
- 「中途採用でパーソルキャリアに転職しようかな」
- 「パーソルキャリアって実際どうなの?」
と考えていませんか?
いざ転職しようと考えて、企業のHPや口コミサイトを確認するも、情報量の多さや不確実さから、本当に転職しても大丈夫なのか判断できないのが現実です。
また、パーソルキャリアに転職したいと考えても、人気企業のため、選考通過は決して容易ではありません。
そこで、本記事では、転職のプロとして数多くの転職支援をしてきた私が、パーソルキャリアで働く知人の話や経験も踏まえて、以下の流れで解説いたします。
- まとめ|パーソルキャリアの特徴と転職のポイント
- パーソルキャリアの企業情報
- パーソルキャリアの採用情報
- パーソルキャリアの求人情報
- パーソルキャリアに関する口コミまとめ
- パーソルキャリアへの転職を成功に導くたった1つのコツ
- パーソルキャリア転職で必ず登録すべき転職エージェント4選
- 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
すべて読んでいただければ、あなたがパーソルキャリアへ転職すべきか判断できるとともに、パーソルキャリアへの転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。
1. まとめ|パーソルキャリアの特徴と転職のポイント
次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「パーソルキャリアに転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。
パーソルキャリアの特徴として、以下のものがあげられます。
- 国内大手の総合人材サービス企業で、パーソルホールディングスの傘下
- 業界最大級の人材紹介サービス「doda」や新卒向けのエージェントサービス、採用・経営支援サービスなど幅広く展開
- 平均年収は531万円(openwork参照)と、人材業界としては平均的だが、待遇面への満足度は低い
- 20~30代の社員が85%を占めており、全体として若い社員が多い
- 女性が54%を占めており、育休取得率99%、育休後の復帰率95.4%と高いことからも女性の働きやすさがうかがえる
- 大手企業ではあるものの、裁量の大きさや風通しの良さからベンチャー気質とされることが多い
- ミッション・ビジョン・バリューを大切にしており、営業成績だけでなくバリューの体現度を反映する評価制度がある
上記の特徴を踏まえると、以下のような方におすすめできる会社といえます。
- 若いうちから裁量を持って働きたい
- パーソルキャリアのビジョンに共感している
- 顧客視点に立った社会貢献性の高い仕事がやりたい
なお、募集しているボジションは、営業・事務・マーケティング・エンジニア・コーポレート・クリエイティブなど幅広くあります。
専門職は非公開求人も多いため、転職エージェントを活用することが肝要です。
2. パーソルキャリアの企業情報
本章では、パーソルキャリアの提供しているサービスや社長のメッセージ、海外展開などの企業情報について解説していきます。
2-1. パーソルキャリアの企業概要
2010年に設立されたパーソルキャリアは、転職支援、人材派遣、求人情報、アウトソーシングなどを手掛ける、国内大手の総合人材サービス会社です。
以前は株式会社インテリジェンスとして展開しており、2017年に名称変更しました。(商号変更のお知らせ)
社 名 | パーソルキャリア株式会社 |
本 社 所 在 地 | 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F |
代 表 者 | 代表取締役社長 峯尾 太郎 |
設 立 | 1989年6月15日 株式会社インテリジェンス創業 2010年6月 株式会社インテリジェンスホールディングス創立 2017年7月 パーソルキャリア株式会社に商号変更 |
資 本 金 | 11億2700万円 |
売 上 | 9705億円 ※2020年3月期 ※グループ連結 |
従 業 員 | 4,540名(有期社員含む、2021年1月末時点) |
事 業 内 容 | 人材紹介サービス、求人メディアの運営、転職・就職支援、採用・経営支援サービスの提供2-1. 事業内容 |
2-2. パーソルキャリアのサービス一覧
以下のような、幅広い人材サービスを展開している点が大きな強みの一つです。
doda | 大手・優良企業求人を中心とした転職情報サイト |
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dodaチャレンジ | 障がい者のための転職支援サービス |
