看護師が転職活動に踏み切るベストな時期とタイミング

看護師 転職 時期

「自分は看護師として、自立して働いていけるんだろうか」「転職活動を始めるにしても今の仕事もあっていつ始めれば良いのかわからない」転職活動は近年ポピュラーになりましたが、今の職場から去ることには看護師の方でも不安を持たれるかと思います。

実際に私達転職エージェントに相談にいらっしゃる看護師の方の多くも、いつごろ転職を完了すれば良いのかわからない、という質問や、そもそもエージェントに相談しようかどうかすらとても迷った、という声が非常に多いです。

この記事では年次別での看護師転職活動の実態と転職活動を始めたとしてベストなタイミングはいつなのか、更に職場を探すコツも含めてご説明しようと思います。

  1. 年次別での看護師転職の実態
  2. 看護師が転職するのにベストなタイミング
  3. 自分に合った転職先の探し方

一度でも転職を検討をされた方がこの記事を読まれましたら、具体的にいつ転職活動を始めれば良いのかということがすぐに分かるようになります。

<2019年6月:最新情報>

6月は、転職活動を開始するには最高のタイミングです。なぜなら、5月までの転職市場の最繁忙期を超え、より手厚いサポートを利用しながら活動できる時期だからです。

一方で、市場に出回っている求人数は限られている側面もあるため、良い求人を確実に手に入れるために可能な限り早いタイミングで転職活動を開始すべきです。

そのため、以下の簡単なステップで早めに転職を開始しましょう。

  1. このページを見ながら、複数の転職サイト(『看護roo!』『看護のお仕事』など)に登録する
  2. それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける

※登録後、転職エージェントからの連絡に細目に対応することがポイントです。そうすることで、優先的に良い求人を紹介してもらえる可能性が劇的に上がり、転職活動を円滑に進められるでしょう。


1. 年次別での看護師転職の実態

看護師が転職を始める適齢期は、一般的に5~10年目と言われています。

その理由として、一定の経験と知見が備わっており、戦力としてすぐに活かすことが出来るということに加え、飽くまでも若手としての吸収力と謙虚さがあると求人先も考えており、このくらいの年次の方の転職実績が非常に多いです。

そこで、ここでは年次別の看護師の方々の転職活動の実態を、事例を通じて御紹介したいと思います。

1-1. 新人看護師が入職半年で転職した場合

新人看護師Aさんの事例

私のところに転職相談にいらした看護師Aさんは、新人の方で入職してちょうど半年たったところでした。

Aさんの悩みは次の通りでした。

口コミ・評判

新人看護師 A さん( 1年目 )
 

1年目の新人看護師です。毎日、患者さんの命に関わる様な責任の重い仕事を、一人ではないにしてもやらせてもらっています。誇らしいというよりも、ミスをしてしまった場合を考えてしまい、とても怖くなってしまいます。

先輩と一緒にやってはいるものの、自分の重大なミスで先輩に迷惑をかけてしまったらどうしよう、もし万が一自分のせいで患者さんが亡くなられてしまったらどうしよう、と考えると耐えられません。

そういった不安からか、小さなミスをいくつも犯してしまい、先輩には怒られる毎日です。するとどんどん自信を失ってしまい、今の仕事に向いていないのではないかとさえ思ってしまいます。

今すぐできるかどうかはわかりませんが、もう一度ゼロから自分自身を見つめなおすためにご相談させて頂きに来ました!

看護師の方の悩みの多くが人間関係が起因していますが、Aさんも同じ悩みを抱えていました。

筆者の答え

私は、Aさんにはもう少し今の職場に残ってはどうかと回答いたしました。

しかし、Aさんはどうしても今の職場から離れたい、今の人間関係の悩みから開放されたいと答えられましたので、仕方なく小規模なクリニックをご紹介しました。

ですが、残念ながらAさんは又私のところに全く同じ悩みを持って相談にいらっしゃいました。またもミスをしてしまった、と。

しかも今回では更に些細なミスで自信をなくしてしまったらしく今の職場では辛くて働けない、と言いました。さすがに私もこの時は転職よりも今の職場で問題を解決する方法を勧めました。

1-2. 入職5年目で転職した場合

中堅看護師Bさんの事例

次に看護師として4年勤めてらしたBさんの場合を御紹介します。これはちょうど11月末頃にいらっしゃったと記憶しております。

口コミ・評判

中堅看護師 B さん( 5年目 )
 

