薬剤師転職にベストな時期っていつ?採用に有利なタイミング・スケジュール

薬剤師 転職 時期

「薬剤師の転職におすすめの時期を知りたい」「転職活動はいつから始めればいいんだろう」と考えていませんか?

結論からいうと、薬剤師が最も転職しやすい時期は1月から3月です。

この期間は、年間を通して薬剤師求人が最も多い時期であり、薬剤師の採用ニーズも高まるからです。

中でも特に2月は、求人数が多く、かつライバルが少ないという絶好のタイミングと言えます。

一方、5月~6月にかけては転職難易度が上がるため、おすすめできません。

この記事の結論

転職先をスムーズに決めたいなら、年末頃から求人探しを少しずつ始めておき、遅くとも3月までに内定を決める、というスケジュールが理想です。

この記事では、薬剤師転職のプロとして数多くのキャリアチェンジを支援してきた私が、「薬剤師が転職活動を始めるのにベストな時期」を、厚生労働省の統計データをもとに詳しく解説します。

  1. 薬剤師が転職しやすい時期は1月から3月
  2. 転職活動が難しくなりやすい時期である5月・6月は避けた方が良い
  3. 転職活動は長期化すると想定し早い時期から始めるべき【2021年最新】
  4. 薬剤師転職にぴったりなその他の時期
  5. 薬剤師の求人探し全手段
  6. 薬剤師からの人気が高い転職サイト

すべて読めば、いつどのタイミングで転職活動を始めれば良いか理解できるでしょう。

薬剤師500名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての薬剤師におすすめの相談先です。

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1.薬剤師が転職しやすい時期は1月から3月

薬剤師の転職に適した時期は、1月から3月の間です。

求人数やライバルの増減、転職市場の動きなどの観点から、より細かいベストタイミングについて紹介します。

それぞれ詳しく解説します。

補足

当記事で紹介する指標(有効求人数・有効求人数倍率・有効求職者数)は、『一般職業紹介状況(職業安定業務統計)』のデータ(※医師、歯科医師、獣医師、薬剤師 )を参考にしています。また、例年の傾向を把握するために、値はすべて2017、2018、2019年の平均を算出しています。

  • 有効求人数
    ハローワークに掲載されている薬剤師求人の数
  • 有効求人倍率
    「薬剤師1人あたりどのくらいの求人があるか」を示す値。数字が高いほど多くの病院が「薬剤師を採用したい」と考えていることを意味する
  • 有効求職者数
    ハローワークで仕事を探している人の数

1-1.薬剤師が採用されやすくなるのは1月~3月

1年のうち、薬剤師の採用ニーズが特に高い時期は、1月~3月です。

実際に有効求人数倍率をみると、他の時期よりも高水準となっていることがわかります。

背景としては、3月末に退職予定の薬剤師に代わる人材を、早い段階で確保しようとする薬局・病院が多いから、と考えられます。

1-2.薬剤師の求人数が増えるのは1月~5月

転職市場に出回る求人の数をみると、1月~5月にかけて増加することが分かります。

この時期であれば、転職市場に出回る求人も増えるため、条件の良い職場の求人が見つかりやすくなりるでしょう。

効率よく転職活動を行い、働きやすい職場を見つけるためには、「どれだけ多くの求人情報を手に入れ、比較検討するか」が何より重要です。

求人数が少ない時期に転職活動を始めてしまうと、「なるべく早く転職したいのに全然求人が見つからない」「焦って転職先を決めてしまった結果、人間関係が悪い職場で働くことになってしまった」などの後悔につながることもあります。

1-3.求人が最も多くかつライバルが少ないのは1月・2月

1年間のうち最も転職活動に適した時期、すなわち「求人が最も多く」かつ「ライバルが少ない」のは1月・2月です。

特に2月は他の月に比べて、「仕事が見つかりやすい」「ライバルが少ないので選考に通過しやすい」状況であると言えます。

年末頃から少しずつ情報を集め、気になる職場に応募、1月中に選考・面接を受け内定を決めるというのが、最もスピーディかつ効率の良い転職活動のスケジュールと言えるでしょう。

