美容師からの転職におすすめの職種は?経験を活かせる仕事を徹底解説

美容師から転職
  • 「美容師の仕事は好きだけど、将来のキャリアが不安」
  • 「美容業界しか知らないから、他の業界への転職は難しいかも」

と、美容師から異業種への転職について悩んでいませんか?

結論としては、美容師から異業種への転職も、昇進や年収アップを意識した将来的なキャリアアップも可能です。

ただし、他の業界や職種で通用する美容師の強みとは何かを理解したうえで転職活動をすることが重要といえるでしょう。

この記事では、転職のプロとして美容業界の転職をサポートしてきた私が、美容師の強みを活かせる職業や、初めての転職で気を付けるべきことを紹介していきます。

  1. 美容師が異業種へ転職する理由
  2. 美容業界以外でも通用する美容師の3つの強み
  3. 美容師からの転職におすすめの仕事19選
  4. 美容師から転職するときに気を付けるべき3つのポイント
  5. 美容師の転職におすすめの転職エージェント5選
  6. 転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント
  7. 【図解】転職エージェント利用の流れ

この記事を読めば、他の業界に転職してよいのかという悩みが解決し、後悔しない決断ができるようになるでしょう。

1.美容師が異業種へ転職する理由

美容師を辞める方が異業種へ転職する理由としては、次の3つが特に多いようです。

ここからは、実際に美容師として働いた経験がある方の口コミやデータを参照しながら、1つずつ解説していきます。

1-1.給料の手取りが少ない

給与体系は職場によって異なりますが、一般的に美容師の給与は固定給+歩合制(インセンティブ)を採用している職場が多いです。

そのため、他の職種と比べて手取りが少ないことを理由に転職していく美容師やスタイリストが多く見られます。

実際に美容院で美容師の手取り額や給与事情を聞き取った方の口コミが以下になります。

さっき美容院で美容師さんにお話聞いたんですが

・手取り16万
・数十万するハサミや練習用のウィッグは自腹
・毎日遅くまで残業
・それでいて副業禁止

という鬼条件だそう。

好きなことなら全然いいとはいえ、それにしてもえぐい。

業界によってはそれが当たり前みたいになってる節がありますね汗

出典:Twitter

さらに、見習いや新人が従事するアシスタント職の場合はインセンティブがつかないため、固定給しかもらえない職場がほとんどです。

また、仮にアシスタントから美容師に上がることができても、20代前半のうちは特に給料が少なく、手取り額が月20万円に満たない方も少なくありません。

そのため、想定していたよりも稼げない、お金が貯まらないと悩む美容師やアシスタントが多いようです。

1-2.長時間労働が辛い

美容師は閉店後も片づけなどの時間があるため、必然的に労働時間が長くなりやすく、ストレスに感じ辞めていく方が多いです。

特に、新人の美容師やアシスタントほど労働時間が長くなりやすいでしょう。

その理由は、お客様から指名を取りインセンティブを稼げる美容師になるためには、閉店後も店に残り、ヘアカットやシャンプー、パーマなどの練習をして腕を磨くことが必要だからです。

そのため、長時間の立ち仕事が給与に見合わないと感じ、辞めていく美容師が多いようです。

実際に、サービス残業が多く、休日数の少ない職場で働いた経験がある元美容師の口コミが以下になります。

美容師時代は保険系全部自腹で手取り17万、皆勤で+1万だった。
ボーナスなし。閉店後に練習のため残ってても残業にはならず0時回ることもよくあった。
月の有給は2日だけ(毎週月曜日は定休日)
土日祝はほぼ絶対休めず、成人式の日は朝4時集合(手当て+1000円(日給)とかだったっけかな?)

