「転職して、徳島に移住しようかな…」と考えていませんか?
徳島は関西圏への交通の便も良く、大都市在住でも「徳島に転職したい!」と考えている方は多いのではないでしょうか。一方、様々な理由で「徳島転職に失敗した…」と後悔する人もいるのは事実です。
このページでは、地方の田舎出身で、地元の地方都市・大都市双方で転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、徳島への転職についてご紹介します。
このページを読めば、徳島で働くメリットデメリット・徳島への転職ノウハウが分かるでしょう。環境を変えて徳島に移住したいと考えている方は、ぜひご覧ください。
目次
1. 徳島の特徴と転職事情
「一度は徳島で働きたい」と考えています。まずはじめに、徳島の特徴と転職事情について教えてください!
1-1. 徳島の特徴
徳島は日本三大盆踊りの「阿波踊り」が有名で、夏季に行われる祭には日本最大規模の踊り子や観客数集まります。観光スポットとしては世界三大潮流の「鳴門の渦潮」が鳴門海峡にあり、日本で最も早い潮流が特徴です。
主要駅は「徳島駅」「阿南駅」「勝瑞駅」で、県庁所在地の徳島市は26万人を越える人々が暮らしています。
1-2. 徳島の仕事事情
主要大都市から離れた徳島で選べる会社は限られています。
しかし、「鳴門金時」などを含む農業や、漁業・林業などの第一次産業はもちろんのこと、情報・通信業社の「ジャストシステム」や住宅内装部品メーカーの「ニホンフラッシュ」など本社があります。
1-3. 徳島の年収
参照:年収ガイド
2016年度の統計によると、徳島県の年収は【423.6万円】となりました。全国平均は436万円ですので、徳島の年収は全国平均よりもやや低い事がわかります。内訳を見ると【平均月収:28.9万円】【ボーナス:76.8万円】となっております。
徳島年収の特徴は、リーマンショック影響を受けていない事です。東京など大都市の年収は、リーマンショック後に大きく下がり現在は復活しているのですが、徳島の年収は全く増減していません。手堅く安定的な仕事が多いと言えます。
1-4. 徳島の有効求人倍率
参照:リサーチfunjob
2021年度の統計によると、徳島県の有効求人倍率は【1.35倍】となっており、都道府県ランキングだと全国25位です。全国平均は1.45倍ですので、平均よりやや低いレベルである事が分かります。
同じ四国地方である都道府県【香川:1.75倍】【愛媛:1.53倍】と比較しても、やや低いことが分かりました。徳島に転職を望みUターン・Iターンして仕事を探す難易度はやや高いと言えるでしょう。
2. 徳島への転職は難易度が高い?
「東京で働いているのですが、転職して徳島に戻りたい」と考えています。徳島の転職事情について教えてください。
近年Uターン・Iターン移住者が増える事もあり、私の元には、多くの転職希望者がいらっしゃいます。
しかし、私は地方転職で失敗するケースをお話し、「自分には徳島転職が合うのか、しっかり考えてください」とお伝えしています。下記事例をご覧ください。
上記はほんの一例ですが、地方での働き方に憧れて転職したものの、1〜2年で再転職してしまう人は大変多いのです。
もちろん、地方で楽しく仕事にやりがいを持って働いている方も多いのですが、Uターン・Iターン転職は働く人によって合う/合わないがはっきりとあると言えるでしょう。
移住を本格的に考える前に、「自分にはUターン・Iターン転職が合うのか」しっかり考える事をおすすめします。
地方へのUターン・Iターン転職で失敗するケース
- しっかりした目的が無く、Uターン・Iターン転職を決めてしまう
- 就職先が決まっていないのに、今勤めている企業を退職する
- 知名度や年収などにこだわって求人を探す
- 全くの異業種に就職して、仕事で成果がでない
- 職場や地域社会のコミュニティに馴染めない
- すぐに再転職してしまい、大きく年収が下がってしまう
3. 徳島転職のメリット/デメリット
徳島に住んだ事が無いので、徳島転職が合うかどうか分かりません…。メリット/デメリットを教えてください。
3章では、徳島転職のメリット/デメリットをまとめました。自身にあてはまる項目を探し、メリットよりデメリットの数が多いようであれば、徳島転職は再検討された方が良いでしょう。
3-1. 徳島転職のメリット
徳島転職のメリットは多い
- 大都市に比べて圧倒的に生活費が安い
- ストレスの少ない生活が手に入る
- 通勤ラッシュから解放される!
