新人看護師でも転職すべき理由と転職後に後悔しない全知識

新人 看護師 転職

「やっと看護師になったけど、毎日泣きそうで出勤している」「もう辛くて辞めたい!」新人ながらも看護師としてこのようにお仕事に悩まれる方は大変多いように思います。

実際に、転職エージェントとして私が転職相談を受けてきた看護師の方々のお話を聞いていていも、特に1年目などの若手の方が非常に多く、院内の人間関係や責任の重い仕事によってやめて転職を考える傾向にあるようです。

今回の記事では、自分に合った転職先を探すために大切な3つのポイント、また転職した後もうまくやれるように人間関係の問題を解消するコツをご説明したいと思います。

  1. 看護師が辛いと感じているのはあなただけじゃない
  2. 新人看護師が転職先を選ぶ上での3つのポイント
  3. 人間関係の問題解消するための3つの習慣

この記事を読めば、新人看護師の方でも転職活動の始め方をご理解頂けるのと同時に、悩まれている人間関係の問題解消のコツを得ることが出来ます。

<2019年8月:看護師転職の最新情報>

8月は、転職活動を開始するには最高のタイミングです。

なぜなら、9月に訪れる転職繁忙期に向けて、8月から準備を始めることで、ライバルよりも選考をずっと有利に進められるからです。

そのため、以下の簡単なステップで早めに転職を開始しましょう。

  1. このページを見ながら、複数の転職サイト(『看護roo!』『看護のお仕事』など)に登録する
  2. それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける

※登録後、転職エージェントからの連絡に細目に対応することがポイントです。そうすることで、優先的に良い求人を紹介してもらえる可能性が劇的に上がり、転職活動を円滑に進められるでしょう。

1. 看護師が辛いと感じているのはあなただけじゃない

日本看護協会によると、現在の日本の看護師の離職率は、常勤看護師で約11%、新卒看護師で7.5%という結果となっており、およそ10人に1人をやめていることになります。

それでは、その理由としてどういったものがあるのか、下記の表をご覧ください。

本音vs建前★ナースの退職理由

(出典:ナース人材バンク)

このことからわかるように、看護師の方が退職される理由の約30%が人間関係(いじめ、パワハラ含む、上司・経営者への不満も含む)によるもの、そして約20%が仕事に対する不満(労働環境の不満、仕事内容への不安不満)ということになります。

1-1. 人間関係が辛い

看護師は女性の社会であり、他の業種とくらべても人間関係が非常に独特です。

従って、看護師の業界ではこの人間関係によって「仕事を辞めたい」と考える方が非常に多いようです。

私に過去に相談にいらした方でも次のように話す方がいました。

口コミ・評判

大手病院勤務Aさん( 3年目 )

看護師3年目です。都内の〇〇大学付属病院で働いています

先輩看護師との人間関係にうまくいっていない、というのが正直なところです。

自分のミスも人に押し付けて来て、私も何度も被害に合いました。

それでも先輩の言うことは絶対なので、私もいつも謝ってばかりいる、そんな状況です。

毎日朝起きて仕事に行くのが辛くて、ストレスで押し潰されそうです。

もともと朝は強くて、忙しい時に5時に起きることももそんなに苦ではなかったのですが、最近は6時に起きるのも辛くて、ギリギリに出勤している毎日です。

最近は、ストレスのせいか、帰りもただでさえ遅いのにコンビニによってお酒とおつまみを買ってきて飲んでしまったり、友達との飲みの時にもいっぱい飲んでいっぱい食べてしまいます。

それもあって、入職時と比べて15キロも太ってしまいました

たまの合コンなんかでも、男性に誘われる頻度も劇的に減ってしまいました。こんなことをエージェントさんにお話するのも変なのですが・・・。

とにかくストレスのせいで自分自身の心と体にこんなに影響が出るなんて耐えられなくて、まずは環境を変えたいと思ってご相談に来ました。

こちらの方はご自身の辛い想いがストレスとなって現れてしまい、それが自身の心身に影響を与える結果となってしまいました。

同じように辛い思いからストレスで暴飲暴食をしてしまっている方、またそういった欲求が出てしまう、ということ皆さんにも心当たりはあるのではないでしょうか。

1-2. 仕事の内容に不満がある

私が過去に転職相談を受けた方に次のように話す方がいらっしゃいました。

口コミ・評判

都内病院勤務Bさん(1年目)
看護師1年目です。
私は自分では頑張っているつもりでも、いつもミスばかり、先輩にも怒られてばかりです。
採血も緊張してうまく出来ず、点滴をうまく措置するのにもたまにミスしてしまいます。
同期の皆は要領が良くて、私以外にそんなに怒られている同期を見たことがありません。
私は自信をなくしてしまって、今の仕事が向いてないんじゃないかと正直思ってます。
そこで私に合った仕事が本当にあるのか、今の状況をどうすれば良いのか、ご相談したいと思って今回伺いました。

