「中途採用で、キヤノンに転職しようかな」と考えていませんか?
いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。
加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、キヤノンへの転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。
このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、キヤノンへの転職についてご紹介します。
- まとめ|キヤノンの特徴と転職のポイント
- キヤノンの企業情報
- キヤノンの採用情報
- キヤノンの求人情報
- キヤノンに関する口コミまとめ
- キヤノンへの転職を成功に導くたった1つのコツ
- キヤノン転職で必ず登録すべき転職サイト4選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたがキヤノンへ転職すべきか判断できるとともに、キヤノンへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
目次
1. まとめ|キヤノンの特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「キヤノンに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
キヤノンの特徴
- 映像機器、プリンター、事務機器等を製造する日本の大手電子機器メーカー
- マーケティング、販売は別会社が行っており、本体は企画、開発、製造、管理が主要業務
- 近年は「産業機器」「ネットワークカメラ」「ヘルスケア」「産業機器」などの新規事業へ参入
- 給与条件は700万円台と平均的だが、同規模の電機関連メーカーよりは若干低く、不満を持つ声も多い
- 残業時間は10~20時間と、ワークライフバランスには非常に長けている企業
- 終身雇用前提で安定性は抜群だが、バリバリ働きたい人にはもの足りない風土
キヤノンへの転職のポイント
- 事務系・技術系ともに、専門職ポジションでの採用がほとんど
- 専門職は非公開求人も多く、転職エージェントを使って転職活動を進めよう
2. キヤノンの企業情報
社名 | キヤノン株式会社 |
本社所在地 | 東京都大田区下丸子三丁目30番2号 |
代表者 | 代表取締役会長CEO 御手洗冨士夫 |
設立 | 1937年8月10日 |
資本金 | 1747億62百万円(2014年12月現在) |
売上 | 連結:3兆8000億2710万円(2015年12月期) |
従業員 | 連結:18万9571人(2015年12月) |
事業内容 | 電子部品、光学機器、OA、半導体 |
2-1. 事業内容
1937年に東京都で設立されたキヤノンは、カメラ、ビデオ等の映像機器、プリンタ、複写機等の事務機器、デジタルマルチメディア機器や半導体露光装置などを製造する大手電機機器メーカーです。
マーケティング、販売部門は分離しており、日本国内ではキヤノンマーケティングジャパンなど、国内外の地域統括販売会社が設立されています。
2-2. トップメッセージと事業計画
キヤノンでは、2016年~2020年の経営戦略において、「商業印刷」「ネットワークカメラ」「ヘルスケア」「産業機器」の4つの新規事業をスタートさせています。
それぞれの事業において、同社のノウハウと他社の技術の協働で、事業を拡大しています。今後もOA機器を中心とした既存事業の強化に加え、新規事業に注力していく方針です。
2-3. グローバル展開
キヤノンは、売上高の約8割を海外が占める超グローバル企業で、生産比率も約6割が海外です。特にアメリカ市場での売上ウエイトが大きく、アメリカでの特許出願件数は、日本企業でトップです。
マーケティング、販売などは現地統括会社がそれぞれ請け負っているため、主に各技術部門や管理部門では海外赴任や、グローバルビジネスに携わるチャンスがあるでしょう。
キヤノン企業HP:https://canon.jp/
見るべきポイント 事業概要 自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。 採用情報 「求める人物像」をチェックして、あなたに合うかを考えましょう。 会社理念・社長メッセージ 会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。
3. キヤノンの採用情報
業界大手の電子機器メーカーなのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?
3章では、キヤノンの採用情報についてお伝えします。
3-1. キヤノンの採用職種
キヤノンでは、現状では技術系を中心に中途採用の募集がありました。事務系についてはもともとマーケティング、営業部門が別会社となっているため、求人が出る場合でも管理部門が中心となります。
気になっている職種がある場合には、採用HPで募集職種の詳細をみることが出来るので、参考にしてみてください。
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 :非公開(おすすめ転職サイトでの公開求人なし)
社員の平均年収 : 763万円(平均年齢43.1歳)
キヤノンの給与は、競合であるニコンやセイコーエプソンと比較すると、平均的な年収といえます。ただし、企業規模からすると、同じ電機メーカーであるソニー等と比較すると低めの給与でしょう。残業代も全額支給されるホワイト企業ですが、近年は労働時間短縮により残業そのものが少なくなり、年収にも影響しているようです。
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:10〜20時間
キヤノンの平均残業時間は【10〜20時間程度】です。同業界のニコン・セイコーエプソン等と比較しても少な目の残業時間といえます。男性の育休取得もすすむなど、ワークライフバランスを重視したい人には非常におすすめの企業といえます。
3-4. 中途採用メッセージ
新卒採用と共通のメッセージになりますが、キヤノンでは、「進取の気性にあふれ、未知のものにチャレンジする気概に満ちた人」を採用したいとメッセージしています。
今となっては、グローバルに展開する大企業ですが、その中でもさらなる目標を掲げ、成長意欲を持ち続ける人材を求めています。ただし、個人スキルのみではなく、チームワークも大切にする社風なので、個人のスキルを生かしどう組織に貢献出来たのかという点を実際の面接等ではアピールする必要があります。
※キヤノンの採用情報をもっと知りたい人は…
下記サイトを参考にして下さい。
- 企業採用HP:キヤノン・募集職種・キヤノンの採用メッセージ
4. キヤノンの求人情報
キヤノンへの転職を検討しています。どんな求人がありますか?