dodaエージェントサービス | 正社員希望者向け転職支援サービス |
doda Recruiters | 業界最大級のスカウト型サービス |
doda転職フェア | 日本最大級の転職イベント |
MyRefer | リファラル採用を支援するクラウドサービス |
iX転職 | ハイクラス人材向けのヘッドハンティングサービス |
エグゼクティブエージェント | エグゼクティブ人材専門エージェントサービス |
Bilingual Recruitment Solutions | バイリンガル人材のための転職支援サービス |
クリーデンス | ファッション・アパレル業界専門の転職支援サービス |
i-common | 経営層向けの経営顧問・アドバイザー職紹介サービス |
i-common tech | フリーランスITエンジニア向けエージェントサービス |
dodaキャンパス | 学生に採用オファーを直接送ることができるサービス |
doda新卒エージェント | 就職活動をする新卒生専門の人材紹介サービス |
マイポテ | 自分のポテンシャルを知り、キャリアの可能性を見出すことができるスマホアプリ |
CAREER POCKET | 転職経験者が交流できるコミュニティサービス |
JobQ | 転職や就職に関する悩みを解決できる相談プラットフォーム |
パーソルキャリアRPOサービス | 中途採用の採用戦略立案からオペレーションまで一貫して支援するサービス |
FLEXSHION | ファッション業界に特化した業務委託人材マッチングサービス |
AUBA | 社内外のリソースを結合させ、新な価値を生み出すためのビジネスマッチングプラットフォーム |
引用:パーソルキャリア企業HP
なお、大手・優良企業求人情報サイト「doda」については、後ほどおすすめ転職エージェントとして詳しくご紹介しています。
2-3. トップメッセージとミッション・バリューの制定
引用:パーソルキャリア企業HP
2019年10月から、パーソルグループのグループビジョンを、これまでブランドタグラインであった「はたらいて、笑おう。」に決定しました。
また同時期に、グループビジョンを実現するためのパーソルキャリアのミッションを「人々に「はたらく」を自分のものにする力を」と制定しました。(詳細:ミッション・バリューの制定)
これまでは、総合人材サービス会社として、はたらく個人と人材を必要とする企業との出会いの創出を支援してきた同社ですが、現在の労働市場の急激な変化を受け今後は人材サービス業の垣根を超えたサービスを提供していきたいとメッセージしています。
これからは、個人の「成長」を支援し、企業の「成長」に貢献出来る手助けが出来る企業となることを目指しています。
2-4. グローバル展開
パーソルキャリアは、パーソルホールディングスの傘下にあり、ホールディングスの海外事業として、アジア太平洋地域13カ国での人材紹介・人材派遣サービスを中心にグローバル展開を進めています。
アメリカの大手人材サービス企業ケリーサービス社との合弁企業を設立し、労働市場拡大が進むアジア太平洋地域でのグローバル人材活用を展開するなど、積極的に海外事業を拡大させています。
3. パーソルキャリアの採用情報
引用:パーソルキャリア企業HP
3章では、パーソルキャリアの採用情報について以下の4つに分けてご紹介します。
順に読み進めてみてください。
3-1. パーソルキャリアの採用職種
引用:パーソルキャリア企業HP
パーソルキャリアでは現時点で営業・アシスタント・マーケティング・コーポレート・エンジニア・クリエイティブ等で中途採用を実施しています。
各職種の募集要項等詳細については採用HPから確認出来ます。
また、オープンポジションとしてHRTech分野での募集も掲載されています。
3-2. 平均年収
転職時の平均年収 : 約500万円~
社員の平均年収 : 531万円
(※年収情報非公開のため、口コミやopenworkのデータを参照)
パーソルキャリアの平均給与は、マイナビやエン・ジャパンといった同業他社と比較して平均的な給与だといえます。
人材業界全体が給与水準はあまり高待遇だとはいえず、待遇面の満足度は高くないのが現状です。
ただし、業界最大手のリクルートグループについては他社を大きく引き離し給与水準は高く、年収アップでの転職を目指している方は、他社も含め広く転職先を検討すると良いでしょう。
なお、人材業界は実力主義の評価・報酬制度を採用している企業が多く、実力次第では平均年収以上の給与となる場合も十分にあり得ます。
3-3. 労働環境
平均残業時間 月:30〜40時間
パーソルキャリアの平均残業時間は【30〜40時間程度】です。
競合のマイナビやエン・ジャパン、リクルートなどと比較してやや労働時間は短いといえます。
