京都府内での介護転職をお考えですね。
介護転職は、自分の希望条件に合う求人をどれだけ多く得られるかがカギとなります。
求人情報にうまくアクセスできないと、「早く転職したいのに全然求人が見つからない」「少ない選択肢から妥協して転職先を決めた結果、人間関係が悪い職場だった」といった事態になりかねません。
そこでこの記事では、京都府内での転職をお考えの介護職の方に向けて、府内の介護求人探しにおすすめの転職サイトや転職事情、転職活動の流れを徹底的に解説します。
すべて読めば、転職を成功させるための具体的な方法が分かるでしょう。
目次
1.京都府の介護求人探しにおすすめの転職サイト5選
当サイトでは、転職経験のある介護職300人を対象に行ったアンケートから、利用者満足度が高かったサイトを厳選しました。
転職サイトの比較・選定基準
- 京都の求人数・質(重要!!)
…どれだけ良質な介護求人を持っているか - 利用者満足度(提案&サポート力)
…介護職一人ひとりのニーズにぴったりの提案・サポートをしてくれるかどうか
回答が得られたサイト満足度の高いものを選定し、求人数が多い順にランキング形式でまとめると、介護転職におすすめの転職サイトは、以下の通りとなりました。(※求人数調査:2021/9)
転職サイトランキング | ||
1位.マイナビ介護公式サイトを見る詳細を見る | 京都府の求人数 1,943件 | |
一人ひとりのペースに合ったサポートが好評の転職サイト。平日忙しい方向けに休日相談会などを実施 | ||
2位.レバウェル介護(旧:きらケア)公式サイトを見る詳細を見る | 京都府の求人数 1,242件 | |
介護職スタッフ満足度No1の転職サイト!総求人数は6万件以上と業界トップクラスで、はじめての転職やキャリアアップ転職におすすめ | ||
3位.ミラクス介護公式サイトを見る詳細を見る | 京都府の求人数 548件 | |
業界最大の求人数を保有する転職サイトで、希望の求人を見つけやすい。選択肢を増やすなら登録必須 | ||
4位.かいご畑公式サイトを見る詳細を見る | 京都府の求人数 318件 | |
未経験求人が多く、「介護の仕事に挑戦したい」方や、資格なしからの転職におすすめの転職サイト | ||
5位.クリックジョブ介護公式サイトを見る詳細を見る | 京都府の求人数 272件 | |
LINEで気軽に相談OKの転職サイト!面接毎に交通費を1,000円支給してくれるなど、利用者の負担を減らす独自のサービスも魅力 |
いずれの転職サイトも電話・WEBでの対応を行っており、居住地を問わず利用可能です。
それぞれ詳しく紹介します。
1位. マイナビ介護
『マイナビ介護』は運営が大手企業で実績のある転職エージェントです。
オススメの求人特集欄には、新しい施設で働きたいオープニングスタッフのみをまとめた求人や、年間休日が110日以上確約されている求人のみなど、希望する条件で求人を探すことができます。
登録すると、元介護士を始め介護の業界に詳しいプロのキャリアアドバイザーから連絡をもらえ、悩みを相談しながら転職について一緒に考えられます。
求人がとにかく多いので、選択肢を増や
すためにも上記2社と合わせて登録することをおすすめします。
マイナビ介護公式:
https://kaigoshoku.mynavi.jp/
2位. レバウェル介護(旧:きらケア)
『レバウェル介護(旧:きらケア)』は、「自宅から徒歩で勤務先に通いたい」「人間関係が良い職場がいい」といった一人ひとりのニーズに応えてくれる転職サイトです。
扱っている正社員求人は27,158件と業界トップクラスであり、幅広い求人を見ることが出来ます。
地域の専門アドバイザーが「自宅から徒歩で通いたい」「人間関係が良い職場に転職したい」といった細かいニーズに応えてぴったりの職場を提案してくれるでしょう。
特に「未経験・無資格可」の求人も多数扱っており、また中でも訪問介護求人は業界最多です。
さらに、「面接に同行してくれる」「ネガティブな情報(離職率や有給消化率など)も包み隠さず教えてくれる」など、転職サイトの中でもサポートのきめ細やかさは群を抜いています。
「はじめての転職で不安」「次の転職は絶対に失敗したくない」という方におすすめです。
当サイトではレバウェル介護(旧:きらケア)のコンサルタントにインタビューを行いました!
