幼稚園教諭におすすめの転職サイト・エージェントランキング

「幼稚園教諭におすすめの転職サイトってどれが良いの?」

と悩んでいませんか?

幼稚園教諭の求人を扱う転職サイトは、数多く存在しますが、「とりあえず有名だから…」という安易な理由で選んでしまうと、自分に合った職場を見つけられない可能性が高いです。

そこでこの記事では、転職のプロである私が、求人数・サポート力・情報量の3つの軸をもとに「幼稚園教諭におすすめの転職サイト」を厳選してご紹介します。

  1. 全ての幼稚園教諭におすすめの転職サイトランキング
  2. 【目的別】幼稚園教諭におすすめの転職サイト
  3. 【重要】幼稚園教諭の求人を探すなら、複数利用は必須!
  4. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  5. 【図解】転職サイト利用の流れ
  6. 転職前に知っておきたい幼稚園教諭の年収・残業時間
  7. 【FAQ】幼稚園教諭の転職に関してよくある質問

全て読めば、どの転職サイトを選べば良いか分かるでしょう。

1.全ての幼稚園教諭におすすめの転職サイトランキング

当サイトでは、保育士・幼稚園教諭100人にアンケートを実施し、転職サイトに関するリアルな意見・評価を集めました。

その結果をもとに、以下の基準で評価し、本当におすすめできる幼稚園教諭向けの転職サイトを厳選しました。

転職サイトを選ぶ軸

  • 幼稚園教諭の求人数
    …求人数がどれほど多いか
  • サポート力
    …親切丁寧に寄り添ったサポートを行ってくれるか
  • 情報量
    …幼稚園施設内の裏事情をどれぐらい把握しているか

実際に登録してよかった、役に立ったという口コミが集まった、上位7サイトは以下の通りです。※求人数は2023年10月24時点の数値

転職サイト公開求人数 | 総合評価
1位.
保育士ワーカー
約2,500件 | ★★★★☆4.4
業界トップクラスの求人数を誇る
2位.
マイナビ保育士
約18,000件 | ★★★★☆4.2
人材会社最大手マイナビが運営
3位.
ジョブメドレー保育士
約26,000件 | ★★★★☆4.1
保育士の方の利用者満足度96%
4位.
保育情報どっとこむ
約22,000件 | ★★★☆☆3.8
パート・派遣求人を見つけやすい
5位.
保育士バンク
約1,000件 | ★★★★☆4.0
マーケティングリサーチ6部門でNo1
6位.
ヒトシア保育
約15,000件 | ★★★☆☆3.6
1人ひとりに親身に向き合ってサポートしてくれる
7位.
ほいく畑
約3,900件 | ★★★☆☆3.8
未経験の方でも安心して利用できる

それぞれ見ていきましょう。

1位.保育士ワーカー|業界最大級の求人数

保育士ワーカーアイキャッチ

保育士ワーカー』は、業界最大級の求人数を誇る保育士・幼稚園教諭特化型の転職サイトです。

幼稚園教諭の求人数は2,500件以上と、今回調査対象となった転職サイトの中でNo1でした。

求人数が多いほど自分の理想条件に合う職場を見つけやすいので、どれを使うか迷っている方は、まず保育士ワーカーの利用をおすすめします。

また同サービスは、担当者が園に出向いて、内部情報を直接収集してくれる点も魅力です。

総求人数が多く、かつサポート面でも優れている転職サイトです。

公式サイト:
https://hoikushi-worker.com/

求人数約2,500件
地域全国

関連記事:
保育士ワーカーの評判は?アンケートをもとに転職のプロが徹底分析

2位. マイナビ保育士|人気法人の求人も多数保有

マイナビ保育士アイキャッチ

マイナビ保育士』は、人材会社最大手のマイナビが運営する保育士向け転職サイトです。

幼稚園教諭求人数も18,000件以上と多く、大手企業運営サイトなので地方の事業所求人も幅広く扱っています。

求職者への丁寧なサポート体制も好評で、「担当者が良かったので、転職するならまた使いたい」という利用者からの声も散見されました。

まずは大手のサービスを使いたいという方や、地方での転職活動を進める方におすすめです。

公式サイト:
https://hoiku.mynavi.jp/

求人数約18,000件
地域全国

関連記事:
マイナビ保育士の評判は?口コミをもとに徹底分析

3位. ジョブメドレー保育|保育士の方の利用者満足度96%

ジョブメドレー保育士アイキャッチ

ジョブメドレー保育』は、利用満足度96%と利用者から高い評価を受ける転職サイトです。

多くの転職サイトでは、担当者との二人三脚で転職活動を進めていきますが、ジョブメドレー保育は希望者のみ電話でキャリアサポートスタッフに相談できる仕組みとなっています。

