一人薬剤師のつらい現状と抜け出すたった一つの方法と理由

一人薬剤師

「一人薬剤師にはもう疲れた…」と悩んでいませんか?

特に地方や小規模の調剤薬局に多い一人薬剤師ですが、「忙しすぎて我慢の限界…」「ミスしないか不安で、不眠症になってしまった…」と悩みを持つ人はとても多いのです。

結論から申し上げますと、一人薬剤師が辛いと感じていても状況が改善するケースはほぼ無く、どうしても辛いなら「転職」を検討されるしか無いのが現状です。このページでは、転職コンサルタントとして数多くの薬剤師転職をアドバイスしてきた知見と経験をもとに、一人薬剤師についてご紹介します。

  1. 「一人薬剤師」の悩み
  2. 一人薬剤師の辛さと現状
  3. 一人薬剤師のメリット
  4. 一人薬剤師の方が転職すべきたった一つの理由
  5. 一人薬剤師が転職で失敗しないための4つのアドバイス
  6. 一人薬剤師が転職する際におすすめの転職サイト5選

このページを読めば、一人薬剤師について理解が進み、「自分は転職すべきかどうか」がわかるでしょう。

<2019年6月:最新情報>

6月は、転職活動を開始するには最高のタイミングです。なぜなら、5月までの転職市場の最繁忙期を超え、より手厚いサポートを利用しながら活動できる時期だからです。

一方で、市場に出回っている求人数は限られている側面もあるため、良い求人を確実に手に入れるために可能な限り早いタイミングで転職活動を開始すべきです。

そのため、以下の簡単なステップで早めに転職を開始しましょう。

  1. このページを見ながら、複数の転職サイト(『薬キャリ』『マイナビ薬剤師』など)に登録する
  2. それぞれの担当者から連絡が来たら、面談または電話で簡単に状況を伝えアドバイスをもらう
  3. 一番相性の良さそうな担当者だったところで、本格的にサポートを受ける

※登録後、転職エージェントからの連絡に細目に対応することがポイントです。そうすることで、優先的に良い求人を紹介してもらえる可能性が劇的に上がり、転職活動を円滑に進められるでしょう。


1. 「一人薬剤師」の悩み

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参考:YOMIURI ONLINE 発言小町

上記のように、一人薬剤師として働いている方は、とても苦労されています。私は薬剤師向けの転職コンサルタントとして数々の薬剤師転職を支援していますが、ご相談頂く中で特に「辛い後状況だな…」と感じる働き方の一つが、一人薬剤師です

一人薬剤師とは、主に調剤薬局で「調剤・監査・服薬指導・薬歴記入」などの業務を一人で行う薬剤師です。地方や中小規模の調剤薬局などで一日に処理する処方箋枚数が少なく、十分な余力を持って一人薬剤師として勤務されている方もいますし、同僚薬剤師の急用などで、やむなく一時的に一人薬剤師になってしまうケースもあります。

このページで解説するケースは「日々の業務は忙しいのにも関わらず、慢性的な一人薬剤師が続いている」という上記の記事のような薬剤師の皆さんです。「もう薬剤師を辞めたい…」と思い悩んでいる方も多く、少しでも薬剤師としての働き方について考えるきっかけになれば幸いです。

2. 一人薬剤師の辛さと現状

一人薬剤師として働いて1年ですが、多くの一人薬剤師が辛い思いをしているんですね…。

2章では、一人薬剤師として働く皆さんからお聞きしたした「一人薬剤師の辛さ・厳しさ」をご紹介します。

2-1. 調剤業務を全て一人で行うのは大変

口コミ・評判

20代後半・女性・調剤薬局勤務
処方内容を確認して、調剤・監査・服薬指導・薬歴記入と全てを一人で行うのは本当に大変です。業務範囲・業務量がとても多く、毎日疲れ果てています。

まず、どの一人薬剤師の方もお話されているのは、「調剤業務を全て一人で行うのは大変」という点です。特に取り扱う薬の種類が多い薬局だと、仕事量が多くて辛いという声があるようです。

2-2. ミス(調剤過誤)が怖い

口コミ・評判

20代後半・女性・調剤薬局勤務
調剤薬局薬剤師として働いて5年、業務は一通りこなせるようになりましたが、一人薬剤師での調剤は本当に怖くてビクビクしています。「今日出した薬、間違って無かったかな…」と、家に帰っても思い出してしまいます。

ご存知の通り、薬剤師の仕事はミスが患者さんの命に直結してしまいます。「併用禁忌の薬を渡してしまった」という事故の無いように取り組んでいるのが「監査によるダブルチェック」なのですが、一人薬剤師だと自分で処方した薬を確認する事になるのです。