1-4.求人数は1月に急増する

1年を通してみると、求人数は夏から秋にかけて少ない状態が続き、1月になると急増します。

そこから4月までは堅調に増加し続けるので、「できるだけ多くの求人が出回っている時に転職したい」という方は、この間に転職活動を行ってください。

秋頃から転職活動を始める方で、余裕がある場合は、1月になるまで少し待ってみるというのも一つの方法です。

ここまでのまとめ

薬剤師が最も転職しやすい時期は1月から3月で、根拠としては以下の4つが挙げられました。

  • 薬剤師が採用されやすくなるのは1月~3月
  • 薬剤師の求人数が増えるのは1月~3月
  • 求人が最も多くかつライバルが少ないのは12月・1月
  • 求人数は1月に急増する

その一方で、転職市場の動向から、転職に不向きな時期もあります。次章では、できるだけ避けるべきタイミングについて解説します。

2.転職活動が難しくなりやすい時期である5月・6月は避けた方が良い

5月・6月は「なかなか転職が決まらない」となりやすい時期であるため、できるだけ避けた方が望ましいです。

5月・6月は避けるべき理由

  • 理由1.求人数が少なく、求人倍率も下がるから
  • 理由2.ライバルが一気に増えるから

それぞれ詳しく説明します。

理由1.求人数が少なく、求人倍率も下がるから

薬剤師求人は、年度末にかけて増加を続けますが、4月以降から徐々に下り坂となります。

それに伴い、薬剤師の有効求人数倍率も低下(6月が最も低い)、10月までは採用ニーズが低い状態が継続します。

「なかなか良い求人が見つからない」という状態が続く可能性が高いでしょう。

そのため、可能であれば3月中に内定を決めることから逆算して、早めに行動に移しておくことをおすすめします。

理由2.ライバルが一気に増えるから

1月~3月にかけては、求人が多いだけでなく、ライバル(仕事を探している薬剤師)が少ないというのも有利な理由でした。

しかし、4月以降になると仕事を探す薬剤師は一気に増加します。3月末という区切りで退職をする薬剤師が多いからです。

なお、年間で最も仕事を探す薬剤師が多いのは、5月です。

このことから、年度の始めはライバルの増加につき、競争率が高くなる傾向にあると言えるでしょう。

ここまでのまとめ

5月・6月の時期は、以下の理由から転職難易度が高まるため、転職活動にはおすすめできません。

  • 理由1.求人数が少なく、求人倍率も下がるから
  • 理由2.ライバルが一気に増えるから

この時期に転職活動を行う場合は、想定よりも長い時間がかかってしまう可能性があることを考慮しておきましょう。

ここまでは、薬剤師の転職活動に適した時期を紹介しました。時期による求人数などの違いはあるものの、他の職種と比べて、時期によって大きな違いはありません。

ただし2020年以降、薬剤師の転職市場は大きく変化しており、以前よりも転職難易度はかなり上がっていると考えておくべきでしょう。

3. 転職活動は長期化すると想定し早い時期から始めるべき【2021年最新】

転職活動は長期化するという前提で、在職中の早い段階から少しずつ行っておく必要があります。

なぜなら、薬剤師の転職難易度は2020年のコロナ禍の影響で高くなっており、2021年以降も続くと考えられるからです。

転職難易度が高い状況が続くと考えられる根拠は、以下の3つです。

それぞれ、具体的なデータをもとに解説します。

3-1.コロナ禍に低下した医療系職種の求人倍率は回復していない

2020年のコロナ禍で低下した医療系職種の求人倍率は、2021年になってからも一向に回復していません。

以下は、青い線がコロナ禍前の求人倍率の平均(2017~2019年)、赤い線がコロナ禍後(2020年4月以降)の求人倍率です。

まだコロナ禍以前の水準には到底及ばないことが分かります。

需要が景気に左右されることのない医療系職種で、求人倍率が2倍台というのは、かなり異例の事態です。

たとえば、過去20年で最も不景気と言われているリーマンショック時の2009年、全職種平均の有効求人数倍率は0.44倍まで下がったにも関わらず、医療系職種の求人倍率は5.86倍と非常に高い水準を保っていました。

