薬剤師が年収800万を稼ぐのは可能?稼ぎやすい働き方や求人の探し方を解説

  • 「薬剤師で年収800万円を目指すのは可能?」
  • 「どうすれば高年収を稼げるのだろう」

と考えていませんか?

結論からいうと、薬剤師が年収800万円稼ぐのは可能です。

ただし、薬剤師の年収は業務内容や就業先によって異なります。

高年収を目指すのであれば、薬剤師の給与事情について詳しく知っておかなければなりません。

そこでこの記事では、キャリアコンサルタントとして薬剤師転職を支援してきた私が、「高年収を稼ぎやすい薬剤師の働き方」や「年収800万円以上の求人を見つける方法」について解説します。

(目次)

  1. 薬剤師が年収800万円を稼ぐのは可能
  2. 高年収を稼ぎやすい薬剤師の働き方
  3. 年収800万円以上の薬剤師求人を見つけるポイント
  4. 年収800万円を目指す薬剤師におすすめの転職サイト
  5. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  6. 【図解】転職サイト利用の流れ
  7. 転職せずに年収800万円を目指す方法

すべて読めば、高年収を稼ぐためのキャリアビジョンが理解できるでしょう。

<2020年9月:薬剤師転職の最新情報>

コロナ禍による不況で、総求人数は減り、転職の難易度は日を追うごとに高まっています。転職を考えているならば、早めに行動に移すべきです。

特に好条件の求人であるほど、競争が激しくなります。ライバルに差をつけるためにも、転職のプロの力を借りて、しっかりと対策を行いましょう。

  1. このページを見ながら、複数の転職サイト(『薬キャリ』『マイナビ薬剤師』など)に登録する
  2. それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける

