第二新卒の転職理由を本音で突破!正しい回答法と例文4選

第二新卒での採用が増えている今、「思い切って転職活動をしよう!」と考えているが、「人間関係で辞めるなんて甘いかな?」「今の仕事内容に不満があることを正直に話すべきなんだろうか」と不安に思っていませんか?

実際に、「人間関係に悩みがある」「残業が多すぎた」「仕事内容がやりたいものと違った」というような理由で転職している第二新卒の転職者は珍しくありませんが、ネガティブな転職理由をそのまま面接等で伝えるのはおすすめしません。

転職エ-ジェントとして様々な第二新卒の転職を支援してきましたが、たった3ステップでネガティブな転職理由もポジティブに変える方法があるので、それをすることで転職成功の確率をグッと上げることができます。

このペ-ジは、ネガティブな転職理由をうそをつくことなくポジティブな理由に変えるための方法を、転職エ-ジェントとして採用担当者から聞いた生の声をもとにお伝えします。

  1. 第二新卒で面接者が転職理由で気にする2つのポイント
  2. ウソの転職理由はNG!な3つの理由
  3. 転職理由を正直かつ、ポジティブに話す3つのステップ
  4. 第二新卒での転職理由-例文4選

この記事を全て読めば、第二新卒の転職を成功させられるでしょう。

本記事を読んでも不安が残る方は、第二新卒の転職に詳しいエージェントに相談して意見を貰うことがてっとり早くおすすめです。(相談したからといって必ずしも転職する必要は一切ありません)

ただし、エージェントは当たり外れが大きいため、やみくもに登録せず、第二新卒で使うべきエージェントを解説した『第二新卒でキャリアアップするための転職エージェント13選』を参考にしながら自分の状況に合わせて選びましょう。

1.第二新卒で面接者が転職理由を聞く2つのポイント

「応募先企業でやりたいことははっきりしているんだから、やめる理由なんて詳しく話さなくても良いじゃないか!」

上記のように言う転職希望者の方も多く見てきましたが、これまで転職支援をしてきた経験上、特に第二新卒では「転職理由」が何であるかということを面接者はとても重要視します。

それは次の2つのポイントを見たいからです。

1-1.採用担当者は「前職での不満はうちの会社で解決できるのか?」見極めたい

新卒就活と転職活動の一番の違いは、理由があって初めて就職活動をするという点です。新卒では大多数が「卒業するから、就職活動をする」わけですが、転職活動は「前職でなんらかの不満や課題があり、それを解決出来る次の職場を求めて活動をする」ものです。

だからこそ採用担当者側も「前職での不満はうちの会社で本当に解決できるの?」ということを見極めようとします。当然応募者も転職理由をしっかりと自己分析した上で正直に伝えなければ、面接を突破することは出来ませんし、仮に入社したとしても転職を繰り返してしまいます。

まだ自己分析できてないよという方は、「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】を参考にシートを記入しながら深い自己分析をしてみましょう。

1-2.第二新卒はまたすぐに辞めてしまうと思われている

第二新卒に追い風が吹いているとはいえ、まだまだ厳しい目で見られるのは仕方のないことです。採用活動には多くのコストが掛かる以上「すぐに辞めてしまう人」を採用するのは担当者が最も避けたいことです。

なので、3年未満で辞めてしまった第二新卒者には「なんで辞めるの?」ということを自社への応募理由と同じ位、場合によっては志望理由以上に詳しく聞きたがるのです。

ここまでの話を見ると、転職理由はガチガチに理論武装して、絶対にスキのない完璧なものにしなければとネガティブな自分の本音を必死に隠そうとする人もいますが、「ウソをつく」ということだけは絶対にしてはいけないことです。

2. ウソの転職理由はNG!な3つの理由

転職活動において一番やってはいけないことは「ウソをつくこと」です。

これは転職理由に限らず全般に言えることですが、実際の採用担当者も次の3つの主な理由から、応募者自身のためにもウソはつくべきではないと口をそろえて言います。

2-1. ウソは必ず見抜かれる

こちらがいくら用意周到に作り話を用意したところで、相手は百戦錬磨のプロの面接官です。その場限りのウソは応募者の態度からすぐにばれてしまいます。特にウソを話している場合は「言いよどんでしまう」または「必要以上に声を張って話をする」傾向にあるそうです。