それほどまでに高い採用ニーズのある医療系職種でさえ、採用ニーズが例年よりも大幅に下がっている、というのが2021年の転職市場の状況です。

3-2.都市部の薬局・病院はほとんど充足している

都市部の薬局や病院など、薬剤師の主要な就業先は、人員がほとんど充足傾向にあります。

背景としては、コロナ禍の影響による働き方の変化が考えられます。

  1. コロナ禍で受診控えが急増し、薬局・病院の経営を直撃した
  2. 非正規雇用の薬剤師が契約を打ち切られるケースが急増した(特に派遣)
  3. 仕事を探す薬剤師が増え、それまで人手不足だった薬局・医療施設の人員が充足している

この結果、薬剤師の数が多い(人口10万人当たり)以下の地域は特に、薬剤師余りの状況にあります。

特に薬剤師の転職が難しいエリア

  • 東京
  • 神奈川
  • 大阪
  • 兵庫

地方はまだ薬剤師の採用ニーズはあるものの、都市部では転職難易度がかなり高い状況であると理解しておきましょう。

3-3.薬剤師の供給過多により、転職難易度が高い状況は続く可能性がある

薬剤師の供給過多によって、転職難易度が高い状況は続く可能性があるです。

薬剤師の供給過多

薬剤師は毎年1万人が試験に合格しており、現在国内に33万人ほどいます。このペースで薬剤師が増加し続けた場合、長期的にみて「需要を供給が上回る」と予測されています。(参考:厚生労働省

コロナ禍で低下した医療系職種の求人倍率は、薬剤師以外にも、医師・歯科医師・獣医師を含まれていますが、この中で需給バランスが逆転すると言われているのは薬剤師のみです。

そのため、他の職種の採用ニーズが戻っても、薬剤師だけは転職難易度が高い状況が今後も続くだろうと考えられます。

ここまでのまとめ

以下の理由から、転職活動は長期化するという前提で、早いうちから行動に移すことをおすすめします。

  • コロナ禍に低下した医療系職種の求人倍率は回復していない
  • 都市部の薬局・病院はほとんど充足している
  • 薬剤師の供給過多により、転職難易度が高い状況は続く可能性がある

転職を考えている方であれば、まずは求人探しから少しずつ行っておくと良いでしょう。

4.薬剤師転職にぴったりなその他の時期

上記以外の転職に適したタイミングを紹介します。

「ボーナスがもらえる」時期:7月・1月以降

金銭的な面も考えて、ボーナスをもらった後に転職するというのもおすすめです。

1. 就業規則の確認が全て 今すぐチェックしよう

私に相談に来る多くの薬剤師転職者が「ボーナスをもらった後に転職したい」と言います。

しかし、一部の方は元職場の就業規則を把握されていないばかりに、退職直前にボーナスがもらえない事を知り、そのまま泣く泣く退職というケースがあります。

誰もがボーナスが貰える時期は把握していると思いますが、ボーナスが貰える条件について就業規則で確認される事を強くおすすめします。

2. ボーナスをもらった上で退職する事を、しっかり交渉しよう

2つ目のポイントは、ボーナスをもらった上での退職を、しっかり職場に交渉することです。

個人経営の薬局では、就業規則がしっかり定まっていないケースがあります。

薬局経営者の判断で支給の有無が決まる事もあるので、しっかりボーナスをもらえるよう交渉しましょう。

ボーナス支給後のタイミングは退職者が出やすい時期なので、強く退職引き止めされるケースもあります。

転職スケジュールは早めに調整し、職場の状況で退職が難しいような場合は余裕を持って上司に交渉することをおすすめします。

「職場に迷惑をかけない」時期:希望転職時期の1カ月前

「この時期から次の職場で働きたい」という希望があるなら、職場に迷惑をかけないよう、「1カ月前には辞職を切り出す」というスケジュールでの転職活動がおすすめです。

労働基準法上は「退職届を出してから2週間以内」での退職が認められていますが、職場・会社側から不本意な引き止めを受ける事なく円満に離職するためには、1ヶ月前の切り出しがおすすめです。