出典:Twitter

1-3.将来への不安が大きい

自身の美容師としての将来性やキャリアへの不安が大きく、他の業界への転職を考える方も多いようです。

美容師の中には、起業を行い自身の美容院を開く方や、将来的に今いる美容室を辞めて独立することを考える方も多くいます。

しかし、結果的に資金が足りずに起業や独立を断念したり、当初の想定以上に客入りが悪く、早くも美容院を閉店してしまう方も少なくありません。

こうした美容師を間近で見てきたことによる将来への不安から、他業界への転職を考える方が多いです。

実際に、「美容師を辞めて転職したら世界が広がった人を知っている」という方の口コミが以下になります。

根性あることが、良いことばかりでは無いですから~。
美容師辞めた人を沢山知っていますが、美容師辞めたから不幸になったと言う人は居ない。まぁ美容師続けてたから不幸になったと言う人も見かけないですが、続けづらい職業だとは思います。

出典:Twitter

また、美容師として働きながら、他の職種で働く道を想定し、必要なスキルを磨く方もいます。

美容師の方もハードワークで時間が取れず気づいたら美容師でしか道がなく辞めた後困っている方もいっぱいいるのが現状でしょうし、違う分野でスキルや経験を積むのって自分の未来のためになるんですよね

出典:Twitter

2.美容業界以外でも通用する美容師の3つの強み

ここからは、美容師が異業種へ転職する場合に、応募先の企業へアピールすると効果的な「元美容師の強み」について解説していきます。

美容業界以外でも通用する美容師の強みは、以下の3つです。

2-1.美容師の専門知識と実務経験がある

元美容師の一番の強みは、美容に関しての専門知識を持っていることです。専門性の高い知識を持っている人材は、転職市場でも希少価値が高いでしょう。

例えば、美容器具や化粧品メーカーの営業職は、美容師としての専門知識を活かすのに最適な職種といえます。

美容器具や化粧品メーカーのクライアントは多岐にわたりますが、いずれも顧客に近い目線や「顧客の生の声」を重視している会社やお店ばかりです。

そのため、来店した顧客の悩みを解決できるメイクアップやパーソナルカラーの提案、最適な商品の紹介といった実務経験がある人材は、非常に市場価値が高いといえます。

また、美容業界内のクライアントを相手にする企業に就職すれば、元美容師の経験をコミュニケーションに活かせるメリットがあるでしょう。

2-2.クリエイティブな発想ができる

新しいものをゼロから生み出せるクリエイティブな発想ができることも、美容師の強みのひとつです。

美容師は、お客様の要望に合わせて最適なスタイリングを考え、世の中のトレンドに合わせて新たなヘアスタイルを生み出すことができます。

クリエイティブな発想は業界や職種を問わず重宝されるスキルですが、美容師としての経験を活かしたいなら、企画や提案に携わる職種がおすすめと言えるでしょう。

具体的には、自社製品を個人や会社に届ける道筋を考える商品企画や営業企画をおすすめします。その他、企業活動を社会に伝える広報職の適性も高いでしょう。

美容師の経験が活かせる職種は、この記事の3章でさらに詳しく紹介しています。

2-3.コミュニケーションスキルが高い

来店する顧客と会話で接する美容師の方に備わっているコミュニケーションスキルは大きな強みです。

美容師には、ヘアカットやパーマなどの技術以外にも、顧客が店内で心地よく過ごせるよう細かな気配りをするコミュニケーション能力の高さが求められます。

たとえば、マニュアルだけに頼らない臨機応変な接客や、親しみやすさを印象付けるための笑顔と立ち振る舞いを意識することは、美容師の世界でも必須のスキルでしょう。

人が求めているものを適切に読み取るコミュニケーション能力は、人と接することが多い営業職や企画職だけではなく、エンジニアやデザイナーといった技術職にも必要になります。

そのため、美容師の経験から得たコミュニケーション能力は、どの業界でも役立つ強みとなるでしょう。

3.美容師からの転職におすすめの仕事19選

ここからは、前章までで紹介した美容師の強みや経験を活かせる仕事を19種紹介します。

それでは、以下で詳しく解説していきます。

3-1.美容師の専門知識と実務経験が活かせる仕事

美容師以外で、美容に携わることができる職種の例をあげると、以下の通りです。

職種仕事内容想定年収
美容メーカーの営業職自社製品の提案やプレゼン
クライアントはディーラーや美容室
400~550万円
美容ディーラーの営業職美容商品の提案営業
美容室に合う様々な商品を提案
350~500万円
メイクアップアーティスト
ヘアメイクアップアーティスト
メイクやヘアメイクの施術280~490万円
美容部員百貨店や各美容ブランドの店舗での販売員300~370万円
アイリストアイサロンでの施術250~350万円
ネイリストネイルサロンでの施術200~330万円

