図解で楽々わかる!転職の流れとスムーズに進めるコツ3選

転職 流れ

「転職したいと思っているものの、どのように進めていいのだろう」と流れがわからず困っていませんか。

「なんとかなるだろう」と行き当たりばったりで進めてしまうと、転職活動が長引いたり、退職交渉がうまく行かなかったりする恐れがあります。悔いのない転職活動を行うためにも、円満退職するためにも、事前に退職の流れについて把握しておくことが大切です。

このページでは、転職エージェントとして数々の転職志願者のサポートをしてきた経験から、後悔しない転職を送るために、転職の流れについて、以下の通りご紹介します。

  1. 転職の流れ3つのフェーズ
  2. 「転職準備」の流れ
  3. 「転職活動」の流れ
  4. 「内定後」の流れ
  5. 転職の流れをスムーズに進めるノウハウ3選

最後まで読めば、転職活動を円滑に進めるための流れと、成功のためのポイントが把握いただけるでしょう。

1. 転職の流れ3つのフェーズ

転職の流れは、大きく以下3つのフェーズに分けられます。

転職の流れ全体図

転職活動を成功させるためには、この3つのフェーズを3ヶ月〜6ヶ月の間に行うようスケジュールを組むことが大切です。

それぞれどのようなことを行うのかについて、簡単にご紹介します。

1−1. 転職準備

転職準備中は、主に以下4つを行います。

  • 転職の目的と将来像を考える
  • 転職計画を立てる
  • 自己分析やキャリアの振り返りを行う
  • 情報収集

何事も準備が大切といいますが、それは転職活動においても同じこと。この期間をどう過ごすかによって、転職の成功は大きく左右されます。

転職を成功させるための準備期間のポイントは「2. 転職準備の流れ」でご紹介します。

1−2. 転職活動

志望企業への書類応募や選考を経て、内定を獲得するまでの期間です。期間中に行うこととしては、以下が挙げられます。

  • 応募書類の作成
  • 志望企業への応募
  • 面接

仕事を続けたまま転職活動を行う場合は、スケジュールの調整などが必要になります。一方、退職してから転職活動を行う場合は、資金面で苦しくなる期間でもあります。

ここではどちらのパターンでも転職活動をスムーズに行うためのポイントについて、「3. 転職活動の流れ」で詳しくご紹介します。

1−3. 内定後

内定連絡をもらってから、実際に入社するまでの期間です。仕事を続けながら転職活動を行う人は、ここで退職準備を行います。

期間中に行うこととしては、以下が挙げられます。

  • 内定連絡・就業条件の確認
  • 内定受諾
  • 入社日決定・準備
  • 退職交渉・退職日決定
  • 引き継ぎ
  • 退職に必要な書類の準備
  • 退職届提出
  • 社内外の挨拶

内定をもらうと、つい気が抜けてしまいがちですが、ここで手を抜いてしまうと、転職条件が合わずに転職に失敗したり、入社日が調整できずに、転職先に、入社前からマイナスのイメージを与えてしまう可能性があります。

転職を成功させるためにも、気を抜かずにしっかり条件の確認や書類の準備を行うことが大切です。

また煩雑な手続きが多いのも、この時期の特徴。円満に転職先に入社するとともに、後腐れなく退職するために、何を行うべきか、しっかりチェックしておく必要があります。

ここでは、内定連絡を受けた後に確認すべきことや行うべきこと、円満退社のためのポイントなどについて、「4. 内定後の流れ」でご紹介します。

2. 「転職準備」の流れ

転職準備期間は、企業に対してアクションを行う前に、どのように転職活動を進めるのか、その目的や全体のスケジュールを決める時期です。
転職の流れ01

転職準備の流れは、以下のようになります。
転職準備の流れ

転職準備は1ヶ月から、長くとも2ヶ月以内に収めることが大切です。それぞれの流れについて、詳しくご紹介します。

2−1. 転職の目的と将来像を考える

ここでは、今転職することが賢明なのかを判断すること、そして転職活動の軸を設定することが大きな課題となります。

まずは、転職の目的や理由、転職によって実現したいことを挙げます。その上で、今転職することが賢明なのかを判断しましょう。

転職した方がいいと判断した場合は、転職で実現したいことを思いつくだけ書き出し、優先順位をつけます。優先順位をつけることで、内定をもらった後に、その会社が転職の目的に合ったところかどうかを、具体的に判断できます。