1. 大都市に比べて圧倒的に生活費が安い
大都市から地方に転職して、まず驚くのは生活費の安さです。もちろん、マクドナルドなどのチェーン店だと価格は変わりませんが、食費・生活雑貨など、あらゆる場面で生活費の低さに驚くでしょう。
何よりも大都市と比較して安く抑えられる出費は家賃です。都心では一人用のワンルームマンションでも月8〜10万ほどするケースがほとんどですが、徳島だと同額で3LDK駐車場付きといった家に住む事も可能です。
2. ストレスの少ない生活が手に入る
地方移住者が口を揃えてお話しされるメリットは、低ストレスな日常です。
大都市に住んでいると、24時間営業の店が多くあり、家の近くにある自然は街路樹のみという方も多いのでは無いでしょうか?毎日のストレスから解放され、文字通り「人生が変わった」と話される転職者も多くいます。
また、仕事も大都市ほどハードな企業は少なく、日が変わるまで残業というケースも多くはありません。地方だとコミュニティが狭く、異常な程賃金・長時間勤務の企業はすぐ噂になるため、ブラック企業が少ない点も大きなメリットです。
3. 通勤ラッシュから解放される!
通勤ラッシュから解放される事も、地方移住の大きなメリットでしょう。
大都市の通勤ラッシュは、経験した事のない人には想像できないほど殺人的と言える酷さです。特に、大都市のベッドタウンとなっている地域からの路線は、長時間の通勤ラッシュで鬱になる人も出るほどです。
もちろん、地方だからラッシュがない訳ではありませんが、徳島だと車通勤の人も多く、通勤でのストレスは大きく軽減されるでしょう。
3-2. 徳島転職のデメリット
デメリットで苦労される方も多い
- 転職求人数が少ない
- 求人の種類が少ない
- 地方ならではの風習に慣れる必要も
1. 転職求人数が少ない
徳島転職を考える際に、最も大きなデメリットは転職求人数が少ない事でしょう。
1章でお伝えした通り、徳島の有効求人倍率はやや低く、経済活動はあまり盛んとは言えません。本社機能を持つ企業もいくつかありますが、古くからある安定企業ほど新卒採用を重視するケースがほとんどです。
求人数が少なければ、あなたにぴったりの仕事を探す事が難しくなる上に、仮に合わない会社に転職してしまったとしても次の仕事が見つからず、勤め続けざるを得ない場合もあります。
2. 求人の種類が少ない
求人の種類が少ない事も徳島転職のデメリットです。
1章でお伝えした通り、徳島の主要産業は農業などの第一次産業です。「実家の農家を継ぐ」という方は問題無いでしょうが、特にツテの無い方やIターンで戻る方は、自身の希望求人を探す事は大変難しいと言えます。
また、徳島に本社機能を持つ企業はわずかなので、法務・経理・総務・人事といったコーポレート業務の求人を見つける事は困難です。これらの仕事に転職したいと考えるのであれば、徳島転職は諦めた方が良いかもしれません。
3. 地方ならではの風習に慣れる必要も
地方ならではの風習に慣れる事も必要です。
東京のマンションに住んでいれば、隣に住む人と顔を合わせる事も稀ですが、地方では仕事でもプライベートでもコミュニティへの参加を求められます。町内会などへの参加を断った事で、その地域に居辛くなってしまったという話もよく聞きます。
「郷に入れば郷に従え」のことわざ通り、地域ならではの習慣に馴染む事は地方移住者の条件とも言えるでしょう。
4. 徳島の求人情報
徳島への転職はメリット/デメリット共にあるのですね。転職するとなると、どんな求人がありますか?
この章では、徳島の求人情報をご紹介します。大手転職エージェントであるリクルートエージェント・dodaを使って求人を調べると、以下の特徴がわかりました。
4-1. 高年収求人はハイスペックなスキルが必要
徳島での高年収求人をリクルートエージェントで検索すると、上記のような求人が見つかりました。ちなみに、800万求人が無かったので700万求人で探した結果、年収700万提示可能な求人も少ないながら探す事は可能でした。
しかし、どちらの求人も業界や職種での経験が求められ、高度なスキルが必要とされています。自身のキャリアに自信がある方はぜひチャレンジされる事をおすすめします。
4-2. 未経験OKの求人は少ない
一方、「未経験OK×徳島勤務」の仕事をdodaで検索すると、約120件の求人数が見つかりました。
内訳を調べてみると、営業職・販売サービス職がそれぞれ3〜4割を占めており、未経験OKの仕事は限定される事が分かります。
とはいえ、未経験OKの技術職採用もある程度あり年収も様々なので、「未経験の仕事でもいいので、徳島移住を実現したい!」と強く考えている方は、一度検索される事をおすすめします。
5. 転職前の徳島移住はNG!