この中でも美容メーカーの営業職は、元美容師が活躍しやすいのでおすすめです。

なぜなら、美容師として培った薬剤への知識が説得力に繋がるのはもちろん、元美容師としての肩書がクライアントとの距離をグッと近づけるからです。

一般的に、人は共通点がある相手ほど仲良くなりやすい特徴があります。美容院やディーラー相手にビジネスをする営業職として、元美容師以上にコミュニケーションに役立つ肩書はないでしょう。

そして、仕事で活躍できれば、やりがいが生まれ、給料UPにも繋がります。

美容師としての経歴を活かすのであれば、美容メーカーの営業職としての転職を検討してみましょう。

3-2.美容師のクリエイティブな発想が活かせる仕事

美容師のクリエイティブな発想を活かせる職種の例は、以下の通りです。

職種種類想定年収
企画職商品企画450~500万円
宣伝企画450~500万円
広報企画350~480万円
営業企画450~550万円
ITエンジニアシステム開発500~550万円
ネットワーク設計・構築550~650万円
通信インフラ設計・構築550~640万円
運用保守、テクニカルサポート400~500万円

上記の中でも特に、宣伝企画は元美容師の方に向いています。

その理由は、宣伝企画は世の中の動向やトレンドを敏感に察知し、商品やサービスの販売促進や認知度アップに活かす仕事だからです。

流行の最先端を行くお洒落に敏感になることが必須の美容師には特に適性が高いでしょう。

また、パソコンに苦手意識がない方であれば、IT業界のエンジニアとして働くこともおすすめできます。

エンジニアの募集の中には、未経験でも中途で採用し育成する意欲が高い企業空の求人も多いため、応募を検討してみるのも良いでしょう。

3-3.コミュニケーションスキルを活かせる仕事

美容師のコミュニケーションスキルを活かせる職種の例は、以下の通りです。

職種種類想定年収
営業職販売・施策提案営業250~550万円
事務職一般事務・アシスタント200~350万円
サービス職ホテルスタッフ300~400万円
アミューズメント施設スタッフ300~350万円
アパレル店員200~400万円

最もおすすめなのは年収アップの幅が大きい営業職ですが、営業やサービスの仕事と比べて残業や転勤が少ない事務職もおすすめします。

また、事務職は土日祝休みの企業が多いため、美容師として働いていた頃では難しかった規則的な生活や、ワークライフバランスを実現させることも可能でしょう。

補足:実務未経験の元美容師でも事務の内定を取ることは可能

事務職はExcelやPowerPointといったオフィスソフトの使用経験がないと採用されないのではないか、と不安を覚える方は多いです。

しかし実際のところ、企業の採用担当は履歴書に書けるようなオフィスソフトの使用経験(ハードスキル)よりも、コミュニケーション能力や協調性の有無(ソフトスキル)を重要視する場合がほとんどです。