2−2. 転職計画を立てる

転職活動を長期化させないために、具体的な転職計画を立てます。冒頭でもご紹介したとおり、転職期間は長くても半年以内に設定しましょう。

転職の際に資格の取得が必要な場合は、取得期間も計画に入れた上で、スケジューリングを行いましょう。資格については「転職に資格は必要?おすすめ資格20選と成功のポイント」で詳しくご紹介していますので、合わせてご確認ください。

さらにここでは、資金計画も合わせて行っておきましょう。

なぜかというと、転職活動には何かと費用がかかるものだからです。特に退職後に転職活動を行う場合は、転職活動中に資金難に陥りやすくなるため、熟慮せずに転職先を決めてしまうことにもなりかねません。

転職活動を成功させるためにも、資金面の計画もしっかり行っておきましょう。

2−3. 自己分析やキャリアの振り返りを行う

自分のキャリアを振り返り、どんな仕事が合っているのか、どんな強みがあるのかなどのチェックを行います。

ここでは夢を膨らませず、実際に自分が行ってきた仕事やキャリアを直視し、素直に書き出すことが求められます。

結果、本当に自分に合っている職種や業種が見えてきたり、書類選考や面接でどんな面を強みとして訴えるのがいいのかが、自然と見えるようになります。

キャリアを振り返る際は、「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」にあるシートを使うのがおすすめです。

2−4. 情報収集

ここでは現在の市場の需要や実情を客観的に把握することが課題となります。

いくら自身が望んでいる転職先があったとしても、ニーズがなければ求人はありません。また経済的状況によって、思わぬ市場で皆さんの力が求められている可能性もあります。

情報収集には、転職エージェントや口コミサイト、転職フェアなどを利用するのがおすすめです。

転職エージェント、口コミサイト、転職フェアの選び方

それぞれ選び方にはコツがあります。しっかり選ばないと全くの時間の無駄になってしまうので、下記の記事を読んで効率的に準備を進めましょう。

転職準備のより具体的な流れな要点については、「転職のプロが教える安心して転職に臨むための準備のすべて」でご紹介しています。より細かな内容を知りたい人は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください。

3. 「転職活動」の流れ

転職活動期間は、書類の作成や応募、面接など、希望の転職先企業に対してアクションを行う時期です。準備期間同様、1ヶ月または2ヶ月以内に収めるのが、転職成功のポイントとなります。
転職の流れ02

転職活動の主な流れは以下のとおりです。
転職活動の流れ

3−1.応募書類の作成・送付

転職準備で設定した転職の軸や実現したい将来像、キャリアの棚卸しなどの情報を参考に、応募書類を作成します。

ここで大切なのが、例文に頼らないということです。

インターネットをチェックすれば、志望動機や退職理由に関する例文が数多くヒットするでしょう。しかしほとんどの例文は質が低く、また不特定多数の多くの転職希望者に利用されています。数多くの応募書類に目を通している人事が見れば、例文を転用して作成したどうかは一目瞭然です。

転用して書かれたものは、思いが伝わりにくいどころか、質が低いために、マイナスに評価されることが多いもの。少しでも質の高い書類を作成するためには、「受かる職務経歴書の書き方完全マニュアル」をしっかりと読んで実践することが重要です。

3−2. 面接

書類選考に受かれば、続いて面接に挑みます。企業によって異なりますが、面接は主に以下のような流れで行われます。
転職の面接の主な流れ

(1)訪問・入室

面接は訪問から始まっています。開始5分前には面接会場に到着できるように、余裕を持って出発しましょう。

また、面接会場に入る前にはトイレに入り、身だしなみや口臭などをチェックしましょう。身だしなみについては「第一印象で損しない転職面接での正しい服装マナー【男女別】」でご確認ください。

ただし、会場に早く到着しすぎるのも控えましょう。面接会場や面接官の準備ができていない場合、面接先に気を遣わせる可能性があります。

理想としては、10分ほど前に会場に到着し、トイレに入って身だしなみをチェックしてから、5分前に待合室に到着するのがおすすめです。

(2)自己紹介

面接での第一印象を決めるのが自己紹介です。自己紹介はダラダラと話しをせず、1分以内に簡潔に答えましょう。

この流れのまま、自己PRを行うこともあります。自己PRは伝えたいことを全て話すのではなく、これまでの自分の一番のハイライトを伝えましょう。自己紹介についてより詳しく知りたい場合は「転職面接の自己紹介|第一印象を劇的に上げる5つのポイント」をご覧ください。

(3)職歴・志望動機

ここでは簡単に職歴を紹介するとともに、前向きかつ具体的な志望動機を伝えましょう。同時に退職理由を聞かれることもありますが、いずれにしても前向きな理由を答えることが大切です。