レバウェル介護(旧:きらケア)の強みやコロナ禍における介護業界の転職事情をお話いただいたので、登録を検討している方はぜひご覧ください。
こちらをタップ ▼
単なる求人紹介では意味がない。レバウェル介護(旧:きらケア)のキャリアアドバイザーが語る「生活を豊かにする」転職サポートとは
3位. ミラクス介護
『ミラクス介護』は、介護業界で働きたい人向けの日本最大級の転職サイトです。
数多くの保育園・老人ホームを運営する企業が提供する転職サービスであり、約12万件の保有求人の中から、派遣求人も探すことができます。
「非公開求人」の多さや的確なサポートの速さが口コミで評判を得ており、利用した方の満足度は96.7%と高評価な点は大きな強みです。
希望に合った求人を見つけやすく、より多くの求人を見て比較したい方におすすめです。
公式サイト
https://kaigo.miraxs.co.jp/kaigo
4位. かいご畑
『かいご畑』は介護向けの人材紹介サービスから、資格講座まで、介護業界で幅広い事業を行うニッソーネットの転職支援サービスです。
総求人数は1万件と、多くの求人数を保有し、悩みをしっかりと聞いてくれた上で求人を紹介してくださると多くの方から好評でした。
また、正社員の求人紹介の他に、派遣としての紹介も行なっていますが、派遣スタッフとして勤務する場合は、介護職員初任者研修などの資格講座を無料で受けられます。
そのため、資格を取ってキャリアアップしたい!という方がステップアップとして使うのもおすすめです。
公式サイト
https://kaigobatake.jp
5位. クリックジョブ介護
『クリックジョブ介護』は、介護転職のプロに気軽に相談しやすい転職サイトです。
登録後はLINEで相談・情報収集ができるので、「普段は忙しくてなかなか時間が取れない」「まだ転職するかどうか決めてない」という方でも気兼ねなく利用できます。
また、面接毎に交通費を1,000円支給してくれるなど、利用者の負担を減らす独自のサービスも行っています。
ただ求人は都市部に集中している傾向があるので、地方にお住まいの方は『レバウェル介護(旧:きらケア)』などとの併用がおすすめです。
公式サイト:
https://kaigo.clickjob.jp
2.京都府の介護転職市場の動向
「漠然と転職を考えている」という介護職の方に向けて、本章では京都府の介護転職市場の動向について解説していきます。
(1).福祉系求人は、コロナ以前の水準には届かないものの回復傾向
介護求人数は2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時的に少なくなりましたが、2021年時点では回復傾向にあります。
以下は、京都労働局が公開している医療、福祉の新規求人数の推移です。(毎年7月の求人数を比較)
出典:京都労働局
介護職を含む医療、福祉の求人数は、2019年の水準には追い付いていないものの、回復しつつあります。
医療・介護系職種の求人数は、他の職種と比べても新型コロナウイルス感染拡大の影響をそれほど受けておらず、採用ニーズは依然高いままと言えるでしょう。
(2).人口10万人あたりの介護職員数は全国比と同水準だが、希望の施設が見つかるかが課題
京都府 | 京都府 | 全国平均 | |
(75歳以上1,000人あたり人員/施設/定員数) | |||
介護職員 ※常勤換算人数 | 25,216.99 | 74.73 | 74.7 |
介護施設数 | 3,829 | 11.35 | 12.40 |
入所定員数(入所型) | 25,475 | 75.50 | 76.41 |
入所定員数(特定施設) | 4,410 | 13.07 | 18.39 |
出典:地域医療情報システム
京都府の75歳以上1,000人あたりの介護職数は74.73人で、全国平均の74.7人と同水準であり、全国比で京都府の介護職需要は足りていることが分かります。
また、有料老人ホームなどの特定施設の入所定員数が全国比を大きく下回っており、転職時は希望の求人が見つかるかどうかが課題です。介護職の求人は、地域・施設などで偏りがあるからです。
なお、介護職だけはコロナ禍でも売り手市場の状態が続いており、かつ高齢者の数は今後も増加すると見込まれています。
だからこそ、転職を成功させるには、効率的により多くの選択肢を得ることが重要です。前述の転職サイトなどを活用して情報を集めていきましょう。