看護師5年目です。

私は新人の時からとにかく毎日忙殺されていました。医者の先生たちも毎朝早く朝7時に集合と言いながら、最も早い先生で5時から出勤する方もいらっしゃいます。

また、私が務めていた病院では、コメディカルへの権限委譲を推進していた病院でしたので、看護師が手術の一部を担うところまでやってほしい、と先生からは言われておりました。

ですが、私は大学の看護学部でも、手術の方法についてそこまで詳しくは学びませんでした。

これは医師不足の影響もあるかと思いますが、確実に医師も看護師も少なかったように感じます

それでも先生たちや、先輩看護師達には全くかまってもらえず、疲れてミスをするたび怒られる、そんな毎日を送るようになり、自己嫌悪に陥りました

(中略)

看護師の世界では4,5年目で異動の時期が来ると言われています。私は運良く自分の希望が通り、もう少し穏やかな、内科を担当することになりました

私は、不思議な事に前の科以上に忙しかったように思いますが、全く嫌だと思いませんでした。一つには、前の科よりも人は多く、みんな穏やかでした。

その中で働いていて、ある朝出勤前に全く味のしないであろうベーコンを口に入れた瞬間、あまりの美味しさに涙が流れてしまいました。

私は余裕が出来て、自分自身のキャリアについて改めて考えることにしました。本当に自分に向いている仕事なのか、と。

私が尊敬するこの病院の先生に相談したところ、「若いのだからもっといろんな可能性もあるかもしれない、色々見に行きなさい」と言っていただけました。

先生から勧められた御社の方にお話を聞きに伺ったのです。

この方は院内で異動して成功したパターンだと言えます。

実はこの方は異動先の内科でも活躍した方だということが後からわかりました。外科で経験した苦労も身に付いた知識も内科では非常に重宝され、またなにより謙虚な方でした。

筆者の答え

正直に申し上げて、この方の転職のタイミングはベストなものだったと思います。

この方の場合もそうですが、5年目というのは適度に経験や知見を既に積み上げており、なおかつおごりすぎない年次だと言えるでしょう。

従って、どの職場においても即戦力としてほぼ使えるうえに、まだ謙虚さも残って新しいことにおいても吸収が速いものと一般的にも思われていますので、新たなことに挑戦するには5年目での転職をおすすめします。

1-3. 入職10年目で転職した場合

ベテラン看護師Cさんの事例

次に看護師10年目をむかえたベテランのCさんの事例をご紹介します。

口コミ・評判

ベテラン看護師 Cさん(10年目)
 

看護師を今年で10年目をむかえますが、今さら職につけるのか不安です。

私は内科の看護師としてこれまで長く過ごしてきましたが、4年前に結婚をし、間子供が生まれましたので途中に産休を挟み2年前に復帰しました。

正直に言って、今の仕事に不満があるわけでは無いのですが、何かやはり刺激がないと感じてしまっております。

新たな何かに挑戦したいという想いはあっても、今の仕事は常にルーティーンワークをこなす毎日です。

私にはこれまで自分が行ってきた内科での措置には十分に自信があります。

どこか職を探してもらえないでしょうか?

入職も10年目にもなると、さすがにご自身のこともよくわかっており、特段こちらから何かアドバイスをするのもおこがましいと感じたのが正直なところでした。

筆者答え

こちらの方には、看護師もさることながら別の異業種のお仕事も紹介いたしました。

MR、産業保健師、医療機器企業の事務のお仕事などです。結果、医療機器メーカーの事務職として転職をされました。

実は10年目での転職は思われているほど難しくはなく、非常に経験も知見もあるために、転職先も新たに教育を施す必要もなく即戦略として利用できるという点で非常に重宝されます。

更に、看護師としての非常に細やか気遣いと言うのは一般企業の事務としても重宝される要素になりえます。

従って、10年目の転職も視野に入れることは全然不自然なことではないと言えるでしょう。

結局転職適齢期は?

  • 1年目:転職には向かない年次。とにかくまずは経験を積む、若しくは経験が問われない全く違うフィールドへ挑戦しよう!
  • 5年目:転職には最良の時期!!経験・知識、そして柔軟性が備わっていて、それぞれの病院が欲しがる人材
  • 10年目:転職は自分の意思次第。長くキャリアを積むと、少なくとも看護師の職からは見放されない。だけど刺激も欲する時期かも??

