国際協力銀行(JBIC)に転職すべき?口コミでわかる特徴と転職成功のポイント集

転職 国際協力銀行

「中途採用で、国際協力銀行に転職しようかな…?」と考えていませんか?

いざ転職したいと情報を探してみても、企業HPにはいい面しか書いていない上に、口コミサイトを見ても情報量が膨大で整理できず、本当に転職すべきなのだろうかと思ってしまうことでしょう。

加えて、これらのサイトでは教えてくれませんが、国際協力銀行(JBIC)への転職を成功するためのたった1つのコツも存在します。

このページでは、転職エージェントとして数多くの転職をアドバイスしてきた知見や経験をもとに、国際協力銀行への転職についてご紹介します。

  1. まとめ|国際協力銀行の特徴と転職のポイント
  2. 国際協力銀行の企業情報
  3. 国際協力銀行の採用情報
  4. 国際協力銀行の求人情報
  5. 国際協力銀行に関する口コミまとめ
  6. 国際協力銀行への転職を成功に導くたった1つのコツ
  7. 国際協力銀行転職で必ず登録すべき転職サイト4選
  8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

すべて読んでいただければ、あなたが株式会社国際協力銀行へ転職すべきか判断できるとともに、国際協力銀行への転職成功確率も劇的に上げることができるでしょう。

1. まとめ|国際協力銀行の特徴と転職のポイント

次章以降で詳しく説明しますが、まず最初に「国際協力銀行に転職する前に知っておくべきこと」の要点だけをまとめました。

国際協力銀行の特徴

  • 日本企業など貿易や投資を対象に、融資・出資・債務保証業務などを展開している
  • 全株式を日本政府が保有していることもあり、前例を踏襲する保守的な風土がある
  • 若手のうちから一定の裁量を与えて任せる風土があるため、やりがいや仕事を通じた成長を実感している人も多数
  • 平均年収は839万円で、国際協力の業界においては給与はトップクラス
  • 平均残業時間は30〜40時間だが比較的少人数のため、部署によっては一人当たりの仕事が多く残業も多いことも
  • 男女関係なく活躍できる環境で、産休育休もとりやすいなど、女性も働きやすいという声も目立つ

国際協力銀行への転職のポイント

  • 基本的に新卒採用がメインで、現状、採用HPで中途採用の募集は見当たらない
  • 職種は「総合職」「業務職(いわゆる一般職)」に大別され、大手転職サイトの公開求人では「業務職」の求人あり
  • 非公開求人も紹介してもらえるように、後ほどご紹介する転職エージェントに登録するのがおすすめ

2. 国際協力銀行の企業情報

 概要
 本社所在地東京都千代田区大手町1丁目4番1号
 代表者代表取締役総裁 前田 匡史
 設立1999年
 資本金1兆7,652億円 (日本政府が全株式保有)
 出資・融資残高13兆9,194億円
債務保証残高2兆2,602億円
 従業員594人(2018年度予算定員)
 事業内容貿易や海外投資に関する融資、出資、債務保証など

2-1. 事業内容

国際協力銀行は、日系企業が行う貿易や海外投資などを対象に融資・出資・債務保証業務など行なっています。

例えば、機械・設備・技術などの輸出に直接融資したり、貿易や投資における巨額融資などに対する保険業務(貿易保険)などが挙げられます。

※国際協力銀行は、株式会社国際協力銀行法に基づく特殊会社(日本政府が全株式を保有/主管は財務省)で、「日本にとって重要な資源の海外における開発及び取得の促進」や「日本の産業の国際競争力の向上」などを目的としています。

国際協力銀行の融資・出資・債務保証などの業務は、以下4つの営業部門で分野別に推進しています。

※「エクイティファイナンス」とは、資金を融資(=負債)するのではなく、企業の株主資本(=エクイティ)を増やす資金調達方法のことです。例えば、企業の増資を引き受けて出資する方法などがあり、企業は返済期限に縛られずに中長期的な経営に集中しやすくなるメリットがあります。