もちろん「旦那の転勤で」といった理由で1ヶ月前に切り出す事ができない場合もあります。

しかし、基本的には追加で1名採用するためには、求人広告を出し、面接し、内定後に必要書類を揃えてもらい、といったプロセスは1ヶ月以上かかるものです。

会社や職場に必要以上の迷惑をかけないよう、円満退職をこころがけましょう。

「転職がスムーズな」年齢:30歳になったタイミング

薬剤師の転職は、30歳になったタイミングで考えてみるのも良いでしょう。多くの薬剤師さんは、薬剤師として働き始めて、5~6年目で転職を考え始めるようです。

理由1. 実務経験を積んでいるから

一つ目の理由は、「実務経験を積んでいるから」です。

30歳頃の転職者は、新卒で入社した職場で最低限のビジネスマナーを学び、実務経験を積んでいます。

中途採用で雇った際に、基礎的なマナー研修や仕事の導入をせずとも、現場で活躍してもらえる事がイメージできる事から、30歳頃は転職で有利になるのです。

理由2. 未経験へのチャレンジができるから

二つ目の理由は、「未経験へのチャレンジができるから」です。

特に未経験の職場や職種にチャレンジする場合は、30歳頃を目安に転職すると良いでしょう。

ある程度年齢を重ねると、未経験へのチャレンジは本人も難しくなり、人事も敬遠する傾向にあります。

「今は調剤薬局で働いているが、将来急性期病院で働きたい」といった意欲を持っている方は、早めにチャレンジする事をおすすめします。

「辞めたいと思った」時期こそが、一番の転職時期

口コミ・評判

M.S さん(28歳)
今の職場が辛いのですが、転職時期の良い時まで待ったほうが良いのでしょうか?

7章までで、転職にとって良い時期・年齢・タイミングをお伝えしてきましたが、最も大切なのは辞めたいと思った時です。

もし、今の職場がどうしても辛いなら、すぐに転職する事をおすすめします。

世の中には多くの職場があり、驚くほど陰湿な職場から、驚くほど楽しく和気藹々としている職場まであります。

今の職場を全てと思わず、辛いのであれば次の職場を探しましょう。

「転職したい!」と強く思う時は、進んで求人を探し、面接でも転職意欲をアピールできるので、思いの外内定が出やすいのです。

求人が出にくい時期や、ボーナスもらえない時期だったとしても、あなたが転職活動に対して強い意志を持っている時だからこそ、次の良い職場が見つかるでしょう。

5.薬剤師の求人探し全手段

薬剤師の求人探しの手段には、それぞれメリット・デメリットの側面があり自分に合ったものを選択しなければなりません。

そこで薬剤師求人探しの手段を、「求人数」「サポートの専門性」「メリット・デメリット」の軸で比較表にまとめました。

←左右にスクロールできます→

求人数サポートの専門性メリットデメリット
転職サイト
(民間の人材紹介会社)

4,475件(※1)
・薬剤師転職のプロによるサポート
・希望に合う職場を紹介してもらえる
・求人数が多く質も高い
・担当者によって転職のしやすさは変わる
ハローワーク
428件
・公的機関のため信頼性が高い。
・求人数が多い
・居住地近くの職場を見つけやすい
・条件の悪い求人もある
・サポートは手薄
求人広告サイト
3,193件(※2)
×・求人数が多い
・自分のペースで転職活動を進められる
・転職活動はすべて一人で行う必要がある
・誰にも相談できないので、視野が狭くなりやすい
知人の紹介×・リアルな情報が得られる・イメージと違っていたとしても断りづらい
・すぐに辞めにくい

※求人数:2021年8月更新
※1:満足度上位3社計(薬キャリエージェント・ファルマスタッフ・マイナビ薬剤師)
※2:満足度上位3社計(GUPPY・ジョブメドレー・日経DIキャリア)

それぞれ一長一短ありますが、最もおすすめなのは、転職のプロによるサポートが受けられる「転職サイト」です。

なぜなら、求人の見つけやすさとサポートの専門性の両観点で強みがあり、条件の良い職場を見つけやすいメリットがあるからです。

転職サイト利用のメリット

  • 自分に合った転職先を提案してくれる
  • 転職のプロにキャリア相談ができる
  • 応募書類の添削を受けられる
  • 面接対策ができ、選考通過率がアップする
  • 職場とのやり取りを代行してくれる
  • 内定決定後もサポートしてくれる

サービスの質は担当者次第で左右されますが、担当者は変更可能なので、それほど懸念点ではありません。

全手段の中で転職サイトがおすすめな人

  • 転職するのがはじめてで不安
  • 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
  • なるべく早く次の仕事を見つけたい
  • 実績豊富な薬剤師転職のプロにまずは相談したい

ただ担当者と二人三脚で転職活動を進めていく転職サイトは、「マイペースに仕事探しをしたい」という方にとっては不向きなので、その場合はハローワークを活用すると良いでしょう。