「自分で処方した薬が間違っていたら…」と悩む一人薬剤師の方はとても多いのが現状です。

2-3. 休憩時間がない

口コミ・評判

30代前半・女性・調剤併設ドラッグストア勤務
一人薬剤師は、休み時間が取れません。患者さんがいないタイミングで休憩を取ろうとするのですが、調剤業務以外にOTC販売もやっていると、気づけば夕方なんて時も。昼を食べられない事もしょっちゅうです。

「休憩時間がない」事も、良く聞く悩みの一つです。薬剤師が一人しかいないので、患者さんが来ると自分が対応せざるを得ず、昼休憩ができない事も多いようです。

中には、忙しくてトイレに行けず、我慢しすぎで膀胱炎になってしまった薬剤師の方もいらっしゃいました。

2-4. 患者さんを待たせてしまう

口コミ・評判

30代後半・男性・調剤薬局勤務
患者さんからのクレームが何よりも辛いです。接客が得意では無かったので調剤薬局勤務を望んでいたのですが、急に混雑すると1時間待ちになってしまう時もあり、大きな声で怒鳴られる事もあります。

一人薬剤師の場合、どうしても他の調剤薬局に比べて患者さんを待たせてしまう事があります。常連の患者さんだと状況を理解されている事も多いのですが、時間に余裕のない患者さんから「なぜ遅いんだ!」とクレームになるケースも。

ピリピリした状況の中で、ミスを起こさずに調剤業務を続けるのは、本当につらいですよね。

2-5. 休みを取りづらい

口コミ・評判

20代後半・女性・調剤併設ドラッグストア勤務
勤務しているドラッグストアでは薬剤師が私一人なので、なかなか休みを取る事ができません。月経などで体調が優れない時も「人がいないから来て欲しい」と言われ、いつも辛い思いをして仕事に向かっています。

この悩みは、特に女性薬剤師の方からお聞きします。体調が優れない時でも、なかなか休みを言い出せず、休みたいと伝えても断られるケースもあるようです。

3. 一人薬剤師のメリット

2章の通り、多くの一人薬剤師が辛い思いをされているのですが、「一人薬剤師が自分に合っている」とお話される方も一部いらっしゃいます。

朝職場に行き、仲のよい事務の方と談笑しながら仕事を始めます。来る患者さんは顔馴染みばかりなので、それぞれの患者さんに合わせて服薬指導し、話し好きのおじいちゃんとは世間話ばかり。処方される薬も同じものがほとんどです。

昼休みは、調剤室の中でSNSを見ながらランチ。門前の診療が終われば患者さんも途切れるので残業もなし。嫌な上司も面倒な人間関係もなく、本当に楽な職場ですよ。給料も普通以上にもらえています。

一部の薬剤師は、一人薬剤師を苦にせず働いているようです。

一人薬剤師のメリット

  • 人間関係でトラブルがない
  • 給料がいい
  • 患者さんとの距離が近い
  • 調剤薬局全体の仕事がわかる

上記のようなメリットに強く惹かれる方は、一人薬剤師を続ける事も「あり」なのかもしれません。

4. 一人薬剤師の方が転職すべきたった一つの理由

一人薬剤師でも楽しく働いている方がいるのですね…。私が辞めると職場も大変ですし、転職せずにもう少し頑張った方が良いのでしょうか?

上記のように、「私が辞めると職場が大変になるから」と、転職を躊躇される方もいます。目の前の仕事に一生懸命で、責任感が強い方が多いのだと思います。

しかし、もちろん時と場合によるのですが、私がそのような相談を受けた時には「今すぐ辞めて転職を検討しても良いと思いますよ」とアドバイスしています。

なぜなら、一人薬剤師の問題はあなたの問題でも職場の問題でもなく、会社の問題です。そして、会社の問題はどこかに相談したり我慢したりしても、改善されない事が大半なのです。

会社の問題は、上司や人事に相談しても変わらない

実は、大きな声で言えないですが「一人薬剤師がつらいんです…」と相談される薬剤師の場合、同じ調剤薬局・ドラッグストアなど出身の薬剤師の方からも、同様の相談を受けているケースが多いのです。

店舗異動を希望しても「そのうち異動できるから」と流され、異動できたとしても異動先の職場も仕事のフォローがない事が大半。よって「今すぐ転職を検討してはどうでしょうか?」とアドバイスしているのです。

5. 一人薬剤師が転職で失敗しないための4つのアドバイス

状況が改善されない一人薬剤師は転職した方がいいのですね。転職で失敗しないためのアドバイスはありますか?

