ドラッグストアへの転職の全知識|失敗したくない薬剤師必見!

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ドラッグストア 薬剤師 転職

「病院や調剤薬局からドラッグストアに転職しようかな?」と悩んでいませんか?

薬剤師転職のなかでは、ドラッグストアへの転職は比較的簡単な一方で、「専門性が高まらないのでは…」「長時間労働が続くらしい…」と躊躇する人はとても多いのです。

結論から申し上げますと、ドラッグストアは「昔に比べ、薬剤師にとって圧倒的に働きやすい環境」になっています。このページでは、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、病院薬剤師の転職についてご紹介します。

  1. ドラッグストアとは?
  2. ドラッグストアへの転職、4つの人気の秘密
  3. ドラッグストアへの転職、2つのデメリット
  4. ドラッグストアの年収
  5. ドラッグストアの転職に強く、必ず登録しておくべき転職サイト3選
  6. 目的に応じて相談すべき転職サイト3選

このページを読めば、ドラッグストアの転職について理解が進み、「働くべきドラッグストアの形態」「ドラッグストア転職に便利なサイト」がわかるでしょう。

1. ドラッグストアとは?

まず初めに、ドラッグストアの種類を教えてもらえますか?

まず初めに、ドラッグストアの形態についてご説明します。ドラッグストアは大きく分けて2つの種類があります。

1-1. ドラッグストア(OTC販売)

Ⅰ. どんなドラッグストア?

OTCとは、「Over The Counter:オーバー・ザ・カウンター」の略称です。カウンター越しに薬を販売することに由来しており、大衆薬や市販薬の販売を行います。(2007年にOTC医薬品と呼称が統一されました。)

誰もが想像できる一般的なドラッグストアであり、風邪薬などの大衆薬以外にも、化粧品・サプリメント・日用品や食料品を販売しています。

Ⅱ. どんな業務をするの?

特に調剤業務は無く、OTC医薬品の説明や紹介が中心の業務になります。処方箋がないので、お客様の症状やニーズをヒアリングして、適切な商品をおすすめします。時には、お客様の希望以外の薬をすすめるケースもあり、コミュニケーション能力が必要になります。

店長の役職についた場合は、お客様との接点以外に、人員確保・売上管理・仕入発注などの管理業務を行うようになります。店舗経営に携わる、大変やりがいがあり重要な仕事と言えるでしょう。

1-2. ドラッグストア(調剤併設)

Ⅰ. どんなドラッグストア?

もう一つの形態は、調剤薬局を併設したドラッグストアです。その名の通り、ドラッグストアの店内に調剤室を併設しているタイプの店舗で、近年増えている形態です。

Ⅱ. どんな業務をするの?

薬剤師は、基本的に調剤薬局と同じように「調剤業務」「服薬指導」「薬歴管理」の業務に加え、ドラッグストアとしてOTC医薬品の説明や販売も行います。幅広い経験ができることから、近年薬剤師からの人気が高まっている職場です。

1-3. おすすめは調剤併設型のドラッグストア!

ドラッグストアへの転職時のおすすめは、絶対に「調剤併設型のドラッグストア」です。

もちろん、待遇の良いOTC販売型ドラッグストアでの薬剤師求人はありますが、調剤業務に携わらないと、その後の薬剤師としてのキャリアが限定されてしまいます。薬剤師の方の転職は、「調剤併設型のドラッグストア」に絞って検討することをおすすめします。

2. ドラッグストアへの転職、4つの人気の秘密

新卒では病院に薬剤師として就職しましたが、近々、ドラッグストアに転職したいと考えています。

上記の通り、私の元に相談にくる転職希望者の多くが、ドラッグストアを希望されます。新卒採用の時には決して「人気とは言えない」就職先であるドラッグストアですが、なぜ転職の際には人気になるのでしょうか?

もちろん、転職理由は人それぞれだと思いますが、代表的な人気の秘密をご紹介します。

ドラッグストアへの転職、4つの人気の秘密

  • 高い年収
  • OTC知識が増え、家族の役に立てる
  • 数多くの患者さんに接することのできる
  • 休みは意外に取れる

人気の秘密1. 「高い年収」

何と言っても、ドラッグストアの年収は高いですね。病院や調剤薬局とは比べものになりませんよ!

