「中途採用で、富士フイルムに転職しようかな」と考えていませんか?
いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。
加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、富士フイルムへの転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。
このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、富士フイルムへの転職についてご紹介します。
- まとめ|富士フイルムの特徴と転職のポイント
- 富士フイルムの企業情報
- 富士フイルムの採用情報
- 富士フイルムの求人情報
- 富士フイルムに関する口コミまとめ
- 富士フイルムへの転職を成功に導くたった1つのコツ
- 富士フイルム転職で必ず登録すべき転職サイト4選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたが富士フイルムへ転職すべきか判断できるとともに、富士フイルムへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
目次
1. まとめ|富士フイルムの特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「富士フイルムに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
富士フイルムの特徴
- フィルム国産化のため設立された国内大手精密機器、化学メーカー
- 現在はフィルム製造技術を応用し医薬品事業等にも参入
- 平均年収は1000万円台と高待遇だが、残業時間も他社より多い
- 事業内容の変遷に伴い企業風土も過渡期で、口コミ評価もばらつきあり
富士フイルムへの転職のポイント
- 事務系・技術系ともに、専門職ポジションでの採用がほとんど
- 専門職は非公開求人も多く、転職エージェントを使って転職活動を進めよう
2. 富士フイルムの企業情報
社名 | 富士フイルムホールディングス株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区赤坂九丁目7番3号 |
代表者 | 代表取締役会長 古森重隆 |
設立 | 1934年1月20日 |
資本金 | 403億6,300万円 |
売上 | 連結:2兆2,146億9,600万円(2013年3月期) |
従業員 | 連結:8万322人(2013年3月31日現在) |
事業内容 | フィルム事業、メディカル・医薬品事業等 |
2-1. 事業内容
1934年に設立された富士フイルムは、元は写真フィルムの国産化を目指して設立された国内大手化学メーカーです。
2006年に持株会社制に移行し、フィルム事業、メディカル・医薬品事業等を手掛ける富士フイルム株式会社と、プリンター事業等を手掛ける富士ゼロックス株式会社がおもな子会社として傘下に入っています。
今回は、「イメージングソリューション」と「インフォメーションソリューション」を手掛ける富士フイルム株式会社の採用情報等を主にお伝えします。
2-2. トップメッセージと事業計画
富士フイルムは、かつて主力事業であったフィルム事業がデジタル化により急激に市場縮小する中、事業構造の転換を進め、現在では複数の成長事業分野を持つ企業グループとなっています。
今後は、以下7つの事業を重点事業として、積極的に展開していく方針です。
ヘルスケア | 医療機器や機能性化粧品、サプリメント、医薬品、再生医療など |
グラフィックシステム | 印刷版材料や機器 |
ドキュメント | 事務用機器・オフィス向けソリューション |
光学デバイス | 放送用レンズやセキュリティ用レンズなど |
高機能材料 | フラットパネルディスプレイ材料やタッチパネル用センサーフィルムなど |
カメラ | デジタルカメラ、インスタントカメラ「チェキ」など |
デジタルイメージング | フォトブックなど |
2-3. グローバル展開
富士フイルムは、創業初期の1938年から海外進出を開始し、現在では海外に183の連結子会社を持ち、日本・米国・欧州・中国4極生産体制を確立している超グローバル企業です。
今後は、需要が拡大する新興国市場、同社シェアが低い地域での拡販・シェアアップに注力していく方針で、特に若手の海外派遣に力を入れています。
人材育成においても、「海外トレーニー制度」「短期テーマ派遣制度」を新設し、1カ月〜1年程度の短期派遣を実施するなど、グローバル人材の育成に注力しいています。
富士フイルム企業HP:https://fujifilm.jp/index.html
見るべきポイント 事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。 採用情報 「求める人物像」をチェックして、あなたに合うかを考えましょう。 会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。
3. 富士フイルムの採用情報
業界大手の精密機器・化学メーカーなのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、富士フイルムの採用情報についてお伝えします。
3-1. 富士フイルムの採用職種
富士フイルムでは、技術系・事務系ともに複数の職種で中途採用を実施しています。また、現時点で希望職種での中途採用がない場合でも、採用HPからキャリア登録を行うことで、希望職種で求人があった場合に情報を受け取ることが出来ます。
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 : 500万~900万円
社員の平均年収 : 1,046万円(平均年齢42.3歳)
富士フイルムの給与は、競合のオリンパスやキヤノンと比較しても給与水準は非常に高いと言えるでしょう。
口コミ評価による待遇面への満足度も、日系精密機器メーカーの中ではトップクラスの高評価です。
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:30〜40時間
富士フイルムの平均残業時間は【30〜40時間程度】です。同業界のオリンパス・キヤノン等と比較すると残業時間は多くなっています。
ただし特にメーカーは部署等によって労働環境が大きく異なるので、転職を検討する際には事前にしっかりと確認することをおすすめします。
3-4. 中途採用メッセージ
新卒採用と共通のメッセージになりますが、富士フイルムでは、『高い成長意欲』『思考力・リーダーシップ』『仕事への熱意』『やり抜く力』の4点を求める人物像として挙げています。
新卒採用向けメッセージということで、やや抽象的になっていますが、中途採用においてはこれら要件にかなう人材であることを、前職までの経験から具体的にアピール出来るかどうかが重要なポイントとなります。
これまでの経験・スキルを自己分析の上しっかりと棚卸した上で、実際の転職面接等へ臨みましょう。
※富士フイルムの採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
4. 富士フイルムの求人情報
富士フイルムへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?