2-2. トップメッセージと事業計画

国際協力銀行企業HPより

国際協力銀行は、中長期ビジョンとして『海図なき世界情勢の中で、日本企業の海外ビジネスを切り開く”羅針盤”でありたい』と掲げています。

過去10年に国際協力銀行が承諾した資源関連融資は約7.5兆円(累計)にのぼる他、中小企業向け融資も全体の4割強を占めるなど、大企業はもちろん、中小企業の海外事業を積極的に支援しています。

また、中期経営計画において、以下の通り、重点取組課題として以下8分野について計21の取組目標を定めて推進しています。

国際協力銀行企業HPより

2-3. グローバル展開

国際協力銀行企業HPより

国際協力銀行は、世界各地に16の駐在事務所を持ち、世界各地で金融面から国際協力事業を展開しています。

総合職の場合は海外拠点への転勤の機会も多いことに加えて、世界銀行やOECDなど国際機関への派遣機会もあるため、海外志向の人も前向きに検討しても良いでしょう

例えば、2015年の総務省のデータに拠れば、1年間の海外勤務者は29名で、常勤職員375名の約8%に相当し、ジョブローテンションで数年ごとに転勤することを考慮すると海外派遣のチャンスは十分にあると言えます。

国際協力銀行企業HP:https://www.jbic.go.jp

見るべきポイント
事業概要自分が希望する事業以外に、会社の主力となる事業をチェックします。希望事業以外に異動するケースもあり、本当にその企業で働きたいかしっかり考えましょう。
採用情報「求める人物像」などをチェックして、あなたに合うかを考えましょう。
会社理念・社長メッセージ会社がどこへ向かっているのかをチェックします。
会社理念があなたの考えと違うのなら、どれほど好条件求人でも転職は避けましょう。

3. 国際協力銀行の採用情報

金融面から国際協力を担う事業者なのですね。どんな待遇で転職する事ができるのでしょうか?

3章では、国際協力銀行の採用情報についてお伝えします。

3-1. 国際協力銀行の採用職種

現在、国際協力銀行の採用HPでは中途の募集は見当たりませんが、ここでは国際協力銀行の職種について紹介します。職種は「総合職」「業務職」に大別され、主な違いは以下の通りです。

総合職
  • 業務全般にわたる知識を習得し、総合的な判断力、折衝力を要する「基幹業務」を担当
  • 転勤あり(海外拠点などを含む)
業務職
  • 専門性の高い事務のプロフェッショナルとして「一般事務、専門的事務」を担当
  • 原則として転勤なし

もともと新卒採用のみ行なっていましたが、近年は中途採用を徐々に増やしているため、今後総合職でも中途の募集が出る可能性もゼロではありません

そのため、転職を検討している人は採用HPや大手転職エージェント等から随時情報収集しておくことをおすすめします。

参考:国際協力銀行の主な部門・部署

参考までに、国際協力銀行の主な部門・部署をまとめたのが以下の表です。

部門主な部署
管理系企画経営企画、法務・コンプライアンス、業務企画、人事
審査・リスク管理審査部、環境審査室、外国審査部、リスク管理部
財務・システム財務部、管理部、IT統括
営業資源ファイナンス石油・天然ガス部、鉱物資源部
インフラ・環境ファイナンス電力・新エネルギー部、社会インフラ部
産業ファイナンス産業投資・貿易部、船舶・航空宇宙部
エクイティファイナンスエクイティ・インベストメント部
海外アジア大洋州地域統括、米州地域統括 、欧阿中東地域統括

基本的に、総合職はジョブローテーションとして様々な部署に異動して経験の幅を広げるのに対して、業務職は基本的に1つの部署内の仕事を担当することになります。

3-2. 平均年収

転職時の平均年収 : 700〜800万円

社員の平均年収 : 839万円(常勤職員 / 平均年齢40.7歳)