では、それぞれの手段の特徴を詳しく解説します。

転職サイト(民間の人材紹介会社)

転職サイトは、薬剤師転職のプロからサポートを受けられる、人材紹介サービスです。

求人広告サイトと異なり、登録するとキャリアコンサルタントが担当者となり、あなたの転職活動をトータルで支援します。

転職サイトを利用することで、以下のような転職支援を受けられます。

  1. キャリア相談
  2. 求人紹介・提案
  3. 履歴書や職務経歴書の添削
  4. 面接対策
  5. 面接のセッティング
  6. 給与交渉

特に、あなたに最適の求人を提案してくれる点は、非常に魅力的です。

「自宅から20分以内」「福利厚生が整っている薬局」「給与は今より5万円以上」など条件が複数ある場合、ハローワークや求人広告サイトでは探しづらいことも多々あります。

また、自分がどのような職場に転職したいか、目的や条件がうまく明確になっていない方も多いでしょう。

ですが、転職サイトを利用すれば、キャリアコンサルタントに希望を伝えるだけで、あなたのニーズにマッチした求人を提案してくれます。

加えて、履歴書の書き方や面接の練習などの選考サポートも受けられます。

特にはじめて転職活動を行う方や、絶対に失敗したくないという方におすすめです。

6.薬剤師からの人気が高い転職サイト

数ある転職サイトの中から、以下を基準に、「利用者からの満足度の高い薬剤師向け転職サイト」をピックアップしました。

転職サイト選定基準

  1. 求人の数
    …総求人数が多いほど、理想にぴったりの求人を見つけやすい
  2. 利用者満足度(提案&サポート力)
    …利用者の口コミをもとにサービスの質を評価。優秀なキャリアコンサルタントに担当してもらえれば、理想の職場を提案&手厚いサポートが期待できる

利用者の総合評価順にランキング形式でまとめると、おすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。

転職サイト求人数|総合満足度
1位.
薬キャリエージェント
約60,000件|◎4.3
薬剤師さんからの利用満足度No1(※エムスリーキャリア調べ)の転職サイト。求人の質の高さや、丁寧なキャリアヒアリングが高評価
2位.
ファルマスタッフ
約42,000件|○3.9
調剤薬局の求人数・量ともに業界トップクラスの転職サイト。20年以上に渡る転職支援実績があり、サポート力も高い
3位.
マイナビ薬剤師
約54,000件|○3.8
マイナビグループのネットワークを活かした圧倒的な求人数が魅力の転職サイト。地方在住の方もおすすめ

※この記事では3サイトに厳選しています。より詳しく知りたい方は、『薬剤師500人が選ぶ転職サイトおすすめ比較!口コミ評判&求人数ランキング』を参考にしてください。

1位.薬キャリエージェント | 総合満足度No1、実績豊富で利用者満足度95%

薬キャリ

『薬キャリ』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

また、病院や医療施設などに強いコネクションを築いており、人気の高い転職先である調剤薬局や病院の求人数は業界1位、調剤薬局では業界3位と、他サービスを圧倒する求人数・質を誇ります。

業種・年齢・地域問わず、転職を考えるすべての薬剤師におすすめです。

公式サイト:
https://agent.m3career.com/

当サイトでは薬キャリのコンサルタントにインタビューを行いました!

薬キャリの強みコロナ禍における薬剤師の転職事情をお話いただいたので、転職を検討している方はぜひご覧ください。

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薬剤師の人生を照らす転職を――薬剤師満足度No1『薬キャリ』のコンサルタントによる「求職者ファースト」の転職支援とは

2位.ファルマスタッフ | 調剤薬局と派遣の求人が豊富

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
https://www.38-8931.com/

3位.マイナビ薬剤師 | 親身なサポート体制に高評価

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。
※マイナビのプロモーションを含みます。

さいごに

薬剤師の転職にベストな時期について解説しました。

結論を再度述べると、年末頃から求人探しを少しずつ始めておき、遅くとも3月までに内定を決める、というスケジュールが理想です。

転職活動は1~3ヶ月程度かかることが一般的ですが、長期化することを想定して、早めの準備・対策をしておきましょう。

あなたの今後の人生がより明るいものとなることを祈っています。