そのため、高いコミュニケーションスキルを持っていることが期待される元美容師は、選考時点で有利である可能性が高いといえるでしょう。

4.美容師から転職するときに気を付けるべき3つのポイント

美容師が異業種に転職する際、あらかじめ転職活動のコツを知っておくことで、転職が成功する可能性が大きく上がります。

ここからは、美容師の転職活動で気を付けるべき3つのポイントを紹介していきます。

4-1.転職したい理由を明確にする

美容師から転職をする方は、多くの場合、現職に対して不満があるというのが理由です。

職場への不満を理由に転職することは悪いことではありません。

しかし、面接で天将理由を話す際に前職のマイナス面ばかりを伝えてしまうと、あまり印象が良くないことも事実です。

そのため、転職理由は相手にポジティブな印象を与えられるよう言い換えることが重要になります。

たとえば、次のような転職理由は面接官にポジティブに伝わりやすいでしょう。

  • 今後を見据えたうえで成長のために転職を決意した
  • 美容師の経験を活かし、新しい仕事にチャレンジすることで社会貢献がしたい

職場への不満を上記のような転職理由に言い換えることで、「目的のある転職を決断できる人」「成長意欲が高い人」という印象を与えることができます。

4-2.美容師の経験をアピールする

美容師からの転職を成功させるポイントは、自分が積み重ねてきた美容師としての経験を転職活動でアピールすることです。

また、自己PRは企業が自分に期待していることと、自分が企業にどのような価値を提供できるかの2点を意識して伝えるのがベストでしょう。

2章でも触れましたが、美容師の経歴のアピールに有効な自己PRとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 来店するお客様や同じ職場で働く美容師・アシスタントと円滑なコミュニケーションが取れる
  • 悩みに寄り添い、最適な解決策を提案する傾聴力・提案力がある
  • 美容に関する商品や薬品への知見が深い
  • 型にはまらない自由でクリエイティブな発想ができる

これ以外にも、日々の業務を通して得たスキルや事務処理能力など、経験に応じて様々な自己PRが可能です。

まずは自分のアピールポイントを知るために、紙に書き出してみましょう。

4-3.転職エージェントを活用する

ここまで、美容師からの転職するときのポイントや、転職先におすすめの職種を紹介しました。

しかし、ここまでお話ししたすべてを自分ひとりだけで行うことは非常に難易度が高いです。

特に、労働時間が長く休日数が少ない職場も多い美容師の場合は、求人に応募し、応募書類を作成する時間も取りづらくなります。

美容師からの転職に失敗してしまう方は以下のような方が多いため、対策をしないまま転職活動に踏み切ることはリスクが高いと言えるでしょう。

  • きちんと準備をしないまま転職活動を始めてしまい、情報不足や焦る気持ちから満足の行く転職ができなかった。
  • 自分にあった仕事がわからないまま転職してしまい、結果的に早期離職してしまった。
  • 美容師としての経験やスキルをうまくアピールできず不採用を連発し、転職活動そのものに嫌気がさしてしまった。

上記のような失敗を防ぐためには、転職活動を手厚くサポートしてくれる転職エージェントの活用がおすすめです。

転職エージェントは、美容師としての経験や強みを理解したうえで、最適な就職先を紹介してくれる転職のプロです。

また、求人の選び方だけではなく、書類選考や面接対策のサポートをしてくれます。

そのため、自分ひとりで転職活動を行うより、転職に成功する可能性が上がるでしょう。

美容師を含め、アイデザイナーやネイリストなどの美容業界に転職したい場合は専門の転職エージェントの活用がおすすめです。
QJ agent』では、美容業界に特化した転職エージェントで希望のサロンを探してくれます。

5.美容師の転職におすすめの転職エージェント5選

ここからは、美容師の転職におすすめの転職エージェントをご紹介します。

今回紹介する5社を、おすすめ順にランキング形式で紹介していきます。

順位転職エージェント総合評価
1位マイナビエージェント★★★★☆
4.2
2位doda★★★★☆
4.1
3位リクルートエージェント★★★★☆
4.0
4位パソナキャリア★★★☆☆
3.8
5位ワークポート★★★☆☆
3.7

以下でそれぞれ詳しく紹介します。

マイナビエージェント

※マイナビのプロモーションを含みます。

マイナビ IT AGENT』は、丁寧なサポートがウリの20代向け転職エージェントです。

求人数だけではリクルートやdodaといった大手ほどではありませんが、首都圏の20代に焦点を当てれば1番の満足度(4.2/5.0点)を誇ります。

そのため、求人数が豊富な大手(例えば、『リクルートエージェント』や『dodaエージェント』など)と併用することをおすすめします。

※マイナビのプロモーションを含みます。

doda

2024年版dudaトップ画像

dodaエージェント』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内最大級、顧客満足度No.1(2024年 オリコン顧客満足度®調査 転職エージェント20代 第1位)を誇る転職エージェントです。

提案力・求人数ともにトップレベルで、かつ「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

首都圏の20代30代にはもちろん強く、他にも地方での転職や、高齢での転職など、他の転職エージェントで断られるような場合でも、dodaであれば案件が見つかるとの口コミが見受けられたので、『全ての人におすすめできる転職エージェント』と言えます。

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は、求人数No.1の総合転職エージェントです

公開求人は約37万件、登録者のみ閲覧できる「非公開求人」を合わせると約62万件以上の求人を扱っています(2023年4月7日時点)