5章では、転職で失敗して後悔しないための転職アドバイスをお伝えします。

一人薬剤師が転職で失敗しないための4つのアドバイス

  • 転職面接前後で職場のフォロー体制を必ずチェックし、可能であれば直接薬剤師と話す
  • 待遇だけでなく、自分の希望する仕事の条件を伝える
  • 一人薬剤師からの転職で迷った時は、大手を選ぶ
  • 転職エージェントには「一人薬剤師が常態化している」職場を正直に聞く

この中で、特にお伝えしたい2点を詳しくご説明します。

5-1. 一人薬剤師からの転職で迷った時は、大手を選ぶ

よく転職希望者から「一人薬剤師がつらかったので、転職先は融通が効きやすい中小薬局の方が良いと思うのですが…」と相談される事がありますが、これは大きな間違いです。

大手調剤薬局は、どこも業績拡大で店舗を増やすために採用を増やしているので「薬剤師増員に前向き」です。仮に同僚の急な休みでも、店舗間で薬剤師フォローできる体制が組まれています。

一人薬剤師からの転職の方は、「フォロー」が手厚い大手を選ぶ事をおすすめします。

5-2. 転職コンサルタントに「一人薬剤師が常態化している」職場を正直に聞く

4章でお伝えした通り、「一人薬剤師がつらいんです…」と相談される薬剤師の場合、同じ調剤薬局・ドラッグストアなど出身の薬剤師の方からも、同様の相談を受けているケースが多くあります。

ぜひ、転職コンサルタントに「一人薬剤師が常態化している職場はどこですか?」と正直に聞いてみましょう。働き方に余裕がある調剤薬局や職場を推薦してくれると思いますよ。

6. 一人薬剤師が転職する際におすすめな転職サイト5選

コンサルタントに相談しながら転職活動を進めます。どこの転職サイトに登録すると良いでしょうか?

5章の通り、一人薬剤師で悩んでいる薬剤師の転職希望者は、転職コンサルタントに相談する事をおすすめします。

転職サイトへ登録する際は【転職サポートが十分か?】という観点で探し、職場の状況について教えてもらうようにしましょう。【求人をしっかり提案してくれるか?】という観点も併せて、おすすめの転職サイトを5つピックアップしました。

サポート提案力特徴
薬キャリ
業界1位

業界2位
抜群にスピーディで丁寧な転職サポートが強み。
マイナビ薬剤師
業界2位
全国主要都市で面談を実施。面接が不安な人におすすめ。
リクナビ薬剤師
業界1位
コンサルタントが優秀、初転職におすすめ。
ファルマスタッフ総求人数は業界No.1。調剤薬局求人に強み。
アプロドットコム求人業界No.2。希望の求人地域がある人におすすめ。

転職エージェントは、担当するキャリアアドバイザーの相性や質が重要ですから、数社登録して面談をしてみて、一番良いと思ったところを活用することをおすすめします

どこに登録すればいいかわからない方は 、口コミ評判が高い『薬キャリ』と、転職エージェントのサポート力に評判が集まっている『マイナビ薬剤師』を同時に登録して、2社とも試しに面談を受けてみるとスムーズに転職活動が進むでしょう。

面談を受けて、最終的に転職をしないことに決めても全く問題ないので、まずは気軽な気持ちで一歩を踏み出してみて下さいね。登録自体は3分程度です。もちろん完全無料で費用等は一切かかりません。

【注意】登録する際は、薬剤師転職エージェントサービスなのかしっかり確認しましょう。

転職エージェントサービスの各公式ページは下記の通りですので、登録前にご参考ください。

薬キャリ:https://agent.m3career.com/

マイナビ薬剤師:https://pharma.mynavi.jp/

リクナビ薬剤師:https://rikunabi-yakuzaishi.jp/

ファルマスタッフ:https://www.38-8931.com/

アプロドットコム:https://www.apuro.com/

6-1. 薬キャリ|スピーディで丁寧な転職サポート

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『薬キャリ』は、SONYグループが分社してできた薬剤師転職支援サイトです。15年以上前から医療業界に特化したビジネスを行っていたこともあり、病院や医療施設などにおいて圧倒的な知名度を誇ります。

その特徴は何と言ってもオールマイティさ。転職人気の高い病院薬剤師(業界1位)や、調剤薬局(業界3位)以外にも、企業薬剤師求人数も業界1位と様々な職種に強い転職サイトです。病院とのコネクションが強く、業界や転職の裏事情にも強いと評判です。

さらに、200人の口コミ比較でわかった薬剤師転職おすすめランキングによると、転職サポートが抜群にスピーディな事が分かりました。転職できるまでのフォローが丁寧という口コミも多く、希望店舗の内情をしっかりヒアリングしてみてはいかがでしょうか?

