日本銀行に転職すべき?口コミでわかる特徴と転職成功のポイント集

転職 日本銀行

「中途採用で、日本銀行に転職しようかな」と考えていませんか?

いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。

加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、日本銀行への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。

このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、日本銀行への転職についてご紹介します。

  1. まとめ|日本銀行の特徴と転職のポイント
  2. 日本銀行の企業情報
  3. 日本銀行の採用情報
  4. 日本銀行の求人情報
  5. 日本銀行に関する口コミまとめ
  6. 日本銀行への転職を成功に導くたった1つのコツ
  7. 日本銀行転職で必ず登録すべき転職サイト4選
  8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

すべて読んでいただければ、あなたが日本銀行へ転職すべきか判断できるとともに、日本銀行への転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。

1. まとめ|日本銀行の特徴と転職のポイント

次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「日本銀行に転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。

日本銀行の特徴

  • 日本の中央銀行で、財務省管轄の認可法人
  • 「物価の安定」と「金融システムの安定」を目的とする
  • 給与面は民間金融期間等よりやや劣るが、福利厚生とWLBの良さは抜群
  • 中途採用情報は、随時企業採用HPにて掲載される
  • 激務ではない分、自己研鑚が重要

日本銀行への転職のポイント

  • 事務系・技術系ともに、専門職ポジションでの採用がほとんど
  • 専門職は非公開求人も多く、転職エージェントを使って転職活動を進めよう

2. 日本銀行の企業情報

 社名日本銀行
 本店所在地東京都中央区日本橋本石町2-1-1
 代表者総裁 黒田東彦
 設立1882年10月10日
 資本金1億円
 売上非公開
 従業員4,646人(2017年3月末現在)
 事業内容日本国の中央銀行

2-1. 事業内容

日本銀行は、日本銀行法に基づく財務省管轄の認可法人で、日本の中央銀行です。

日本銀行法では、日本銀行の目的を「我が国の中央銀行として、銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うこと」および「銀行その他の金融機関の間で行われる資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資すること」と規定しています。

大きな目的としては、「物価の安定」と「金融システムの安定」ということになります。

日本銀行の業務内容の詳細全てをお伝えすることは非常に難しいですが、業務内容は大きく6つに分類されます。

  1. 銀行券(お札)の発行・流通・管理
  2. 決済に関するサービスの提供
  3. 金融政策の運営
  4. 金融システムの安定に向けた取り組み
  5. 国の事務の取扱い、対政府取引に関する業務
  6. 国際業務

引用:日本銀行HP

2-2. トップメッセージと事業計画

引用:日本銀行HP

事業内容でも触れましたが、日本銀行の目的について、改めてご紹介します。

「物価の安定」

物価の安定は、経済が安定的かつ持続的成長を遂げていくうえで不可欠な基盤であり、日本銀行はこれを通じて国民経済の健全な発展に貢献するという役割を担う。

「金融システムの安定」

決済システムの円滑かつ安定的な運行の確保を通じて、金融システムの安定に貢献する。日本銀行は、金融機関に対する決済サービスの提供や「最後の貸し手」機能の適切な発揮等を通じて、この目的の達成に努める。

2-3. グローバル展開

日本銀行は、日本国の中央銀行として、国際業務も重要な業務の一つです。

外国為替の売買、外国中央銀行や国際機関等による円貨資産の調達・運用への協力などの国際金融業務が主な業務となりますが、その他中央銀行を参加者とする各種国際会議への参加や、国際金融に関連した国の事務も重要な業務になります。

また、海外駐在事務所は以下7拠点です。

海外駐在や国際金融機関への出向といった機会は多くはないものの、海外留学制度などスキルアップにつながる経験を積む機会は恵まれているようです。

日本銀行HP:https://www.boj.or.jp/

 見るべきポイント
事業概要自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。
採用情報「求める人物像」をチェックして、あなたに合うかを考えましょう。
会社理念・社長メッセージ会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。

3. 日本銀行の採用情報

日本の中央銀行なのですね。就職する場合どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?

3章では、日本銀行の採用情報についてお伝えします。

3-1. 日本銀行の採用職種

日本銀行では、現時点では「事務委嘱職員」「庶務職員」「システムエンジニア」の3職種で中途採用を募集しています。それぞれの職種により採用形態や待遇は異なるため、興味のある方は採用HPを参照すると良いでしょう。

また、求人掲載日から応募期限が短期間の求人もあり、随時求人も更新されるためチェックを怠らないようにしておきましょう。

3-2. 平均年収

転職時の平均年収 : 非公開(おすすめ転職サイト公開求人なし)

社員の平均年収 : 624万円(平均年齢33.1歳)

(※給与情報等情報非公開のため、口コミ等による参考値)

日本銀行の給与は、三菱UFJ銀行や三井住友銀行といったメガバンク等と比較するとやや低水準になります。

中堅までは大手民間企業等と比較すると給与水準は低くなるものの、福利厚生面では非常に恵まれており、待遇面全体では上位水準だと言えるでしょう。ただし、昇給は年功序列で横並びが徹底されているため、少しでも実力主義の評価を求める方には向いていません。

