転職に学歴は関係ない?学歴が低くても転職を成功させる全知識

転職 学歴

「転職ではいつからの学歴が見られる?学歴は関係ない?」

「学歴に自信がないけど転職を成功させる方法はある?」

自分の学歴に自信がない場合、転職活動の面接でどのようなアピールをすればいいのか不安な方もいるでしょう。

また、どのような業界であれば大学卒業や専門卒業などの学歴に左右されずに採用されるのか、どこからの学歴を見られるのかなどの悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

結論、学歴重視ではなく社会経験やキャリアを重視した業界を知って、面接を突破するコツを掴むことで転職を成功させられます。

学歴に自信がない人でも転職に成功するポイント!

しかし、どのような業界が学歴ではなく経験やキャリアを重視しているのかを調べるには、多くの時間が必要になります。また、学歴を重視していない業界を見つけたとしても、採用面接を突破するためには事前準備や対策が大切です。

そこで本記事では、転職のプロとしてたくさんの求職者を支援してきた私が、転職活動で学歴がどう影響するのか、またどのような対策をおこなえばいいのかを具体的に解説します。

この記事を読むとわかること

本記事を読むことで、転職と学歴の関わりを知ったうえで、自分の希望する求人や企業をスムーズに見つけられるでしょう。

注:転職を成功させるには自己分析が欠かせません。自己分析の方法を詳しく知りたい方は、「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」もご覧ください。

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1. 転職に学歴は関係ない?新卒か中途かによって異なる

採用に全く関係ないわけではありませんが、転職では新卒採用ほど学歴を重要視されない傾向にあります。

転職コンシェルジュのワークポートの調査によると、「採用に学歴は関係ない」と答えた担当者は、全体の6割に上りました。

「採用に学歴は関係あるかどうか?」のアンケート結果

転職時に学歴が関係あるかどうか

62%の企業が採用に学歴は関係ないと解答している通り、転職では学歴よりも、これまでのキャリアを重要視する企業が多いようです。

それは、両者の採用目的の違いにあります。

新卒採用は学歴を見られる!中途採用は学歴よりもキャリア重視

企業が新卒者に求めているものは、今後の可能性であり、いわば先行投資のようなものです。これまで社会に出て仕事をしたことのない人材は、いわば何ものにも染まっていない、まっさらな紙のようなもの。一から教育をしなければならないというデメリットはありますが、企業が望む人材を作りやすいというメリットがあります。

また、採用の基準が学歴や自己PRなどしかないというのも、新卒採用時に学歴が重要視される理由の一つとなっています。

一方、企業が転職者に求めているものは即戦力です。言い換えれば、採用することで、確実に企業を強くできる力を求めているといえます。

企業を強くできるかどうかという点に大きく関わってくるのは、学歴よりもこれまでのキャリアです。いくら学歴が高くても、キャリアに乏しければ、企業が即戦力とみなすことはほとんどないでしょう。逆に学歴に乏しくても、企業が求めているキャリアを持っていれば、採用の道は明るくなるといえます。

社会人経験が少ない第二新卒者は学歴を重視される

ただし、キャリアをあまり積んでいない第二新卒者は、新卒採用同様、学歴が重要視される傾向にあります。

学歴に対してコンプレックスを持っているならば、ある程度キャリアを積んだうえで、転職に臨むことをおすすめします。

転職のためにキャリアを積むのであれば、社長賞や売上全国No.1など、客観的に評価できる実績を上げることもおすすめです。キャリアについて詳しく説明するよりも、より直感的に相手に皆様の力を示すことができます。

2. 【おすすめ】学歴に自信がなくても受かりやすい業界4選

以下業種は、採用時に学歴をあまり重要視しない傾向にあります。学歴に自信がないなら、こうした業種を受けてみるのもおすすめです。

  • 旅行・レジャー業界
  • 小売業界
  • 外食業界
  • IT・WEB業界(クリエイティブ職)

