大手調剤薬局ランキング完全版|企業規模と社員評価のすべて

調剤薬局 ランキング

大手の調剤薬局を調べようと、「調剤薬局の業界内ランキングってどうなの?」と考えていませんか?

調剤薬局業界は、調剤報酬の改定や異業種からの参入、M&Aといった業界全体の動きが続いており、業界を取り巻く環境は大きく変化しています。業界大手の調剤薬局各社は「景気アップの波に乗って成長している企業」が多い一方で、「業界内成長率に満たず苦戦している企業」もあります。

このページでは、薬剤師転職コンサルタントとして数多くの調剤薬局と接点を持ってきた知見と経験をもとに、調剤薬局のランキングと今後の流れについてご紹介します。

  1. 大手調剤薬局の売上ランキング
  2. 売上トップ10社の会社評価ランキング9選

このページを読めば、調剤薬局について理解が進み、「自分にあった大手調剤薬局と働き方」がわかるでしょう。

1. 大手調剤薬局の売上ランキング

はじめに、大手調剤薬局の売上ランキングをご紹介します。

薬剤師転職の業界大手である薬キャリを運営しているエムスリー社が運営する薬剤師向けサイト「薬キャリPlus」では、調剤薬局売上ランキングを公表していますのでご覧ください。

上位10社

参照:薬キャリPlus

イオンリテール株式会社と東邦ホールディングス、株式会社スズケンは、調剤・小売分野の売上比率が低いため除外されています。クラフト株式会社は、2008年にMBOによる株式上場廃止しており、ランキングには入っておりません。

1-1. 売上上位10社のうち7社は前年比10%以上の売上増を達成

2014年は調剤報酬の引き下げや消費税率の引き上げなど、調剤製薬業界にとって逆風の経営環境でしたが、その中でも10社中7社が前年比10%以上の売上増を達成しました。

この背景には、「世の中全体の景気増」「高齢化による医療費増」といったマクロ環境の変化に併せて、「中小調剤薬局の買収」という業界再編の動きがあるようです。この傾向は2015年も続くといって良いでしょう。

1-2. ファルコホールディングスは20%以上の売上ダウン

業界大手が軒並み前年比10%以上の売上増を達成している中で、トップ10内で唯一大幅なマイナス成長となった企業がファルコホールディングスです。

このような情報を見ると、「業績と経営は大丈夫か?」と不安になりそうですが、ドラッグストア事業を売却したことによる売上減のようです。調剤薬局事業に集中できる経営環境になった事はプラスの情報だと言え、来年度は他社と遜色ない売上増になると予想されます。

【参考】株式会社ファルコホールディングス 平成27年3月期 決算短信

2. 売上トップ10社の会社評価ランキング9選

2章では調剤薬局売上Top10社について、売上高や前年比増減率・店舗数といった会社業績だけではなく、「働く職場」としての社員口コミを元にした会社評価ランキングをまとめましたので、ご覧ください。

会社評価ランキング

参照:「社員による会社評価」Vokers 2016年時点での口コミ評価点数を元に作成

株式会社ファルコホールディングス・ファーマライズホールディングス株式会社は、口コミ数(回答人数)が0件でした。

また、一般的に口コミ数は10人以上無いと妥当な評価とは言えず、クオール株式会社・株式会社トーカイ・株式会社メディカルシステムネットワーク・株式会社アイセイ薬局・株式会社メディカル一光については、参考値としてご確認ください。

8社のうち、1位の企業に金色、2位の企業に銀色、3位の企業に銅色を色付けしています。

2-1. 総合評価

1位 日本調剤株式会社

2位 クオール株式会社

3位 株式会社メディカル一光

日本調剤

総合順位の1位は、調剤薬局大手の日本調剤株式会社です。老舗であり、地域や患者の方々から高評価を受けている調剤薬局ですが、働いている社員の口コミ評価も高いようです。Vokers口コミ評価の多くの項目でTop3にランクインしており、オールマイティな働きやすさが見て取れれます。

メディカル一光

総合順位の2位は、口コミ数は限られるものの株式会社メディカル一光がランクインしました。メディカル一光は、本社は三重、店舗数も三重県内が最も多く、関西を中心に出店している中規模調剤薬局です。「社員の士気」「人材の長期育成」部門で1位となっており、一人ひとりの社員がイキイキと長く働ける職場作りをされています。

クオール

総合順位の3位は、口コミ数は限られるもののクオール株式会社です。クオールは店舗数500数以上、ローソン・ビックカメラ・JR西日本と提携しながら事業を拡大してきた大規模調剤薬局です。「風通しの良さ」「人事評価の適正感」部門で1位となっており、真っ当で正直な企業作りをされている企業です。

2-2. 待遇面の満足度

1位 株式会社アイセイ薬局

2位 株式会社メディカル一光

3位 日本調剤株式会社 クオール株式会社 株式会社メディカルシステムネットワーク

アイセイ薬局

「待遇面の満足度」の1位は、株式会社アイセイ薬局です。M&Aで成長してきた大規模調剤薬局であり、ある程度年収高く中途採用を多く雇っています。Vokers口コミでも「残業は多いが、残業代は全額支給」「中途入社3年目で年収700万円」といった声も聞かれました。