3-3. 労働環境

平均残業時間 月:10〜20時間

日本銀行の平均残業時間は【10〜20時間程度】です。メガバンク各社や政府系銀行と比較すると残業時間は短い方でしょう。

全体としては、長時間労働も少なく有休取得もしやすい超ホワイト企業という印象ですが、やはり部署によっては長時間労働を避けられない場合もあり、転職を検討する際には精査が必要です。

3-4. 中途採用メッセージ

日本銀行_求める人物像

新卒採用向けメッセージになりますが、日本銀行では以下3点を求める人材像としてメッセージしています。

  1. 「世の中の役に立ちたい」という公共心
  2. 「自分でゼロからものを考える力」
  3. 「物事を動かしていく実行力」

国の金融インフラを担う企業として、最も重視されるのは「公共心」だと挙げられています。

例えば民間企業からの転職を検討する場合、即戦力となる専門性の高いスキルを持っていることはもちろん武器になりますが、公務員ではないものの、同様の心構えが求められる同社では、志望動機などと絡めて「公共心」を肝に銘じていることをアピール出来なければなりません。

その他2つの要件についても、前職までの具体的成果を元に説得力を持って説明出来るよう入念な事前準備が必要です。

※日本銀行の採用情報をもっと知りたい人は…

下記サイトを参考にして下さい。

4. 日本銀行の求人情報

日本銀行への転職を検討しています。どんな求人がありますか?

ここから、日本銀行の求人情報をご紹介します。現時点ではおすすめ大手転職エージェントの公開求人で日本銀行の中途採用求人は出ていないため、参考情報として採用HPの情報を紹介します。

4-1. 特定職においてシステムエンジニアの求人あり

引用:日本銀行採用HP

日本銀行採用HPで調べると、システムエンジニアの求人があり、正社員として現在募集があるのはこの1職種のみになります。

応募要件や業務内容は上記の通りとなりますが、日本銀行ではシステムエンジニア等特定の専門性を必要とする業務については「特定職」という採用形態を新卒採用でも実施しており、今回も特定職での採用です。

特定職について詳細は以下の通りとなります。

引用:日本銀行採用HP

日本銀行採用HP上で正職員の求人が出ていることは非常に稀であり、激戦も予想されるため、希望する場合はタイミングを逃さないよう注意しましょう。

4-2.その他求人は契約社員のみ

引用:日本銀行採用HP

システムエンジニアの他、2職種で中途採用の求人が出ていますが、いずれも契約社員の募集になります。それぞれ採用形態や待遇も異なるため、以下詳細をご紹介します。

金融機構局個別事務委嘱職員(システムリスク関係)
期間2018年度中の予め定めた期日から1年間。なお、雇用期間終了時の状況により、1年を超えて契約を更新する場合があり得ます。
応募資格国内または海外の大学を卒業した方で、最新のシステムリスク管理(特にサイバーセキュリティ)に関する知識を有するとともに、金融機関のシステムインフラの設計・開発、または、ITシステムの脆弱性評価の実務経験がある方。但し、日本銀行と当座預金取引を有する法人および当該法人と密接な資本関係を有する法人に属する方は応募いただけません。

個人での応募の他、会社等からの出向としての応募も可能

業務内容システムリスク管理(特にサイバーセキュリティ)に関する考査の企画・運営、脅威・技術動向等の調査。
募集人数・勤務地若干名・日本銀行本店(金融機構局)
待遇能力、経験、実績等を考慮のうえ、面談により決定します。
提出書類
  1. 応募用紙(写真貼付のこと、別紙書式 <MS-Excelファイル>を使用して下さい)
  2. 主要な実務経験・業績(様式自由)
  3. 金融機関のシステム構成からみるリスク管理上の課題(1,000字程度、様式自由)
庶務職員
業務内容自動車運転(普通自動車および大型自動車)
応募資格
  • 高校を卒業していること
  • 大型自動車運転免許を取得していること(または、入行までに取得すること)
募集人数・ 勤務地若干名・日本銀行本店
勤務条件
  • 勤務日は、原則として週5日(月曜日~金曜日。国民の祝日、1月2~3日、12月31日は休業日)。ただし、土・日曜日、祝日および休業日に勤務を行う場合あり
  • 勤務時間は、原則として8時20分~16時50分(休憩時間60分)。ただし、必要に応じて時間外勤務や宿泊出張あり
給与等
  1. 給与
    • 基本給(月額):194,310円~244,910円
    • その他の手当等:扶養手当、住居手当あり
      ――但し、支給要件を満たす場合のみ
    • 満55歳で20%、満58歳で45%それぞれ減額あり
  2. 賞与
    • 年2回(但し、初年度は1回。10月1日以降の採用者は初年度中の支給はなし)、業績査定部分を含む

引用:日本銀行採用HP

さらに詳細を知りたい方は、採用HPも併せて参照してください。

5. 日本銀行に関する口コミまとめ

内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、日本銀行の口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。