(3).平均年収は366万円
介護職平均年収 | |
京都府 | 366万円 |
全国平均 | 379万円 |
※月収×12+年間賞与で計算(福祉施設介護員/ホームヘルパー/介護支援専門員の平均年収から算出)
出典:賃金構造基本統計調査
京都府介護職の平均年収は366万円です。全国では8位、全国平均の379万円をやや下回ります。
なお、全国トップは東京都の404万円、最下位は長崎県の294万円です。
介護職の平均年収は、就業エリアによっても大きく異なります。都市部に近いほど平均年収が高くなりやすく、一方で都市部から離れた地方では平均年収が低い傾向にあると言えます。
(4).京都府の地域介護・福祉の特徴
京都府は、全国でいち早く、地域医療と介護福祉を府内で完結させるべく動いてきました。2011年に「京都式地域包括ケアシステム」を策定すると、同年にオール京都体制で高齢者を支えるための「京都地域包括ケア推進機構」を設立しています。
出典:京都地域包括ケア推進機構
府民が安心して住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、各関係機関が連携し、限られた医療・介護資源の有効活用と、府全体で高齢者を支える取り組みを続けてきました。
その後、2017年に「京都府地域包括ケア構想(地域医療ビジョン)」を策定し、患者が住み慣れた地域や自宅で生活をしながら、日常生活の支援、必要な介護、充実した在宅医療を受けられるための総合的な体制確保を図っています。
このように、今後は地域全体で高齢者を支える取り組みが加速すると考えられるでしょう。介護職としては、施設での勤務に加え、他職種との連携やケアマネジメントなど、多方面での支援スキルを身につけていると、転職時の大きな強みとなりそうです。
3.京都府の介護求人を探す全手段
介護求人を探すための手段には、それぞれメリット・デメリットの側面があり自分に合ったものを選択しなければなりません。
そこで介護求人探しの手段を、「求人数」「サポートの専門性」「特徴」の軸で比較表にまとめました。
結論から言うと、転職活動をスムーズに進めるなら、プロのサポートが受けられる「転職サイト」がおすすめです。
(1).転職サイト(民間の人材紹介会社)
転職サイトは、希望に合った施設の求人を紹介してくれる転職支援サービスです。
転職サイトがおすすめな人
- 転職するのがはじめてで不安
- 給与や条件、人間関係などが良い職場情報を知りたい
- なるべく早く次の仕事を見つけたい
- 実績豊富な介護転職のプロにまず相談したい
転職サイトに登録すると、求職者一人ひとりに担当者(キャリアアドバイザー)がつき、求人探しから選考対策までサポートしてくれます。
転職サイトのサポート
- キャリア相談
- 求人紹介・提案
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接日の調整
- 給与交渉
- 内定後のサポート(入社日の調整、年収の交渉、現職場への退職に関する相談)
希望に合った介護求人をプロ目線で探して提案してくれる点は、非常に魅力的です。
「自宅から20分以内」「給与は今より5万円以上」など条件が複数ある場合、ハローワークや求人広告サイトでは探しづらいことが多々あります。
また、そもそも自分がどのような職場に転職したいか、目的や条件がうまく明確になっていない方も多いでしょう。
ですが転職サイトを利用すれば、キャリアアドバイザーに希望を伝えるだけで、あなたのニーズにマッチした求人を提案してくれます。
連絡手段はメール・電話・LINEがメイン
キャリアアドバイザーとの連絡手段は、メール・電話・LINEがメインです。対面でのやりとりは、2021年現在ほとんど行われていません。
転職サイト利用者に話を伺うと、「メールやLINEなどテキストでのやり取りが楽で良い」という意見が多数派でした。「電話で話をするのが苦手」「休みの日に連絡してほしくない」という方は、メールやLINEでのやり取りが可能なサイトか事前に確認しておきましょう。
なお、介護職の方からの評価の高い大手サイト(レバウェル介護(旧:きらケア)、かいご畑、マイナビ介護)は、いずれも電話・メール・LINEなどでのやり取りとなるようです。
転職サイトは、特にはじめて転職活動を行う方や、絶対に失敗したくないという方におすすめです。
メリット | デメリット |
|
|