ここから、富士フイルムの求人情報をご紹介します。大手転職エージェント『doda』・『JACリクルートメント』を使って調べると以下のような特徴が分かりました。
4-1. 事務系職種では企画、マーケティング職での求人あり
『doda』『JACリクルートメント』で検索すると、事務系職種ではマーケティング職の求人が見つかりました。
海外マーケティングでは、新製品市場導入から、現地販売代理店管理まで幅広く担当し、海外営業、マーケティング経験者が求められています。また3Dプリントをはじめとする新規マーケットでのマーケティング担当者は、海外関連BtoBビジネス経験が必須で、どちらもビジネスレベルの英語力が必要となります。
想定年収は600~800万円とまずまずの高待遇です。
4-2.技術系職種では重点領域での開発職の求人あり
『doda』で検索すると、技術系職種では重点領域での開発職の求人が見つかりました。
医療機器開発、半導体材料開発とどちらも重点事業として開発研究費投資を含め、事業拡大中の領域で求人が出ています。どちらも同業務経験は必須となっており、勤務地は静岡県になります。
想定年収は500万~900万円と幅があるため、転職エージェント等を活用して年収交渉をしっかりと行うことで、年収アップでの転職も十分に期待出来ます。
5. 富士フイルムに関する口コミまとめ
内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、富士フイルムの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。
富士フイルムに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
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給与・福利厚生(待遇) |
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仕事のやりがい・成長 |
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人間関係・社員の雰囲気 |
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その他 |
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5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与への満足度は、企業全体、同業他社どちらと比較しても高評価です。
給与水準については、同業メーカーと比較すると高水準という意見が多く、給与水準についても不満意見はあまり見られませんでした。入社3年目以降は裁量労働制にほぼ全社員がなり、残業の多い社員は損をするという意見もあります。ただし、賞与は成果によって大きく差がつくため、労働時間が長い分成果を出して入れば、賞与で還元される仕組みとなっているようです。
福利厚生については、以前はメーカーでもトップクラスの手厚い制度だったようですが、近年は削減傾向にあるという意見が大半でした。それでも大企業らしく、一般的な制度、各種補助は整っています。
5-2. 仕事のやりがい・成長
仕事のやりがい・成長については平均的ですが、成長環境への評価は同業他社比較ではやや低くなります。
メーカーということで、自身の携わった製品が世に出ることがやりがいになるという意見は一定数ありました。ただし、多事業を展開する大手メーカーということもあり、業務へのモチベーションに対して大きくバラつきがあります。全体的には、指示通り完璧に仕事をこなすタイプの人より、アグレッシブに仕事を取りに行く人の方が認められ、やりがいを感じやすいという意見は多くありました。
育成環境については、実務を通しての成長はそれなりに見込めるものの、研修制度等は一般的な階層別研修程度でスキルアップはあまり期待できないという意見が大半でした。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
会社の雰囲気については、企業全体で見ると評価は高くありませんが、精密機器・化学メーカー等と比較すると平均的な評価です。
大企業ですが、事業が多角化していることもあり、中小企業の連合体のような風土で、現場は割と風通しも悪くないという意見がありました。ただし上層部はトップダウンの風土が強く、現場の雰囲気が変わってきていることもあり過渡期にあるという意見が多くありました。
働きやすい企業ランキング上位ということもあって、社員には優しく働きやすいという意見も複数ありました。
※富士フイルムを志望する人におすすめな他の企業は?
富士フイルムが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- キヤノン株式会社
- オリンパス株式会社
- 富士ゼロックス株式会社
- 京セラ株式会社
6. 富士フイルムへの転職を成功に導くたった1つのコツ
富士フイルムに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
富士フイルムへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
- 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
- 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、富士フイルムの非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. 富士フイルム転職で必ず登録すべき転職エージェント4選
富士フイルムへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
富士フイルム志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- 富士フイルムに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- 富士フイルム以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
登録必須度 | 特徴 | |
リクルートエージェント | すべての方に◎ | 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。 |
doda | すべての方に◎ | 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。 |
パソナキャリア | 初めて転職は◎ | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
JACリクルートメント | 外資・技術系は◎ | スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。
業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。
- 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
- 信頼による非公開求人の獲得
富士フイルムへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。
リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。
doda公式サイト:https://doda.jp/
※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。
実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。
具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。
- 親身に転職相談にのってくれる
- 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
- 電話・メールのレスポンスが速く安心できる
求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェント・dodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。
パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。
アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。
JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。
8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。
8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
8-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。
8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。
8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。
感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。
さいごに
富士フイルムでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
富士フイルムへの転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。
ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知る・富士フイルム転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
富士フイルム転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。