一つ目の理由は、「高い年収」です。

薬剤師として働く場として「病院」や「調剤薬局」などが挙げられますが、年収や待遇面では際立って高いのがドラッグストアです。年収600万以上、パートでも時給2,000円以上の求人は簡単に見つかるでしょう。詳しくは4章でご説明します。

人気の秘密2. 「OTC知識が増え、家族の役に立てる」

OTC知識は、一番社会で役立ちますね。子供や親の相談に乗れることは、大きなやりがいに繋がります。

二つ目の理由は、「OTC知識が増え、家族の役に立てる」です。

例えば、子供や親などが体調を崩した際に、まずは大衆薬(OTC医薬品)で対処するケースがほとんどですが、意外にも病院薬剤師や調剤薬局の薬剤師は、OTC知識がないので家族からの質問に答えられません。

薬を専門的に扱うものとして、「身近な人の役に立てる」という嬉しさが、ドラッグストア勤務のやりがいに繋がるのです。

人気の秘密3. 「数多くの患者さんに接することのできる」

特に調剤薬局と比較して、多くの患者さんと接することができる点は嬉しいですね。

三つ目の理由は、「数多くの患者さんに接することができる」です。

特に調剤薬局では、患者さんと接する機会はほとんど無く、処方箋に沿った調剤が業務の中心になります。人間関係は薬剤師内の狭いコミュニティ内に留まることから「人間関係が嫌で転職します…」という人も多くいます。

ドラッグストアでは、調剤業務以外にもOTC医薬品を購入に来たお客様と接することができ、処方箋に沿った調剤だけでなく健康全般についての相談を受けることもあります。人と接することが好きな人は、より一層やりがいを感じられるでしょう。

人気の秘密4. 「休みは意外に取れる」

休みが取れないかと心配していましたが、思いの外有給取れていますね。正直意外でした。

四つ目の理由は、「休みは意外に取れる」です。

よく、「ドラッグストアでは、薬剤師が休みを取れば店舗が回らないので、休みを取り辛いのでは?」という意見がありますが、これは根も葉もない噂です。

その理由は二つあり、「一人薬剤師の調剤業務付きのドラッグストアは、ほぼ0%」「どうしても手が足りなくなる時のために、ヘルプ専用部隊が本社にある」からです。特に後者のヘルプ専用部隊は、大手のドラッグストアチェーンではどこでもありますので、休みは取れると安心してください。

3. ドラッグストアへの転職、2つのデメリット

ドラッグストアに転職しようと思うのですが、デメリットはありますか?

2章の通り、ドラッグストアへの転職は多くのメリットがありますが、一方デメリットもありますので、全ての薬剤師におすすめする訳ではありません。

デメリットだと感じる理由は人それぞれだと思いますが、代表的な2つのケースをご紹介します。

調剤薬局への転職、2つのデメリット

  • 残業が多い
  • 利益を優先するお客様対応

デメリット1. 「残業が多い」

残業は多いですね。だいたい、9〜20時勤務が通常になりました…。

一つ目の理由は、「残業が多い」です。

調剤薬局だと、勤務時間は9〜18時、残業があったとしても1時間程度というのが平均的ですが、ドラッグストアでは9〜20時といった働き方になります。また、深夜業務があるドラッグストアでは、夜のシフトが組まれる事もあり、業務時間はぐっと伸びるでしょう。

デメリット2. 「利益を優先するお客様対応」

調剤薬局と違い、利益を優先するドラッグストアの雰囲気に馴染めません…。

二つ目の理由は、「利益を優先するお客様対応」です。

調剤薬局と違い、ドラッグストアでは主体的にお客様の悩みを聞きOTC医薬品を提案するのですが、ここで「利益を優先するお客様対応」が求められます。というのも、OTC医薬品は商品によって利益率が違います。ドラッグストアとしては売上と利益が大事なので、利益率の高いOTC医薬品を推奨・販売してもらうに指導され、ノルマを設定する企業もあります。