総務省より

国際協力銀行の平均年収は839万円(総合職のみで、業務職は除く)で、同業の国際協力機構と比べると同水準です(共に国家公務員の給与水準に準じています)

また、海外勤務中の職員に限ると平均年収は1602万円で、国内勤務の約2倍となっています。残業代はしっかり支給され、福利厚生も十分に完備されています。

3-3. 労働環境

平均残業時間 月:30〜40時間

国際協力銀行の平均残業時間は【30~40時間程度】で、同業の国際協力機構などと比べても同程度と言えます。

「ダイバーシティの推進」に重点を置いていて、国籍・性別・年齢等に関係なく様々な立場の人が活躍できる環境を目指しています。例えば、子育てや介護などの諸事情があっても働き続けられるように、時短勤務・各種特別休暇などの支援策が整備されています。

ただし、職種などによって残業時間などは大きく異なるため、もし転職を検討する際には大手転職エージェントにしっかり確認することをおすすめします。

3-4. 中途採用メッセージ

採用HPでは中途採用は現在行なっていませんが、新卒向けとなりますが、上記の通り、「求める人材像」として以下3つを挙げています。

  • 日本と世界のために働きたいとの「熱い思い」
  • 複雑かつ変化の激しい時代に対応する「柔軟な思考力」
  • 困難な課題でもそれに向かって突き進む「行動力」

上は新卒向けなのでやや抽象的ですが、基本的な素養として「情熱、柔軟な思考力、行動力」が求められています。

そのため、中途採用においては、上記を満たす人材であることはもちろん、複雑化する社会においても活躍できる「即戦力」として、前職までの経験やスキルからしっかり裏付けられるとなお良いと言えます。

※国際協力銀行の採用情報をもっと知りたい人は…

下記サイトを参考にして下さい。

4. 国際協力銀行の求人情報

国際協力銀行への転職を検討しています。どんな求人がありますか?

ここから、国際協力銀行の求人情報をご紹介します。大手転職サイト『doda』を使って調べると、業務職として「出資や融資事業のサポート業務」「秘書・庶務全般」の中途の求人がありましたのでこの後すぐ紹介します。

数少ない求人を得るためには・・

国際協力銀行は中途採用を積極的には行なっていない印象でしたが、実は企業採用HPや転職サイトには載っていない「非公開求人」がある可能性があるため、後ほどご紹介する大手転職サイトに登録することをおすすめします

もし登録しておけば、非公開求人の紹介はもちろん、今後募集があればすぐに連絡をもらえるため、数少ない国際協力銀行の求人を得られる可能性が増えます。

さらに、国際協力銀行の他にも、同じくらい優良企業の中から条件にあった求人情報を紹介してもらえる可能性もあります。

業務職:「出資や融資事業のサポート業務」「秘書・庶務全般」の中途の求人あり

doda』で検索すると、「出資や融資事業の支援」「秘書・庶務全般」などの中途の募集がありました。

①「出資や融資事業の支援」 (配属先: 地球環境ユニット)
主な業務は、出資・融資案件に関する分析や評価に加えて、国際的な気候変動政策の動向などの調査などです。「エネルギー管理士資格保持者」は歓迎とされている他、年収は330〜840万円と幅があるため、給与アップでの転職の可能性も十分あると言えます。

②「秘書・庶務全般」(配属先: 社会インフラ部)
主な業務は営業補助業務(データベース管理、出張精算、社内手続など)や部長秘書業務(予定管理、電話取り次ぎなど)です。必須条件は「会社勤務経験や日常会話程度の英語力など」で、年収は330〜380万円なので、条件が合う人は検討しても良いでしょう。

