薬剤師必見!調剤薬局への転職で絶対後悔しないための全知識

調剤薬局 転職

「病院やドラッグストアから調剤薬局に転職できるの?」と悩んでいませんか?

薬剤師転職のなかでは、調剤薬局への転職は比較的簡単な一方で、「年収がなかなかアップしない…」「職場の雰囲気が良くなく、もう一度転職を考えている…」と後悔する人はとても多いのです。

結論から申し上げますと、調剤薬局への転職自体は可能ですが、「求める境遇や環境への転職」にはコツがあります。

このページでは、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、病院薬剤師の転職についてご紹介します。

  1. 調剤薬局への転職、3つの人気の秘密
  2. 調剤薬局、転職に後悔する3つのケース
  3. 調剤薬局薬剤師の年収
  4. 大手調剤薬局ランキング
  5. 調剤薬局に強い転職サイト5選

このページを読めば、調剤薬局の転職について理解が進み、最高の条件で調剤薬局に転職するコツがわかるでしょう。

薬剤師500名が選んだ人気の転職サイト

編集部が実施した薬剤師500名へのアンケート調査に基づくサポート力や求人の数・質への満足度が高い転職サイトベスト3は、下記の3つ。

キャリア・転職に悩んでいたり、今の仕事・職場から離れようかなと考えていたりするすべての薬剤師におすすめの相談先です。

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1. 調剤薬局への転職、3つの人気の秘密

口コミ・評判

R.N さん(26歳)
新卒では病院に薬剤師として就職しましたが、近々、調剤薬局に転職したいと考えています。

上記の通り、私の元に相談にくる転職希望者の多くが、調剤薬局を希望されます。

新卒採用の時には決して「人気とは言えない」就職先である調剤薬局ですが、なぜ転職の際には人気になるのでしょうか?

もちろん、転職理由は人それぞれだと思いますが、代表的な人気の秘密をご紹介します。

調剤薬局への転職、3つの人気の秘密

  • 働きやすい環境
  • 転職・異動が容易
  • 安定して長く働ける

人気の秘密1:働きやすい環境

一つ目の理由は、働きやすい環境です。

もちろん調剤薬局によりますが、門前薬局であれば完全週休2日制、残業ナシも珍しくありません。

調剤薬局は特に女性薬剤師から人気ですので、育児休暇や産休・育休などの福利厚生は極めて充実しています。

最近では女性薬剤師の定着率を高めようと「生理休暇」といった様々な福利厚生をつける調剤薬局も増えてきました。

ある程度の期間働く事で、勤続手当を支給する調剤薬局もあります。

子育てママ薬剤師が長く働くには最適な職業と言えるかもしれません。

人気の秘密2:転勤/異動が容易

二つ目の理由は、転勤/異動が容易です。

ある程度の規模の調剤薬局であれば、基本的に薬剤師の希望する場所での仕事ができるように便宜を図ってくれます。

特に既婚女性で働いている方は、旦那の転勤で仕事を辞めざるを得ないケースが多くありますが、できる限り店舗異動できるように制度を整えている調剤薬局がほとんどです。

この制度があるので、例えば結婚や家の事情だけでなく「狭い人間関係に疲れてしまった」「嫌な同僚や上司がいる」といったケースでも、辞める事なく別の地域や店舗に異動できる点も見逃せません。

人気の秘密3:安定して長く働ける

三つ目の理由は、安定して長く働ける環境です。

一般的に、先生・医者・弁護士・看護師といった「資格を必要とする仕事」に就職する人は、安定志向が強いと言われています。

資格を持たないと仕事ができないため、「長く安定的に働ける」という大きなメリットがあるのです。

特に調剤薬局の薬剤師は「安定して長く働く事ができる」と評判です。

製薬会社や病院薬剤師といったやりがいがある一方で激務な職場と違い、「働きやすい環境」「転勤・異動が容易」である調剤薬局は特に家庭を持った薬剤師から人気です。

2. 調剤薬局、転職に後悔する3つのケース

口コミ・評判

A.S さん(27歳)
調剤薬局に転職したのですが、思ったような条件や職場でなく、後悔しています。

1章の通り、調剤薬局に転職する薬剤師の方はたくさんいますが、転職された方が全員満足されている訳ではありません。

「働きやすく、転勤・異動が容易で、安定している」調剤薬局ですが、何が問題なのでしょうか?

