった本質的なニーズまで引き出してくれます。
対して、粗悪なキャリアアドバイザーは、表面的な条件をヒアリングするだけで終わってしまい、機械的な提案しかしてくれません。少しでも雑な印象を受けたなら、そのエージェントの優先度は下げてしまいましょう。
担当者比較の裏技
担当者の転職支援歴をはじめに聞いておくのもおすすめです。
人材業界は離職率が高く、入社間もない経験不足の新人が担当になることも考えられるからです。そうなると、やはりベテランと比べて提案やサポートが心もとなくなってしまいます。
特に20代~30代前半のキャリアアドバイザーだと、本人に転職経験がないこともあるので、あらかじめ担当者の転職支援歴や転職経験などを確認してみるのも良いでしょう。
ポイント③キャリア面談「後」の対応をチェックする
キャリア面談後の対応も必ず比較してください。
転職エージェントの中には、最初のキャリア面談だけ力を入れて、その後の対応が粗雑になるというケースもあるからです。
特に担当者からのレスポンスの速さは重要です。
チェック観点
- メール、電話の返信が即座に返ってくるか(目安:1~2営業日以内)
- 「転職活動の経過はどうですか?」など連絡をこまめにくれるか
担当者の対応の手際の良さは、実は転職の成否に関係します。
例えば、好条件な求人ほど応募が殺到するため、「担当者からの連絡を待っているうちに気になっていた企業の応募が締め切られる」といった事態も考えられます。
大手エージェントになると、一人のキャリアアドバイザーが複数人の求職者を担当しますが、優秀なアドバイザーであればどれほど多忙であっても、テキパキと連絡を返してくれます。
複数の転職エージェントに登録してみて、「返信が遅いエージェントは使わない」と判断するのもおすすめです。
転職意欲の高さを示すのも重要
キャリアアドバイザーは、転職意欲の高い人から優先的に対応します。そのため「良いところがあればすぐにでも転職したいと伝える」「書類の提出などは即座に行う」など、あなたの方から担当者と真剣に向き合う姿勢も大切です。
ポイント④絶対にNGな条件に当てはまっていないかチェック
粗悪なキャリアアドバイザーには、以下のような共通点があります。
粗悪なキャリアアドバイザーの共通点
- 表面的な条件を聞くだけで面談が終了する
- 希望条件に合わない求人(内定が出やすい求人)ばかり紹介してくる
- 態度が高圧的に感じる
- ただひたすら大量の求人を紹介してくる
- 対応が遅く、連絡が不定期
- 求人・仕事内容に対して知識が浅い
一つでも該当するなら、利用優先度を下げておきましょう。
ポイント⑤登録から2週間を目途に「一番信頼できそうなエージェント」を決める
転職活動は平均3ヶ月ほどかかるので、目安として「最初の登録から2週間程」で、一番信頼できそうなエージェントを決めておきましょう。
そのエージェントから求人紹介や書類添削などを受けながら、転職活動を進めていきます。とはいえ、他のエージェントを退会する必要はありません。「良い求人があればご連絡ください」と伝えておき、気になる求人を紹介されたときはそちらからエントリーしましょう。
8.徳島の地域転職・就職情報
「徳島で漠然と転職を考えている」という方に向けて、本章では県内の転職・就職に役立つ情報をお伝えします。
(1).徳島県の転職率は全国第42位
総務省統計局がまとめた「統計でみる都道府県のすがた2021」によると、徳島県の転職率(1年前の職場と違う場所で働いている人の割合)は全国第42位です。
転職率(転職者数/有業者数) | |
徳島県 | 4.1% |
全国平均 | 5.0% |
出典:総務省
自治体による就業支援なども行われているものの、他県よりも情報が集めにくく、転職活動がしにくい環境です。先にご紹介した転職エージェントを活用して、積極的に情報収集をしていきましょう。
(2).徳島で働きたい人への就業支援
徳島県では、県内で就職・転職を希望する方向けに、仕事探しや再就職の支援を行っています。
ジョブカフェとくしま
出典:ジョブカフェとくしま
徳島県では、概ね45歳未満の求職中の方向けに、「ジョブカフェとくしま」というサポート施設を運営しています。
就職に関する悩み相談や、応募書類の作成、面接対策などの就職活動対策セミナーや、企業との交流会などを開催しており、無料で利用が可能です。
対面・オンラインの両方に対応しており、効率的に就職・転職活動を進められるでしょう。
徳島県プロフェッショナル人材戦略拠点
徳島県プロフェッショナル人材戦略拠点とは、県内企業の既存事業拡大や新事業創出などの「攻めの経営」への転換と、そのために必要な「プロフェッショナル人材」の確保を支援することです。
県内への即戦力人材の流入と、プロ人材を活用した企業の経営革新を進めることで、地域に質の高い新たな雇用を生み出し、長期的に人と仕事を循環させることを目的としています。
プロフェッショナル人材とは?
新商品の開発やサービスの企画・開発、販路開拓、生産性向上などの取組を通じて、企業の成長を具現化することのできる人材、またそのような人材に成長できると見込まれる人材のこと
都市圏等の大企業において、事業の企画運営などの実績を有することが目安となる
Uターン転職などで徳島発展に寄与したいと考えている方は、転職活動時に一つの選択肢としてみるのも良いかもしれません。
(3).徳島県の平均年収
徳島県の平均年収は324.36万円で、全国平均の369.24万円をやや下回ります。
なお、全国トップは東京都の448.32万円、最下位は青森県の288.6万円です。平均年収は、大企業が集中している大都市ほど高くなりやすく、また都市部から離れるにつれて低くなる傾向があります。
9.徳島の転職エージェント選びでよくある質問
徳島の転職エージェント選びに関する、よくある質問をまとめました。
- Q1. 現時点で徳島に住んでいない場合は、どのエージェントを選べばいいですか?