徳島求人を調べてみると、今すぐに転職したい仕事が見つかりました。すぐに徳島へ移住しようと考えています。
上記のように、徳島転職を考える人の中に、「まずは徳島に行かないと!」「徳島移住の覚悟をPRしたい!」とすぐに仕事を辞めて徳島移住される方がいますが、転職先が決まる前の転職は絶対にNGです。その理由をご説明します。
転職前の移住が絶対にNGな4つの理由
- 空白職歴は面接でマイナス印象
- 社会的信用が無いと賃貸を断られる
- 就職活動が長引くと金銭面で厳しい
- 焦って条件の悪い企業に入社してしまう事も
5-1. 空白職歴は面接でマイナス印象
転職前の移住が絶対にNGな理由は、面接でマイナス印象になる事です。
徳島に移住したとしても、仕事を得る事ができなければ生きていけません。その際に一番大事なのは面接に合格する事ですが、徳島移住で仕事を無くしてしまうと職歴に空白ができ、面接でマイナス印象になってしまいます。
また、徳島移住に明確な理由がなければ、「計画性の無い人なの?」と疑われる可能性もあります。「既に内々定が出た企業がある」「知り合いの企業から声がかかっている」といった境遇の方以外は、面接でマイナス印象を持たれる事は避けるべきでしょう。
5-2. 社会的信用が無いと賃貸を断られる
会社勤めの方が気付かないNG理由は、賃貸を借りられないリスクです。
特に大都市に住んでいると気付かない事が多いのですが、地方は「無職の移住者」に対して寛容ではありません。また「会社勤め」という社会的信用は想像以上に大きく、無職だと様々な手続きに時間がかかるでしょう。
できる限り社会的信用=「仕事がある」状態での移住をおすすめします。
5-3. 就職活動が長引くと金銭面で厳しい
なかなか面接に合格できず、就職活動が長引く事も予想されます。
多くの転職者は「だいたい1ヶ月ぐらいで内定出るか」とイメージを持たれるのですが、時と場合で状況は変わります。例えば、多くの企業は4月採用なので、徳島移住が5月だと「10月入社まで待って欲しい」と言われるケースもあります。
転職活動が2ヶ月・3ヶ月と続くにつれ、金銭面で厳しくなってくるでしょう。中には「転職活動資金が尽きてしまい、実家に帰ります」と話される方もいます。
5-4. 焦って条件の悪い企業に入社してしまう事も
上記のように転職活動を進めていると、どうしても焦ってしまいますよね。その際に「来月から働いていいよ」と言われる企業が出てくると、すぐに内定承諾してしまうのですが、条件が悪い企業やブラック企業のケースもあります。
会社に勤めながらの転職活動だと金銭面の余裕に加え、「今の仕事があるから」という安心感と自信を持ちながら転職活動を進める事ができます。早まって移住する事なく、必ず今の会社に所属しながら転職活動を進めましょう。
6. 徳島転職を成功させるコツ4選
徳島転職をしっかり検討したいと思います。転職活動をうまく進めるコツを教えて下さい!