もちろん、後悔する理由は人それぞれだと思いますが、代表的な3つのケースをご紹介します。

調剤薬局、転職に後悔する3つのケース

  • 年収が低い・年収が上がらない
  • 職場の雰囲気が良くない 合わない人との関係が続く
  • 業界再編で薬局が統廃合される

2-1. 年収が低い・年収が上がらない

後悔するケースで最も多いのは、年収が低い・年収が上がらないです。

薬剤師の年収平均は、「製薬企業>ドラッグストア>病院>調剤薬局」の順になっており、調剤薬局によって差はあれど、一般的に調剤薬局は年収が低い事で有名です。

調剤薬局薬剤師としての年収は、新卒入社時点から大きな上昇は見込めません。

特に管理薬剤師などの役職に付くことがなければ、残念ながら、ほぼ新卒入社と変わらないような年収が続いてしまいます。

どうしても調剤薬局で働きながら年収をあげたいのであれば、管理薬剤師などの役職経験を経た後に転職する・地方で少規模な穴場調剤薬局を探す事をおすすめします。

調剤薬局の年収について知りたい人は、本記事の3章と「ひと目で分かる調剤薬局薬剤師の年収と年収アップのコツ2選」を参考にしてください。

2-2. 職場の雰囲気が良くない・合わない人との関係が続く

次に後悔するケースで多いのは、職場の雰囲気が良くない合わない人との関係が続くです。

多くの調剤薬局は、よほどの大規模な門前調剤薬局でない限り、数名〜十数名で業務を行っています。

普通の企業に見られるような配置転換や定期的なローテーションは無く、同じコミュニティでの仕事が続きます。

職場の雰囲気を難しくしている理由のもう一つが、「女性がほとんどの職場」である点です。

もちろん雰囲気の良い職場もありますが、なかなか採用される前には雰囲気まではわからないものです。

どうしても雰囲気の良い調剤薬局に転職したい場合は、事前にできる限り職場を見に行く努力をした上で、大手調剤薬局に入り、雰囲気が良くなければ別店舗に異動する事をおすすめします。

2-3. 業界再編で薬局が統廃合される

三つ目のケースは、業界再編で薬局が統廃合されるです。

現在、調剤薬局業界は調剤報酬の改定や異業種からの参入、M&Aといった業界全体の動きが続いており、業界を取り巻く環境は大きく変化しています。

調剤薬局の数はコンビニより多く、またコンビニやドラッグストアと違って大手の調剤薬局が業界を占めるのではなく、中小調剤薬局が無数にある珍しい業界です。

今後、大手調剤薬局を中心に統廃合が進むと考えられています。

統廃合が進んだ際に、どのような大手調剤薬局が自分に合っているか知りたい人は、本記事の4章と『大手調剤薬局ランキング完全版|企業規模と社員評価のすべて』を参考にしてください。

3. 調剤薬局薬剤師の年収

口コミ・評判

Y.K さん(28歳)

調剤薬局だと給与が下がると聞くと心配です。どのぐらいの違いがあるのでしょうか?

3章では、調剤薬局薬剤師の年収についてご紹介します。

  初任給 初年収 その後の年収
 調剤薬局 22〜30万円 350〜400万円 450〜700万円
 ドラッグストア 25〜35万円 350〜450万円 500〜800万円
 病院 20〜25万円 300〜350万円 400〜650万円
 製薬企業 22万円前後 300万円前後 600〜1200万円

転職エージェントは、担当するキャリアアドバイザーの相性や質が重要ですから、数社登録して面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用することをおすすめします

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もちろん完全無料で費用等は一切かかりません。

【注意】登録する際は、薬剤師転職エージェントサービスなのかしっかり確認しましょう!