2. 看護師が転職するのにベストなタイミング

次に、年次として5-10年目が向いていることはわかりましたが、具体的にいつから転職活動を始めれば良いのでしょうか。

下記は当社のデータベースを基に、月ごとの転職適齢度をまとめてみました。

転職適齢期 

◎:転職活動を始めるのに最適な時期

◯:転職活動を始めるのにいい時期

△:転職エージェントに登録し始めよう

☓:この時は求人が全くないので、適齢期まで待ちましょう

2-1. 転職活動を始めるなら冬か夏

まず、転職活動を始めるなら夏か冬が絶対的におすすめです。

何故なら、両季節ともにボーナスが支給される時期であり、病院等の職場から離職者が急激に増えるシーズンだからです。離職者が増えると、その分だけ各病院等にて求人数が増加し、転職者にとって売り手市場になります。

中でも冬の場合は1月、夏の場合は6月と考えておいてください。

冬の1月は4月入職に向けた求人も多くなるため、1年を通じて最も転職に向いている月といえるでしょう。

2-2. 転職活動を始めてはいけないタイミング

逆に転職活動を始めるとまずい時期も有りますので、注意しましょう。

それは、4月や秋ごろなど、ボーナス支給月での転職を目指した時期です。と言いますのも、ボーナスをもらう時期に転職を打ち明けると「この人はどうしようもないやつだ」と思われて、ボーナスを削減されるというケースがあるからです。

「そんな理不尽なことがあるのか」と思われるかも知れませんが、万が一のことを期しておすすめが出来ないということです。もちろん皆さんの周りの方がそういった方々であるとは思いたくはありませんが、もしそうであった場合の搾取を避ける意味で、4月、秋ごろに転職活動を開始することは避けましょう。

3. 自分にあった転職先の探し方

転職相談

3-1. 別の病院の医師・看護師等の友達に相談する

新しい職場探しのカギは、人間関係が良好に築ける先を探すことです。

一方で、ある職場の人間関係を見つけることは究極的には中に入るまではわかりません。

実際にそこで働く人と接することで、そこでの人が自分に合うかどうかがわかることになりますので、自分一人で転職活動を行うというのは無謀に近いでしょう。

そこで、「はじめに」でも申し上げたように他人に相談することが重要で、中でもインサイダーとして実際に他の病院で働いている人に相談する事が重要です。

そこで生きるのが、学生時代の友人で、他の病院に勤めている方では無いでしょうか。

看護師や医師のお友達で他の病院に勤めている方が居た場合にはすぐに相談するほうが良いでしょう。

まずは最も自分が信頼している人の話を聞き、特にその職場での人間関係がどうか、ということを聞いて判断することが重要です。

事前に病院に入って人間関係を体験することが出来ない以上、人の話を聞くことが現実を知る最良の方法といえます。

3-2. 自分の親に相談する

自身のご両親に相談することが重要である理由は、自分自身が信用出来る相手との相談が重要であるからです。

確かにご両親が必ずしも自分自身の職場を見つけてくれることは無いかもしれませんが、自分自身を最もよく知っている人であり、自分自身がどういう人間であったかを振り返ることが出来ます。

就職活動や転職活動に於ける「自己分析」では、「自己」という言葉からか自分一人で行ってしまう方が多く居ます。

ですが、確かに自己分析の素案は自分しか作れなくても、それを評価してもらう必要は大いに有ります。

従って、自己分析をしてもらう最適な人を見つけましょう。

そこで私が個人的に提案するのがご両親になりますので、ここで御紹介しております。

3-3. 転職エージェントに相談する

もし、両親や友人に相談しても解決策が見つからなかった場合には、転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントの中でも看護師の職を専門に扱うものもあり、下記3つのサイトは対応も丁寧なことで評判が高いサイトになりますので、おすすめです。

転職エージェントへの相談の利点は、無料での相談が出来ますので転職活動を開始する前にも相談する価値があることです。

具体的におすすめの転職エージェントについては、『看護師の転職サイト目的別おすすめ8選|17社を口コミ比較』にまとめておりますのでご参考ください。

おわりに

転職と言うのは、いわば結婚や恋愛に似ているように思います。

要するにどのタイミングで自分の想いを、誰に伝えるか。

それを見極めるためには、自分自身の想いの整理といつまでに転職をするか、というゴールを決めておくことが、スムーズに転職活動を完了することが出来る要素だと思います。