6章では、徳島に転職するためのコツをご紹介します。1章でお伝えした通り、徳島転職では誰もが希望の仕事に従事できるわけでなく、転職に失敗して後悔する人もいます。以下のコツを試すと良いでしょう。
徳島転職を成功させるコツ4選
- 転職の理由をきちんと整理しよう
- 自己分析を徹底的に行おう
- 徳島開催の転職フェア・イベントに参加しよう
- 転職サイトは使わず、転職エージェントを使おう
6-1. 転職の理由をきちんと整理しよう
転職に踏み出す前に、あなたがなぜ今の会社を辞めて転職したいのかを一度考えてみましょう。きちんと分析することには以下のような3つの意味があります。
転職したい理由を分析する3つの理由
- 「転職の理由」について、必ず面接で聞かれるから
- 転職しなくても済む問題かもしれないから
- 理由を整理することでスッキリできる可能性があるから
ではそれぞれの側面から解説していきます。
理由1. 「転職の理由」について、必ず面接で聞かれるから
大都市から移住する転職者は、必ず面接で聞かれて苦労するのが「なぜ徳島で働こうと思ったのですか?」という質問です。
というのも「地元に帰りたかった」という理由しか伝えられないと、「仕事ができなくて地元に逃げて帰ってきたのでは」と勘ぐられてしまう可能性があります。
今までのキャリアや仕事経験、今後どんな仕事で働きたいかを考えた上で、「その機会が徳島(地元)にある」と明確にPRできるように準備しておきましょう。
理由2. 転職しなくても済む問題かもしれないから
あなたがなぜ転職したいかを考えた結果、「今の仕事が面白くない」「人間関係に疲れてしまった」といった理由だと、Uターン・Iターン転職せずとも解決できる可能性もあります。
もし、今の場所に残りながら解決できるのであれば、一度は現在地での転職を検討すると良いでしょう。理由は以下の2点です。
筆者が今の場所での転職検討を勧める2つの理由
- 築いてきた地域人脈や友人関係がなくなるから
- 仕事の変化以上に、住環境の変化は大きなストレスだから
交友関係と住環境の変化は、人によっては想像以上にストレスになるものです。一度は今の場所での転職を検討されると良いでしょう。
理由3. 理由を整理することでスッキリできる可能性があるから
Uターン・Iターン転職しようと思ったことは一時的な衝動に過ぎない可能性があります。
一度冷静に整理をすることで「持っている不満や悩みは転職するに値しない問題だ」という結論を出せる可能性もあります。
6-2. 自己分析は徹底的に行おう
上記の通り、大都市から徳島に戻って転職される方は、必ず転職理由を面接で聞かれます。地方での仕事でも、転職活動である以上、「経験」や「スキル」が求められます。
徳島に出てきて何をしたいのか、会社に何を貢献できるのか、面接で聞かれてもしっかり自己PRできるように、過去・現在・未来のそれぞれの側面に対する自己分析が必要です。
どのように自己分析をすれば良いのかわからない方は、すべての自己分析の手順をまとめた下記シートを埋めるだけで、転職に必要な自己分析ができます。1~2時間程度で出来ますので、転職活動の第一歩として休日に試してみてください。
(画像をクリックすればpdfが開きますので、印刷してお使いください)
シートを埋めていく中でわからないことがあれば、自己分析のすべてのステップを解説した「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ」を参考にしてみてください。
6-3. 徳島開催の転職フェア・イベントに参加しよう
もし徳島転職を決めたのであれば、休日などを利用して、一度は転職フェア・イベントに参加してみましょう。
実は、転職フェア・イベントに参加して企業採用担当と話をしても、その企業への転職選考が有利になる事は全くありません。よって、通常の転職だと転職フェア・イベントへの参加は強くおすすめしないのですが、Uターン・Iターン転職は別です。
徳島転職での失敗の一つが、「想像以上に田舎だった」「企業の風土に合わなかった」というアンマッチです。一度でいいので、転職フェア・イベントに参加して、徳島での仕事を感じておく事に損はありません。
徳島での転職フェア・イベントへの参加を検討される方は、転職フェアを有意義にする3つのポイントと大手4社徹底比較・転職イベント完全攻略|行く前に知っておきたい全知識を参考にしてください。
転職ワンポイントアドバイス
- 面接の際に、中には交通費を出してくれる会社があります。「最終面接のみ」といった条件がほとんどですが、交通費が出るタイミングで、転職イベントや他面接を重ねると移動費が節約できますので、うまく活用しましょう。
6-4. 転職サイトは使わず、転職エージェントを使おう
多くの転職者は、「まずは徳島求人を探してみよう」と転職サイトへの登録を進めますが、これは大きな間違いです。
というのも、もし行きたいと思える会社が見つかり、運良く書類選考に通過して徳島まで面接に行ったとしても、あっさりと落とされる可能性もあります。行き帰りの交通費と時間が全くの無駄になってしまうのです。
そんな地域在住者こそ、転職エージェントを活用しましょう。転職エージェントとは、登録をすると「完全無料」で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。