この方の不満は端的には、ご自身の仕事が身につかないことに対して不満を持っている様子でした。

私は個人的には、まだ1年目ですし、仕事が身につかないことに対してはご自身でまだ解決出来る部分があるのではないかと考えました。

まずは周りの先輩や同僚に相談したりして、周りへの頼り方を身につけてはどうかと考えましたが、本人の希望は転職をしたいという意思は固く、別の都内病院に転職することになりました。

1-3. 新人看護師の転職の可能性

新人でも看護師として転職が出来るのか、ということは非常に多くの方が不安に思っていることと思いますが、上記の事例も含めて、新人として看護師の方が転職をするのは非常に多いのです。

何故かと言うと、当たり前のことですが、看護師と言うのは資格職であり、特別な資格を保有することでしかの職に就くことが出来ませんし、近年の看護師不足ということも相まって、実は看護師という職は転職市場では売り手市場になっているのが現状です。

従って、新人でも看護師の転職はそんなにハードルが高くないことをご認識ください。

2. 新人看護師が転職先を選ぶ上での3つのポイント

仕事が嫌で転職をする看護師の方も多くいることがわかった一方で、果たして転職先はどのように探せば良いのか、という問題に当たります。

そこで看護師の方の転職先を探すポイントとして3点ご紹介しようと思います。

2-1. 最適なタイミングで転職する

転職先を見つけるうえで、タイミングは実はすごく重要です。

なぜかと言うと、転職先の求人数が月ごとで非常に大きく異るからです。

月ごとに、一体いつが転職活動を始めるのが良いのか、下の表に当社のデータベースを基に、月ごとの転職適齢度をまとめてみました。

転職適齢期 

◎:転職活動を始めるのに最適な時期

◯:転職活動を始めるのにいい時期

△:転職エージェントに登録し始めよう

☓:この時は求人が全くないので、適齢期まで待ちましょう

(1) 転職活動を始めるなら冬か夏

まず、転職活動を始めるなら夏か冬が絶対的におすすめです。

何故なら、両季節ともにボーナスが支給される時期であり、病院等の職場から離職者が急激に増えるシーズンだからです。離職者が増えると、その分だけ各病院等にて求人数が増加し、転職者にとって売り手市場になります。

中でも冬の場合は1月、夏の場合は6月と考えておいてください。

冬の1月は4月入職に向けた求人も多くなるため、1年を通じて最も転職に向いている月といえるでしょう。

(2) 転職活動を始めてはいけないタイミング

逆に転職活動を始めるとまずい時期も有りますので、注意しましょう。

それは、4月や秋ごろなど、ボーナス支給月での転職を目指した時期です。と言いますのも、ボーナスをもらう時期に転職を打ち明けると「この人はどうしようもないやつだ」と思われて、ボーナスを削減されるというケースがあるからです。

「そんな理不尽なことがあるのか」と思われるかも知れませんが、万が一のことを期しておすすめが出来ないということです。もちろん皆さんの周りの方がそういった方々であるとは思いたくはありませんが、もしそうであった場合の搾取を避ける意味で、4月、秋ごろに転職活動を開始することは避けましょう。

2-2. 良好な人間関係の築ける職場を探す

転職相談

(1) 別の病院の医師・看護師等の友達に相談する

新しい職場探しのカギは、人間関係が良好に築ける先を探すことです。

一方で、ある職場の人間関係を見つけることは究極的には中に入るまではわかりません。

実際にそこで働く人と接することで、そこでの人が自分に合うかどうかがわかることになりますので、自分一人で転職活動を行うというのは無謀に近いでしょう。

そこで、「はじめに」でも申し上げたように他人に相談することが重要で、中でもインサイダーとして実際に他の病院で働いている人に相談する事が重要です。

そこで生きるのが、学生時代の友人で、他の病院に勤めている方では無いでしょうか。

看護師や医師のお友達で他の病院に勤めている方が居た場合にはすぐに相談するほうが良いでしょう。

まずは最も自分が信頼している人の話を聞き、特にその職場での人間関係がどうか、ということを聞いて判断することが重要です。

事前に病院に入って人間関係を体験することが出来ない以上、人の話を聞くことが現実を知る最良の方法といえます。

(2) 自分の親に相談する

自身のご両親に相談することが重要である理由は、自分自身が信用出来る相手との相談が重要であるからです。

確かにご両親が必ずしも自分自身の職場を見つけてくれることは無いかもしれませんが、自分自身を最もよく知っている人であり、自分自身がどういう人間であったかを振り返ることが出来ます。

