マッキンゼー・アンド・カンパニーに転職すべき?口コミでわかる特徴と転職成功のポイント集

「中途採用で、マッキンゼーに転職しようかな…?」と考えていませんか?

いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。

加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、マッキンゼー(マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン)への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。

このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、マッキンゼーへの転職についてご紹介します。

  1. まとめ|マッキンゼーの特徴と転職のポイント
  2. マッキンゼーの企業情報
  3. マッキンゼーの採用情報
  4. マッキンゼーの求人情報
  5. マッキンゼーに関する口コミまとめ
  6. マッキンゼーへの転職を成功に導くたった1つのコツ
  7. マッキンゼー転職で必ず登録すべき転職サイト4選
  8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

すべて読んでいただければ、あなたがマッキンゼーへ転職すべきか判断できるとともに、マッキンゼーへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。

募集があるかどうかをすぐに知りたい方へ

募集には公開求人と非公開求人の2種類が存在します。

・公開求人|自社HPの採用ページや転職サイトでオープンに募集する
・非公開求人|少数の転職エージェントやヘッドハンター経由で内密に募集する

マッキンゼーのような外資系のトップ企業では、採用計画や事業戦略を公にしないために、重要なポジションは非公開求人の場合がほぼ全てです。

またエージェントにより保有案件が異なりますので、次の2社のようなマッキンゼーと関係の深い転職エージェントに複数社登録し、条件に合う募集がないかそれぞれに聞いてみましょう。

募集がなくても希望は伝えておき、募集がでたら即座にオファーを受けることのできる関係を築いておくことも、転職決定への重要なポイントです。

1. まとめ|マッキンゼーの特徴と転職のポイント

次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「マッキンゼーに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。

マッキンゼーの特徴

  • 60以上の国・地域に展開する世界トップクラスの総合コンサルティング企業
  • コンサルタントには”所属部署など”はなく、プロジェクトベースで主体的にキャリアを築いていくことが求められる
  • 職場の士気も高く、やりがい・成長を実感している人がほとんど
  • 平均年収は812万円(口コミベース)で、コンサル業界の中でも高めで、満足している人が多数
  • 平均残業時間は65〜75時間で、コンサルタント職は仕事量も多く、働き方もハード
  • 成長意欲の高い人材も多く、ハードな環境でスキルアップしたい人にはおすすめ

マッキンゼーへの転職のポイント

  • 中途採用は随時行なっており、現状募集があるのは「コンサルタント職」のみ
  • 重要なポジションは”非公開求人”がほとんどなので、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ

2. マッキンゼーの企業情報

  概要
 本社所在地 東京都港区六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山森タワー
 代表者 日本支社長 アンドレ・アンドニアン
 設立 1971年
 資本金 非公開
 売上 約83億ドル(全世界ベース)
 従業員 約320人
 事業内容 コンサルティング業務

2-1. 事業内容

1971年に設立されたマッキンゼーは、世界トップクラスの総合コンサルティング企業である米マッキンゼーの日本法人です。

本社である米マッキンゼーは、ハーバードビジネススクールのMBA取得者が最も多く入社するコンサルティング会社としても知られています。

マッキンゼーは日本企業トップ30の約8割をサポートし、直近5年間で1000以上のプロジェクトを実施するなど、質の高いコンサルティング業務に定評があります。

石油から小売まで様々な分野において、経営戦略やM&Aはもちろん、マーケティング、セールス、コーポレートファイナンス、デジタル、組織など総合的に提案できるのも強みの1つです。

2-2. トップメッセージと事業計画

マッキンゼー企業HPより

マッキンゼーのトップページで『グローバル経営の観点から日本を最優先地域の1つ』とメッセージしている通り、2018年に関西オフィスを新設し、日本事業を強化しています。

顧客の大半は日本トップクラスの企業が占め、上場企業はもちろん、非公開企業や政府系機関にもコンサルティングサービスを提供しています。日本の成長を担う自動車、ハイテク、金融、医薬品などを中心に、幅広い業界で展開しています。

また、関西オフィスを新設した背景として、「京阪神」は人口と域内GDPでは世界トップ20位に入る巨大都市圏でありながら、東京や海外と比べて企業の利益率が低い事が挙げられます。人材不足やイノベーションの遅れなど経営課題を抱える企業も多いため、京阪神エリアも強化していく計画です。

