「中途採用で、MSD株式会社に転職しようかな…?」と考えていませんか?
いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。
加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、MSD株式会社への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。
このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、MSDへの転職についてご紹介します。
- まとめ|MSDの特徴と転職のポイント
- MSDの企業情報
- MSDの採用情報
- MSDの求人情報
- MSDに関する口コミまとめ
- MSDへの転職を成功に導くたった1つのコツ
- MSD転職で必ず登録すべき転職サイト4選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたがMSDへ転職すべきか判断できるとともに、MSDへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
目次
1. まとめ|MSDの特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「MSDに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
MSDの特徴
- 世界的な医薬品大手である米国メルク社の日本法人
- 外資系らしく個人の裁量は大きく、主体性が尊重される風土
- グローバルベースでの連帯感も得やすく働きやすい環境
- 給与は実力主義で、年収1,000万円以上を稼ぐ人も多い
- 働き方は職種・部署によっても大きく異なる(残業は月平均25時間)
- 男女関係なく活躍できる環境/産休育休などもとりやすい
MSDへの転職のポイント
- 中途採用は随時、積極的に行なっている(中途採用ページはグローバルサイト※英文)
- 採用HP・おすすめ大手転職サイト(公開求人)ともに「技術系」を中心に様々な職種で募集あり
- 非公開求人も紹介してもらえるように、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ
2. MSDの企業情報
概要 | |
本社所在地 | 東京都千代田区九段北1-13-12(北の丸スクエア) |
代表者 | 代表取締役社長 ヤニー・ウェストハイゼン |
設立 | 2010年 |
資本金 | 約263億円 |
売上 | 連結3,497億円(2018年度) |
従業員 | 連結 約3,600名(2019年4月) |
事業内容 | 医療用医薬品やワクチンの開発・輸入・製造・販売 (グループ企業である”日本MSD合同会社”は販売・プロモーション活動を実施) |
2-1. 事業内容
MSDは、医薬品企業として全世界売上第3位を誇る米国メルク社(Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A.)の日本法人です。(2010年設立)
メルク社は世界140ヶ国以上で展開しており、医療用医薬品やワクチンをお届けし、革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。
2-2. トップメッセージと事業計画
MSDは「 MSDは画期的な医薬品やワクチンを開発することで、幾度となく世界に変革をもたらしてきました。」とメッセージしています。同社のミッションは以下の通りです。
2-3. グローバル展開
MSDの親会社であるは世界140ヶ国以上で医薬品・ワクチンなどを販売しており、上の通り欧米やアジアに研究開発拠点(計7ヶ所)を有しています。
社内には外国籍社員も勤務しており、国内勤務でも英語を使う機会は多いです。
グローバルに活躍したい人は・・
例えば外資系企業の場合、キャリアステップによっては海外の他支社で働くチャンスもあります。
しかし、結局日本支社は支社のひとつに過ぎないので、日本国内のビジネスに関わることが中心となります。
もし海外赴任等グローバルに活躍することを望むなら、積極的に海外進出をしている日系メーカー/金融機関への転職をおすすめします。
MSD企業HP:https://www.msd.co.jp
見るべきポイント 事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。 採用情報 「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。 会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。
3. MSDの採用情報
世界的な医薬品企業の日本法人なのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、MSDの採用情報についてお伝えします。
3-1. MSDの採用職種
現在、中途採用ページ(グローバルサイト)で検索すると、MSDでは以下のように様々な職種で募集があります。
現時点で中途採用は様々な職種で求人が約40件ありました。あなたにとって条件に合う求人が見つかる可能性も十分あるため、ぜひ一度チェックしてみることをおすすめします。
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 : 750~950万円
社員の平均年収 : 819万円(平均年齢41.5歳/※非上場企業のため、口コミによる参考値)
MSDの平均年収は819万円(口コミベース)で、年収1,000万円以上の人も決して珍しくありません。
給与は年俸制で、前職の給与も考慮して決定される他、昇給のチャンスは年1回(4月)です。
また、福利厚生は一般の大企業と比べても手厚いと好評で、借り上げ社宅・住宅手当の他に、財形貯蓄、保育料補助制度、厚生年金保険、退職金制度社員持株会、保養所などもあります。
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:25時間
MSDの平均残業時間は【月25時間程度】で、一般的な製薬メーカーと比べると同程度あるいはやや少なめです。
労働環境(残業時間など)は部署・職種によっても大きく異なるため、事前に大手転職エージェントにもしっかり確認しておくことをおすすめします。
3-4. 中途採用メッセージ
採用HPでは新卒・中途向けに上の通りメッセージしている他、グロバール共通の行動規範(“リーダーシップ・ビヘイビアー“)は以下の通りです。
中途採用でも、これらのうち1~3つは意識して自己PRを組み立てるのも良さそうです。
※MSDの採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
- 企業採用HP:採用トップ、中途採用、職種一覧、採用メッセージ、行動規範(“リーダーシップ・ビヘイビアー“)
4. MSDの求人情報
MSDへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?