口コミ・評判

T. K. さん(20代後半)
調剤薬局→ドラッグストア
初めての転職で薬剤師転職に強いと評判のサイトに登録したが、電話やメールが遅くて不安になり、ネットの評判が良かった薬キャリに登録しました。
登録後、すぐに電話と求人を頂け、その後の対応も大変スピーディでした。転職しようと考えていた求人をいくつか伝えると、「◯◯は職場環境が厳しいのでおすすめしない」と内情も教えて頂けました。なにより担当の方が親身に対応してくれたのでスムーズに転職することができました。

6-2. マイナビ薬剤師|面談に力を入れている

マイナビ薬剤師

『マイナビ薬剤師』は、リクルートと並ぶ転職業界最大手のマイナビグループが運営する薬剤師専門の転職支援サービスです。マイナビグループの知名度と営業力を活かして全国の求人情報を網羅し、豊富な求人数を抱えているのも特徴です。

マイナビ薬剤師は応募者との「面談」に力を入れており、親身にアドバイスをしてくれる事で有名です。全国の主要都市に支店を持っており、特に地方在住の薬剤師の方は、ぜひ登録をおすすめします。

6-3. リクナビ薬剤師|コンサルタントが優秀

リクナビ薬剤師

『リクナビ薬剤師』は、人材紹介最大手のリクルートが運営する薬剤師を専門に扱ったサイトで、高い評判と多くの転職実績があります。

ドラッグストア求人・高収入求人で業界1位と、大手とのコネクションが強いリクナビ薬剤師ですが、強みは何と言っても「日本一の人材紹介会社」としてのノウハウが豊富で優秀なコンサルタント。求人紹介だけでなく、希望の求人店舗から欠員補充採用があった際に、いち早く連絡をもらう事ができます。

特に初めて転職する方は、『リクナビ薬剤師』の転職エージェントに相談して損は無いでしょう。ネット上での登録の後、必ず対面での面談を申し込む事をおすすめします。

6-4. ファルマスタッフ|薬剤師求人No.1 日本調剤グループ

『ファルマスタッフ』は大手調剤薬局チェーンの日本調剤グループが運営する薬剤師転職支援サービスです。

もともと、出身母体である調剤薬局を中心に扱っていた転職サイトですが、そのネームバリューで病院・ドラッグストアなどでも求人を多く掲載しており、「求人の質・量」は業界トップという評価です。

また口コミ評判によると、面接が不安な転職者向けの面接同行サービスも高い評価を受けています。面接が不安な方は、登録しておいて損は無い転職サイトだと言えるでしょう。

6-5. アプロドットコム|薬剤師求人No.2 独立系

アプロドットコム

『アプロドットコム』は1998年に設立された薬剤師転職支援サービスです。

独立系の転職サイトとしてスタートしたので調剤薬局などの後ろ盾が無く、「転職希望者のニーズを徹底的に聞いて求人を探す」事をモットーに成長してきました。「XX駅の近くで」と要望があった時は、XX駅周辺の薬局に全てコンタクトを取って求人を探す姿勢が高評価を受けています。

独立系ですので、特定の求人を強くおすすめされる事もありません。今の職場に満足しておらず、フラットに次の働き方を考えている人は、必ず登録しておきましょう。

さいごに

一人薬剤師について、現状や転職の進め方をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

一人薬剤師としての働き方が合っている人も一部いますが、多くの方は「つらい」「ミスが怖い」と悩んでいるようです。ポイントは「一人薬剤師の問題は解決しない」「転職するなら職場を分かっているコンサルタントに相談する」の2点。これだけで満足いく転職の可能性をぐっと高める事ができます。ぜひ、転職成功に向けてトライしてみる事をおすすめします!

一人薬剤師が転職する際におすすめな転職サイト5選

※薬剤師が転職する時の注意点

薬剤師は転職率が高く、「年収アップ」などの理由で転職する人が多い業界ですが、口コミの通り、職場雰囲気の悪さや長時間労働に後悔するケースが多いのも事実です。薬剤師の転職で失敗しない!体験談と転職ノウハウの全てを見て、後悔しない転職を実現してください。

特に初めて転職する人は、職場雰囲気のヒアリングや面接対策などのため、転職エージェントを活用することをお勧めします。薬剤師のための転職エージェント全知識|1から理解し徹底活用!を参考にすると良いでしょう。

転職活動は、将来のキャリアや待遇などに悩み、すぐに決められるものではありません。しっかり考えた上で、次の一歩を踏み出してくださいね。

あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。