未だかつて誰も経験したことのない事態だからこそ、周囲よりもいち早く行動を開始し、戦略的に転職活動を行っていくことが重要です。

1.薬剤師が年収800万円を稼ぐのは可能

結論からいうと、薬剤師が年収800万円を稼ぐのは可能です。

事実、大手転職サイト『薬キャリ』では、以下のような「年収800万円を実現可能な求人」が多数掲載されています。

出典:薬キャリ

そもそも高度な専門スキル・知識が求められ、国家資格が必須の仕事である薬剤師は、他職種と比較して、給与が高い傾向にあります。

薬剤師の平均年収は543万円と言われており、これは全職種の平均年収441万円よりも、100万円以上高い水準です。

加えて、薬剤師はスキルや経験、業務内容、就業場所によって、給与が大きく異なります。

キャリアを積んだ薬剤師であれば、年収800万円を超えることも、不可能ではありません。

就業先別:薬剤師の年収相場

薬剤師の平均年収は、就業先によって異なります。

職場年収相場
調剤薬局450~700万円
ドラッグストア500~800万円
病院400~650万円
製薬企業600~1,200万円

薬剤師といえども、働く場所によって年収に差が生じています。

このことから、高年収を目指すためには、「どこで働くのか」が重要な要素の一つであることが分かるでしょう。

数ある就業先の中でも、企業やドラッグストアで働く薬剤師は、特に高年収を稼げる傾向にあります。

これらを踏まえて、次の章からは、高年収を稼ぎやすい薬剤師の働き方について、より詳しく解説していきます。

2.高年収を稼ぎやすい薬剤師の働き方

以下は、特に高年収を目指せる働き方です。

  1. MR・MS
  2. 管理薬剤師
  3. ラウンダー薬剤師
  4. 製薬企業の専門職

それぞれ詳しく見てみましょう。

2-1.MR・MS

MRとMSは企業が提供する医薬品や医療機器を売り込む営業職です。

MR・MSなどの営業職は、成績によって基本給以外のインセンティブが発生することが多いため、努力が給与に反映されやすいです。

大手企業でなくとも、同世代の平均年収を大きく上回ることができます。

ノルマを達成し、コンスタントに成果を上げられれば、年収800万円を稼ぐことも十分可能です。

ただし、精神的なプレッシャーや体力的なつらさが付き物の職種と考えておきましょう。

MR(Medical Representatives)とは

MR(Medical Representatives)は、病院や薬局を回り、自社の商品をプロモーションします。

薬の有効性や安全性、適切な扱い方などの情報提供も業務の一つです。

また実際に医薬品を使用した現場の意見・情報を集め、新たな企業活動に活かす役割も担っています。

MS(Marketing Specialist)とは

MS(Marketing Specialist)は、様々な製薬会社が開発した医薬品を、医療機関に提供する仕事です。

扱う医薬品が一つのメーカーのものに限らない点が、MRとの大きな違いです。また価格交渉なども併せて行うという点も、MSならではです。

2-2.管理薬剤師

管理薬剤師とは、各薬局や店舗に配置される「責任者」です。

調剤薬局の業務に加え、店舗を統括する役割を担います。

従業員の監督や医薬品等の管理などが主な業務内容です。

管理薬剤師は、責任の大きいポジションであり、調剤業務・服薬指導・薬歴管理において、高いスキルや経験が求められます。

したがって、高い給与で募集がかけられていることが一般的です。

出典:薬キャリ

実務経験を積み、管理薬剤師へキャリアアップするというのも、年収800万円に達成する一つの方法と言えるでしょう。

2-3.ラウンダー薬剤師

ラウンダー薬剤師とは、複数の調剤薬局・ドラッグストアを掛け持ちする薬剤師を指します。

人手不足の薬局を補佐したり、大企業の場合はエリアマネージャーの役割を兼ねていたりすることもある働き方です。

幅広い業務経験と技能が必須となりますが、その分、給与も高く設定されています。

また、店舗間の移動を考慮した手当が加算される場合もあります。

出典:薬キャリ

2-4.製薬企業の専門職

薬剤師資格を活かして、企業で働くのも高年収を目指す近道です。

例えば、以下のような職種は高度な知識が求められるため、その分高い給与で求人がかけられています。

  • 治験コーディネーター(CRC)
  • 臨床開発モニター(CRA)
  • 安全性管理部

実際に、年収1000万円を超える求人も見受けられます。

出典:薬キャリ

製薬企業の専門職について、詳しい業務内容は『企業へ転職したい薬剤師のための転職を成功に導く全知識』をご覧ください。

3.年収800万円以上の薬剤師求人を見つけるポイント

年収800万円以上の薬剤師求人を見つけるポイントは、以下の通りです。

  1. 地方求人に絞って探す
  2. 転職サイトに登録する
  3. 複数の転職サイトを利用する

それぞれ詳しく見てみましょう。

3-1.地方求人に絞って探す

就業場所に明確なこだわりがない方は、地方の調剤薬局・ドラッグストアに絞って求人を探すのもおすすめです。

調剤薬局・ドラッグストアは、地方であるほど給与が高くなるからです。

これには以下のような理由があります。

理由1.人材ニーズが高まっている

地方は少子高齢化の影響もあり、薬剤師を含む医療人材のニーズが高まっています。

ところが、ニーズが増す一方、若手人口の減少は続いているため、地方ほど薬剤師不足は顕著に見られるようになっています。

例えば、以下は、都道府県(従業地)別にみた人口10 万対薬剤師数をまとめたものです。

出典:厚生労働省

人口10万人あたりに対し、もっとも薬剤師の数が少ないのが沖縄県(134.7 人)、次いで青森県(143.5 人)、福井県(145.1 人)と、地方の県ほど薬剤師不足が顕著であることがわかります。

医療ニーズと薬剤師の間に需給ギャップが生まれている背景から、地方では人材を集めるために、年収が高めに設定されていることが多いのです。

理由2.地方は薬学部のある大学が少ない

2つ目の理由は、地方は薬学部のある大学が少ないことです。

薬学部の開設には、国の厳しい許可と研究機関・研究所の設立が必要で、ある程度の資金がある大学でないと開設できません。

地方私立大学は「文系学部」のみを開設するところも多く、実際、薬学部のある大学は都市部に集中しています。

結果、薬剤師は都市部多く輩出されることになり、地方の薬局・ドラッグストアが人材不足になりやすいのです。

上記のような理由から、地方で働くことで、年収を上げられる可能性があります。

3-2.転職サイトに登録する

高年収の求人を探す際は、薬剤師向け転職サイトの利用をおすすめします。

広く出回っていない条件の良い求人の情報を、転職サイトを通して、いち早く得られるからです。

転職サイトは、一般的な求人情報サイトに掲載されていない「非公開求人」を多数保有しています。

非公開求人とは?

