薬剤師は転職回数が多いと厳しい?転職しまくりでも成功させるコツをプロが解説

薬剤師 転職 回数

「薬剤師でも転職回数が多いと不利なの?」
「転職したいけど、もう3回目で大丈夫かな…」

と悩んでいませんか?

結論、薬剤師の転職回数は平均2.5回であるため、それ以上だと「多い」と思われやすくなり、3回を超えると不利になります。

このため、転職しやすいと言われる薬剤師であっても、何度も転職を重ねた結果「今回は選考に通過しない…」と悩んでしまう人がいるのは事実です。

このページでは、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、薬剤師の転職回数について解説します。

  1. 薬剤師の転職回数は3回以上は多いと判断され不利になることもある
  2. 薬剤師で転職の回数が多い人に対する採用担当者のチェック項目
  3. 薬剤師が転職の回数が多くても転職を成功させる6つのポイント
  4. 転職回数が多い薬剤師におすすめの転職エージェント5選
  5. 薬剤師転職サイトをより効果的に利用する7ポイント
  6. 【図解】薬剤師転職サイト利用の流れ

全て読めば、薬剤師の転職について理解が進み、転職回数の多い薬剤師の転職成功法がわかるでしょう。

薬剤師500名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての薬剤師におすすめの相談先です。

左右にスクロールできます。

おすすめ転職サイト口コミ満足度公開求人数おすすめポイント
薬キャリエージェント
1位:薬キャリエージェント

4.3点

約6.0万件
  • 利用者満足度No. 1(※エムスリーキャリア調べ)
  • 丁寧・親身なサポートが大好評
  • 病院・企業との強固なコネクション
ファルマスタッフ2位:ファルマスタッフ

4.1点

約4.5万件
  • 圧倒的公開求人数を誇る大手サイト
  • 20-30代薬剤師のキャリアアップ転職におすすめ
  • 正社員だけでなくパート・派遣求人も豊富
マイナビ薬剤師3位:マイナビ薬剤師

4.0点

約4.5万件
  • 全国に拠点があり地方にも強い
  • ドラッグストア・企業の求人は特に豊富
  • 求人検索システムが超使いやすいのも魅力

〔求人数〕2023年1月5日時点

薬剤師の転職回数は3回以上は多いと判断され不利になることもある

薬剤師の転職回数は3回を超えると不利になりやすい

結論、薬剤師の転職回数は「3回を超えると選考に不利になりやすい」と言えます。

これは、薬剤師の平均転職回数は2.5回であり、それを超えると書類選考の時点で「他の候補者よりも転職回数が多いな」と懸念されるからです。

また、薬剤師は4人中3人が転職を経験しているほど、転職がしやすい業界であるため、転職回数が2回目以下であれば、それほど不安に思うことはありません。

しかし、既に2回以上転職をしていて、次が3回目以上となる方は、しっかりとした事前準備が必要となるでしょう。

順番に見ていきましょう。

▶今回の転職が2回目以下の方は、「転職回数が多い薬剤師におすすめの転職エージェント5選をご覧ください。

年代別の転職回数【20~30代は2回以上でも多いと思われる】

薬剤師の転職回数は、年代別に見ると、以下の通りです。

年代平均転職回数
20代~30代1.7
40代2.8
50代3.1
60代3.3

参考:薬キャリエージェント 職場ナビ

20代~30代の転職回数は平均1.7回であるため、若いうちに転職を繰り返すことは採用時に不利となります。

転職回数を気にする企業は99%

実際に、ミドルの転職について「転職回数を気にする企業が多い」と回答した転職コンサルタントは 99%というデータもあります。

企業の人事担当者を対象にした調査では、やはり転職回数は懸念点となるようで、「転職回数は気にしない」と答えた人は、わずか1%しかいませんでした。

薬局などを対象にした調査ではないのであくまで参考程度ですが、人材を採用するという点において、過去の離職回数の多さは「すぐに辞めてしまうのではないか」という懸念につながるようです。

転職回数が4回を超える場合、より入念な準備が必要

転職回数が4回以上の場合、より入念な準備が必要となります。

薬キャリエージェントの調査によると、薬剤師の転職回数は、以下のように1回「32%」、2回「25%」、3回「22%」と、3回までの合計で79%を占めており、4回を超えると一気に少なくなることが分かります。