おすすめ大手転職サイト『doda』の公開求人では、「製造スタッフ職、オートメーションエンジニア職」で中途の求人がありましたのでこの後すぐ紹介します。
世の中に公開されていない求人を得るために
実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします。
もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため便利です。
さらに、MSDの他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。
4-1.「製造スタッフ職」で中途の求人あり
dodaでは、「固形包装オペレーター」の中途の募集があります。【年収は350~750万円】
具体的には、包装機械のオペレーション全般(資材投入・運転確認・定期点検・切り替え作業清掃・作業記録等)を担当します。転職後は先輩社員によるOJTもあり安心してスタートできます。
必須要件は「製薬業界もしくは日用品や化粧品等での製造経験」あるいは「もしくは機械や電気系のバックグラウンドで製造経験」です。(※勤務地: 埼玉県熊谷市)
4-2.「オートメーションエンジニア職」でも求人あり
dodaでは、固形製剤やワクチンを製造している設備・関連施設の自動化に携わるエンジニアの募集もあります。【年収450~850万円】
具体的には、オートメーションリードによる監督の下、自動化分野で”技術サポート”を提供します。中級レベルの英語力が必須です。
なお、必須要件は「電気、電子、化学、コンピュータ工学専攻で製造工場でのオートメーションエンジニア経験」など、応募職種に関する知識や経験(経験年数は不問)です。
5. MSDに関する口コミまとめ
内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、MSDの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。
MSDに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
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給与・福利厚生(待遇) |
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仕事のやりがい・成長 |
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人間関係・社員の雰囲気 |
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その他 |
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5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与(実力主義)は競合と比べても同程度あるいは高めで、給与に満足している人が大多数です。
例えば年収はアシスタントマネージャーで1,000万円前後が目安です。、年俸を12等分して毎月支給(賞与なし)される分、毎月の手取りは多めです。
また、福利厚生は日系の大企業並みに完備されており、特に住宅手当(持ち家社員にも支給されるという声もあり)などが手厚いと好評です。
5-2. 仕事のやりがい・成長
外資系らしく個人の裁量は大きめで、グローバルベースでの連携も比較的スムーズであるなど、やりがいや自己成長も実感されています。
競合と比べても「中途採用者が活躍している」という声は多めである他、やる気と時間的な余裕があればキャリア開発制度をや活用して自己研鑽に励むこともできます。
ただし、人事評価の基準はあいまい、上司との人間関係によって大きく左右されるという声も目立つため、中には職場の士気は上がりにくい人もいるようです。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
外資系ですが、良くも悪くも内資的なカルチャーなども一部混在した雰囲気という声もあります。
多様性も尊重される風土で、仮に米国本社であってもMSD(日本支社)に対する配慮がメッセージや実務面の行動などから伝わるため、海外のメンバーとの連帯感が湧きやすいようです。
また、近年は女性の登用も積極的に推進中で、男女関係なく活躍できます。仮に産休育休などをとっても復職後のキャリアにもほとんど影響しないようです。
※MSDを志望する人におすすめな他の企業は?
MSDが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- ファイザー株式会社
- ノバルティスファーマ株式会社
- ヤンセンファーマ株式会社
- バイエル薬品株式会社
- 中外製薬株式会社
6. MSDへの転職を成功に導くたった1つのコツ
MSDに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
MSDへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
- 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
- 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、MSDの非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. MSD転職で必ず登録すべき転職エージェント4選
MSDへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
MSD志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- MSDに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- MSD以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
登録必須度 | 特徴 | |
リクルートエージェント | すべての方に◎ | 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。 |
doda | すべての方に◎ | 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。 |
パソナキャリア | 初めて転職は◎ | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
JACリクルートメント | 外資・技術系は◎ | スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。
業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。
- 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
- 信頼による非公開求人の獲得
MSDへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。
リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。
doda公式サイト:https://doda.jp/
※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。
実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。
具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。
- 親身に転職相談にのってくれる
- 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
- 電話・メールのレスポンスが速く安心できる
求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェント・dodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。
パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。
アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。
JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。
8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。
8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
8-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。
8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。
8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。
感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。
さいごに
MSDでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
MSDへの転職は待遇・やりがい・自己成長の面でメリットが大きいですが、多様なビジネスを行なっているため職場によって雰囲気や労働環境が大きく異なる点に留意しましょう。
ポイントはMSDの社風や求める人物像を理解する・MSD転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
MSD転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。