2-3. 社員の士気

1位 株式会社メディカル一光

2位 日本調剤株式会社 株式会社トーカイ 株式会社アイセイ薬局

メディカル一光

「社員の士気」の1位は、株式会社メディカル一光です。メディカル一光は「人材の長期育成」も高く、社員のワークライフバランスや育休産休といった制度にも力を入れています。Vokers口コミでも「薬剤師を大切にする」「休みが取りやすく働きやすい」といった声が多く聞かれました。

2-4. 風通しの良さ

1位 クオール株式会社 株式会社トーカイ

3位 株式会社アインファーマシーズ 株式会社アイセイ薬局 株式会社メディカル一光

「風通しの良さ」の1位は、クオール株式会社と株式会社トーカイです。

クオール

クオールは「人事評価の適正感」も高く、真っ当で正直な企業作りをされてます。Vokers口コミでも「思った事を伝えられる」「しっかり人事評価してもらえる」「ローソンなどの提携店舗もあり、様々な雰囲気の社員がいる」といった声が多く聞かれました。

トーカイ

トーカイは名の通り東海地方に多くの店舗を出している中規模調剤薬局です。Vokers口コミでは「優しい人が多い」といった声が多く聞かれました。

2-5. 社員の相互尊重

1位 株式会社メディカルシステムネットワーク

2位 株式会社アイセイ薬局

3位 日本調剤株式会社

メディカルシステムネットワーク

「社員の相互尊重」の1位は、株式会社メディカルシステムネットワークです。メディカルシステムネットワークは北海道発の企業で、医薬品流通業から発展して成長した異色の中規模調剤薬局です。口コミ数は1件なので参考値としてご確認ください。

2-6. 20代成長環境

1位 日本調剤株式会社

2位 クオール株式会社

3位 総合メディカル株式会社

日本調剤

「20代成長環境」の1位は、日本調剤株式会社です。日本調剤は口コミ評価の多くの項目でTop3にランクインしており、オールマイティな働きやすさが見て取れれます。「研修が充実している」「OJTがしっかりしている」「一通りの業務経験ができる」など、Vokers口コミでも若いうちに成長できる環境を良い点にあげる方が多くいます。

2-7. 人材の長期育成

1位 総合メディカル株式会社 株式会社メディカル一光

3位 クオール株式会社 株式会社トーカイ

「人材の長期育成」の1位は、総合メディカル株式会社と株式会社トーカイです。

総合メディカル

総合メディカルは九州で設立された老舗の大規模薬局です。総合メディカルは「良い医療は良い経営から」と標榜されている病院コンサルティング業を営んでおり、自身も長期的な展望を見越したしっかりとした経営を進めています。Vokers口コミでも「社員を大事にする」「お客様のために考えている」「会社の前向きな姿勢が伝わる」と高評価です。

2-8. 法令遵守意識

1位 株式会社アインファーマシーズ

2位 日本調剤株式会社

3位 総合メディカル株式会社

アインファーマシーズ

「法令遵守意識」の1位は、株式会社アインファーマシーズです。アインファーマシーズは業界トップの大規模調剤薬局で、創業は1969年と古くから業界を牽引してきた企業です。「過誤防止に対する取り組みは素晴らしい」「考える薬局プロジェクトがスタート」といった、Vokersコメントでも他には無い企業取り組みが上がっており、まっとうな企業経営を進めている事が見て取れます。

2-9. 人事評価の適正感

1位 クオール株式会社

2位 株式会社アインファーマシーズ 日本調剤株式会社 株式会社メディカル一光

クオール

「人事評価の適正感」の1位は、クオール株式会社です。クオールは「風通しの良さ」も高く、真っ当で正直な企業作りをされてます。Vokers口コミでも「思った事を伝えられる」「しっかり人事評価してもらえる」「ローソンなどの提携店舗もあり、様々な雰囲気の社員がいる」といった声が多く聞かれました。

さいごに

調剤薬局のランキングについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

売上高については、株式会社アインファーマシーズと日本調剤株式会社が圧倒的にトップです。一方で、従業員の満足度といった社員評価だと、様々な企業がランクインし、企業特性がはっきり表れました。

転職の際に大事なポイントは、「自分に合っている働き方」を見定めて「その働き方ができる調剤薬局を探す事」の2点です。もし行きたい調剤薬局が見つかれば、「本当に自分に合っているか?」を転職エージェントに確認される事をおすすめします!

※調剤薬局に転職する際のポイント

調剤薬局はコンビニの数よりも多いと言われており、薬剤師の勤め先として最もメジャーな職場ですが、「年収が想定以上に上がらない」「職場の雰囲気が悪すぎる」と転職を後悔する人も多くいます。

ベテラン薬剤師の方でも薬剤師必見!調剤薬局への転職で絶対後悔しないための全知識を参考にして、転職エージェントを活用しながら失敗しない転職活動をすすめて下さいね。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。