徳島転職こそ転職エージェントを使うべき理由は主に以下の4つがあります。
- 書類の通過率が高まるから
- エージェントしか知り得ない情報を知れるから
- 自分の経験やキャリアを客観的に見つめ直せるから
- 面倒な手続きを代理で行ってくれるから
それぞれの理由を具体的に紹介していきます。
理由1. 書類の通過率が高まるから
UターンIターン転職は思った以上に書類選考が通らず、転職サイトを使った場合、100通だして1社も通らないこともあります。
理由としては、一般的に「UターンIターン転職者は理由がないと採用しない」からで、例えば「業界経験がある」「専門職である」「マネジメント経験がある」など強みが無いと書類通過は難しいと言えるでしょう。
ここで転職エージェントを使えば、エージェントが企業の採用担当者に、「こんな人(あなた)がいるのですが、この方の前職経験が御社ではこのように役立ちそうなので、会ってみませんか?」とプッシュしてくれます。
書類だけでは伝えることの難しい、「あなたを採用すべき理由」を営業してくれるので、書類選考率はもちろん、面接についても有利に進められます。
多くの候補者に戦略的に勝つために、エージェントの営業力をうまく活用しましょう。
理由2. エージェントしか知り得ない情報を知れるから
書類選考に運良く通ったとしても、採用数の少なさからUターンIターン転職は厳しい戦いが続きます。意を決して徳島まで出向いても、あっさり一次面接で落選しては目も当てられません。
そんな中で、成功率を大きく左右するのが「情報量」です。
転職エージェントもあなたの転職を成功させて初めて利益になるため、あなたが選考に通過するために彼らが持っている様々な情報をあなたに提供してくれます。
特にエージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、こういった事前情報が雲泥の差となります。
数いるライバルの中であなたしか知り得ない有益な情報を知れれば、選考を有利に進められることができます。
理由3. 自分の経験やキャリアを客観的に見つめ直せるから
転職エージェントでは、キャリア面談を経て求人を紹介してもらえるケースが多く、転職のプロに相談しながらあなたの経験やキャリアを見つめ直すことができます。
一人で転職活動をしていたら気づけなかったようなあなたの市場価値や、最新の情報を転職エージェントは教えてくれます。
失敗できないUターンIターン転職だからこそ、プロのエージェントと相談しながら客観的にあなたを見つめ直すことが重要です。
理由4. 面倒な手続きを代理で行ってくれるから
転職エージェントを通して転職を行うと、普通であればあなたがしなければならない以下のことをエージェントが代わりに行ってくれます。
- 履歴書・職務経歴書の作成(添削)
- 求人探し
- 求人の応募手続き
- 面接の日程調整
- 配属先の交渉
- 給与・ポジションの交渉
- 雇用契約書の確認
- 入社関連手続き
転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。
特にありがたい手続きは「面接の日程調整」です。大都市在住者だと、土日や都合のつく日にピンポイントで面接を入れる必要がありますが、転職エージェントは転職希望企業に連絡して、一度のタイミングで複数の面接を受ける事のできるよう選考調整をしてくれます。
以上のようなメリットがありますが、適切な転職エージェントを選ばないといい求人になかなか巡り会えないため、後ほどの記事を参考にして、あなたにベストなエージェントを選びましょう。
ちなみに転職エージェントは完全無料で使えるので試しに使ってみることにデメリットは特にありません。ただし、きちんと仕組みを理解してから使いたい方は「転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識」を参考にしてみてください。
備考:一度は徳島移住を体験しよう
- 転職を本気で検討される方に、私は必ず「一度は徳島移住を体験してみましょう」とアドバイスしています。
- 東京などの大都市に住む人にとって、地方移住は想像以上に刺激が少なく、「どうも自分には合わなかった」と大都市に戻る方もいるぐらいです。Airbnbなどを使って地方移住を体験する事で、よりリアルに「徳島に住む事」を実感できるでしょう。
7. 徳島転職で必ず登録すべき転職エージェント2選
徳島への転職を決めました!活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい。
お伝えした通り、徳島への移住&転職を希望しているなら、転職サイトでは無く転職エージェントに登録しましょう。転職サイトは「幅広く企業を探す」事が可能ですが、Uターン・Iターンの転職手続きを考えると転職エージェントが適していると言えます。
転職エージェントへ登録する際は、【求人が豊富か】観点に併せて【転職ノウハウは十分か】という観点に沿って選べば間違いありません。
ここのページでは、おすすめの転職サイトを2つピックアップしましたので、全て登録して自分に合うエージェントを探す事をおすすめします。登録自体は3分程度です。もちろん完全無料で費用等は一切かかりません。
徳島案件数 | 全国案件数 | 転職ノウハウ | サポート体制 | |
リクルートエージェント | ◎ | ◎ | ◎ | 電話 |