出典:薬キャリエージェント

回数が多いほど、履歴書を見た時点で「転職回数が多い」という印象を与えるため、面接にすら進めない可能性も高いでしょう。

このため、懸念を払拭するような入念な準備、魅力的な書類作りが必要となります。

【勤務先別】薬剤師の転職回数が不利になる目安

薬剤師の転職回数で不利になる目安を勤務先別に紹介

薬剤師が活躍する場所は調剤薬局や病院、製薬会社とさまざまです。ここからは、それぞれの勤務先における転職市場を解説します。

転職回数が多いと採用に不利になるのか説明していますので、ぜひ参考にしてください。

なお、病院薬剤師と薬局薬剤師の役割や年収の違い、それぞれ向いてる人について以下の記事で解説しています。「病院薬剤師と薬局薬剤師の違いを知ったうえで、転職先を考えたい!」という人はぜひ参考にしてみてください。

調剤薬局・ドラッグストア

調剤薬局・ドラッグストアでは人手不足が深刻化しているので、転職回数が多くても採用される可能性が高いでしょう。

医療ウェブマガジンを運営するCBnews社が薬局経営者に対しておこなった調査結果によると、5年以上薬剤師の採用に困っていると回答したのは約4割でした。さらに、1年以上採用に困っていると回答したのは、約6割にものぼりました。

人手不足の面からすると転職回数が多かったとしても、あまり不利になりにくいといえます

病院

病院薬剤師は、薬局やドラックストアの求人と比べると採用枠が少ない傾向にあるため転職回数が多いと不利になるかもしれません

例えば薬キャリエージェントに登録されている東京都内の病院薬剤師の求人を見てみると、採用人数は一人だけです。

薬キャリエージェントHP

これは一例に過ぎませんが人口が多い東京都でさえこの少ない募集人数です。薬局やドラックストアより遥かに従業員が多い病院だとしても、薬剤師の採用枠が少ないのは珍しいことではありません。

担当部署にもよりますが病院の薬剤師は命に関わる重要な薬を扱うこともあります。そのため採用側は「責任感のある人」「ポテンシャルの高い人」を雇いたいはずです。

そういった視点で考えると仕事を転々とした人は、転職で不利になるかもしれません。

一般企業

製薬会社や医療機器メーカーなどの一般企業で働く薬剤師の採用枠も病院薬剤師と同様に採用枠が少ないため、転職回数が多いと不利になってしまう可能性があります

マイナビ薬剤師に登録されている求人数(2023年10月時点)は、以下のとおりです。

マイナビ薬剤師HP

  • 調剤薬局:24,766件
  • 病院:2,654件
  • 一般企業:165件

一般企業に勤める薬剤師の求人は圧倒的に少ないことがわかります。

そもそも一般企業では中途よりも新卒の採用を積極的におこなうため、転職回数が多い人は厳しい目で審査されるケースも珍しくありません。

一般企業の薬剤師を目指すなら、入念な対策が必要といえます。

薬剤師で転職の回数が多い人に対する採用担当者のチェック項目

採用担当者のチェック項目

薬剤師は、他の仕事に比べて転職しやすいですが、転職回数の多さが転職に有利に働くことは、残念ながらありません。

実際に、採用担当者は以下のようなポイントをチェックしています。

転職回数が多い薬剤師を選考する採用担当の本音

  • 「本当に、長く働き続けてくれるのか?」
  • 「今までに短期間で職場を辞めた理由は?」
  • 「不満を抱きやすい人なのか、キャリアアップを大事にするのか?」
  • 「職場での人間関係をうまく構築できるのか?」
  • 「退職理由は、店舗閉鎖などの会社都合なのか、本人の自己都合なのか?」