日本銀行に関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。

 コメント
給与・福利厚生(待遇)
  • 年功序列・賞与比率が低い
  • 昇進・昇格もほぼ横並び
  • 各種福利厚生は非常に充実
仕事のやりがい・成長
  • 評価は一律なので、やりがいとの関係は皆無
  • 政策決定に関わるプロジェクトに携わればやりがいに
  • 自己研鑚をよほど意識しなければスキルアップが遅れる
人間関係・社員の雰囲気
  • 公共性が強く、硬直的な組織
  • 社員の誇りは高く、優秀な人が多い
  • 労働時間は短いが精神的負荷は大きい
その他
  • 総合職、特定職では女性も全国転勤を免れない
  • 一般職の女性には非常に働きやすい職場

5-1.  給与・福利厚生(待遇)

給与への満足度は、企業全体の比較でもまずまずの評価で、大手金融機関の中では平均的な評価だと言えます。

給与水準としては、特に若手のうちは民間金融機関等と比較すると低いものの、管理職以降の昇給や、労働時間を鑑みるとまずまずの待遇という程度のようです。給与に占める賞与の割合は低く、基本給は若干の差はあるもののほぼ横並びで昇格・昇給し、賞与は個人差はほぼつかないことから、安定性は抜群なようです。労働時間も民間と比較すると短いため、若いうちにバリバリ働いて力をつけたいという人には物足りないでしょう。

福利厚生については、社宅の立地や各種手当など非常に恵まれており、口コミ評価も高くなっています。ただし採用形態によって住宅制度等は異なるようなので、注意しておきましょう。

5-2. 仕事のやりがい・成長

仕事のやりがい・成長についてもまずまずの評価です。金融機関の中でも悪くありません

悪くないものの、評価についてはほぼ一律のため、そういった面でやりがいに結びつけることは難しいようです。業務内容については、政策決定に関わるプロジェクトや、運よく国際金融機関への出向などに配属されると非常にモチベーションも高まるようですが、組織が大きく硬直的なため、そのような機会は稀という意見もあります。

成長環境については、自己啓発の諸制度が整っている点や、総合職であれば海外留学の機会も与えられる点などは評価されています。一方で、就職市場で競合となるような外銀・商社・コンサルなどと比較すると圧倒的に業務量は少なく、スピード感覚も遅いため、社外での自己研鑚を強く意識しなければ成長スピードが遅くなるという意見も複数ありました。

5-3. 人間関係・社員の雰囲気

会社の雰囲気については良い評価ではありませんが、大手金融機関との比較では同程度の水準です。

やはり官僚主義で硬直的な組織という世間のイメージ通りの口コミが多く見られました。基本的にトップダウンで決定された政策に従って調査・分析をメインとした業務になるため、責任感や危機意識は現場レベルでは薄いという意見もあります。

社員の雰囲気としては、高学歴で優秀な社員が多いため、プライドは高く、ロジカルな思考や言い回しが好まれるようです。また、給与水準からみて労働時間は短いものの、精神的負荷は大きいという意見も一定数見られました。

※日本銀行を志望する人におすすめな他の企業は?

日本銀行が気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。

  • 株式会社三菱東京UFJ銀行
  • 株式会社みずほ銀行
  • 株式会社日本政策投資銀行
  • 農林中央金庫

6. 日本銀行への転職を成功に導くたった1つのコツ

日本銀行に転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。

日本銀行への転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。

  • 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
  • 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
  • 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある

転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。

非公開求人とは

事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。

大手の転職エージェントであれば、日本銀行の非公開求人を保有している可能性があります。

さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。

公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。

理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能

転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。

具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。

そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。

転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です

※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる

転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。

あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。

正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。

逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。

理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。

転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。

少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。

7. 日本銀行転職で必ず登録すべき転職エージェント4選

日本銀行への転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!

日本銀行志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。

  • 日本銀行に関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
  • 日本銀行以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
  • 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか

具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)

 登録必須度特徴
リクルートエージェントすべての方に◎業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。
dodaすべての方に◎業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。
パソナキャリア初めて転職は◎サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。
JACリクルートメント外資・技術系は◎スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。

上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。

  • 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
  • グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録

それでは、各社の特徴をご紹介します。

※注意事項

求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。

そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう

7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀

リクルートエージェント-トップ画面

リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。

担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。

業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。

  • 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
  • 信頼による非公開求人の獲得

日本銀行へ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判

dodaエージェント

doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。

リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。

doda公式サイト:https://doda.jp/

※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制

パソナキャリア

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。

実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。

具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。

  • 親身に転職相談にのってくれる
  • 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
  • 電話・メールのレスポンスが速く安心できる

求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェントdodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。

パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1

JACリクルートメント

JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。

特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。

アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。

JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/

8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。

8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります
スクリーンショット 2015-10-18 20.29.18

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。

8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく

キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する

担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。

現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。

この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。

8-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)

「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」

書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。

8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない

数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。

8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる

内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。

そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。

この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。

内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。

8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する

時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。

大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。

感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。

さいごに

日本銀行での働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

日本銀行への転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。

ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知る日本銀行転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。

日本銀行転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選