就職活動や転職活動に於ける「自己分析」では、「自己」という言葉からか自分一人で行ってしまう方が多く居ます。

ですが、確かに自己分析の素案は自分しか作れなくても、それを評価してもらう必要は大いに有ります。

従って、自己分析をしてもらう最適な人を見つけましょう。

そこで私が個人的に提案するのがご両親になりますので、ここで御紹介しております。

(3) 転職エージェントに相談する

もし、両親や友人に相談しても解決策が見つからなかった場合には、転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントの中でも看護師の職を専門に扱うものもあり、下記3つのサイトは対応も丁寧なことで評判が高いサイトになりますので、おすすめです。

転職エージェントへの相談の利点は、無料での相談が出来ますので転職活動を開始する前にも相談する価値があることです。

具体的におすすめの転職エージェントについては、「転職のプロが教える看護師が本当に登録すべき転職サイト8選」にまとめておりますのでご参考ください。

2-3. 教育制度が完備されている職場を探す

新人として転職をするので、新たな職場においても一定程度教育を受けておく必要はあります。

そのため、新たな職場においても教育制度がきちんと整っている職場を探すことが重要になります。

一方で、教育制度が整っていない職場での転職が最も危険で、看護師を教育するというよりも、とにかく即戦力を欲している職場では、いい場所かどうかを別にしても、新人として転職するのは極めて危険です。

まずは転職エージェントに教育制度が整っている職場を前提に選定してもらいましょう。

3. 人間関係の問題解消するための3つの習慣

看護師でありながらにして、辛い仕事を乗り切るのは、ある3つの習慣を身につけることに尽きます。

それはつまるところ、人間関係をうまく形成するための①聞き上手、②褒め上手、③自分勝手の3つであると私は考えています。

人間関係良好化のための習慣

3-1. 「聞き上手」になること

良好な人間関係を築く上で、非常にありきたりですが「聞き上手」になることはとても重要です。

看護師の方々の人間関係が難しい理由として、非常にハードな仕事であるという事が挙げられます、上司や同僚が厳しく人にあたってしまっているからなのではないかと個人的には思います。

いわば先輩であれ上司であれ、ことの大小は違っても、悩みを抱えていると言うことができると思います。

そこで勇気を出して、上司や先輩をご飯に誘ってみる、飲みに行ってみるとお誘いしてみるというのは一つの手だと考えます。

私が過去に転職相談を受けた方で、次のような経験をされた方がいました。

口コミ・評判

仮名:佐藤さん( 3年目 )
 

看護師3年目で先輩との人間関係に悩んでいました。

先輩からはいつも、「指導」という名のいじめを受けていました。言われたことをやっても、「ツメが甘い」「やる気が感じられない」とか言われて、いつも家に帰って泣いていました。

私が悩んでいたことに、ある時に実家からやってきた母親が気づいたのか「悩みでもあるの?」と聞かれました。

そこで私は自分の悩みを打ち明けました。すると私の母親は「それは辛いね。だけどきっと先輩や上司ももっと上の人やお医者さん先生から言われているのではないかしら。一度先輩のお悩みを逆に聞いてみたらどう?」と言いました。

「そんな無茶な…。」と思いましたが、その翌週に勇気を振り絞って先輩を飲みに誘ってみました。

そうすると先輩からは更に上の上司、又医師の先生から無理に仕事を渡されていること、部下から陰口を言われていることを聞いてしまったことなどを打ち明けてくれました。

先輩も人間関係に悩んでいたのです。

そして私に対しては本当に何を考えているのかをわからなかったから、自分が正しいと思う指導しかしてこなかったと言われました。

私は自分の思いの丈を初めて打ち明けることができ、私が「いじめ」と感じていた指導も行き過ぎたものだったと認めてくれました。

以後私は他の先輩や先生と飲みに行く機会を作り、同じように先輩の悩みを聞き、自分の本音をぶつけることをしました。すると徐々に私の仕事も認めてもらえるようになりました。