ここから、キヤノンの求人情報をご紹介します。現状、おすすめしたい大手転職エージェント各社では、キヤノンの公開求人は見つかりませんでした。参考情報として、企業採用HPの情報を紹介します。
4-1. 事務系職種は調達業務での求人あり
キヤノン採用HPで検索すると、新規事業である産業機器事業において、調達業務マネージャー職の求人が見つかりました。同社のとっては新規参入分野であり、業界、業務ともに経験者を求めているので、これまでの経験を活かして働くことの出来るやりがいのある求人です。
事務系職種は現状は調達業務のみですが、この他知的財産部門や、人事・経理等の各管理部門でも必要に応じて中途採用が実施されているため、転職を検討している方は随時チェックしておくことをおすすめします。
4-2.技術職では、主要事業での開発職等の求人あり
キヤノン採用HPで検索すると、技術系職種では、主要事業であるプリンター、カメラ、複合機等における各開発業務の求人が見つかりました。主要事業では業界トップメーカーとして最先端の技術に触れられる他、特に光学設計の分野では特許出願業務も発生します。キヤノンの特許戦略は大変評価が高く、自身のスキルアップにもつながるでしょう。
上記求人の他、新規参入事業や、また開発職以外の技術系職種でも中途採用を実施しています。
5. キヤノンに関する口コミまとめ
内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、キヤノンの口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。
キヤノンに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
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給与・福利厚生(待遇) |
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仕事のやりがい・成長 |
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人間関係・社員の雰囲気 |
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その他 |
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5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与への満足度は、平均よりやや低めの評価で、同業他社の中ではかなり低くなります。
特に管理職以前の若手の給与が低いという不満が多くありました。管理職前は4等級に分けられ、試験によって昇級しますが、上が詰まっていることもあり、何年も合格しない場合、昇給もほぼないので、結婚をしても共働きは必須というレベルということです。また残業規制が厳しいことも、ワークライフバランス面ではプラスですが、額面給与が減ってしまい不満となっているようです。
福利厚生については、保養所等各種サービスはあるものの近年削減されていたり、住宅手当・家族手当といった同規模の企業で支給されているものがなく、生活に響くため不満点となっているようです。
5-2. 仕事のやりがい・成長
仕事のやりがい・成長についてもあまり評価は高くありません。
やりがいについては、やはり海外売上比率が高く、販売部門も別会社であるため、海外事業に携わる社員も多く、成長・やりがいにつながっているようです。ただし、大企業のためもちろん所属部署によって違いはあります。
一方で、特にリーマンショック以降の経費削減から研修が少なくなったり、残業規制が厳しく、本来必要な業務も納得いくまで出来ず、やりがいを持てない、スキルアップの機会が少なくなったという意見も見られました。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
会社の雰囲気についてもかなり評価が低くなっています。
企業風土としては、会長のトップダウンの意向が強く反映され、それらを受け止める社員は真面目で保守的な人が多いようです。またコンプライアンスの遵守が重視されており、対社外はもちろん、社内でも特に働き方等については社員のワークライフバランスがとれるよう規制も多くあるという意見が多くありました。
そういった風土に加えて、基本的にリストラは行わない方針のため、長くゆったりと働きたい人にはおすすめということでですが、積極的に提案・改革したい人、若いうちにバリバリ働いて稼ぎたい人には向かない会社だという意見が多く見られました。特に若い社員は意識も高く、思う存分仕事が出来ないことに不満もあるようです。
※キヤノンを志望する人におすすめな他の企業は?
キヤノンが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- 株式会社ニコン
- 京セラ株式会社
- ソニー株式会社
- セイコーエプソン株式会社
6. キヤノンへの転職を成功に導くたった1つのコツ
キヤノンに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
キヤノンへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
- 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
- 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
- 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、キヤノンの非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. キヤノン転職で必ず登録すべき転職エージェント4選
キヤノンへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
キヤノン志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- キヤノンに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- キヤノン以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
登録必須度 | 特徴 | |
リクルートエージェント | すべての方に◎ | 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。 |
doda | すべての方に◎ | 業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。 |
パソナキャリア | 初めて転職は◎ | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
JACリクルートメント | 外資・技術系は◎ | スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。
業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。
- 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
- 信頼による非公開求人の獲得
キヤノンへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。
リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。
doda公式サイト:https://doda.jp/
※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。
実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。
具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。
- 親身に転職相談にのってくれる
- 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
- 電話・メールのレスポンスが速く安心できる
求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェント・dodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。
パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。
アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。
JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。
8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。
8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
担当変更メール文面例
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。
現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。
もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
8-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。
8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。
8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。
感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。
さいごに
キヤノンでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
キヤノンへの転職は年収・働きやすさ両面でメリットが大きい事が分かりましたが、職場によっては激務で人間関係で失敗する人もいるという問題点もあります。
ポイントは高年収で良い職場を探すコツを知る・キヤノン転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
キヤノン転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。