業界最大の転職支援実績があり(厚労省「人材サービス総合サイト」より2019年実績)、サポートも充実しているので、転職を検討しているなら必ず登録すべき1社です。

転職成功率を上げるには、『dodaエージェント』や、サポートへの評判が高い『パソナキャリア』や『マイナビエージェント』を併用すると良いでしょう。

◆補足:リクルートが運営している関連サービス

パソナキャリア

パソナキャリア_新キャプチャ画像

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローに定評があり、慣れない転職に不安がある方に特におすすめです

運営元のパソナ社は大手人材派遣会社として数多くの企業との取引実績を有しており、業種・規模を問わず多くの企業とのパートナーシップが実現する求人数の充実ぶりには目を見張るものがあります。

Career Theory編集部が転職エージェント利用経験者を対象に行ったアンケート調査では、求人の量や質だけでなく、その手厚いサポートを高く評価する声が多く寄せらました。

親身・丁寧な対応やアドバイスを受けられるのはもちろんのこと、たとえば若年層のキャリアプラン女性のライフプランに関連した悩みのように、転職の枠を超えて、求職者がそれぞれ抱えるキャリア全般の悩みにも深く寄り添ってもらえたと好評です。

パソナキャリア』はどの求職者層にもおすすめできる大手総合系転職エージェントの1つですが、特に現年収500万円以上の人であれば豊富な選択肢有用な提案を受けることができるでしょう。

さらに、東名阪(東京・名古屋・大阪)エリアでは特に求人数が充実しているため、同エリアでの転職を志望する人にはより一層おすすめの転職エージェントです。

現年収600万円以上なら『パソナキャリア』のハイクラス向けサポートがおすすめ

パソナキャリア』には高い年収を得ているハイクラス・ハイキャリア層の転職支援に特化した『パソナキャリア(ハイクラス)があります。

取扱い求人約1.5万件(2022年8月時点)の約半数は年収800万円以上のハイクラス求人で、ハイクラス層の転職に特化した専任のコンサルタントがキャリアアップを力強くサポートしてくれます。

パソナキャリア』が抱えるエージェントは腕利き揃いで、同じくハイキャリア向けのスカウト型転職サイト『リクルートダイレクトスカウト』のエージェント・ヘッドハンターランキングでは決定人数部門で1位(2020年)と、高い実績を有しています。

既に600万円程度の年収を得ている人がさらなるキャリアアップを目指すなら、あなたのニーズにより深く寄り添ってくれる『パソナキャリア(ハイクラス)』を利用しましょう

ワークポート

ワークポートTOP

ワークポート』は、IT・WEB業界を始めとした各業界の求人を網羅的に扱う転職エージェントです。

IT・WEB業界が今ほど大きくない頃から、IT分野での転職サポートを行ってきた実績があり、その分企業との信頼関係を築いています。

求人数や取引企業数、転職サポート実績はトップクラスで、ワークポート経由でしか応募できない企業も少なくありません。

また、コンシェルジュ(転職サポートの担当者)の専門性が高く、業界・職種の知識を熟知した担当者がつく仕組みとなっています。

利用者からは「コンシェルジュの対応が非常に丁寧で、履歴書対策から面接対策まで徹底的につきあってくれた」との声が寄せられています。

未経験・第二新卒向けの求人を多く扱っている特徴もあるので、新たな業界に挑戦したいという方におすすめです。

6転職エージェントをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職エージェントをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職エージェントも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

7【図解】転職エージェント利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職エージェントに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職エージェントのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職エージェント経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職エージェントであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

まとめ

ここまで、美容師がほかの業界へ転職するための方法やおすすめの職種について解説しましたが、いかがでしたか?

まずは、今回紹介した転職エージェント5社の中から、併用して2~3社ほど登録してみることをおすすめします。

順位転職エージェント総合評価
1位マイナビエージェント★★★★☆
4.2
2位doda★★★★☆
4.1
3位リクルートエージェント★★★★☆
4.0
4位パソナキャリア★★★☆☆
3.8
5位ワークポート★★★☆☆
3.7
※マイナビのプロモーションを含みます。

 

この記事が、美容師からの転職の良いサポートとなることを祈っています。