定時帰宅できることは決して多くないようですが、21時以降の残業については上長の承認制があるなど、企業としても労働時間管理を厳しくしているようです。
また、昨今はリモートワークの導入も進んでいますが、勤務時間外にPCを立ち上げるとアラートが届くシステムがあるため、サービス残業をしてしまうといったこともありません。
そのため、仕事に全力で打ち込みたいものの、プライベートの時間をなくしたくはないという方には、おすすめの環境といえます。
ただし、キャリアアドバイザーなどの職種によっては休日出勤があることもあるため、注意が必要です。
3-4. 中途採用メッセージ
引用:パーソルキャリア企業HP
ミッションの実現のために、社員一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことが大切だとメッセージされています。
実際に、キャリアチャレンジ制度(自発的に異動希望を出せる制度)のような、自分の可能性を広げられる制度が整っているのも事実です。
また、人生100年時代において、個々人がキャリアオーナーシップを持った働き方をすることが重要である一方で、どんな状況でも働き続けられるサステイナブルな働き方を企業が提供することも必要であるとしています。
実際に、パーソルキャリアでは、サステイナブルな働き方を実現するために、リモートワーク・複業制度・フレックスタイム制・時短勤務などニーズにあった働き方を提供しているようです。
最後に、パーソルキャリアには、以下のような人材が多いと書かれています。
- 「社会のために自分はこういうことをやっていきたい」という考え方をする人
- 自分のキャリアを主体的に考えている人
そのため、パーソルキャリアの選考を受けようと考えている方は、目の前のお客様目線に立った仕事をできるだけでなく、その先にどのような社会の変化があるのかを考えられること、また、自身のキャリアへの主体性をアピールできるといいでしょう。
4. パーソルキャリアの求人情報
ここから、パーソルキャリアの求人情報をご紹介します。
大手転職エージェントであるdoda・リクルートエージェント・マイナビエージェントや公式HPを使って調べると、以下のような求人があることが分かりました。
公式HPでは営業・マーケ・エンジニア求人が豊富
公式HPでは、営業・マーケ・エンジニア職の求人を多く確認できました。
詳細を以下にまとめたので、ご確認ください。
リクルーティングアドバイザー(法人営業)
法人顧客の中途採用支援を通じ、人事・経営課題を解決するソリューション型の提案営業の仕事です。
【勤務地】
東京都千代田区丸の内2-5-2
【就業時間】
就業時間:9:00~18:00(所定労働時間:8時間0分)
休憩時間:60分 (12時00分~13時00分) 時間外労働:有
1ヶ月単位のフレックス制(マンスリーフレックス制)導入
【想定年収】
想定年収:470~700万(※30時間分の残業時間代を含む)
想定月給:246,000円~384,000円
残業手当:全額支給(※管理職はなし)
昇給・昇格/賞与支給:全て年2回を予定
【募集部門】
dodaエージェント事業本部 採用支援統括部
キャリアアドバイザー
dodaのキャリアアドバイザーとして、転職を考えている個人のお客様をサポートする仕事です。
【勤務地】
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F
神奈川県横浜市神奈川区金港町1番地4 横浜イーストスクエア5F
【就業時間】
就業時間:11:00~20:00(所定労働時間8時間)
休憩60分(12時ー13時)
コアタイム(13時-17時)
1ヶ月単位のフレックス制(マンスリーフレックス制)導入
【想定年収】
想定年収:470~700万(※30時間分の残業時間代を含む)
想定月給:246,000円~384,000円
残業手当:全額支給(※管理職はなし)
昇給・昇格/賞与支給:全て年2回を予定
【募集部門】
dodaエージェント事業部 転職支援統括部
Webディレクター
新サービスdodaキャンパスの企画からリリースまで広い裁量で一貫して関わってもらう仕事です。
【勤務地】
新宿区西新宿2-1-1新宿三井ビル32階
【就業時間】
9:30~18:30
※1カ月単位のフレックス制を適用
※コアタイムは部署により異なる
【想定年収】
年収:540万円~780万円
月給:450,000円~650,000円
基本給:365,600円~528,200円
固定時間外手当:時間外労働の有無に関わらず、30時間分の時間外手当として84,400円~121,800円を支給
昇給/昇格:年2回
半期年俸制
【募集部門】
