後悔しないために!オペ室看護師に転職する前に知るべき全知識

オペ室(手術室)看護師として働くことを考えているけど、休みはとれるの?給料は?資格は必要なの?どうすれば良い求人を見つけられるの?と不安に思っていませんか。

オペ室看護師は外来など他の職種に比べて高収入で、一度オペ室経験を積めば専門性も非常に高く転職市場価値はとても高いので、将来性もよく非常におすすめです。

しかしながら、向き・不向きがはっきりしており、仕事内容をしっかりと理解した上で就職しないと、離職する確率も非常に高いです。

このページでは、元看護士で現役人材コンサルタントの経験から、オペ室看護師について下記6点をご説明します。

  1. 給料と勤務形態
  2. 仕事内容
  3. 離職率が高い3つの理由
  4. それでも人気な3つの理由
  5. 向き不向き
  6. 後悔しないための職場の選び方

全て読めば、オペ室看護師の給料や仕事内容、あなたに向いているかどうかがわかり、転職後に後悔しない職場を探すことができるでしょう。

1. 給料と労働条件

オペ室看護師の給料はどれくらいですか?

オペ室看護師の給料は夜勤ありの常勤であれば平均年収500万前後、日勤であれば平均450万前後、非常勤であれば時給1500円〜1700円ほどです。

看護師の全体平均が470万円であることを考えると、やや高い水準であると言えます。

ただし、病院によって休暇中のオンコール手当が含まれている場合もあり、事前に転職エージェントに確認をとるなど注意せねばなりません。

※上記はあくまで全体傾向であり、当然ながら職場や労働条件ごとに異なります。

2. 仕事内容

なんとなくイメージはありますが、具体的にはどのような仕事をするのでしょうか?

手術室看護師は、手術室において医師のサポート・患者のケアを行います。

仕事は大きく2つの分かれ、手術室内で医師に器械を出すなどのサポートを行う「直接介助」と、患者の術前ケア、投薬管理、器械チェックを行う「間接介助(外回り)」に分かれます。

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専門性の高い仕事内容が多く一人前になるまで3年以上かかると言われますが、看護師免許以外に必要な資格はないため、志望すれば未経験でも就ける職種です。

手術室看護師の1日

手術室看護師の具体的な1日を紹介します。

オペ室で「直接介助」を行う場合は手術内容にあわせてスケジュールが全くことなるため、「間接介助(外回り)」のケースを紹介します。スクリーンショット 2016-06-25 18.07.15

帰宅後も病院によってはオンコール待機の当番が多いケースがあるため、プライベートを重視したい方は転職エージェントに事前に確認するようにしましょう。

3. オペ室看護師が不人気な3つの理由

手術室を志望している人にあったことがないのですが…人気ないのでしょうか。

確かに、看護rooが1558名の新人看護師にとったアンケートの結果、手術室看護師は完全圏外で10位以内にも入りませんでした。

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(参考: 看護roo! https://www.kango-roo.com/sn/a/view/430)

ではなぜ手術室看護師が人気がないのか、その代表的な理由を5つ紹介します。

「これは私には無理だ・・・」という項目があれば、転職することはよく考えたほうがよいでしょう。

  • そもそも知名度が低い
  • 患者と話す機会が少ない
  • 仕事の緊張感が高くストレスを感じる
  • 自宅待機(オンコール)で休日が邪魔される
  • 専門知識が多く、勉強が大変

それぞれ、現役オペ室看護師の方の口コミと一緒に紹介していきます。

そもそも知名度が低い

看護師の教育過程で、手術室看護師については見学すらない場合もあるなど、触れられる機会が少なくまた、新卒で配属される可能性も少ないため、知名度がそもそも低いため人気も何も選択肢に上がらないことが多いようです。

口コミ・評判

オペ室・東京都・5年目・33歳
年収(総支給額):4,200,000円
オペ室勤務配属が決まった時、想定外すぎて驚きました。学校で習うには習いましたが、見学などもなくあまりに印象に薄かったので頭が真っ白になりました。

患者と話す機会が少ない

特に、急性期オペ室で勤務している場合、仮眠も落ち着いてとれない場合が多く、体力的にとてもきついです。体力に自信のない方は、外来や慢性期オペ室をおすすめします。

口コミ・評判

オペ室・千葉県・6年目・34歳
年収(総支給額):4,500,000円
基本的に材料室で作業、モニター、器具とのにらめっこです。術前・術後に話す機会はありますが、病棟のようなコミュニケーションは取れず、退屈に感じてしまう人も多いです。逆に、コミュニケーションが面倒なタイプであれば素質アリです。

仕事の緊張感が高くストレスを感じる

他の配属でももちろんそうですが、手術室においては一段と緊張感が高く、ほんの小さなミスが命に直結します。医師を含めてチーム全体が高い緊張感で動くため、罵声が飛び交うことも多々あるようです。

口コミ・評判

オペ室・神奈川県・6年目・35歳
年収(総支給額):4,130,000円
少しのもたつきが命に直結します。外回り、器具だし両方とも、極めて高い緊張感で長い手術に耐えなければなりません。終わった後はどっと疲れます。