志望動機については、自分の言葉で具体的に話せるように練習しておきましょう。「理念に共感した」「商品が好きだから」といった当り障りのない理由では、面接官の記憶に残ることはできません。

志望動機について、より詳しく知りたい人は「面接での転職理由を本音で突破!正しい回答法と例文5選」をご覧ください。

(4)入社後の希望

入社後どのように活躍したいかという点と合わせて、就業の際に希望する諸条件について確認されます。自分のこれまでのキャリアを踏まえた上で、会社にどのように貢献できるかをアピールしましょう。

(5)逆質問

終盤は面接を受けている側から、面接官への逆質問の時間が設けられます。

この時間は単なる質問時間ではなく、面接を受けている側の最後のアピールポイントという重要な時間となっています。調べれば分かることを聞くのではなく、直接聞かなければ分からないことを質問しましょう。

また、諸条件について確認することも大切です。ただ、金銭面の条件ばかりを質問すると、マイナスのイメージを与えてしまう場合があるので注意しましょう。

逆質問でしっかりアピールしたいなら「転職面接のラスト2分で合格を勝ち取るための逆質問21選」をご覧ください。

面接対策の全てはこのページで万全!私が日頃エージェントしてアドバイスしている転職面接の本質的で有効なノウハウ面接対策を、「マナー」から「質問対策」まで全て「1000人以上を面接合格に導いた面接完全ガイド」にまとめました。いざ面接の時に備えて、ブックマークしておくとよいでしょう。

4. 「内定後」の流れ

内定をもらい、入社するまでの流れは、主に以下のようになります。こちらも1ヶ月から2ヶ月程度を目安に設定するのが良いでしょう。
転職の流れ03

内定後の大まかな流れは以下のようになります。
内定後の流れ

4−1. 内定連絡・受諾

内定連絡を受けたら、就業時の諸条件を確認し、受諾するかどうかを判断しましょう。

内定をもらうと、どうしても気分が浮つき、すぐに承諾したくなるもの。しかし内定を受諾する際は、就業条件を再度確認の上、実現可能な入社日を設定した上で、内定を受諾しましょう。

就業条件を確認するためには、労働条件通知書(雇用契約書)を発行してもらい、最終的な条件を確認することをおすすめします。

転職では、求人時の条件と最終的な就業条件が異なることはよくあることです。最終的な給与面や福利厚生などを確認した上で、内定を受諾するかどうかを決定しましょう。

内定の返答をすぐに返答できない場合でも、24時間以内に御礼の連絡と、返答を保留にしたい旨、そしていつ返答できるかを返信しておきましょう。返答が遅くなると、印象を悪くする恐れがあります。

4−2. 退職準備

内定承諾を決めたら、退職準備を進めます。退職準備は、以下のような流れで進めましょう。
円満0

退職準備については「誰でも実践できる円満退職の全知識|詳細解説と豊富な図解付」をご覧ください。

5. 転職の流れをスムーズに進めるノウハウ3選

5−1. 転職エージェントに登録して流れを教えてもらう

転職のプロである転職エージェントに登録し、準備から入社までの流れを教えてもらう方法です。基本的な流れから選考のポイント、内定連絡後の流れや退職までのポイントまで、詳しく教えてくれます。

また、自己分析のコツや分析方法なども無料で教えてくれますので、転職に不安があるなら、ぜひ登録しておいたほうが良いでしょう。

転職エージェントがしてくれることなどのメリットや、失敗しない選び方については、「転職エージェントとは|1から理解し使いこなすための全知識」にまとめてありますので、必ず役に立つので一読することをおすすめします。

5−2. 事前準備に力を入れる

前述したとおり、転職が成功するかどうかは、事前準備が物をいいます。計画的に転職するために、事前に何が必要か、選考の際にどのようにスケジューリングするかなどをしっかり決めた上で、転職活動に臨みましょう。

5−3. スムーズに退職手続きを行う

退職手続きに必要な書類や、行っておくべき手続きを事前に確認しておきましょう。重要な手続きを忘れると、転職先にも迷惑をかけることになります。

特に退職してから転職活動を行う場合は、失業手当や健康保険、年金の手続きなどが必要となります。「退職の手続き|充実の図解でわかる効率的に行うための全知識」を参考に、スムーズな退職手続きを行いましょう。

6. まとめ

転職をスムーズに進めるためには、全体の流れを知り、事前にしっかり準備することが大切です。不安があるなら、優秀な転職エージェントの力を借りることも、転職をスムーズに進めるポイントの一つです。

転職後に後悔しないためにも、今回ご紹介した流れとそのポイントを確認し、転職に臨んで下さい。