2-3. グローバル展開

マッキンゼー企業HPより

マッキンゼーは、全世界に14,000人以上のコンサルタントを抱え、60以上の国・地域において120以上の拠点を構えています。

日本法人であるマッキンゼーも、グローバルの連携はもちろん、経営層をはじめ様々な国籍の人が働いているため、ビジネスレベルの英語力が必要とされています。

マッキンゼーは全世界共通のルールで運営されており、1年半に1回程度グローバルミーティングを実施しています。知識・スキルなどの習得と共に、同時期に入社した各国の同僚とのネットワークを広げることもできます。

海外MBA留学も積極的にサポートしている他、例えば日本企業の海外進出に関わる案件では長期の海外出張も多いため、海外志向の人も前向きに検討しても良いでしょう

マッキンゼー企業HP:https://www.mckinsey.com

見るべきポイント
事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。
採用情報 「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。
会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。

3. マッキンゼーの採用情報

業界大手の総合コンサルティング企業なのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?

3章では、マッキンゼーの採用情報についてお伝えします。

3-1. マッキンゼーの採用職種

マッキンゼーの主な職種はコンサルタントで、ポジションによって以下に大別されます。(左は一般的な呼称、右はマッキンゼーの役職名)

  • アナリスト  :「ビジネスアナリスト」
  • コンサルタント:「アソシエイト」(専門分野を持つ場合はコンサルタントと呼ばれることも)
  • マネージャー :「エンゲージメント・マネージャー」
  • パートナー  :「アソシエイト・プリンシパル」「ディレクター&プリンシパル」

後ほどご説明しますが、マッキンゼーでは「所属部門・部署」などはありません

例えるなら、基本的に新規のプロジェクトを立ち上げるたびに、社内コンサルタントのプールの中からチームメンバーが集められるようなイメージです。

そのため、コンサルタントは様々な業界で戦略、M&A、組織など、幅広く携わる機会があります。また、徐々に経験を積んでいくと、以下のように業界別や機能別に専門性を高めていくこともできます。

産業別グループ 機能別グループ

(※上をクリックすると、それぞれの概要をすぐにチェックすることができます。)

参考:マッキンゼーとコンサルタントの関係性

マッキンゼーは、「組織目標の達成のために個人がある」のではなく、「個々人のキャリアやゴールを支援する」ことを目的として、独立したプロフェッショナルのための場を提供したい企業HPで説明しています。

上のように、基本的に自分のキャリアは自分で作っていかないといけない厳しさがある一方で、自分のキャリアやゴールを主体的に目指したい人にとっては非常に恵まれた環境と言えます。

3-2. 平均年収

転職時の平均年収 : 850〜950万円

社員の平均年収 : 812万円(平均年齢31.5歳/※非上場企業のため、口コミによる参考値)

マッキンゼーの平均年収は812万円(口コミベース)で、コンサル業界の中でも高めという声も目立ちました。

給与は年俸制で、ポジションが上がると年収もグッと伸びるという声が目立ち、仮にポジションが同じでも毎年昇給はあるようです。個人の成果に応じたインセンティブ制度もある他、退職金の積立制度(年間給与の約18% 相当)もあります。

ちなみに、福利厚生も一般の大企業並みに完備されている他、職場のフリードリンク・軽食など働きやすい環境が整っています。

3-3. 労働環境

平均残業時間 月:65〜75時間

マッキンゼーの平均残業時間は【65~75時間程度】で、競合のアクセンチュアなどと比べてほぼ同程度と言えます。

コンサルタントはアウトプットや結果によって評価されるため、より質の高いアウトプットを出すために自主的に残業している人がほとんどです。逆に仕事量が少ない時は、不要な残業はせず早く帰りやすい風土もあります。

ただし、管理部門ではほとんど残業がない部署もあるようです。職種などによって残業時間は大きく異なるため、転職を検討する際には大手転職エージェントにしっかり確認することをおすすめします。

3-4. 中途採用メッセージ

マッキンゼーの採用HPでは、新卒・中途ともに、『マッキンゼーでは、顧客企業や地域社会に対して価値ある変化をもたらすことのできる優秀な人材を求めています。』とメッセージしています。

また、マッキンゼーの採用方針などのイメージを掴むには、少し前のものになりますが、マッキンゼーで採用マネージャーも務めた伊賀泰代さんの著書「採用基準」やインタビュー記事「マッキンセーの元採用マネージャーに聞く”人材の条件”」が参考になるでしょう。