私はその後結婚をし、正直今の大病院での仕事との両立が困難だと思いましたので、働く時間を自分で合わせられるような仕事がないかどうか相談したいです。

この方は本当に人の話を聞くの上手いかただと思いましたので、訪問看護師の仕事を探し、転職することとなりました。

私はこの話を聞いた時に改めて謙虚さが大事であることを認識しました。謙虚に他人の話を聞き、自分で出来ることは助けてあげる、そういった良心を思い出して聞き上手になることは人間関係の良好化には重要だと思います。

3-2.  「褒め上手」になること

「褒め上手」とは、要するに、先輩にできて自分に出来ない部分を見つけた後に、そこを素直に先輩にほめたうえで相談する、ということだと考えます。

私が相談を受け転職をされた方と、転職後に食事に言った際にこんな話をしていました。

口コミ・評判

仮名:鈴木 さん( 4年目 )
 

そうそう、エージェントさんからアドバイスもらった「謙虚に人を褒めると仲良くなれる」っていうこと、実際に今の病院で試してみたんです。

私、もともと採血がすごく苦手だったんです。。本当に緊張しちゃって、まともに自分だけで出来なくて、いつも先輩に最終的にやってもらって「あなたには任せられない!」って言われちゃいました。

新人の時から採血は必ず経験していくものなので、本当に恥ずかしかったです。

だけど、今病院で採血をするタイミングがくる前に、先輩に相談しようと思って「こんな時こそ褒めて仲良くならなければ!」と思いました。前の病院では先輩とはギスギスしてて、あまり教えてもらえなかったので。。

でもただ相談するのでは、先輩も忙しいのでまずは褒めることから始めました。

「〇〇さんの採血ってすごくスムーズで、事前の患者さんへの説明も丁寧にされてるって聞きました。私、いつも不安になってしまってうまく出来ないんです。。採血を進める時のコツって教えてもらえますか??」って言ってみました。

そうすると、先輩もすごく親身に教えてくれたり、採血を行うまでのステップをまとめた表を私に見せてくれたりして、今では自分も採血上手になれました!

だけど元をたどると、本当に自分が謙虚になって、自分が出来ないところを褒めたうえで相談をすることって、とっても大事で効果があるんだなって感じました。

私自身も、新人のエージェントだった時に困ったときに抱え込んでしまうタイプだったので、ある時先輩から言われたアドバイスをこの方にもしてみた結果、非常に助かったと言ってもらえました。

1つめの聞き上手でもそうですが、謙虚さを忘れないことはとっても重要です。

3-3.  「自分勝手」になること

もちろん、これは非常に勇気がいることです。看護師という女性社会の中ではとてもむずかしいかもしれません。

ですが、自分の本音をしゃべる環境を作るためには、自分自身がまずは本音でぶつかってみるということが一つの方法になります。それを「自分勝手になること」と表現しました。

私が過去に相談を受けた方のなかにも次のように話す人が居ました。

口コミ・評判

仮名:久米 さん( 4年目 )
 

私は看護師4年目です。

町の病院で働いていますが、看護師という職業上、まわりが女性ばかりで、いつもまわりにどう見られているか、ということばかりをみんな気にしているようです。

なので私自身もなかなか本音で相談したり話すことがしにくいとずっと感じていました。

いつも「〇〇さんが▲▲さんのことが嫌いなんだって」とか「☓☓さんていつもお医者さん先生とご飯行ってて、何を考えてるのかしら」とか。

こういう雰囲気からギスギスしていて、私は自分で耐えられないと感じていました。

だから、私は例えば誰か先輩が間違っていることを言った時にもはっきり「違う」というようにして、何が正しいのかということを説明したりするようにしました。

最初は生意気に思われるんじゃないかと思ったんですけど、実はその後先輩からも意見を求められるようになったり、後輩からもよく相談されるようになりました。

ですが、最終的に私自身の負担が大きくなってしまい、女性社会にも少し嫌気が差してきたのでもう他の業種に転職しようと思いました。

この方は非常に強いこころを持っていた方で、私は一般企業の総合職を勧め、大手企業に転職しました。

こういったことは非常に難しいことで、それによりまたストレスが溜まってしまっては本末転倒です。

もしどうしても今の職場でホンネを言うことがやはり難しい、という場合は、自身に合った職場を見つけるまで転職を検討するのも一つの手かもしれません。そうならないためにも、転職活動では自身に合った職場かどうかを慎重に見てみましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

新人だからといって、転職を諦めないでください。

ご自身の悩みはご自身でしか解決が出来ません。

転職するべしと自分で決めた時、その時に自分を信じて前に突き進みましょう!