一般企業で「利益優先」は当たり前の方針ですが、調剤薬局から転職する薬剤師の方で、どうしても利益優先の風土に馴染まないケースもあります。

4. 薬剤師の年収ランキング

2章でもご説明しましたが、ドラッグストアの年収は高い事で有名です。「初任給は圧倒的に高く、その後の年収も十分に期待できる」というのが現状です。病院や調剤薬局での年収に不満を感じる方は、転職をおすすめします。

4-1. 初任給の違い

ドラッグストア … 初任給:月25万円~35万円 年収:350万円~450万円

調剤薬局 … 初任給:月22万円~30万円 年収:350万円~400万円

病院 … 初任給:月20万円~25万円 年収:300万円~350万円

製薬企業 … 初任給:月22万円前後 年収:300万円程度が相場

薬剤師の初任給は、「ドラッグストア>調剤薬局>製薬企業>病院」の順になっています。ドラッグストアの年収は、調剤薬局に比べて「薬剤師手当」が月5〜10万円程度支給されるため、割高となっているのです。

4-2. その後の年収の違い

ドラッグストア … 年収:500万円~750万円

調剤薬局 … 年収:400万円~650万円

病院 … 年収:400万円~750万円

製薬企業 … 年収:600万円〜1,200万円

薬剤師の年収は、「製薬企業>ドラッグストア>病院>調剤薬局」の順になっています。製薬企業は他一般業界と比べても年種が高い事で有名で、長くキャリアを積んだり外資企業に転職したりすると、破格の年収を得る事も可能です。

ドラッグストア薬剤師としての年収は、新卒以降も十分に期待できる額だと言えるでしょう。特に店長に昇格すると1,000万円以上の年収を得る事も可能です。

5. ドラッグストアの転職に強く、必ず登録しておくべき転職サイト3選

後悔しない転職をしようと思います。それではどこの転職サイトに登録すると良いでしょうか?

ドラッグストアへの転職は比較的簡単ですが、「後悔しない転職」をするためにはしっかりとドラッグストアを見定めて転職することをおすすめします。以下、ドラッグストアの転職に強い転職サイトを3つピックアップしましたので、必ずすべて登録しておきましょう。

登録自体は3分程度です。もちろん完全無料で費用等は一切かかりません。

5-1. エムスリーキャリア(薬キャリ) 「ドラッグストア以外にも、病院・調剤薬局・企業にも強いオールマイティ」

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『エムスリーキャリア(薬キャリ)』は、東証一部上場のエムスリーグループが運営する薬剤師に特化した転職支援サイトです。15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていたこともあり、病院や医療施設などにおいて圧倒的な知名度を誇ります。

その特徴は何と言ってもオールマイティさ。転職人気の高い病院薬剤師(業界1位)、調剤薬局(業界3位)、企業薬剤師(業界1位)と様々な薬剤師転職に強い転職サイトです。病院とのコネクションが強く、業界や転職の裏事情にも強いと評判です。

多くの転職者は、ドラッグストア以外にも含めて転職活動を進めています。転職先に迷っている人は、『エムスリーキャリア(薬キャリ)』の転職コンサルタントに相談してみることをおすすめします。あなたにベストの薬剤師求人を紹介してくれるでしょう。

5-2. リクナビ薬剤師 「調剤併設ドラッグストア求人数:業界1位 大手に強い」

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『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトで、高い評判と多くの転職実績があります。

ドラッグストアの転職求人自体も多いうえに(業界1位)、リクナビ薬剤師の強みは何と言っても「大手」への転職に強い点にあります。ドラッグストア業界は大手企業の寡占状態に近づいており、今のタイミングで中小ドラッグストアに転職する事は得策と言えません。

業界の動向に加え、大手ドラッグストアの違いや働き方を『リクナビ薬剤師』の転職コンサルタントに相談してみることをおすすめします。

5-3. ファルマスタッフ 「調剤併設ドラッグストア求人数:業界3位 調剤薬局にも強い」

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『ファルマスタッフ』調剤薬局業界2位の日本調剤グループ会社が運営する薬剤師転職支援サービスです。もともと、出身母体である調剤薬局を中心に扱っていたサイトですが、調剤併設ドラッグストアの求人数も業界No.3。ネームブランドのある薬キャリ・マイナビより多くの求人数を集めています。