dodaの調査によると、中途採用時に大卒以上または六大学以上を求める業種は、総合商社や金融業界、教育業界に多いことが分かりました。

大卒以上を求める求人割合業界別

一方、旅行・レジャー業界や小売業界、外食業界では、学歴をあまり重要視しない傾向にあります。

また、WEB業界やIT業界などのクリエイティブ職でも、学歴はあまり重視されません。
【中途採用】職種別大卒以上を求める求人割合

これは、学歴よりもこれまでのキャリアや公私における経験、発想力が即戦力に直結するためです。

転職コンシェルジュのワークポートの調査では、以下のように述べる中途採用担当者がいることも公開されています。

エンジニアは技術がすべて。

参考:転職コンシェルジュのワークポート

どうしても学歴が心配ならば、こうした業界を中心に転職活動を行うのも一つの方法です。

3. 学歴関係なく希望する求人の転職面接を突破するコツ2選

できるだけ学歴に左右されずに転職を突破したいなら、面接時に以下2つをアピールするのがおすすめです。

  • 即戦力とみなされる実績をアピールする
  • モチベーションの高さや会社貢献への前向きなアピールを行う

3−1. 即戦力とみなされる実績のアピールで好印象を与えられる

面接では社長賞や全国売上No.1の実績を上げたことなど、即戦力とみなされる実績をアピールしましょう。

前述したとおり、企業が中途採用者に求めているのは即戦力です。つまり、これまでどんな実績を上げてきたか、入社後どのように企業に貢献できるのかを面接官に示すことが、採用への道を切り開くための重要なポイントになります。

中でも社長賞や全国売上No.1などといった明確な実績は、実績を明確に伝えられる指標の一つになってくれます。

職種や業種を問わず、何かしらの賞を受賞したということは、社内でも一定の評価を受けるような業績を残したということ。採用担当者からすれば、即戦力かどうかを判断するのに、これほど明確な指標はないといえます。

すでに何かしらの賞を受賞しているのであれば、履歴書作成や面接時にこうした点をしっかりアピールしましょう。これから転職活動を行うのであれば、こうした賞を受賞し、転職活動を有利に進められるよう、実績を積むことがおすすめです。

3−2. モチベーションの高さや会社貢献への前向きなアピールをおこな

即戦力かどうかという点とともに、採用担当者が重視するのが、モチベーションの高さや、入社後どのように会社に貢献してくれるかというポイントです。

入社後の働き方のイメージが明確だったり、より具体的に貢献内容についてアピールできたりする人は、学歴を問わず、採用担当者から「即戦力になってくれそう」「企業に力を尽くしてくれそう」というイメージを持たれる傾向にあります。

入社後のキャリアプランを短・中・長期と段階的にしっかりと考えており、それぞれでどのように貢献してくれるのか具体的なイメージが描けたところですね。(システム開発)

参考:doda

現有スキルを、当社のどの領域で活用したいのか。なぜ活かせるのか。しっかりと業務を理解し、関連付けて具体的に語ってくれているなと感じられたところを評価しました。(メーカー)

参考:doda

こうした点は、業界研究や自己分析の中で見出していけるもの。受賞歴や高い売上成績がない場合は、こうした点をアピールしてみてはいかがでしょうか。

4. 学歴はいつから・どこから見られる?履歴書に書く際のポイント4つ

履歴書に学歴を記入する場合は、以下の4つのポイントを厳守しましょう。

  • 最終学歴のひとつ前から記入
  • 高校は「高等学校」と記載する
  • 大学は学部と学科まで記載する
  • 長期間のブランクがある場合は理由を記入する

4−1. 最終学歴のひとつ前から記入する

学歴は最終学歴のひとつ前の卒業時点から記載しましょう。大卒の場合は高校卒業から、高卒の場合は中学校卒業から記載します。

4−2. 高校は省略せずに「高等学校」と記載する

高校名は省略せず、「○○高等学校」と正式名称を記載しましょう。

4−3. 大学は学部と学科まで記載する

大学は所属していた学部と学科も記入しましょう。学科編入などを行った場合は、編入後の大学と学部、学科についても忘れず記載しましょう。

4−4. 長期間のブランクがある場合は理由を記入する

長期間浪人や留年した場合は、理由を書いておくと良いでしょう。

1年程度の浪人や留年であれば、理由を特記する必要はありませんが、2年以上のブランクは、学歴を問われにくい転職面接でも、理由を聞かれる場合があります。

「それなら仕方がない」と思われるよう、事前に履歴書に簡潔に理由を記載した上で、面接で聞かれても詰まらないよう。準備をしておきましょう。
履歴書の学歴の書き方

以下は大卒の場合の学歴記載例です(高卒の場合、書き始めの学歴は中学校卒業からになります)。こちらを参考の上、履歴書の作成を進めてみてください。

5. 中途採用の転職に学歴は関係ない!能力と実績をアピールしよう

転職では一部の業種を除き、学歴よりも、これまでのキャリアや入社後の企業貢献への姿勢が重要視されます。まずは現在勤めている企業で実績を上げ、転職成功への大きな足がかりを作ってみてください。

すでに退職されている場合は、入社後にどのように企業に貢献できるのか、その将来像を採用担当者に具体的に想像してもらえるよう、自己分析を通してアピール方法を考えるのがおすすめです。

自己分析の方法については、「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」をチェックしてみてくださいね。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。