新卒事業部 商品サービス統括部 プラットフォーム開発部 プロダクト企画G
データエンジニア
dodaを利用する個人の集客戦略を企画・策定する部門で、個人の様々な行動データを基にしたデータプラットフォーム用いて、各種分析から施策企画・検討までを行う仕事です。
【勤務地】
東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル8F
【就業時間】
10:00~19:00
【想定年収】
年収:5,000,000円~10,000,000円
月給:416,667円~833,334円
基本給:337,553円~675,106円
固定時間外手当:時間外労働の有無に関わらず、30時間分の時間外手当として79,114
円~158,228円を支給昇給/昇格:年2回
半期年俸制
エンジニアやマーケ職の年収の方が高い傾向にありますが、リクルーティングアドバイザー・キャリアアドバイザーは営業成績次第では、より高い給与を得ることができます。
年収や働く環境等については、転職エージェントに相談して、事前に把握しておくことをおすすめします。
大手転職エージェントにはエンジニア求人多数
出典:マイナビエージェント
大手転職エージェントを確認すると、画像のようなパーソルキャリアのエンジニア求人を多数確認することができました。
サービス開発エンジニアやデータアナリストだけでなく、ITコンサルタントの求人などもあるため、ビジネスサイドも経験したいと考えているエンジニアの方にもおすすめできます。
年収は500〜1,200万円と幅があるため、あなたの実力次第では高い年収を見込むことができるでしょう。
特に中途採用では、年収交渉ができるケースが多いので、転職エージェントの力を借りることをおすすめします。
なお、応募条件は特定の言語での開発経験や、新規プロジェクトの経験など、求人によって大きく異なるので事前に確認しておきましょう。
5. パーソルキャリアに関する口コミまとめ
パーソルキャリアに関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。
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給与・福利厚生(待遇) |
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仕事のやりがい・成長 |
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人間関係・社員の雰囲気 |
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5-1. 給与・福利厚生(待遇)
給与は業界内では平均的で、満足度が高いとはいえません。
また、給与に占めるボーナスやインセンティブの比率が高く、安定志向の方はデメリットと感じる可能性があります。
特徴的なのが、営業成績だけでなく、バリューの体現度による評価がある点で、このことからもパーソルキャリアがミッション・ビジョン・バリューを大切にしていることがわかります。
なお、福利厚生については不満が比較的多く、住宅手当や退職金制度がないという口コミが確認されました。
5-2. 仕事のやりがい・成長
仕事のやりがい・成長については企業全体で見ると高評価の部類に入りますが、人材関連企業としては平均的な水準です。
パーソルキャリアでは、顧客の視点に立った仕事を大切にしており、採用支援をした方からの感謝の言葉がやりがいになっているという社員も多いです。
また、若くして裁量のある仕事を任せてもらえる社風も、仕事のやりがいにつながっていると考えられます。
インテリジェンスだった頃と比べて昇格スピードは落ちているものの、それでも3〜5年でマネージャーを目指せる程度のスピード感はあります。
そのため、若いうちから仕事に打ち込んで、力をつけたいと考えている方にはおすすめの環境です。
一方で、社員の士気が高いことから、受け身の性格の方は働きにくいと感じて退職してしまうことがあるようです。
5-3. 人間関係・社員の雰囲気
社員の人柄の良さに定評があり、挑戦する人を応援する文化や、人の良い仕事に対して称賛する文化があります。
また、若手社員が多く活気があり、社員同士の風通しも非常に良いという意見が多く見られました。
営業職の強い業界、企業ですが個人主義ということもなく、業務時間内外共にコミュニケーションが多いようです。
中途入社社員も多い企業ですが、新卒と比較して会社へのロイヤリティの高さなど意識の違いや、キャリアパスの差を感じるという口コミも複数あり、転職希望者はコンサルタント等に確認する必要がありそうです。
※パーソルキャリアを志望する人におすすめな他の企業は?