『ファルマスタッフ』では、1つ1つの就業先にキャリアコンサルタントが必ず直接訪問し、職場の状況を具体的にヒアリングしているようです。そのため、求人情報の濃さは折り紙つきで、職場の雰囲気や経営状況、残業などの忙しさなど、求人企業に不利な情報でもしっかりと求人に反映されています。

このようなしっかりとデメリット情報まで伝えるというファルマスタッフの姿勢は本当に良い薬剤師転職支援サービスだという評判です。

6. 目的に応じて相談すべき転職サイト3選

3選の転職サイトに全て登録しました。他に信頼できる薬剤師コンサルタントがいる転職サイトを教えて下さい。

「毎日転職サイトをみる事はできない!」という仕事で忙しい薬剤師の転職希望者は、転職コンサルタントに相談する事をおすすめします。その際に大事な要素は「コンサルタントが優秀」「面談に力を入れて」おり「薬剤師転職全般に強い」支援をしてくれるか。

以下、おすすめの転職サイトを3社ピックアップしましたので、自身の目的に応じて登録しましょう。登録自体は3分程度で、もちろん完全無料で費用等は一切かかりません。

6-1. リクナビ薬剤師 「コンサルタントが優秀」

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5章でもご紹介しましたが、『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトで、高い評判と多くの転職実績があります。

大手とのコネクション、業界No.1の求人数も評価ポイントですが、リクナビの強みは「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富で優秀なコンサルタント。自身の希望に沿った求人紹介だけでなく、希望のドラッグストアから欠員補充採用があった際に、いち早く連絡をもらう事ができます。

特に初めて転職する方は、『リクナビ薬剤師』の転職コンサルタントに相談して損は無いでしょう。ネット上での登録の後、必ず対面での面談を申し込む事をおすすめします。

6-2. マイナビ薬剤師 「面談に力を入れている」

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『マイナビ薬剤師』は、リクルートと並ぶ転職業界最大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職支援サービスです。マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅し、豊富な求人数を抱えているのも特徴です。

マイナビ薬剤師は応募者との「面談」に力を入れており、親身にアドバイスをしてくれる事で有名です。全国の主要都市に支店を持っており、東京以外の地域でも面談が可能。特に地方在住の薬剤師の方は、ぜひ登録をおすすめします。

6-3. ヤクジョブ 「調剤併設ドラッグストア求人数:業界2位 派遣に強み」

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『ヤクジョブ』大手調剤薬局のさくら薬局グループ会社が運営する薬剤師転職支援サービスです。

もともと、出身母体である調剤薬局を中心に扱っていたサイトですが、調剤併設ドラッグストア求人数もリクルートに次いで業界No.2です『ヤクジョブ』は、転職求人だけでなく、「派遣」「紹介予定派遣」にも力を入れています。幅広い働き方を検討されている薬剤師の方は、ぜひ登録してみてはいかがでしょうか?

さいごに

ドラッグストアの転職について、コツやノウハウをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

ドラッグストアは「高年収が期待できる」職場ですがデメリットもあります。ポイントは「転職のメリデメを知る」「ドラッグストア転職に強い転職サイトに登録する」「目的にあった転職サイトを活用する」の3点。これだけで満足いく転職可能性をぐっと高める事ができます。ぜひ、転職成功に向けてトライしてください!

ドラッグストアの転職に強く、必ず登録しておくべき転職サイト3選

目的に応じて相談すべき転職サイト3選

※ドラッグストア薬剤師として転職する際のポイント

ドラッグストアは薬剤師としてメジャーな働き方になりつつあり、年収も大幅アップが見込める転職先と言えますが、「残業」「利益優先」など調剤薬局との違いに戸惑う方もいらっしゃいます。不安な方は薬剤師転職で失敗しない!体験談と転職ノウハウの全ても参考にしてください。

転職活動は、将来のキャリアや待遇などに悩み、すぐに決められるものではありません。しっかり考えた上で、次の一歩を踏み出してくださいね。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。

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