そのため、「担当者とやり取りするのは面倒」「まずは自分で仕事を探してみて、困った時は相談したい」という方におすすめです。

またジョブメドレー保育は、情報を登録しておくだけで事業所からスカウトが届くため、手間をかけずに情報を収集できます。

公式サイト:
https://job-medley.com

求人数約26,000件
地域全国

4位.保育情報どっとこむ|派遣で働くなら登録おすすめ

保育情報ドットコムアイキャッチ
保育情報どっとこむ』は、人材派遣アスカグループが運営する保育専門転職サイトです。

最大の強みは、正社員以外の「パート・アルバイト」「派遣」求人を多く扱っている点にあります。

アスカグループの派遣スタッフとして登録し派遣社員として働く場合、毎年3%時給アップが保証されているなど独自の制度も魅力的です。

正社員以外で働きたいという方におすすめです。

公式サイト:
https://hoikujyouhou.com

求人数約22,000件
地域全国(一都三県が中心)

5位.保育士バンク|保育士転職サイトにおけるランキング6部門でNo.1

保育士バンクアイキャッチ

保育士バンク』は、国内最大級の保育士・幼稚園教諭専門の転職サイトです。

日本マーケティングリサーチ機構の調査にて、「保育士がおすすめするNo.1」「認知度No.1」など6部門でNo.1を獲得した実績があります。

実際、アンケート結果を見てみても「求人数が豊富で、友人にもおすすめしたいと感じた」などの声が複数寄せられていました。

ただ幼稚園教諭求人数は1,000件ほどと若干心もとないので、保育士ワーカーなどとの併用がおすすめです。

保育士バンク公式サイト:
https://www.hoikushibank.com/

求人数1,000件以上
地域全国

関連記事:
保育士バンクの評判は?口コミをもとに徹底分析

6位. ヒトシア保育 |1人ひとりに親身に向き合ってサポートしてくれる

保育ひろばアイキャッチ

ヒトシア保育』は、オフラインでの情報収集がしやすい転職サイトです。

主に東京・大阪エリアで、保育系職種の就職・転職フェアを頻繁に開催しています。転職フェアでは、園長や現場スタッフのリアルな声や考え方まで知ることができ、また複数の事業所を一度に比較できるので、自分にぴったりの職場を探せます。

子育てしながら転職活動をしている保育士・幼稚園教諭の方向けに、キッズスペースを設けている会場もあるようです。

東京・大阪在住で、まずは情報収集から始めたい方におすすめです。

ヒトシア保育公式サイト:
https://hoiku-hiroba.com

求人数約15,000件
地域関東、関西中心

7位. ほいく畑|未経験の方でも安心して利用できる

保育ひろばアイキャッチ

ほいく畑』は、地域密着型の転職サイトです。

地元企業との長年のネットワークが強みで、他の大手サイトにはない求人を扱っていることもあります。ブランクあり・未経験OKの求人数が多いのも特徴です。

ただ、幼稚園教諭の求人は多くないため、利用の際は「保育士ワーカー」などの求人数が多いサービスと併用がおすすめです。

ほいく畑公式サイト:
https://hoikubatake.jp

非公開求人求人数約150件
地域関東、関西中心

ここまでは、すべての幼稚園教諭におすすめの転職サイトについてご紹介してきました。

次は、目的別にさらに絞ってご紹介していきます。

2.【目的別】幼稚園教諭におすすめの転職サイト

本章では、目的別に幼稚園教諭におすすめの転職サイトを紹介していきます。

ご自身の指向性に合った項目をお読みください。

2-1.未経験・ブランクがあるが幼稚園教諭として働きたい方におすすめ

保育業界は人手不足であるため、資格さえあれば、未経験の方やブランクがある方でも幼稚園教諭に転職することが可能です。

ここでは、サポート力が高く、未経験からの幼稚園教諭の転職におすすめな転職サイトを2社ご紹介します。

転職サイト名未経験への
サポート力
幼稚園教諭
求人数
1位.
マイナビ保育士

(4.2点)
約18,000件
2位.
ほいく畑

(4.3点)
約3,900件

マイナビ保育士』は、大手が運営しているサービスであるため、支援実績が他社よりも豊富です。

未経験者からベテランまで幅広い幼稚園教諭のサポートを長年経験しているサービスなので、他社よりも未経験者の支援に慣れている傾向にあります。

ほいく畑』も、案件数は少ないものの、未経験OK・ブランクありの求人に強い点が魅力です。

未経験やブランクに不安を感じる方は、是非、上記2社を利用して幼稚園教諭への一歩を踏み出しましょう。

2-2.地方の幼稚園で働きたい方におすすめ

地方の転職活動では「希望通りの求人がない…」と悩まれる方も多いでしょう。

そこで、ここでは地方の求人数が特に多い転職サイトを紹介します。

転職サイト名地方求人数
(首都圏以外)
全体求人数
ジョブメドレー保育士約1,600件約26,000件
保育士ワーカー約1,500件約2,500件
マイナビ保育士約1,400件約18,000件