Diamond onlineより

この中で印象的なことの1つは、地頭の良さや論理的思考力よも大切なものとして「リーダーシップ」を挙げています。例えば、コンサルタントは部外者としてクライアントに入って変革をリードする存在なので、顧客の社員などもやる気にさせる高いレベルでのリーダーシップが求められます。

そのため、中途採用者は、前職までの経験の中から、困難な状況のビジネスや部署などを強いリーダシップで動かした経験などをしっかりアピールできると良いでしょう

もしそうした経験が思いつかない場合でも、自分なりにリーダーシップを発揮した経験などがないか、前職までの業務の棚卸ししてみることをおすすめします。

※マッキンゼーの採用情報をもっと知りたい人は…

下記サイトを参考にして下さい。

4. マッキンゼーの求人情報

マッキンゼーへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?

現状、大手転職サイトでは中途採用の募集は見当たりませんが、マッキンゼーの企業HPでは各種コンサルタントの求人があるためこの後すぐ紹介します。

世の中に公開されていない求人を得るために

実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします

もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため便利です。

さらに、マッキンゼーの他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。

4-1. 実務経験が2年未満で、オープンなポジションを希望する人は「ビジネスアナリスト」

採用HPでは、実務経験2年未満の人を対象に「ビジネスアナリスト」の募集があります。

コンサルタントの一番下のポジションで、プロジェクトの課題解決の個別分野を担当します。特に情報収集や分析作業などを中心に仕事量が多いですが、アソシエイトに向けて幅広い分野で経験を積むことができます。

また、キャリアパスとしてはアソシエイトになる前に海外ビジネススクールに行くチャンスもあるため、優秀な人に囲まれて短期的に成長したい人は前向きに検討しても良いでしょう。

4-2. 2年以上の実務経験などがあって、オープンなポジションを希望する人は「アソシエイト」

採用HPでは、実務経験2年以上の人やMBAや博士課程に在籍中の人を対象に「アソシエイト」の募集があります。

入社後まずはビジネスアナリストと同じくプロジェクトの課題解決の個別分野を担当しますが、成長に合わせて徐々に難易度の高い業務(課題の特定、仮説の設定・検証など)にシフトしていきます。

具体的な年収は書かれていませんが、口コミを見る限りでは転職時で年収800〜1000万円前後を十分期待できます。やりがいがあって高年収も十分期待できるポジションなので、前職までの経験などに自信のある人は挑戦しても良いでしょう。

4-3. 産業別・機能別にも複数のコンサルタント職の求人あり

採用HPでは、産業別・機能別に専門性の高いコンサルタント職でも募集があります。

現職までに特定の業界や職種で経験を重ねて、経験やスキルに自信のある人にとっては非常にやりがいのあるポジションです。また、他社でマネージャークラスのポジションを経験した人向けのハイクラスの募集もあります。

ただし、応募資格がそれぞれ異なるため以下にまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

職種 主なポイント 応募資格
産業別 コンサルタント 通信・メディア・テクノロジー分野を担う 実務経験5年以上&マネージャー級の経験
機能別 オペレーション・スペシャリスト オペレーション面の改善・実行に特化したポジション 博士課程以上の学歴TOEIC780以上
インプリメーション・コンサルタント 策定された方針のもと実行に特化したポジション 実務経験3年以上
デジタルマッキンゼー・コンサルタント デジタル・テクノロジー面での経営支援に特化したポジション 大学以上の学歴

※いずれもビジネスレベルの英語(TOEIC780点以上が目安)や日本語が必要条件です。

※「デジタルマッキンゼー・コンサルタント」は、マッキンゼーのコンサルタントの一員として、デジタル・テクノロジーの面で戦略・オペレーションから組織まで幅広い業務に携わる機会があります。

5. マッキンゼーに関する口コミまとめ

内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、マッキンゼーの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。

マッキンゼーに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。

コメント
給与・福利厚生(待遇)
  • 給与に満足している人が非常に多い
  • コンサル業界の中でも給与は高め
  • 福利厚生についても満足している人が多数
仕事のやりがい・成長
  • 仕事を通じたやりがいや成長を実感している人がほとんど
  • 適切に評価されていると感じているコンサルタントも目立つ
  • 知識やスキルを伸ばすためのトレーニングも充実していると好評
人間関係・社員の雰囲気
  • 人間関係はフラットで風通しも良い
  • 職場の士気も高く、自分のキャリアを主体的に作っていける風土
  • コンサルタントはプロフェッショナルとして尊重される
その他
  • 男女関係なく活躍できる環境
  • 産休育休をとって復職して続ける女性も多い
  • ただし、コンサルタントは働き方がハードなので女性は少なめ