転職サイトに登録している人だけが閲覧・応募できる求人のことです。

非公開求人は一般的に、高収入・好待遇なものが多い傾向にあります。

また、薬剤師転職専門のキャリアコンサルタントからのサポートを受けられる点も、転職サイトのメリットです。

「求人800万円以上」という条件だけでなく、業務内容や勤務地などの希望を伝えると、キャリアコンサルタントがニーズに合った求人を紹介してくれます。

一人で求人探しを行うよりも、効率的に転職活動を進められるでしょう。

3-3.複数の転職サイトを利用する

転職サイトは複数登録し、キャリアコンサルタントとの相性を見極めることを推奨します。

転職サイトを利用する場合、担当のキャリアコンサルタントとの相性は非常に重要です。

優秀なキャリアコンサルタントに担当してもらうことができれば、以下のようなメリットがあります。

  • あなたの希望を実現する求人を提案してもらえる
  • キャリアの悩みや迷いに対して、的確なアドバイスをもらえる
  • 薬剤師転職ならではの選考通過のコツを教えてもらえる

一方、キャリアコンサルタントの中には、無理に応募を勧めてきたり、見当外れな提案をしてきたりする人も少なからず存在するものです。

そこで、複数の転職サイトを使い、それぞれの担当者との相性を見極めた上で、もっとも利用しやすそうなものを選ぶことをおすすめします。

なお、薬剤師の転職サイト登録数は平均2.7件と言われています。

※転職コンサルタントへの相談が不安な方は、薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!を参考にして下さい。

次の章では、薬剤師向け転職サイトの中から、利用者満足度が高く、より好条件求人を紹介してもらえるサイトを厳選して紹介します。

4.年収800万円を目指す薬剤師におすすめの転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下の3点を基準に、「利用者からの満足度の高い薬剤師転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定3つの基準

  1. 求人の質・量:薬剤師求人の量や質は十分かどうか
  2. 提案力:求職者のニーズにぴったりの提案をしてくれるかどうか
  3. サポート力:コンサルタントからの手厚いサポートを受けられるかどうか

さらに、当サイトが薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果を加味し、利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、薬剤師におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト求人の質・量提案力サポート力
1位.薬キャリ
4.1

4.3

4.1
2位.マイナビ薬剤師
4.2

4.2

3.7
3位.ファルマスタッフ
3.9

3.8

4.1
4位.ファーマキャリア
4.2

3.4

4.1
5位.リクナビ薬剤師
4.2

3.9

3.4

それぞれ詳しく紹介します。

1位.薬キャリ

薬キャリ

『薬キャリ』は、SONYグループが分社してできた薬剤師転職支援サイトです。

15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていたこともあり、病院や医療施設などにおいて圧倒的な知名度を誇ります。

その特徴は何と言ってもオールマイティさです。

また、転職人気の高い病院薬剤師(業界1位)や、調剤薬局(業界3位)以外にも、企業薬剤師求人数も業界1位と様々な職種に強い転職サイトです。

病院とのコネクションが強く、業界や転職の裏事情にも強いと評判です。

さらに、『200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職おすすめランキング』によると、転職サポートが抜群にスピーディな事が分かりました。

転職できるまでのフォローが丁寧という口コミも多く、希望店舗の内情をしっかりヒアリングしてみることをおすすめします。

口コミ・評判
T. K. さん(20代後半)
調剤薬局→ドラッグストア
初めての転職で薬剤師転職に強いと評判のサイトに登録したが、電話やメールが遅くて不安になり、ネットの評判が良かった薬キャリに登録しました。
登録後、すぐに電話と求人を頂け、その後の対応も大変スピーディでした。転職しようと考えていた求人をいくつか伝えると、「◯◯は職場環境が厳しいのでおすすめしない」と内情も教えて頂けました。
なにより担当の方が親身に対応してくれたのでスムーズに転職することができました。

公式サイトを見る
https://pcareer.m3.com/

2位.マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師

『マイナビ薬剤師』は、リクルートと並ぶ転職業界最大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職支援サービスです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅し、豊富な求人数を抱えているのも特徴です。

マイナビ薬剤師は応募者との「面談」に力を入れており、親身にアドバイスをしてくれる事で有名です。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方でもおすすめできます。

公式サイトを見る
https://pharma.mynavi.jp/

3位.ファルマスタッフ

ファルマスタッフ』は大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

もともと、出身母体である調剤薬局を中心に扱っていたサイトですが、そのネームバリューゆえに、求人の質・量は業界No.1という強みがあります。

そして、その豊富な求人数からか、正社員&派遣いずれでも全体的に評価が高い傾向にあり、特に、20代薬剤師の正社員転職においては群を抜いていました。

面接が不安な方は、登録しておいて損は無い転職サイトだと言えるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