5. 国際協力銀行に関する口コミまとめ

内部情報を知りたくて口コミサイトを見ましたが、国際協力銀行の口コミが多すぎて、結局どうなのかよくわかりません。

国際協力銀行に関する口コミや内部情報を、シンプルに3つの軸で整理してまとめました。

コメント
給与・福利厚生(待遇)
  • 給与は年功序列で、民間のメガバンクと比べると低め
  • 福利厚生は大企業並みに完備されており好評
仕事のやりがい・成長
  • やりがいや成長を実感している人も多数
  • 若手のうちから一定の裁量を持って任される風土
人間関係・社員の雰囲気
  • 政府系金融機関ということもあり、保守的・官僚的という声も目立つ
  • 社員は真面目で穏やかな人も多い印象
  • 新卒採用者の結束が固いため、中途採用の場合、溶け込みづらいと感じる可能性あり
その他
  • 男女関係なく活躍できる印象
  • 女性の海外赴任はニューヨーク・ロンドンなどの人気の都市も多い
  • 女性も働きやすいという声が多数で、産休育休も取りやすい印象

5-1.  給与・福利厚生(待遇)

給与は年功序列で、口コミでは民間のメガバンクと比べると給与が低めという声が目立ちました。ただし、メガバンクのような成績への厳しいプレッシャーはなく、仕事の安定性も考慮すると妥当という声もあります。

年収は残業代によっても変わりますが、30歳前後で総合職は600万円程度業務職(一般職)は400万円程度が目安のようでした。

また、福利厚生は民間の大企業並に完備されており、寮・社宅に加えて、大手福利厚生会社による様々なプラン(宿泊費・レジャー費の補助など)もあります。

5-2. 仕事のやりがい・成長

事業規模に比べて、従業員約600人の小規模な組織ということもあり、若手のうちから一定の裁量を持って任される風土があるため、仕事を通じた成長を実感している人が多数でした。

また、世の中に大きなインパクトを与える大型案件も多いこともやりがいに繋がっている印象でした。ただし、頑張ったからといって給与アップや昇進が早まることはほとんどないため、給与や昇進がモチベーションの人には向かないと言えます。

5-3. 人間関係・社員の雰囲気

政府系金融機関ということもあり、前例を踏襲する保守的な雰囲気という声が目立ちました。また社員については真面目で穏やかな人も多く、働きやすい印象でした。

また、近年は転職者も増えてきていますが、従来は新卒採用のみだった経緯もあり、現在でも新卒採用者が主流の雰囲気もある印象でした。

また、中途採用者の声を調べると、「新卒採用者が大半で結束が固いため、溶け込むのに努力が必要」「入社後早めに溶け込むのが鍵」という趣旨の声が目立ちました。(同期会や社内のクラブ活動などもあるため、積極的に参加してスムーズに溶け込む工夫をした人もいました。)

※国際協力銀行を志望する人におすすめな他の企業は?

国際協力銀行が気になっているのであれば、下記のような企業も転職検討することをおすすめします。

  • 独立行政法人国際協力機構(JICA)
  • 独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)
  • 株式会社日本政策投資銀行
  • 株式会社日本政策金融公庫
  • 日本銀行
  • 農林中央金庫

6. 国際協力銀行への転職を成功に導くたった1つのコツ

国際協力銀行に転職することを決めました!転職成功するためのコツがあれば教えて下さい。

国際協力銀行への転職成功のコツは、転職エージェントを活用するという1つに尽きます。転職エージェントを使うべき理由は下記の3点です。

  • 独自の非公開求人をもらえる可能性がある
  • 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能
  • 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

理由1. 独自の非公開求人をもらえる可能性がある

転職エージェントは、転職サイトや企業採用ページに載っていない「非公開求人」を大量に保有しています。

非公開求人とは

事業戦略上などで表立って募集できないが、こっそり人を採用したい企業がエージェントに依頼する求人。
給与やポジションなどがハイグレードであるケースが多い。

大手の転職エージェントであれば、国際協力銀行の非公開求人を保有している可能性があります。

さらに、非公開求人の募集がなかったとしても、あなたのスキルが高ければ「こんな人がいるのですが、採用しませんか?」と、転職エージェントが企業に営業するケースも多々あります。