つまり、「転職回数よりも、今回は長く働いてもらえるのか」という点を採用担当者はチェックしているのです。

多くの採用担当者は、新しく雇う薬剤師に「長く働いてもらうこと=定着」を求めており、採用した薬剤師がすぐに転職してしまうことは避けたいと強く考えています。

これは、新入社員の採用活動にかかった経費や教育にかかった人件費などのコストを回収するまでに、時間がかかるからです。

しかし、これを言い換えると、「長く働いてくれそうだ」と思ってもらえれば良いことを意味します。

次の章ではその伝え方をご紹介します。

(補足)転職理由によっては転職回数を気にされない場合も

一方で、転職理由によっては、転職回数を気にされない場合もあります。

例えば、「夫の転勤によるため」「勤務していた薬局が閉鎖したため」といった本人以外の理由の場合は、採用担当者も「仕方ない」と解釈するため、問題ありません。

逆に言うと、それ以外の場合はしっかりとした対策が必要であると言えます。

薬剤師が転職の回数が多くても転職を成功させる6つのポイント

転職回数が多い薬剤師が転職を成功させるポイント

ここからは、転職回数の多さに不安を感じている薬剤師の方に向けて、転職を成功に導く6つのポイントを解説します。

面接官に効果的にアピールするためのノウハウを盛り込んで説明していますので、第一志望の会社から内定獲得するためにもぜひ参考にしてみてください。

詳しくご説明します。

履歴書と職務経歴書に嘘をつかないこと

履歴書や職務経歴書に嘘をついてはいけません。

転職回数の多さをごまかしたくなっても、年金手帳を見れば、正しい職務経歴は分かります。

経歴を詐称することは、懲戒解雇の対象にもなり得ますので、絶対にやらないようにしましょう。

転職回数の多さを必要以上に弁解しない

一つ目のポイントは、転職回数の多さを必要以上に弁解しないことです。

転職回数の多い転職者によくあるのが「転職回数の多さを気にして、弁解や言い訳ばかり面接で話してしまう」ケースです。

これらは採用担当者にネガティブな印象を与えるうえ、逆に前職の不満が伝わってしまいます。

転職理由を深く聞かれない限り、職歴を伝えた上でポジティブに自己アピールをしましょう。

転職した理由をポジティブに伝える

転職した理由をポジティブに伝えることは、転職回数が多い薬剤師にとても重要です。

「夫の転勤」「結婚・出産・育児」「店舗の閉鎖」といった自己都合以外が転職理由の場合、面接でマイナスになることはありません。

しかし、「仕事が忙しすぎる」「職場の人間関係」といった理由はマイナスの印象を与えてしまいます。

そこで、現在の不満をそのまま転職理由として伝えるのでなく、「入社動機を阻害するものが出てきたから」転職すると変換して説明しましょう。

薬剤師の本当の退職理由

  • 社内の人間関係の悪さに嫌気が差した

実際の面接での回答

前の職場は、仕事において個人で行動する機会がほとんどでした。しかし、私自身は周囲とコミュニケーションを取りながら業務を進める方が得意なタイプです。チームとして協力しながら患者さんのお役に立ちたいという思いが強まり、退職を決意しました。

マイナスの理由が本音でも、それをどうポジティブに解釈し次に活かそうとしているのかを採用担当者は見ているのです。

身に付けてきたスキルや役職で差別化する

転職回数が多いからこそ、多くの職場で身に付けてきたスキルや役職で差別化することは重要です。

  • 管理薬剤師の経験がある
  • 病院で医療全般に関わる専門知識を身に付けた
  • これだけの枚数の処方箋をさばいた経験がある

このように、ご自身が仕事で得た経験やスキル、役職があれば、しっかりとアピールしましょう。

企業が中途採用をおこなう場合、基本的に即戦力が求められます。

このため、ご自身の経歴から「どのようなことで、これだけ会社に貢献できます」ということを伝えることがポイントです。

職歴と今後のキャリアプランに一貫性を持たせる

転職回数の多さは、職歴と今後のキャリアプランに一貫性を持たせることで、活かすようにしましょう。

転職活動を始める際に、「キャリアの棚卸し」をすることをおすすめしています。

キャリアの棚卸しとは、これまで携わってきたすべての仕事について書き出し、整理をすることです。

それらを元に「自分にはこのようなキャリアプランがあり、そのためにこれまでの職歴が必要だった」と一貫性のある理由付けをしておきましょう。

  • 多くの患者さんのお役に立つために転職が必要だった

私は〇〇大学薬学部を卒業後、薬剤師として5年の経験があります。

薬局での勤務を2年間経験したあと、もっと患者さんにとって身近な薬剤師としてお役に立ちたいと考え、ドラッグストアへ転職しました。

最初の2年は通常の調剤業務に加え、OTC医薬品の販売などを担当しました。患者さんが体調不良で困ったとき最初に行く場所がドラッグストアであると考え、一番はじめにお役に立てる薬剤師になるべく、コミュニケーションを重視した接客を意識して参りました。