4位.ファーマキャリア

『ファーマキャリア』は、薬剤師専門の転職エージェントで、希望に合わせた好条件求人をオーダーメイドで提案してくれることが特徴です。

求人数は全部で約25,000件ほどあり、電話対応可なのでいつでも気軽に相談できます。

ファーマキャリアには、優秀なコンサルタントが揃っており、一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しているので、ぜひ登録しておきましょう。

公式サイトを見る:
https://pharmacareer.jp

5位.リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトで、高い評判と多くの転職実績があります。

ドラッグストア求人・高収入求人で業界1位と、大手とのコネクションが強いリクナビ薬剤師ですが、強みは何と言っても「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富で優秀なコンサルタント

求人紹介だけでなく、希望の求人店舗から欠員補充採用があった際に、いち早く連絡をもらう事ができます。

特に初めて転職する方は、『リクナビ薬剤師』の転職エージェントに相談して損はないでしょう。

ネット上での登録の後、必ず対面での面談を申し込む事をおすすめします。

公式サイトを見る
https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

5. 転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

この章では、転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 担当コンサルタントをシビアな目でみる
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

スクリーンショット 2015-10-18 20.29.18

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

キャリアコンサルタントも売上目標があり日々追われています。

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 担当コンサルタントをシビアな目でみる

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいものです。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

6. 【図解】転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

スクリーンショット 2016-08-21 17.30.24

Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(日程・場所の都合が合わなければ電話面談になります。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

7.転職せずに年収800万円を目指す方法

年収を上げるためには転職が近道ですが、今の職場で働きながらでも、年収800万円を目指すことは可能です。

主に以下のような方法があります。

  1. 昇進を目指す
  2. 超過勤務手当などで稼ぐ
  3. 資格を取得する
  4. 副業をする

それぞれ詳しく見てみましょう。

7-1.昇進を目指す

もっとも堅実に収入を上げる方法は、昇進や昇格によって給与をベースアップさせることです。

成果を上げることを常に意識し、日々の業務に取り組みましょう。

この際、職場での評価基準を把握しておくことも大切です。

ただし、同じ職場でのキャリアアップを目指す場合は、長期的な視点を持っておく必要があります。

昇進や昇格の機会は多くても年に数回程度ですし、必ずしも結果が評価されるとは限りません。

したがって、いますぐ手取り額を増やしたいという方にとっては、適した方法とは言えないでしょう。

7-2.超過勤務手当などで稼ぐ

超過勤務手当などで稼ぐのも一つの方法です。

具体的には、残業や休日出勤を増やすことで、毎月の給与を増やしていきます。

プライベートに支障が出ない範囲であれば、自らすすんで残業したり、休日出勤したりするのも良いでしょう。

とはいえ、過度に労働時間を増やしてしまえば、やがて体調面・メンタル面に悪影響を及ぼすことも懸念されます。

体を壊してしまっては元も子もありませんので気をつけましょう。

7-3.資格を取得する

資格手当などの制度が職場にある場合は、資格を取得することで月々数千~数万円の給与アップが見込めます。

資格勉強はスキルとして身に付きますので、仕事に活かせる場面も多いでしょう。昇給や昇格への足掛かりとなることもあります。

ある程度長期的に学習する意欲があるのであれば、現職に活かせる資格の勉強をしてみるのもおすすめです。

7-4.副業をする

本業とは別に副業収入を得ることで、収入を増やすことも可能です。

ダブルワークをしたり、仕事を請け負ったりすることで、空いた時間を活かして効率的に収入を上げることができます。

副業で身につけたスキルを本業に活かすことができれば、昇進や昇給などにつながることもあるでしょう。

多様な経験を通して、将来のキャリアの可能性を広げるきっかけにもなり得ます。

さいごに

薬剤師が年収800万円を目指すために必要な知識を解説しました。

もっとも現実的な方法は、給与の高い職場に転職することです。

ただ、薬剤師の年収は業務内容や就業先によって異なりますので、高年収を目指すのであれば、正しい方向性で転職活動を行う必要があります。

転職サイトを利用し、効率的に求人を探していきましょう。

上位3サイト(『薬キャリ』、『マイナビ薬剤師』、『ファルマスタッフ』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくことを強く推奨します。

それぞれのサイトの利用者からの評判を知りたい方は、以下を参考にしてください。

また、年代別の薬剤師転職の難易度・年収については、以下にまとめています。

全ての方
20代
30代
40代
50代

あなたのキャリアがより良いものになるように祈っています。