公式ホームページや転職サイトを見て「特に転職したい求人がない」と思ったとしても、諦めずにエージェントに相談して非公開求人を探すことを推奨します。

理由2. 業界/企業に特化した対策(職務経歴書・面接など)が可能

転職エージェントは今までの多くの転職希望者を採用企業へ転職させており、大手企業志望であればあるほど、内部の選考を熟知して突破するノウハウを蓄積しています。

具体的には、過去どのような人が受かって、落ちたのか、またその時にどのような質問をされて、どのように回答したか、といったデータを、大手の転職エージェントであれば持ち合わせています。

そのデータをもとにした模擬面接や、志望動機や質問に対する回答をあなたと一緒に考えてくれるのです。

転職エージェントによっては面接担当者の名前や人柄、担当者が好む人物像を事前に教えてくれるところもあるため、他の候補者よりも圧倒的に有利に面接を進めることが可能です

※面接では伝えきれないあなたの魅力を、人事に別ルートで営業してくれる

転職エージェントは多くの場合、面接が終わった後に人事担当者と連絡をとっており、その際に面接では伝えきれないあなたのスキルや魅力を、人事にプッシュしてくれています。

あなたが面接で思うように話せず、本来落ちていたところを、エージェントの営業力で面接を通過にすることは日常的に起きています。

正しいエージェントを選べば、その点で圧倒的に有利に転職活動を進めることができます。

逆を言えば、交渉力の低いエージェントを選んでしまうと足手まといになることすらありますので、エージェント選びはしっかり行いましょう。

理由3. 年収アップなど待遇の交渉もお願いできる

年収の交渉は個人だと非常にしにくく、「どのタイミングで言えばいいんだろう…?」と交渉の余地すらないことがほとんどです。なぜなら、個人経由での応募は最終面接の場で入社同意書を書かされることがほとんどだからです。

転職エージェント経由であれば、最終的な回答は、面接後にエージェント経由で伝えることができますので、その時に年収交渉をしてもらうことが可能です。

少しでも良い条件で転職したければ、転職エージェントを使いましょう。

7. 国際協力銀行転職で必ず登録すべき転職エージェント4選

国際協力銀行への転職で活用すべき転職エージェントがあれば教えて下さい!

国際協力銀行志望のあなたのために、下記の3つの条件を満たす転職エージェントを厳選しました。

  • 国際協力銀行に関する求人(非公開を含む)を保持する可能性が高いか
  • 国際協力銀行以外の求人も提案できる力と求人データベースがあるか
  • 転職をサポートできるノウハウが社内にあるか

具体的におすすめな転職エージェントは下記のとおりです。(登録自体は3分程度、完全無料で費用等は一切かかりません)

 登録必須度特徴
リクルートエージェントすべての方に◎業界最大手で求人数・ノウハウ共に信頼できる。大企業への転職実績多数。
dodaすべての方に◎業界No.2。リクルート同様、豊富な実績とノウハウが期待。
パソナキャリア初めて転職は◎サポートが丁寧。派遣事業での結びつきも強く、非公開求人も期待できる。
JACリクルートメント外資・技術系は◎スペシャリスト採用で実績No.1。キャリアに自信があれば、強力な味方に。

上記から、『リクルートエージェント』『doda』の2社は必ず登録しつつ、あなたのキャリアによって下記のようにプラスして登録することをおすすめします。

  • 転職が初めての場合は、『パソナキャリア』をプラスして登録
  • グローバルポジション、スペシャリストの場合は、『JACリクルートメント』をプラスして登録

それでは、各社の特徴をご紹介します。

※注意事項

求人の有無については、各エージェントごとに、職種や時期、募集人数といった要因により変わってきます。

そのため、「このエージェントに登録すれば確実に求人情報をキャッチできる」ということを言い切ることは難しいので、志望度が高い方は出来ればすべてのエージェントに登録し、求人情報を逃さないようにしましょう