2-2. 失敗談を含め正直さは好印象

「転職活動でマイナスな情報を伝えるのは自分に不利なのでは」と考えがちですが、転職、特にリスクの高い第二新卒での転職理由等で前職についてマイナスな理由や経験があるのはある意味想定内のことです。それらを隠して転職先でもミスマッチがあるよりも、正直に話した上で、マイナス面を克服しようとしている姿勢を見せる方が面接官に誠意が伝わります。

2-3. ウソの内容次第では内定取り消しもあり!

多くはありませんが、ウソの内容が経歴詐称や解雇されていた事実を隠すなど入社後に会社に不利益となる場合、最悪のケースでは内定取り消しもあり得ます。どうせばれないだろうとついたウソで万が一の事態にならないためにも、正直に伝えることをおすすめします。

3. 転職理由を正直かつ、ポジティブに話す3ステップ

それでは、そのまま伝えるととても内定の出そうにないネガティブな転職理由を、志望動機とずれることなく正直、かつポジティブに伝えるにはどうすれば良いのか?

次の3つのステップを踏んで転職理由を話すことで、内定獲得にぐんと近づく転職理由を用意することが出来ます。

  • (新卒入社時の)志望動機を思い出す
  • 今の不満を、入社動機に合わせてポジティブに変換する
  • 転職理由を、応募先の志望動機につなげる

3-1. (新卒入社時の)志望動機を思い出す

そんなこと転職理由に関係あるの?と思うかもしれませんが、あなたが今転職をしたいと考えるのは、「入社時に抱いていた理想や目標を叶えられそうにないから」ではありませんか?転職理由というと「上司と合わない」「残業が多い」「やりたい仕事が出来そうにない」などネガティブなものですが、その裏にはポジティブな自分の希望が隠れているのです。前職への入社時に持っていたポジティブな希望こそ転職理由の裏返しなのです。

回答例

前職へは若手のうちからバリバリと活躍し、会社への貢献と同時に自分の成長にもつながる仕事をしたいと考え入社しました。

3-2. 今の不満を、入社動機に合わせてポジティブに変換する

前項で話したように、今あなたが転職をする理由は、先ほどの入社動機を阻害するなにかがあるからです。そこで、先ほどの希望の前職では叶えられないため、という言い方をすることで、仕事に対してはポジティブな考えを持っているんだと印象づけることが出来ます。さらに、なぜ前職で阻害要因が出てきたのかという理由も付けられると、より説得力が増します。

回答例

前職へは若手のうちからバリバリと活躍し、会社への貢献と同時に自分の成長にもつながる仕事をしたいと考え入社しましたが、年功序列の風土が強く若手が成果をあげても認められないことが多く(阻害要因)、自分の希望する働きかたは出来ないと感じました。

3-3. 転職理由を、応募先の志望動機につなげる

最後のステップでは、転職理由を説明することに加え、応募先企業の志望理由につなげて話します。

あなたの志望理由が新卒入社時から一貫したものであることを示すことによって、仕事に対する前向きな姿勢を見せることができ、転職活動をプラスなものとして捉えてもらえます。

回答例

前職へは若手のうちからバリバリと活躍し、会社への貢献と同時に自分の成長にもつながる仕事をしたいと考え入社しましたが、年功序列の風土が強く若手が成果をあげても認められないことが多く、自分の希望する働きかたは出来ないと感じました。成果を正当に評価する実力主義の会社で働きたいと考え、貴社を志望しました。

上記3つのステップを踏むことによって、ウソをつくことなく転職理由をポジティブに伝え、一貫した姿勢を見せることが出来ます。ぜひご自身の経験をいちから整理してみて下さい。