自宅待機(オンコール)で休日が邪魔される

当番の時は、電話があればすぐに病院に行けるよう準備を整えておかなければなりません。

手当がもらえるため人によっては好むようですが、プライベートを大切にしたい場合は転職時にオンコール当番がどれだけあるか必ず確認しましょう。

口コミ・評判

オペ室・神奈川県・5年目・37歳
年収(総支給額):4,330,000円
休日といえど、オンコール待機中は一切気が抜けないですね。もちろん、遠出などはできません。その割に手当て金もやすいので、それだけは不満です。

専門知識が多く、勉強が大変

自分の受け持ちの科が決められているわけではないため、特定の科に限られない知識を求められます。また、それぞれの器具の知識も覚えなければならず、勉強量は最も多いといえます。

口コミ・評判

オペ室・神奈川県・3年目・29歳
年収(総支給額):4,770,000円
勉強が嫌いな人には向きません。毎週必ず勉強会があり、覚えなければならないことは多いです。ただ、勉強が得意、どんどん知識を身につけてキャリアアップしたい方には良い環境です。

4. オペ室看護師になる3つのメリット

不人気な理由はわかりました。手術室看護師は良いとこなしですか?

確かに不人気ではありますが、キャリアアップの観点からすると、実はオペ室看護師になることは多くのエージェントがおすすめしています。

手術室看護師になるメリットは次の2点です。

  • 経験していると転職先に困らない
  • 夜勤が少ないため、生活リズムは安定する

それぞれ、現役オペ室看護師の方の口コミと一緒に紹介していきます。

験していると転職先に困らない

手術室を経験していると、下記3点が身についているとみなされるため、オペ室看護師は転職先に困らないと言われています。

  • 特定の科に限定されない知識と経験
  • チーム医療
  • 即座の判断力

手術室看護師は、自分の受け持ちの科が決められているわけではないため、特定の科に限られない知識を求められます。

その分だけ、知識が豊富だとみなされていますので、手術室出身の看護師は他の配属について未経験でも転職しやすいという背景があります。

口コミ・評判

オペ室外来・日勤のみ・長野県・2年目・33歳
年収(総支給額):3,932,000円
手術室経験が3年以上あれば、転職先には困りません。一番ハードな気もしますが、若い方はぜひ経験した方が良い職種です。

験していると転職先に困らない

オペ室はどこも人手不足で、気になる病院があれば転職エージェントにたずねてみると、高い確率で求人がある場合が多いです。

なので、引越しの際に次の職場に困らないのが大きいメリットと言えます。

口コミ・評判

オペ室外来・日勤のみ・長野県・2年目・33歳
年収(総支給額):4,632,000円
日本全国、オペ室はどこも人手不足。希望すれば好条件で転職できますので、オペ室経験を積むことは看護師としてのキャリアを大きく強化することにつながります。

5. 向き不向き

私はオペ室看護師に向いているのでしょうか・・・?

これから向いている人・向いていない人の条件を出していくので、チェックしてみてください。

一つの基準としては「向いている人の3つの条件」から2つ以上に該当した上で、「向いていない人の2つの条件」に2つ以上該当しない方はオペ室看護師が向いている可能性が高いと言えます。

向いている人の3つの条件(2つ以上該当したら◎)

  • 突発的な対応や即座の判断力に自信のある方
  • スキルアップ意識の高い方
  • 専門性を磨きたい方

向いていない方の2つの条件(2つ以上該当したら×)

  • 患者とのコミュニケーションにやりがいを感じる方
  • のんびり自分のペースで働きたい方
  • 勉強するのが嫌いな方

6. 後悔しないための職場の選び方

オペ室看護師になろうと思いますが、どうしたら良い職場を選べますか?

求人で事前にチェックしておくべき下記4項目に注意して、オペ室看護師の案件を多く持つ転職エージェントに相談しましょう。

また、どこのオペ室も通年で採用をしているケースが多いため、希望する病院があれば、必ず伝えるようにしましょう。

事前にチェックするべき3項目(エージェントの担当者に必ず聞きましょう)

  • 職場の雰囲気
  • 福利厚生
  • 希望の病院の案件があるか
  • 当番(オンコール待機)はどれくらいの頻度か

転職エージェントを利用する際は、オペ室看護師の案件をできる限り多く持っていて、なおかつそれぞれのクリニックや病院の職場の雰囲気を熟知しているタイプのエージェントを選びましょう。

どこの転職エージェントに相談すれば良いのか迷った場合は、各転職エージェントの案件や口コミからおすすめを選んだ『転職のプロが教える看護師が本当に登録すべき転職サイト8選』を参考にして下さい。

7. まとめ

いかがでしたでしょうか。

オペ室看護師は向き不向きがあるのは間違いないですが、将来性もあり就職先としてはとてもおすすめできる職種です。

転職する際はエージェントを活用しながら注意深く職場選びをしてください。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。