その結果、OTC医薬品の売上が20%アップし、昨年にはチームリーダーを任されています。

チームリーダーによって社内の空気感やメンバーの満足度は大きく変わり、結果として患者さんの満足度にも大きく影響していきます。

貴社でチームリーダーのポジションを担うことで、さらに多くの患者さんのお役に立ち、貴社の事業拡大に貢献したい思い、応募しました。

また、転職理由がスキルアップの場合は、転職先に貢献することを通じて、キャリアプランを実現したい旨を伝えることがおすすめです。

どんなキャリアを歩みたいか明確にする

明確なキャリアプランを面接官に伝えると、「将来のことを考えて行動できる人物」というプラスな評価をしてもらいやすくなるでしょう。

「私にはこのような将来のビジョンがあり、成し遂げるためにはここで働きたい」と具体的な志望動機を面接官にはっきり伝えていくのが理想です

そのためには将来なりたい自分の姿を描き、その達成のためにはどの職場で働くのがベストなのかをじっくり考える時間が大切です。

どのようなキャリアを歩んでいきたいかを今一度見つめ直して、自信をもって自分の将来を語れる準備をしておきましょう。

転職エージェントのコンサルタントに相談する

最後のポイントは、転職サイトのコンサルタントに相談することです。

上記の通り、転職回数が多い薬剤師は、しっかりとした選考対策が必要となるため、転職サイトのコンサルタントに相談することをおすすめします。

相談することで、魅力的な職務経歴書の作成方法や、面接時のポイント、「どういう理由であれば採用担当者は納得してくれるか」といった人事目線でのアドバイスなどを知ることができます。

転職コンサルタントへの相談は基本的に無料ですので、ぜひ活用してみてください。

転職回数が多い薬剤師におすすめの転職エージェント5選

転職回数が多い薬剤師におすすめの転職エージェント

転職回数の多さが気になるのであれば、転職サイトのコンサルタントに相談することがおすすめです。

そこで、数ある転職サイトから『転職サポートが十分か?』という観点を含む、以下の3つの基準をもとに、薬剤師におすすめの転職サイトを厳選しました。

3つの評価基準

  • 求人の質・量:求人の量や質は十分か
  • 提案力:転職回数の多さを強みに変えられる提案をしてくれるか
  • サポート力:コンサルタントからの手厚い転職サポートを受けられるか

さらに、当サイトが薬剤師500人を対象に行った独自アンケートの調査結果に基づき、おすすめの転職サイトを、利用者の総合評価順にまとめました。

その結果、おすすめの転職サイトランキングは以下の通りとなりました

転職サイト公開求人数|利用満足度
1位.
薬キャリエージェント
約6万件|★★★★★4.5
薬剤師の総合満足度No.1(※エムスリーキャリア調べ)
2位.
ファルマスタッフ
約 6万件|★★★★☆4.1
調剤薬局の求人は業界No.1
3位.
マイナビ薬剤師
約5万9,000件|★★★★☆4.0
親身なサポート体制に高評価
4位.
ファーマキャリア
約4万8,000件|★★★★☆3.7
あなたにぴったりのオーダーメイド求人を提案
5位.
リクナビ薬剤師
約4万2,000件| ★★★☆☆3.6
転職業界No.1のリクルートのノウハウが豊富

※求人数:2021年8月更新

上位3サイト(『薬キャリエージェント』、ファルマスタッフ』、マイナビ薬剤師』)は薬剤師向けのサポートが特に手厚いという評価を受けているため、すべて登録しておくことを強く推奨します。

転職サイトは、担当するキャリアアドバイザーとの相性や質が重要ですから、2~3社登録・利用してみて、一番良いと思ったところを活用しましょう。

ここからはランキング順に紹介していきます。

薬キャリエージェント|スピーディで丁寧な転職サポート

薬キャリ

『薬キャリ』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

当サイトでは薬キャリのコンサルタントにインタビューを行いました!