- Q2. そもそも転職エージェントを利用しなくてはならない理由はなんですか?
- Q3. 登録する転職エージェントは1社ではだめですか?
- Q4. 転職エージェントとの面談の前には何か準備が必要ですか?
- Q5. 仕事を辞めてから転職活動を行っても良いのでしょうか?
- Q6. 転職活動に年齢制限はありますか?
それぞれ見ていきましょう。
Q1. 現時点で徳島に住んでいない場合は、どのエージェントを選べばいいですか?
大手エージェントであれば、電話・WEB面談に対応しているので、どれを選んでも問題ありません。
「WEB面接を実施している企業を紹介してほしい」と伝えておくと、遠方からでも効率的に転職活動を進められます。
また、転職エージェント『ヒューレックス』は地方転職に強く、UIターン支援も充実しているので、こちらの併用もおすすめです。
『ヒューレックス』は、地元へのU・Iターン転職に強い転職エージェントです。
一番の強みは、地方優良企業の非公開・独占求人(ヒューレックスにしかない求人)を多く扱っていることです。同社は地元の金融機関と深いコネクションがあり、大手サイトには掲載されないような企業の求人を独占的に紹介してもらっている、という特徴があります。
また、遠方の転職活動をスムーズに進められるように、平日の夜や土日の電話・WEB面談を行っています。きめ細やかな対応に定評があり、サービス満足度は95.9%と高い評価を受けています。
「地方への転職を考えている方」「なかなか転職活動に時間が取れない方に」おすすめです。
Q2. そもそも転職エージェントを利用しなくてはならない理由はなんですか?
転職エージェントを利用することで得られるメリットは、主に以下の2点です。
- 豊富な求人を見ることができる
- 転職のプロにサポートしてもらえる
転職エージェントに登録することによって、非登録者には公開されない、非公開求人の紹介を受けることができます。
そして、この非公開求人には通常よりも待遇が良い求人が多いため、一人で転職活動を進めるよりも好条件で就業できる可能性が高まるのです。
また、転職にあたっての手続きや企業とのやり取り、選考対策などはエージェントの担当者にサポートしてもらうこともできるため、より効率的に転職活動を進めることができるでしょう。
このように、より良い求人に巡り合い、そして転職活動を効率的に進めるためにも、転職エージェントを利用することがおすすめです。
Q3. 登録する転職エージェントは1社ではだめですか?
転職エージェントは、1社だけでなく複数登録することをおすすめしています。
なぜなら、複数登録しておくことで「求人の幅が広がる」「様々な担当者の意見が聞ける」といったメリットがあるからです。
また、1社しか登録していない場合、担当者との相性が悪ければ、良い求人を紹介してもらえず、思うように転職活動が進まないこともあります。
転職活動後に後悔しないためにも、転職エージェントは複数登録した上で活用しましょう。
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転職エージェントに複数登録すべき理由と4つの注意点
Q4. 転職エージェントとの面談の前には何か準備が必要ですか?
短い時間を有効に使うためには、自分がこの面談で何を求めているのかを明確化しましょう。
具体的には、下記の3つの観点で用意をしておくことがおすすめです。
- そもそも考えがまとまっていないため整理したい。その情報が欲しい。
- ある程度、方向性は決まっているが、希望の企業/業界へ行けるかどうかの可能性を知りたい。
- どのような具体的な求人があるのかを知りたい。
これらを明確にするだけでも面談時間がグッと有意義になりますよ。
転職においては、年齢を重ねるごとに自分の経験をどのようにアピールできるかが大切になっていきます。
Q5. 仕事を辞めてから転職活動を行っても良いのでしょうか?
仕事を辞めてから転職活動を行うのは、おすすめできません。一旦退職してしまうと、収入が完全に途絶えてしまうからです。
なかなか転職が決まらなかった場合、余計な焦燥感から、判断を誤ってしまったり、妥協して転職先を決めてしまったりすることもあるでしょう。また、過度にブランクが空いてしまうのも、転職活動において不利になってしまいます。
特別な事情や背景がない限り、転職活動は今の仕事を続けながら行うようにしましょう。
Q6. 転職活動に年齢制限はありますか?
転職活動をするうえでの年齢制限はありません。
しかし、年齢があがるほど求められる条件が変わってくるので、自分の市場価値を客観的に見極めて転職活動を行うことが大切になります。
例えば、20代のような若手であれば最低限のビジネスマナーや長期的に働く意欲・誠実性が求められる一方、40代・50代であればマネジメント経験や豊富な実務経験が求められる傾向にあります。
さいごに
徳島のおすすめ転職エージェントを紹介しました。
どれを選ぶか迷ったら、求人数の多い大手「dodaエージェント」「リクルートエージェント」と、地域密着型の「いつか徳島」の登録がおすすめです。全て登録しておけば、徳島県の好条件求人を得られる可能性がグッと高まります。
あなたの転職活動がうまくいくことを、心から願っています。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。
・そういったお考えの方なら、過去にこういう業界にキャリアチェンジされた方もいらっしゃいますが、興味はありますか?(視野が広がる提案)
・○○業界の求人ニーズは回復していて、特に○○経験がある方は採用されやすい傾向にあります(転職事情を熟知)。
・絶対に年収を下げたくないなら、もう少しキャリアを積んでからの転職の方が好ましいです(転職のリスクなどエージェントの利益にならないアドバイスもしてくれる)