7-1. リクルートエージェント|求人数No.1・コンサルタントが優秀

リクルートエージェント-トップ画面

リクルートエージェント』は、案件総数・内定決定数ともにNo.1の国内最大手の総合転職エージェントです。

担当者によってサービスに差があると言われますが、口コミ調査ではどの指標も総じてトップレベルで、第二新卒案件からハイキャリア層まで幅広いユーザーからの支持を集めています。

業界最大手なので、大企業への多数の転職実績もあり、下記の2つの大きなメリットがあります。

  • 内部に圧倒的なノウハウの蓄積
  • 信頼による非公開求人の獲得

国際協力銀行へ転職したいのであれば、まず真っ先に登録すべき転職エージェントでしょう。

リクルートエージェント公式サイト:https://r-agent.com/

7-2. doda|求人数No.2・転職サポートが評判

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doda』は、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントです。

提案力・求人数ともにNo.1では無いものの、総じて「悪い口コミ」も見当たらず、担当者の当たり外れが少ないエージェントだと言われています。

合わせて、職務経歴書・面接対策といった実践的なサポートが素晴らしいと評判です。

リクルートの担当者がいまいちだった場合に備え、必ず登録しましょう。

doda公式サイト:https://doda.jp/

※dodaは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-3. パソナキャリア|最高評価のサポート体制

パソナキャリア

パソナキャリア』は、手厚いサポート・フォローには定評があり、初めての転職に不安がある方には特におすすめです。

実際に、我々が500人を対象にした転職エージェントの評判に関するアンケートでも、サポート体制の評価はNo.1と親身な転職者サポートを実現しているようです。

具体的には、下記のような口コミが多数見受けられました。

  • 親身に転職相談にのってくれる
  • 誰に対しても履歴書・職務経歴書添削・面接対策などのサポート体制が丁寧
  • 電話・メールのレスポンスが速く安心できる

求人数では業界最大手の『リクルートエージェント』や『doda』には劣るものの、手厚いサポート・フォローで高い評価を受けているので、リクルートエージェントdodaと併用登録して転職活動を進めるのがベストな選択だと言えるでしょう。

パソナキャリア公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/

※パソナは派遣もサービスとして扱っており、正社員転職を目指していたのに、知らずのうちに派遣社員の面接を受けていた…という事例も時々ありますから、登録先には十分に注意しましょう。

7-4. JACリクルートメント|ハイキャリア転職で実績No.1

スクリーンショット 2015-10-11 20.58.42

JACリクルートメント』は、外資系・国内企業のグローバルポジションについては国内実績No.1で、ハイキャリア案件については間違いなく質・量・サービス共にトップレベルといえるでしょう。

特にグローバルポジションの役職や技術系のスペシャリスト求人に関して強みを発揮します。

アドバイザーの提案力も高く、希望求人以外にも幅広い質の高い提案をしてくれると好評なので、キャリアやスキルに自信のある方は、活用することを間違いなくおすすめできます。

JACリクルートメント公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/

8. 転職エージェントを使いこなすためのポイント8選

業界の裏事情など、知っておけば転職エージェントを最大限活用できるテクニックを8つ紹介します。

8-1. エージェントに登録後は、2週間に1回くらい連絡を入れておく

転職エージェントは、企業から依頼を受けるとデータベースの中から条件を絞り応募者を探していくのですが、この時の表示順番が「更新日」(=最後にコンタクトを取った日)なのです。

「更新日が古い=もうすでに転職を決めた可能性が高い」と判断されるので、連絡を怠っていると後回しにされ、いずれ案件紹介メールが届かなくなります
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例えば、上記は「年齢30歳以下、転職回数1回以下、勤続年数2年以上、TOEIC780以上の営業」で検索した結果ですが、実務的な処理としては、更新日が新しい順番に20人ずつメールを送って反応をみて、応募者がいなければ次の20人へ、といったように送信していきます。