薬キャリの強みコロナ禍における薬剤師の転職事情をお話いただいたので、転職を検討している方はぜひご覧ください。

こちらをタップ ▼

薬剤師の人生を照らす転職を――薬剤師満足度No1『薬キャリ』のコンサルタントによる「求職者ファースト」の転職支援とは

なお、薬キャリエージェントの詳細な評判や口コミについては、以下の記事から確認できます。当メディア独自に200人の薬剤師に調査した結果を踏まえて、薬キャリエージェントのサービスをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ファルマスタッフ|薬剤師求人No.1 日本調剤グループ

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

なお、ファルマスタッフの良い口コミと悪い口コミ、効果的に利用するポイントは、以下の記事を参考にしてみてください。

マイナビ薬剤師|面談でのサポート力が高い

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。

なお、マイナビ薬剤師を使うメリットや利用するのがおすすめな人など以下の記事にまとめています。「サポート力に定評があるマイナビ薬剤師をもっと知りたい!」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

ファーマキャリア|希望に沿った好条件求人を提案

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

なお、ファーマキャリアの詳細な特徴や効果的に使うポイントなど以下の記事にまとめていますので、確認しておきましょう。

リクナビ薬剤師|コンサルタントが優秀

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

リクナビ薬剤師の詳細な内容や、他の転職エージェントと比較した際のメリット・デメリットは、以下の記事を参考にしてみてください。

薬剤師転職サイトをより効果的に利用する7ポイント

35歳が転職エージェントをうまく使うポイント

この章では、薬剤師転職サイトをより効果的に利用するためのポイントを7つお伝えします。

  1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく
  2. 転職時期は最短可能日程で答える
  3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る
  4. 経歴やスキルに嘘をつかない
  5. 推薦文は必ず確認する
  6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない
  7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

せっかく良い転職サービスを選んでも、上手に活用できなければもったいないので必ずチェックしましょう。

Point-1. スカウトを利用した場合、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職サイトは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最終接触日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります。

更新日

例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

Point-2. 転職時期は最短可能日程で答える

コンサルタントとのファーストコンタクトで必ず「転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれるので、この時には「いいところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

※もちろん現職での退職手続きや引継ぎがあるはずなので、その点は伝えておきましょう。

Point-3. 相性が合わなければ担当コンサルタントの変更を申し出る

担当コンサルタントに情をうつしてはいけません。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、

転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、他のコンサルタントの方と一度お話をしたく考えております。

大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Point-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては、申し出をしない限りは情報が残ります。

コンサルタントでよく話題にあがるのが、「去年の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・」という話です。

この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として、紹介する案件を絞るなどの判断がくだされます。

Point-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当コンサルタントはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きます。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

Point-6. 同じ案件に複数の転職サービスから応募しない

数社の転職サービスを使っている場合、同じ案件には複数の転職サービス経由で応募しないようにしましょう。

企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となるリスクさえあります。

Point-7. 紹介された会社の実態を口コミサイト『OpenWork』で調査

薬剤師転職サイトも売上がかかっていますから、なんとかしてあなたに転職を決めてもらいたいと考えています。

優良なコンサルタントであれば都合の悪いことを隠したりすることは少ないでしょうが、自衛のために口コミサイトの『OpenWorkを利用して裏をとるようにしましょう。

以下のような口コミが大量に集まっているので、その情報をもとに、社風や雰囲気をあらかじめ予想することができます。

openworkの口コミ

上場企業であればほぼ全ての企業についての口コミが集まっていますので、ぜひ利用してください。

【図解】薬剤師転職サイト利用の流れ

ここまで、転職が有利に進む転職サービスと、その活用ポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

薬剤師転職サイトに登録したあとは、特に準備は必要とせず、気軽に身をゆだねれば良いのですが、初めて使う方は不安も多いかと思いますので、登録後何が起こるのかをざっくり把握しておきましょう

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Step 1. まずは公式ページから登録する

それぞれの公式ページから登録を行います。

登録する際は、『転職サービス』なのか『派遣サービス』なのかを確認するようにしてください

例えば、「パソナ」と検索するとパソナの派遣登録サイトが出てくるように、紛らわしいサービスが複数あるため、登録前にしっかりと確認しましょう。

正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…ということがないように、十分に注意しましょう。

Step 2. 担当コンサルタントから連絡が来る

登録すると、担当から数日以内に電話かメールで連絡が入ります。

事前に準備などをする必要は全くありませんが、ざっくり下記のようなことを聞かれます。

  • 転職希望時期は?
  • 希望する職種や業界は?
  • 希望年収は?