ジョブメドレー保育』は、幼稚園教諭の地方求人数のみで絞ってみるとNo. 1です。

ただ、どのサービスも1,500件程度とそこまで求人数が多くないため、地方在住のかたはこの3社全てに登録しておくようにしましょう。

2-3.パート・派遣の幼稚園教諭として働きたい方におすすめ

女性の場合、結婚や出産を見越して「正社員じゃなくてもいい」と考える場合もあるかと思います。

そのように考える女性に人気な働き方が、パートや派遣です。

パート・派遣として働きたい幼稚園教諭の方は、以下の転職サイトの利用がおすすめです。

転職サイト名パート・派遣求人数
保育士ワーカー約11,000件
保育情報どっとこむ約380件
保育士バンク約300件

保育士ワーカー』は、幼稚園教諭の総求人数が多いだけでなく、パート・派遣で絞っても案件保有数No.1であることがわかりました。

このことから、どの働き方を希望するにしろ、保育士ワーカーへの登録は必須だと言えます。

ここまでは、幼稚園教諭の転職におすすめのサイトを紹介してきました。

転職活動を効率的に進めていくためには、転職サイトの複数利用がおすすめです。気になるサイトがいくつかあるなら、全て登録しておきましょう。

3.【重要】幼稚園教諭の求人を探すなら、複数利用は必須!

幼稚園教諭で転職を考えている方は、複数の転職サイトの利用をおすすめします。

なぜならどのサイトを見てみても、幼稚園教諭の求人は保育士に比べて少なく、1つのサイトだけで希望に合った求人を見つけることは難しいからです。

下記の保育士と幼稚園教諭の求人数を比較した表を見てみると、求人数に大きな開きがあることがわかります。

幼稚園教諭の求人数グラフ

表を詳しく見てみると、幼稚園教諭の求人は、どのサイトも保育士求人の1/4以下極めて選択肢が少ないことが理解できるでしょう。

このため、幼稚園教諭として転職を希望する場合は、複数の転職サイトを併せて利用しておくことが重要です。

実際、保育士・幼稚園教諭へ実施したアンケートを見てみた結果、幼稚園教諭の80%以上が2.3社の転職サイトを併せて利用していることがわかりました。

幼稚園教諭の求人は少ない傾向にあるため、複数の転職サイトを利用して転職活動を行いましょう。

4転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

5【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

6.転職前に知っておきたい幼稚園教諭の年収・残業時間

転職活動前に幼稚園教諭の働き方の実態を知っておきたいという方に向けて、この章では、幼稚園教諭のリアルな働き方を分かりやすく説明していきます。

それでは見ていきましょう。

6-1.給与は公立幼稚園の方が高い

幼稚園は「公立」と「私立」で給料に違いがあり、結論から言うと公立幼稚園の方が130万円ほど高い水準です(常勤の場合)。

私立公立
教諭・助教諭の年収常勤非常勤常勤非常勤
266万円158万円391万円169万円

※出典:『保育所・幼稚園・認定こども園等に係る実態調査等の中間集計の状況について 』をもとに計算
常勤職員の給与には賞与が含まれる

公立幼稚園教諭は公務員なので、長く働き続けるほど一定して給与は上昇します。また国立大学付属幼稚園などは国立大学法人の就業規則適用により、様々な手当が付与され、その結果給与が底上げされます。

私立幼稚園は、給与水準が事業所によってかなり変動するので、必ずしも私立=給与が低いわけではありません。特に都市部の名門幼稚園などであれば、公立よりも高給が見込めるでしょう。