更新日が古いと、いくら条件が良くても機械的に後回しになってしまう場合があるのです。

※最近は「最終ログイン日」だけで見ている場合もあります。

8-2. とりあえず「良いところがあればすぐにでも」と言っておく

キャリアアドバイザーも売上目標があり日々追われています。担当者とのファーストコンタクトでは転職時期はいつ頃をお考えですか?」と聞かれますが、この時に具体的に転職を考えているなら「良いところがあればすぐにでも」と答えるようにしましょう。

そうすればあなたはすぐに売上に繋がると考え、優先順位をあげて対応してくれることでしょう。

8-3. 合わなければ勇気をもって担当変更する

担当のアドバイザーに情を移してはいけません。担当変更は実はさほど大した問題ではないため、性格が合わなかったり、知識に不満があれば変えてもらいましょう。

担当変更がどうしてもしづらい場合は他社を当たりましょう。

担当変更メール文面例

いつも大変お世話になっております。現在転職の支援をして頂いている○○と申します。

現在、ご担当者の○○様には大変丁寧にご対応頂いており感謝をしておりますが、転職活動が初めてで不安が大きく、他の方のご意見も是非お伺いしたいです。

もし可能であれば、現在志望しております○○業界に詳しいアドバイザーの方と一度お話をしたく考えております。大変お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

8-4. 経歴やスキルに嘘をつかない

登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。エージェント内でよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。

この場合、虚偽報告を行う危険な人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。

8-5. 推薦文は必ず確認する

ほとんどの場合、担当のキャリアアドバイザーはあなたを200字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではない担当者の場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。

そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。

今までみた中でもっともひどかった推薦文(参考)

「業務内容を把握している現場の方の目でご判断頂くことが一番です。スキル面については掘り下げてお聞き下さい。」

書いてあることは間違いではないですが、応募者からすると転職エージェントを使う意味がないですよね。しっかりプッシュしてもらいましょう。

8-6. 同じ案件に複数のエージェントから応募しない

数社の転職エージェントを使っている場合、同じ案件には複数のエージェントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職エージェントからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。

企業・エージェント両者に不信感を与え、場合によっては破談となり、企業に再度応募することはもちろん、その転職エージェントから案件を紹介してもらえなくなるでしょう。

8-7. 内定が出たら、他のエージェントに話を聞きに行ってみる

内定承諾をした後、その判断に迷いがないか・正しいのかを確認するために、正直に内定を持っていることを伝えた上で別の転職エージェントに相談をしてみましょう。

そうすることで、もっとあなたのキャリアにふさわしい案件が発見できたり、内定を持って余裕のある状態で冷静な判断ができます。

この行動によって結果的に内定を辞退したとしても、転職エージェントにはしっかりと謝罪をしなければなりませんが、法的なペナルティーはありません。

内定を辞退するのは大変心苦しいことですし、転職エージェントとしてされると非常に腹がたつのですが、ご自身のキャリアに対して妥協せずに意思決定をするために有効なテクニックです。

8-8. 丁寧に、マナーを守って対応する

時々、横柄な態度を取る方がいますが、そういった方には優良案件は紹介しません。

大手の転職エージェントであれば、1人のアドバイザーは多ければ100人以上の応募者を一度に担当しますので、転職市場や時期も大事ですが、個人的な感情もふまえて力の入れ具合が変わります。

感謝を伝え、丁寧にマナーを守って対応しましょう。

さいごに

国際協力銀行での働き方や転職についてノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

国際協力銀行への転職は年収・働きやすさの面でメリットが大きいですが、多様なビジネスを行なっているため職場によって雰囲気や労働環境が大きく異なる点に留意しましょう。

ポイントは国際協力銀行の社風や求める人物像を理解する国際協力銀行転職に強い転職サイトに複数登録するの2点。これだけで満足いく転職可能性を高める事ができます。転職成功に向けてトライする事をおすすめします。

国際協力銀行転職に強く、必ず登録すべき転職サイト4選

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。