10分ほどの最低限のヒアリングを受けた後、キャリアカウンセリングのアポイント調整を行います。

※最初からアポイント調整に入る場合もあります。

Step 3. キャリアカウンセリング

あなたが薬剤師転職サイトのオフィスに訪問することもあれば、担当コンサルタントが近くまで来てくれることもあります。(近年はコロナの影響により、オンライン面談も積極的に取り入れられています。)

初回面談での話題で多いのは下記のようなテーマです。

  • あなたのキャリアの棚卸
  • PRポイントの整理
  • 転職するべきかどうか
  • 転職するとしたらどのような企業に内定をもらえそうか
  • どのように職務経歴書を書いたら通過しやすくなるか
  • 転職についての要望の深堀

キャリアカウンセリングで気づくことも多く、なるべく多くのコンサルタントに意見をもらえば、考えがまとまっていき、後悔ない転職をすることができるでしょう。

担当コンサルタントとは長い付き合いとなるため、できれば拠点に足を運ぶようにしましょう。

Step 4. 求人紹介を受ける

あなたの希望に合いそうな求人を5件~20件ほど紹介してもらえます。

思ってもないような大手もあれば、今まで知ることのなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。

それぞれのエージェントしか扱っていない独占求人もありますので、複数社のエージェントから求人紹介を受けることを推奨します

Step 5. 履歴書・職務経歴書の添削

応募する企業を決めたら、職務経歴書や履歴書といった選考書類を添削してもらいます。

場合によってはこのためだけに面談を設定してくれたり、何度も書き直しを行ったりしてくれます。

最高の職務経歴書をエージェントと一緒に作り上げていきましょう。

Step 6. 紹介された求人に応募する

選考書類が完成したら、担当コンサルタントが最後に推薦文を添えて企業に応募します。

自分ではなかなか伝えられないあなたの魅力を、担当コンサルタントが企業に伝えてくれます。

求人サイトを使って自力で応募すると、推薦文はもちろん誰も書いてくれませんし、企業への手続きも全部自分でしなければならないため、それに比べると薬剤師転職サイト経由は圧倒的に有利です。

Step 7. 面接対策を受ける

応募している企業の面接担当者がどのような質問をして、どのようなタイプの方を好むのか、今持っているスキルのなかで何をPRするべきなのかといったポイントのアドバイスを貰います。

あなたが希望すれば模擬面接を実施してもらえるケースも多いです。

Step 8. 企業との面接を行う

面接の日時設定は担当コンサルタントが全て行ってくれます。

対策してもらったことをフル活用して、力を出し切りましょう。

面接に落ちてしまった場合には、多くの場合、担当コンサルタントが人事担当者からフィードバックを受けているため、次の面接に生かすことができます。

Step 9. 内定と退職サポート

内定が出た後は、担当コンサルタントが給料交渉や入社日の調整を責任を持って行ってくれます。

また、退職手続きについて不安な場合も、上司にどのように報告するかなど薬剤師転職サイトであればノウハウを必ず持っていますので、頼ってしまいましょう!

Step 10.退会手続きをする

転職先の内定がもらえたら、転職サイトを退会するのが無難です。

万が一転職後も転職サイトに入会し続けていたら、転職先の人事担当者に見つかってしまうかもしれません。

転職サイトを利用している会社は、転職サイトに登録している人材を「スカウト」機能でチェックしています。

転職先の人事担当者が「スカウト」機能であなたの情報を見つけた場合、「入ったばかりなのに、もう転職しようとしている」と、無用な疑いをかけられるかもしれません。

転職回数が多い薬剤師が転職を成功させるコツのまとめ

転職回数が多い薬剤師が転職を成功させるコツのまとめ

薬剤師の転職回数について、コツやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

転職しやすい薬剤師業界であっても、転職回数が4回目以上となると不利になってしまいます。

ポイントは「悪印象にならない転職理由の伝え方を押さえること」「転職サイトのコンサルタントのフォローを受けること」です。

これだけで満足いく転職の可能性をぐっと高めることができるでしょう。

以下が、転職回数の多い薬剤師におすすめする転職サイトです。

  1. 薬キャリエージェント:https://agent.m3career.com/
  2. ファルマスタッフ:https://www.38-8931.com/
  3. マイナビ薬剤師:https://pharma.mynavi.jp/
  4. ファーマキャリア:https://pharmacareer.jp
  5. リクナビ薬剤師:https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

転職活動は、将来のキャリアや待遇など検討すべきことが多いため、しっかり考えた上で、次の一歩を踏み出してくださいね。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。