doda | ◎ | ◎ | ◎ | 電話 |
選定した理由としてはシンプルで、上記2社が圧倒的に「徳島県の良質な転職求人数」と「転職のノウハウ」を保有しているからです。
徳島に特化した地元の転職エージェントは、『いつか徳島』などを含む数社あったのですが、「公開求人数」が明らかに少ないためあまりおすすめでありません。
例えば、徳島の転職求人数を公開データをもとにわかりやすく比較しました。
転職案件数が少ない徳島県では、この2社以外の転職エージェントは選択肢はおすすめとは言いがたいです。
また、担当との相性も大事なので、上記の2社をまとめて登録することをおすすめします。
例えば、1社にしか登録せず転職活動を進めてしまう場合、あなたが知らない間に優秀ではないキャリアコンサルタントに身を任せてしまい「全く条件あわない案件だけ紹介された」「連絡のレスが悪い」などのリスクも否めません。
どのエージェントも登録自体は3分程度で、しかも無料で利用できるので気になったものはとりあえず利用してみて合わなければ他社、と気軽に相談してみることをおすすめします。
7-1. 『リクルートエージェント』|転職決定率も含めて転職業界No.1
『リクルートエージェント』は業界最大手の転職エージェントで、都市圏はもちろん、徳島県の求人数でも公開データを見る限りはNo.1です。
どのくらい保有する求人数が多いのかということを下記にまとめました。
非公開求人数が開示されている転職エージェント同士の比較になりますが、人材紹介業界でも大手の『マイナビエージェント』『パソナキャリア』と比較しても、2〜5倍ほど求人数に差があります。
ちなみに、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、担当者によってサービスに差があるとは言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からIT、外資などの専門性の高い分野まで幅広いユーザーからの指示を集めています。
なので、業界やポジションに関わらず、転職活動をする際には必ず利用するべきエージェントです。
徳島の支店所在地
拠点なし(登録後、電話で面談)
7-2. 『doda』|転職業界No.2で安定してコンサルタントの質が高い
『doda』は人材大手のパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する、業界規模No.2の転職エージェントです。
特に案件の量には定評があり、大手有名企業からベンチャー企業まで、幅広い求人の中からあなたにあった求人を探すことができるでしょう。コンサルタントの質も総じて高く、おすすめの転職エージェントです。
徳島の支店所在地
拠点なし(登録後、電話で面談)
地元特化型だけでなく、大手総合エージェントも登録すべき理由
「地元に特化した前述の転職エージェントの方が、求人数が多いし面談拠点もあるから、その2社だけ登録しておけばいいのでは?」
多くの徳島の転職相談を受ける中で、上記のような質問をよく受けます。
私の結論としては、下記の2つの理由から「必ず大手の総合転職エージェントにも登録した方がいい」です。
(1)「転職ノウハウ」が圧倒的に違うため、提案の質が高い
簡単に言うと「相談時に、自分にあったどういう求人を紹介してくれる」「選考突破のためのノウハウが凄い」可能性が高いです。
なぜなら、大手の総合転職エージェントは全国に拠点を持つため、年間に転職を決めている数が、徳島に特化しているエージェントと比較すると圧倒的に違います。
そのため、転職に関するノウハウが多く蓄積しているため、それを共有してもらえるという大きなメリットがあります。
(2)大手の転職エージェントだからこその求人案件が存在する
特に大企業にありがちなのが、東京や大阪で転職求人をお願いしている関係から、そのまま徳島の案件も独占的にお願いするという場合です。
また、中小企業についても、最大手だからという理由でお願いする会社も多いと聞きます。
転職という人生を左右する大事なイベントだからこそ、自分にとって最高の求人をみすみす逃さないためにも登録しておきましょう。
さいごに
徳島での働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
特に大都市在住者にとって徳島への転職は大きな決断ですが、中には「転職活動で失敗した…」「徳島での生活に疲れてしまった…」と後悔する人もいます。
ポイントは徳島転職のコツを知る・徳島転職に強い転職エージェントに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。
徳島転職に強く、必ず登録すべき転職エージェント2選
- 『リクルートエージェント』|転職決定率も含めて転職業界No.1
- 『doda』|転職業界No.2で安定してコンサルタントの質が高い
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
徳島転職で活用すべき転職エージェントを詳しく調べたい方は、徳島のおすすめ転職エージェント3選と200%活かす使い方を参考にしてください。
現役の転職コンサルタント集団。大手人材会社に在籍しているメンバーが多いため、執筆内容に制約がかからないように『匿名性』とし、裏事情やノウハウを包み隠さずにご紹介しています。