パーソルキャリアが気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。
- エン・ジャパン株式会社
- 株式会社マイナビ
- 株式会社リクルートホールディングス
- 株式会社パソナ
6. パーソルキャリアへの転職を成功に導くたった1つのコツ
パーソルキャリアに転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。
パーソルキャリアへの転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。
転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。
順に読み進めてみてください。
理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。
非公開求人とは
事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。
大手の転職エージェントであれば、パーソルキャリアの非公開求人を保有している可能性があります。
さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。
公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。
理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。
具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。
そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。
転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です。
※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる
転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。
あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。
正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。
逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。
理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる
年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。
なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。
転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。
少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。
7. パーソルキャリア転職で必ず登録すべき転職エージェント4選
パーソルキャリアへの転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!
パーソルキャリア志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。
- パーソルキャリアに関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
- パーソルキャリア以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
- 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか
具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。
(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)
特徴 | |
リクルートエージェント | 業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。 |
doda | 業界No.2でパーソルキャリアが運営するサービスのため、パーソルキャリアの情報を入手しやすい。 |
パソナキャリア | サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。 |
JACリクルートメント | スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。 |
上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。
- 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
- グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録
それでは、各社の特徴をご紹介します。
※注意事項
求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。
そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう。
7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀
『リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。
担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。
業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。
- 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
- 信頼による非公開求人の獲得
パーソルキャリアへ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。
リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/
7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判
『doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。
提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。
合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。
リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。
パーソルキャリアが運営しているため、全てのキャリアアドバイザーがパーソルキャリアの評価制度や社風、社員の人柄等について詳しいと言えます。
doda公式サイト:https://doda.jp/
※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制
『パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。
実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。
具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。
- 親身に転職相談にのってくれる
- 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
- 電話・メールのレスポンスが速く安心できる
求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、パーソルキャリアエージェント・dodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。
パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。
7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1
『JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。
特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。
アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。
JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選
業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。
- 8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
- 8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
- 8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
- 8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
- 8-5. 推薦文は必ず確認する
- 8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
- 8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
- 8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
転職成功のために全て確認することをおすすめします。
8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく
転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。
「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。
例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。
更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。
※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。
8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく
キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。
担当者とのファーストコンタクトでは「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。
そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。
8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する
担当のアドバイザーに情を移してはいけません。
担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。
担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。
いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。
エージェント内でよく話題にあがるのが、「3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。
この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
8-5. 推薦文は必ず確認する
ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)
「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」
書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。
しっかりプッシュしてもらいましょう。
8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない
数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。
企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。
8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる
内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。
そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。
この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。
内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。
8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する
時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。
大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。
感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。
さいごに
パーソルキャリアでの働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
パーソルキャリアは仕事のやりがいや成長環境、社員の人柄の評価は非常に高い一方で、待遇への満足度は決して高くないと言えます。
転職活動において、どの要素を重視するかは人によって異なりますので、後悔のないように確認してみてください。
なお、パーソルキャリアへいざ転職しようと考えた方は、以下の転職エージェントに登録することをおすすめします。
パーソルキャリア転職に強く、必ず登録すべき転職エージェント4選
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。