5-1.  給与・福利厚生(待遇)

給与はコンサル業界の中でも高めで、給与に満足している人が多数でした

アソシエイト以上のポジションは年収が良いという声もあるなど、アソシエイトで1300万円前後、マネージャーで1600万円前後が目安です。また、同じポジションでも毎年昇給もある他、さらに退職金の積立(給与の約18%相当)もあります。

また、福利厚生は一般の大企業並に完備されており、フリーのドリンクや軽い朝食などもあります。

5-2. 仕事のやりがい・成長

非常に優秀な人が多い中で、常に目標に向かってハードに働き続けるため、仕事を通じた成長を実感している人がほとんど。また、大型案件も多く、顧客は日本や世界のトップクラスも多いため、やりがいも実感しやすい環境です。

パフォーマンスを適切に評価するため、人事評価は”結果”をベースに時間をかけて精査される他、月に数回上司と面談し、希望する働き方と現状についての認識をすり合わる場もあるのも好評です。

また、研修も充実していると好評で、知識やスキルを伸ばせる環境が整備されている他、グローバルに人脈を広げる機会も多い印象でした。

5-3. 人間関係・社員の雰囲気

コンサルタント一人一人がプロフェッショナルとして尊重され、自由闊達で風通しも良く、職場の士気も高いという声がほとんどでした。

自分で主体的にキャリアを作っていける風土があり、他のコンサルタントとチーム単位で動くことも多いため、お互いの専門性を活かして協力し合う雰囲気もあります。

ちなみに、コンサルタント以外の管理部門は、給与の伸びはコンサルタントよりは少ないものの、総じて待遇は悪くはなく、「Up or out」は適用されないため辞める人は少ないという声もありました。

※マッキンゼーを志望する人におすすめな他の企業は?

マッキンゼーが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。

  • アクセンチュア株式会社
  • 株式会社ボストンコンサルティンググループ
  • ゴールドマン・サックス証券株式会社
  • A.T. カーニー株式会社
  • 株式会社ローランド・ベルガー
  • 株式会社野村総合研究所

6. マッキンゼーへの転職を成功に導くたった1つのコツ

マッキンゼーに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。

マッキンゼーへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。

  • 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
  • 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
  • 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある

転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。

非公開求人とは

事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。

大手の転職エージェントであれば、マッキンゼーの非公開求人を保有している可能性があります。

さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。

公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。

理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能

転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。

具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。

そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。

転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です

※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる

転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。

あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。

正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。

逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。

理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。

転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。

少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。

7. マッキンゼー転職で必ず登録すべき転職エージェント4選

マッキンゼーへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!

マッキンゼー志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。

  • マッキンゼーに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
  • マッキンゼー以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
  • 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか

具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)

  登録必須度 特徴
リクルートエージェント すべての方に◎ 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。
doda すべての方に◎ 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。
パソナキャリア 初めて転職は◎ サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。
JACリクルートメント 外資・技術系は◎ スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。

上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。

  • 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
  • グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録

それでは、各社の特徴をご紹介します。

※注意事項

求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。

そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう

7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀

リクルートエージェント-トップ画面

リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。

担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。

業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。

  • 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
  • 信頼による非公開求人の獲得

マッキンゼーへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判

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doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。

リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。

doda公式サイト:https://doda.jp/

※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制

パソナキャリア

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。

実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。

具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。

  • 親身に転職相談にのってくれる
  • 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
  • 電話・メールのレスポンスが速く安心できる

求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェントdodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。

パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1

スクリーンショット 2015-10-11 20.58.42

JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。

特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。

アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。

JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/

8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。

8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります
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例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。

8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく

キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する

担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。

現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。

この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。

8-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)

「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」

書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。

8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない

数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。

8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる

内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。

そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。

この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。

内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。

8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する

時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。

大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。

感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。

さいごに

マッキンゼーでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

マッキンゼーへの転職は年収・成長・やりがい・働きやすさの面でメリットが大きいですが、多様なビジネスを行なっているため職場によって雰囲気や労働環境が大きく異なる点に留意しましょう。

ポイントはマッキンゼーの社風や求める人物像を理解するマッキンゼー転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。

マッキンゼー転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。