6-2.年収を都道府県別にみると100万円以上の差がある

年収を都道府県別にみると100万円以上の差が生じています。

以下は、都道府県別の保育士の年収を高い順に並べた表です。

年収月収賞与
岡山県440.1726.76119.05
東京都428.4227.9393.26
千葉県415.7428.0179.62
広島県405.9626.2291.32
滋賀県404.5026.586.5
奈良県392.1726.6272.73
徳島県391.4824.25100.48
香川県385.3624.8786.92
神奈川県383.3125.9871.55
大阪府382.8125.9970.93
愛知県381.4525.2278.81
静岡県380.2625.0479.78
兵庫県375.2725.1373.71
宮崎県373.9424.876.34
栃木県365.4823.6681.56
茨城県363.5523.5181.43
福岡県361.6323.3581.43
三重県358.0824.7660.96
大分県357.4623.773.06
山梨県355.6524.2764.41
埼玉県355.0323.9467.75
山口県351.3022.5980.22
新潟県349.6622.9374.5
京都府349.4423.4568.04
石川県348.6922.7975.21
富山県348.1623.3967.48
長崎県347.3323.4865.57
群馬県346.8522.4777.21
熊本県344.0823.1366.52
島根県342.4923.2463.61
高知県340.3823.0563.78
岐阜県337.5122.567.51
宮城県333.2123.2254.57
青森県326.8921.6467.21
秋田県324.6721.3967.99
北海道321.6922.0457.21
佐賀県320.1921.1766.15
和歌山県319.3521.8856.79
山形県319.1421.7458.26
鹿児島県318.0721.8955.39
岩手県317.5521.855.95
沖縄県313.1322.6940.85
長野県312.4021.6352.84
福島県309.1820.7560.18
愛媛県307.1920.6759.15
福井県305.5720.9853.81
鳥取県304.5621.4547.16

※参考:e-stat『2019年賃金構造基本統計調査』より
単位:万円

東京・千葉・神奈川・大阪などの都市部は、上位10県にランクインしています。

ただ必ずしも都市部ほど収入が高いというわけではなく、愛知県や大阪府よりも、岡山・広島・奈良など、中国・関西エリアの県が上位に入っていました。

6-3.幼稚園教諭のキャリアプラン

転職をするにあたり、幼稚園教諭としてどんなキャリアを歩むべきか悩んでいる方も多いかと思います。

そこで、下記に一般的な幼稚園教諭のキャリアを掲載しました。

年数能力
新人~3年
年齢ごとの児童への対応力を身につける
一人前3~10年
園全体の環境を理解し、幼児教育を行える
主任8~15年
他教諭の教導など広い視点での教育能力がある
副園長10~20年
長の補佐を行い事務の統括を担う
園長15年
マネジメントや事務処理などから、園を支える

この表を見て分かる通り、勤務年数が上がるにつれ役職も上がり、業務内容も現場担当からマネジメント側へと変化していくようです。

ただし、8年で主任を任せられる園もあれば、15年以上の勤務で主任抜擢のようなケースもあるようなので、このキャリアプランはあくまでも参考値でしかありません。

園によってキャリアの進み方が異なるため、キャリアパスを公開している幼稚園に就職する場合は、入職前にチェックしておきましょう。

7.【FAQ】幼稚園教諭の転職に関してよくある質問

幼稚園教諭の転職時によくある質問をまとめました。

それぞれ見ていきましょう。

Q-1.なぜ転職サイトは無料で使えるのでしょうか。

求職者が内定して転職を決めた時に、園から転職側へ報酬が支払われるという「成果報酬型」のビジネスモデルをとっているからです。

そのため、どのサイトであっても、利用する求職者から料金をもらうことは一切ないです。

Q-2.未経験から幼稚園教諭に転職することは可能ですか。

未経験からでも幼稚園教諭に転職することは可能ですが、幼稚園教諭の資格は必要になります。

幼稚園教諭の資格を持っているのであれば、先ほど紹介した幼稚園教諭向け転職サイトに登録をして、担当者にあなたの希望を伝えてみましょう。

一方、幼稚園教諭の資格を持っていなければ、資格を取得するところから始めなくてはいけません。

幼稚園教諭になるためには、高卒から文部科学省認定の教職課程のある短大・大学・専門学校に進学し、所定の単位の履修が必要です。

社会人から幼稚園教諭を目指したい方は、短大や専門学校などの通信制に通い、免許を取得しましょう。

Q-3.転職の際の志望動機はどのようなことを言えばいいでしょうか。

伝えるべきポイントは、シンプルに以下の2つです。

  • なぜその保育園を志望したのか
  • あなたはどうやってその保育園に貢献できるか

この2点をしっかり伝えられる志望動機であれば、問題ないでしょう。

うまく作れる自信がない場合は、キャリアアドバイザーに相談して、あなたに合った志望動機を一緒に作ってもらいましょう。

志望動機の作成方法が、いまいちイメージできない方は、以下の記事をご一読することをおすすめします。

8.まとめ

幼稚園教諭におすすめできる転職サイトについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。

幼稚園教諭向け転職サイトは便利ですが、なんとなくで選んでしまうと、転職サイトを使っても満足のいく転職ができずで、「むしろ、前職の方がよかった…」なんてことになりかねません。

失敗を回避するため、この記事で紹介した「幼稚園教諭の求人数」「サポート力」「情報量」の3点を満たす転職サイトに登録しましょう。

全ての幼稚園教諭におすすめの転職サイト7選

あなたの転職活動が上手くいくよう、心から願っています。