転職エージェントサービスの各公式ページは下記の通りですので、登録前にご参考ください。

5-1. 薬キャリエージェント|スピーディで丁寧な転職サポート

薬キャリ

『薬キャリ』は、総合満足度No1の薬剤師転職サイトです。
(※薬剤師ポータルサイトにて19社中、年間登録者数No.1(2015年3月エムスリーキャリア調べ)

運営会社のエムスリーキャリアは、15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていることもあり、サポート力や薬剤師転職ノウハウには信頼があります。

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当サイトでは薬キャリのコンサルタントにインタビューを行いました!

薬キャリの強みコロナ禍における薬剤師の転職事情をお話いただいたので、転職を検討している方はぜひご覧ください。

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薬剤師の人生を照らす転職を――薬剤師満足度No1『薬キャリ』のコンサルタントによる「求職者ファースト」の転職支援とは

5-2. マイナビ薬剤師|面談でのサポート力が高い

マイナビ薬剤師

※マイナビのプロモーションを含みます。

『マイナビ薬剤師』は、転職業界大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職サイトです。

マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅しており、54,673件の求人を掲載しています

また、転職サポート力に定評があり、応募者との「面談」に力を入れているという点も特徴的です。

親身にアドバイスをしてくれるため、はじめての方でも安心して転職活動を進められるでしょう。

全国の主要都市に支店を持っており、地方在住の薬剤師の方にもおすすめです。

公式サイト:
https://pharma.mynavi.jp/

※マイナビのプロモーションを含みます。
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5-3.ファーマキャリア|希望に沿った好条件求人を提案

『ファーマキャリア』は、オーダーメイド求人が魅力の転職サイトです。あなたの希望に合わせた好条件求人を、キャリアコンサルタントが厳選して提案してくれます。

求人の数よりも質を重視したい方におすすめです。

また、優秀なキャリアコンサルタントが担当してくれる点も特徴的です。

一人ひとりがより満足のいく転職を実現するために、非常に親身なサポートを実施しています。

公式サイト:
https://pharmacareer.jp

5-4. ファルマスタッフ|薬剤師求人No.1 日本調剤グループ

ファルマスタッフ』は、大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

特に調剤薬局の求人は、数・量ともに業界トップクラスです。薬局への転職を検討している方は、登録必須の転職サイトと言えるでしょう。正社員求人だけでなく、派遣求人も多く扱っています。

20年以上にわたる転職支援実績があり、蓄積されたノウハウを得られる点も大きな魅力です。

薬剤師転職では、どういった点をアピールすればよいのか、調剤薬局への転職を成功させるにはどのように準備しておけば良いのか、など具体的な方法を知ることができるでしょう。

公式サイト:
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5-5. リクナビ薬剤師|コンサルタントが優秀

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトです。

サービスの規模も大きく、数多くの転職実績があります。

ドラッグストアの求人や、高収入の求人が多い点も特徴です。

また「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富であり、特に優秀なコンサルタントがいるという点も大きな強みです。

さいごに

調剤薬局の求人について、コツやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

お伝えした通り、調剤薬局は転職しやすい職場ですが、転職しやすいからこそ「後悔する人も多い」と言えます。

ポイントは年収・職場の風土など後悔する転職理由を知る・調剤薬局転職に強い転職サイトに登録するの2点。

これだけで満足いく転職可能性をぐっと高める事ができます。

ぜひ、転職成功に向けてトライしてみる事をおすすめします!

以下が、調剤薬局に強い転職サイト5選です。

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転職活動は、将来のキャリアや待遇などに検討すべきことが多く、すぐに決められるものではないので、『薬剤師転職で失敗しないための注意点をプロ視点で徹底アドバイス』の記事を参考に、正しく判断した上で、次の一歩を踏み出してくださいね。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。