4. 第二新卒での転職理由:例文4選

この章では、第二新卒の転職理由として多い4つの理由について、例文を紹介します。すべて前項でお話しした3つのステップに沿って作成しています。

≪転職理由を正直かつ、ポジティブに話す3つのステップ≫

  1. 新卒入社時の志望理由を思い出す
  2. 今の不満を、入社動機に合わせてポジティブに変換する
  3. 転職理由を、応募先の志望理由につなげる

4-1.残業や休日出勤が多かった

「労働条件」を転職理由に挙げている人は男性では最も多く、女性では2位となっています。しかしそのまま伝えてしまうと「残業を全くする気がないのか?やる気がないのでは?」と勘違いされてしまうので、注意しましょう。

≪回答例≫

新卒入社時は自己研鑚を積みながら一流のビジネスパ-ソンとして効率良く仕事を出来るようになりたいと考えていましたが、難しいと感じるからです。【1】

前職では残業している人は偉いという慣習があり、効率よく短時間で仕事をするよりも、長時間労働が評価されていました。【2】

残業を厭うわけではありませんが、メリハリをつけ、与えられた時間の中でより高い成果を出すことで、ビジネスパ-ソンとしてより成長出来ると考え、貴社を応募しました。【3】

4-2.上司と合わなかった

人間関係あ合わず転職を考える人は多いですが、そのまま伝えれば「どこにでも一人くらい自分と合わない人はいると思けど」と突き返されるのがオチです。そこで3ステップに沿ってポジティブな理由に変換することが重要です。

≪回答例≫

新卒入社時は、社内の人間関係が良好な中でチ-ムワ-クよく仕事を効率的に進めていくことを望んで入社しましたが、難しいからです。【1】

前職では、個人目標の達成を最重要課題とされ、人間関係がギスギスしており、業務上のコミュニケ-ションにも支障をきたしていると感じました。【2】

チ-ムで団結して一つの仕事に邁進したいと考え、貴社を応募しました。【3】

4-3.やりたい事を出来なかった

入社時に希望した職種とは違う部署に配属され、将来のキャリアプランに不安を抱き転職を考える人もいます。確かに第二新卒の時期を過ぎてしまうと他職種への転職はかなり厳しくなるので、他職種へどうしても転職したいのであれば早めの転職をおすすめします。しかし、やりたい仕事をすぐに任せてもらえないのは会社ではよくあることで、わがままと捉えられかねません。配属された部署での経験も糧になっていることをしっかりとアピ-ルしましょう。

≪回答例≫

新卒入社時は、営業職への配属を希望して入社しましたが、実際に配属されたのは、経理総務部でした。【1】

もちろん希望の部署とは違っても学ぶことは多く、社内調整を通じて交渉術や折衝ノウハウを身に付けることは出来ました。しかし前職では一度配属された部署から異動することは難しく、営業職で社外の方と関わる仕事をしたいという希望は難しいと感じています。【2】

前職での経験を活かしつつ営業職へもう一度挑戦したいと考え、貴社を応募しました。【3】

4-4.給与や評価が成果に見合っていない

給与面の不満から転職する人も男女とも多くいます。ただしこれもストレ-トに伝えてしまうと「お金のためだけに働いているの?」とマイナス評価になるので、3ステップに沿ってポジティブに伝えましょう。

≪回答例≫

新卒入社時は、成果に見合った評価をされる企業へ就職したいと考え入社しましたが、それが難しいためです。【1】

前職は年功序列の風土が強く、個人の成果による評価よりも、年次にそった一律の評価がされていました。【2】

個人の成果に対して正当な評価をされる実力主義の企業へ転職したいと考え、貴社を応募しました。【3】

以上、第二新卒での転職理由に多い4つの例文を挙げましたが、もちろんそのままご自身の回答とすることはおすすめしません。あくまで参考として考えてください。

5. さいごに

いかがでしたか?今の仕事に何かしら不満があり転職をしたいと考えていても、「こんな理由ですぐに辞めてしまうなんて、転職活動もうまくいかないんじゃないか・・」と二の足を踏んでいるかもしれません。

たしかに理由の曖昧なままでの転職はその後も転職を繰り返してしまうなどマイナスに傾くこともあるでしょうが、次の仕事に対して明確で前向きな希望をもっているなら自信をもって臨みましょう。

筆者もあなたの転職活動の成功を心よりお祈りしています。